弊社ゲームアプリ『あんさんぶるスターズ!!Bright me up!!』に関連した悪質行為に対する注意喚起についてhttps://t.co/68Lcdm7OMv
— カカリアスタジオ (@cacalia_studio) 2025年10月9日
ここ数日、たまたま年始の騒動について思い返していたところだったので、謎にタイムリーでした。
あんさんぶるスターズは昔から炎上しがちなジャンルで、共感性強めのわたしはその度に胃を痛め心を弱らせ疲弊してきました。コンテンツが大きくなるにつれてその炎上は他界隈のおたくからも目立つようになっていき、今年は正月休み明けに職場のひとに「燃えてますね」と言われて微妙な心地になりました。
おそらく今日のこのお知らせが言わんとしている件は、年明けから続いている紅月にまつわるものなのだと推測しています。わたしは紅月Pではありませんが、イベント当時に感想を公開したところかなり強めの言葉で誹られ、この注意喚起内の「ユーザーに対するSNSでの誹謗中傷」に値する被害を受けました。とても怖かったし、悲しかったし、嫌でした。わたし自身は既にもうそういった言葉を投げられることはなくなりましたが、あの時の惨状が今も続いていると知り、胸を痛めています。
誰しも変化は怖いものだと思います。望まない変化ならなおさらです。大好きなものの形が変わり、それを受け入れられない自分が嫌で、本当に愛しているのかわからなくなってしまうこと、きっとあります。とはいえ、変わってしまったものはもう戻りません。そして、いくら悲しいからと言っても、その気持ちを自分とは違う意見を持つひとに悪意をもってぶつけていいわけがないのです。
この記事では紅月の話ではなく、もっと前にわたしが経験したDouble FaceとMaMに関する話をしたいと思います。基本的にブログではハッピーな話しかしたくないのですが、この経験談が今苦しんでいる誰かの助けになればと思って筆を執りました。あんさんぶるスターズ全肯定のわたし以外を見たくない方はここでブラウザバックしていただけますと幸いです。
※全てが主観です。Double Faceのことが好きな方を貶める意図は全くありません。
三毛縞斑くんが、好きでした。三毛縞斑くんが誇りを持って一人で堂々と立っているステージが、MaMが大好きでした。けれどそんなMaMが、突然、なくなりました。
ズ!がズ!!になって1年目、どうやらこれからは毎年ユニットごとに新曲イベントが開催されるらしいとなった夏。当然、わたしも来る推しユニの新曲イベントを待ちわびるPでした。
そんな中、三毛縞斑と桜河こはくが新ユニットを結成するらしい噂。噂はすぐに「Double Face」という形をもって現実になりました。どうやら三毛縞☆5のDouble Faceの新曲イベントがあるっぽい、なるほど、じゃあ走るか、としたのがこの時のわたしです。
なんとなくまだ思考がお花畑ですね。
何かがおかしい、となったのは、イベントが終わった後でした。MaMの痕跡が跡形もなく消えました。アプリ内から、公式HPから、消えました。Double Faceとは別にMaMの新曲イベントもあるものだと思い込んでいたわたしが間違いでした。この時から、MaMはどんどん「ないもの」になっていきました。
周年曲のMaMバージョン。FUSIONやカバーソングへの参加。新曲発売を記念したコラボ。各種ユニット単位でのグッズ。大好きなNEW DIMENSIONが事務所単位でいただけたお仕事であるトリニティフェスでも、三毛縞くんはDouble Face名義でした(そして個人としてはニューディ所属ではないはずの桜河こはくがなぜかいました)。
愛してやまないスタライでもそうでした。5thの愉快痛快で「MaM最後の曲だ!」と言われ、実際MaMの曲はこの曲をもってリリースが止まっていたので、つらくなって泣きました。BNSのオーラスで6thが発表された時、参加ユニットにMaMの文字を見つけて安堵し、また泣きました。けれど蓋を開けてみればDouble FaceとMaMを合わせて他のユニットと同数の4曲披露。相方はきっちりクレビでも4曲やっているのに。さすがにどうなんだと思って意見を送ったけれど、解散後の8thでも扱いは変わらずでした。アルバムも「Double Face」として発売され、その中になぜかMaMの曲が収録されました。
わたしはMaMが好きでした。決して根明ではない三毛縞くんが、ステージ上では突き抜けて明るく振舞い、皆に愛を届けようとする姿がまぶしかったからです。似合わない「ママ」を、それでもやりたがってやろうとする彼がとてもかっこよく見えました。大きな体でステージを独り占めして、誰も飽きさせないパフォーマンスをする彼が誇らしく、全世界に見せびらかしたい気持ちでした。
だからMaMの痕跡がどんどんなくなっていって、とても悲しかった。周年曲にMaMバージョンがないことを突き付けられる度に、運営から出る「全14ユニット」の中にMaMが含まれないことを悟る度に、その悲しみが増していきました。差し込んできた光であったニューカラーのイベントも、CDには結局Double Faceバージョンの周年曲が収録されていて、水を差されたようでした。
悲しみはやがて怒りへと姿を変えていきました。はじめはどうしてMaMとDouble Faceを平等に扱ってくれないの、という運営への怒りでした。それに収まらず、しまいには桜河こはくへと矛先が向いていきました。三毛縞くんはMaMを消されているのに、どうして相方のこはくはクレビとDouble Faceを両立しているんだと。贔屓じゃないのかと。わたしが月永くん推しであることも拍車をかけました。三毛縞を救うの、レオじゃだめだった?ずっと近くにいたのに。恩返しだってしたいのに。
