
フリル付手提げのオーダーが入りました。私より年上のお友だちからですが、女子は何歳になってもやっぱりフリル好き?(って、私も女子ですけどね。)
生地をどうするかという話になり、「着ていないワンピースがあるんだけど」と持参してくれた服をひろげてびっくり。
これって結構お高い布じゃ?
リバティ?
タナローン?
発色といい、手触りといい、ただものじゃない風格の綿100%。
綿生地でこんなに薄くてさらさらって、高級品の代名詞でしょ。
布から声が聞こえそう。
「リメイクすんの?一応リバティだから、そこんとこよろしくっ!」って。
(なぜかヤンキー言葉みたいになっちゃった。リバティさんごめんね。)
しかも裏返してタグを見たら、あの「ホビーラホビーレ」じゃないですか!
学生時代、茨城出身の私は都内デパートのホビーラ・・・へ行くのが大好きでした。おしゃれな手芸品や材料がいっぱいで、まるで夢の国。でもどれもお高くて憧れの高級手芸売り場って感じだったなあ。もし買えたとしても、当時の私の技術では到底扱えないような気持ちもして、やや怖気づいていたという記憶もあります。
まさかあのホビーラが40年ぶりに私の手元に舞い込むなんて・・・。
いよいよ私にもその時が来たってこと?
こりゃ、いい手提げを縫わなきゃ!と思わず気合が入ります。
早速、解体作業開始。実は解くのも大好きな私。なぜなら解くと、いろんなことが見えてきますからね。縫い方、始末の仕方、見えない部分の鋏の入れ方などなど。
この服は購入してから年月はそこそこ経ているらしいのですが、一度も着ていないとあって縫い糸もまだツルツル。解くのも楽でした。解体後、まずは最初の段階が終わったことを記念して撮影。持ち主にも途中経過として画像を送信しました。
「若い頃に憧れていたホビーラ・・・だったので、びっくり。当時、高くて買えなかったよ。」と書き添えたら
「どんなに高くても自分の手元にあっては宝の持ち腐れ。蘇ってくるのを楽しみにしています。」とお返事が。
良い生地を触っていると自分のテンションも自然と高くなっているのがわかります。それと並行して、やけに慎重な自分も見え隠れ。裁断時は特に気を使いました。
この生地は今でも売っているのだろうかと、何気なくネット上で調べたら色違いの生地が10㎝で360円だそう。ということは、私の手元にある生地は8,000円分くらい?!
オーダー品は生地の価格に関係なく、毎度毎度緊張して作りますが、今回は特にワクワクと緊張が入り乱れての作業になりそうです。
素晴らしい生地に触らせてもらって感謝感謝。