今週のお題「勉強していること、勉強したいこと」

昨年の秋に「母のだけど小さくて着られないから、リメイク用にでもどうぞ。」と友人からもらった絣の着物。経年劣化のシミが裏生地にはありましたが、それ以外はきれいな品でした。
洋裁好きなくせに着物リメイクにはそれほど興味がなかったのですが、しげしげと眺めてみるとなかなか素敵な生地。昨夏、久しぶりに会った学生時代の友達が喪服の着物をリメイクした黒いワイドパンツを履いていて、それがまたとても素敵で、着物リメイクへの憧れがむくむくと湧いてきたところでもありました。
以前、着物リメイクの先生のオンライン講座を一度受けたことがあって、確か、袖から解くと聞いた記憶があります。ということで袖のかんぬきどめを外すところから解体スタートです。(袖はよく動くので根元にがっちりと止め縫いがされているのです。)
黒い絣の生地に黒い縫い糸、老眼の私には一番辛い組み合わせですが、解く作業は大好き!学生時代に浴衣を縫った経験から着物の構造もだいたいわかるので、知識を総動員して解体していきました。
ハサミをところどころに入れて、目打ちで縫い糸をす~っと抜いたり、かみそりのような専用リッパー(刃先が丸くカーブしている黒羽志寿子オリジナルリッパー)を使ったりしてどんどん解体していきました。木綿の着物なので、縫い糸もこれまた立派な木綿糸。昭和の針箱にはこういう木綿糸がよく入っていましたけど、今どきは手縫い糸もポリエステル製が売っています。
古い着物なので生地を引っ張れば縫い糸が切れるかとおもいきやそうでもなくて、すべて解くのに90分かかりました。ゴミを取り、洗濯機&エマールの手洗いコースで洗濯。平らに干して、翌日アイロンをかけたら、きれいな生地に蘇りました。
生地幅をそのまま使えば両端がみみになっているのでほつれてきません。縫い代の始末が簡単です。せっかくなので直線裁ちの服でも縫おうかな?
直線裁ちの服は初心者向けの洋裁本でもよく見かけますが、最近になって残布を出さないように仕立てた直線裁ちの作業服に興味が出てきました。
きっかけは一昨年山形県郷土館(旧県庁の文翔館)で見た昔の男性の農作業用の細いズボン。マネキンが履いていたのですが、三角マチが股下にうまく配置されていてカーブの切り替えは皆無。撮影禁止でしたので、構造は目で見て何とか覚えたい。男性マネキンをしゃがんで下から観察していた私はかなり変なオバサンだったと思われます・・・。
さてこの再生した絣は友人が履いていたワイドパンツを真似して縫うことに、ついでに直線裁ちのシャツブラウスも縫ってセットアップにしようかと思案中です。
完全な直線裁ちだと私には着づらいので、少々カーブは入れちゃいますし、残布はそれなりに出るとは思いますけど。