……今思うと完全にこんがらがっているのがわかります。MaMが冷遇されてつらい気持ちが、いつしかMaMが冷遇されるのはDouble Faceやこはくのせいだ!という思考になってしまったんですね。けれどそれだけ悲しみが深かったし、一向に待遇が改善される気配がなかったし、自分ではどうしようもなかったのです。何度もあんスタをやめることを考えました。
転機が訪れたのは、Double Faceのクライマックスイベント「ラストミッション」です。このイベントをもってDouble Faceは解散し、様々な場所にMaMが戻ってきました。
イベントストーリーで、Double Faceが守れるものと、守れないものがわかりました。ふたりは己の身の丈を知り、真っ当なアイドルとして生きる道を選びました。今までのDouble Faceを否定せず、これからのMaMとCrazy:Bを肯定して祝福する、素晴らしいストーリーでした。
これを受けてわたしは、「過去になったDouble Face」をようやく愛せるようになりました。三毛縞くんの歩いてきた道であるDouble Faceもまた必要だったのだと、悲しみを通り越して嫌いになっていたDouble Faceを認められるようになりました。
けれどきっとこれは結果論で、もしストーリーの流れが一緒で解散しなかったとしたら、わたしはきっと今もアンチDouble Faceを続けていたでしょう。解散して、MaMが戻ってきてくれたから、過去を愛せるようになったのだと思います。
そして、原初の悲しみ、MaMが消えていた過去を許せてはいません。絶対にもっとうまいやり方があったと思っています。少なくともスタライの曲数に関しては、MaM4曲DF4曲で良かったでしょう。「MaMを蔑ろにされること」には未だに敏感なので、昨年ルーピンハロウィンの際もずっと怯えていました。スタライ10thの出演ユニットがMaMだけなのを確認して、ようやく恐れが和らいできたかなというところです。
そんな4年間だったものですから、あんスタを愛し、楽しむ傍らで、苦しい思いをたくさんしていました。鍵垢やふせったーでやりきれぬ思いを吐き出して、信頼できる友人に話を聞いてもらって、なんとか感情を昇華してきました。Double Faceを愛せない自分はあんさんぶるスターズをやる資格がないと思いつめ、けれどMaMが好きな気持ちをあきらめたくなくて、必死で追いすがってきた4年でした。
今、苦しんでいるひとがいると思います。ひとつ念頭に置いてほしいのは、誰が悪いわけではないということ。酷なことを言いますが、愛するものを変化させた運営は悪くないのです。変化についていけないあなたも悪くないし、変化に適応しているあなたも悪くない。この件に「悪者」はいません。だから悲しみや怒りの置きどころがなくて苦しいのです。
それでも多分、最初は運営に気持ちを向けるでしょう。でも我々が「運営」と呼んでいる会社の中にも、人がいます。感情を持った人間がいます。もちろん会社として絶対にまずい行い(犯罪とか)には客として否を突き付けるべきですが、Double Faceや紅月の件は、そうではない。そう思いたいかもしれないけれど、残念ながらそうではないのです。
そして対立する意見を持つひとも、悪ではない。違う人間なのだから違う受け取り方をするのは当たり前で、そこに愛や情熱の差は関係ありません。にわかでも新規でも無課金でも、感情と意見を持つことは自由で、誰に強制できるものではない。ムカつくことでしょうけれど、それを当人にぶつけてはいけません。もし相手が先にこちらを攻撃してきたのだとしても、やり返しては同じレベルになってしまいます。
どうしてもつらい時は、まず距離を置くこと。それができない場合、なんとか自分の中だけで折り合いをつけて、みっともなくてもしがみつくこと。Double FaceとMaMの件に関して、わたしが取ったのは後者でした。だってあんさんぶるスターズが好きだったから。あんさんぶるスターズの何も取りこぼしたくなかったから。つらいと思いながらも歯を食いしばってDouble Faceの三毛縞くんを応援し、MaMの冷遇に耐えて、その期間もたくさん素敵な景色を見せてもらいました。遺恨は残っているけれど、後悔はありません。
わたしが新生紅月を応援したいというツイートをしたとき、「Double Faceアンチだったくせに」と言われました。変わったものを嫌がったくせに、どうして今回は変わった方を好くんだと、そう言いたかったのだと思います。
でもそんなの、そう思ったから以外に説明のしようがないです。わたしはMaMが好きで、Double Faceが嫌だった。わたしは3人の紅月が好きだけど、4人の紅月も好き。そこに因果関係はありません。それだけです。
つらいひと、今は自分の気持ちを素直に受け入れてあげてください。あなたの感情はあなただけのものです。そこに他者を介入させてはいけません。誰かと思いを分かち合いたくても、主語はいつでも「わたし」です。自分だけが感じているものを大切にしてください。
あなたの気持ちの置きどころが見つかりますように。
スタライの感想文ではDouble Faceも褒めているじゃん、と言われそうなので、言い訳を置いておきます。
あれも本心です。スタライ中のわたしはただの彼らのファンなので、現実世界での格差をなるべく忘れるようにしています。Double Faceのパフォーマンスはかっこいいと思うし、好きな曲もあります。三毛縞くんがかっこよくキメてくれるのでファンとして嬉しかったです。でも時折つらくて天井を見ていたこともまた事実です。それがわたし、です。