
茶道のお稽古を始めて2度目の初釜でした。社中の中で稽古歴が一番浅い私ですが、着物は色無地ではなくて1つ紋の訪問着、帯も華やかなものを選びました。
まあどちらも虫干しを兼ねて着るっていう感じですかね・・・。
訪問着は教え子の保護者が経営していた呉服店から十数年前に購入した手書き友禅のもの。近所にあったお店でしたが、呉服店をとじて実家のお寺を継ぐとかで閉店セールだったので、大枚はたいて購入しました。元生徒の親にいい格好したかったというのも多分にありますね・・・。
その後、子どもの入学式、勤務校卒業式の袴に合わせたり、同僚の結婚披露宴で着用したりと大活躍の一着となり、大変重宝しています。画像ではわかりにくいのですが片身替わり(かたみがわり)のデザインなので、左右の袖の色が違うところがお気に入り。
帯は実家のタンスから出て来たもので多分佐賀錦(さがにしき)だと思います。母は着物嫌いだったので(自分の体形にコンプレックスがあって着たがらない)、彼女のタンスからこのキンキラ帯が出てきたときは本当に驚きました。一度締めた形跡があったので、黒留袖に合わせて誰かの結婚披露宴で使用したと思われます。
ちなみに母の姑、つまり私の祖母は和裁学校の先生。母の体形に合わせた小さな造り帯や着物も出てきましたが、それは祖母の作品だそう。でも一度もそれを着ているところを私は見たことがありません・・・。このあたりは、嫁・姑のビミョーな関係かな?
さて、先生のお宅のしつらえは今までに見たことがないものばかり。先生に説明していただいて初めて、先生がどんな想いで準備されてきたのかということがわかり、大変ありがたく感じました。お料理もいつも通りほとんど先生の自作。ご自宅の畑でとれた野菜を中心に作られて、我々生徒は最後の味見と盛り付け、後片付け担当。漆器の扱いには特に気を配り、傷をつけないようにと教えていただきながら作業しましたが、それもまた良い経験です。我が家にはこんなにたくさん高級漆器はありませんので。
ほかの生徒さんも皆さんいつもより格が高い装いでしたが、働くときは全員割烹着を着用。台所に立つ後ろ姿はまるで「日本のお母さん」がたくさん並んでいるようで壮観でした。
「先生のお宅って実家みたい。」とある生徒さんが言ってましたが、まさにそんな風景でしたね。