ここでちろっと書いたのですが、退勤後バレエを始めました。現状月に1回レッスンに行く程度ではあるのですが、今月頭には毎年恒例のホームスタジオの発表会に出演させていただいたりもして、なんとなーく今の自分とバレエに対して思うことが出てきたのでこれを書いています。
ひとつは、バレエが好きだなということ。もうひとつは、バレエに対して今が一番自由だなということ。
わたしは4歳でクラシックバレエを始め、バレエで大学進学をしたので、22歳までの18年間ずーっと人生の中心にバレエがありました。ただ当然18年間まっしぐらだったわけではなくて、相応にバレエとの付き合い方を悩みましたし、やめようと思ったことがないわけではないし、普通にオタク楽しすぎて疎かになった時期もありました。
これはバレエに限らず、幼少期に何か習い事をしていた方には思い当たる節があると思うのですが、最初は「家が近いから」「みんなやってるから」と一斉に始めた同級生たちが、年齢が上がるにつれてどんどんいなくなっていくんですよね。まずは小学校に上がる時、次に中学受験を見据えて塾に通い出す時、進学して部活が忙しくなる時、受験生になる時……
わたしの場合はわりと小さい頃から「ずっとバレエをやりたい」と覚悟(?)が決まっており、小学生の時にピアノを、中学生の時は吹奏楽を「もっとバレエがしたいから」と辞め、どんどんいなくなる先輩たちや同級生をふーん、まぁわたしはわたしで頑張るわ、と特に思い入れもなく見送っていました。4歳で入ったスタジオが新設だったこともあり、中学2年生くらいにはもうスタジオ内で最年長だったと思います。
進退に悩んだのは中学3年生でした。普通に高校受験が心配だったのと、第二次性徴を迎え体つきが変わってきて、ストレートに書くとめちゃくちゃ太ってしまい、このままバレエを続けてもいいんだろうかと思ったんですよね。ただそれをスタジオの先生に相談したら、基本的に去る者追わずの先生が珍しく引き留めてくださり、辞めるのをやめました。どうにか勉強と両立してレッスン回数を減らさないまま受験にも合格し、以降は「バレエを辞めたい」とは思わなくなったように記憶しています。
高校でも部活には入らず毎日スタジオに通う日々でした。大学受験に関しても、だいぶ早いうちからバレエで進学するぞと決めていたので、受験勉強の代わりにレッスンを積み重ねていきました。いざ進学すると他のことがつらくて大学辞めたい…と荒んだこともあったのですが、逆にバレエを辞めたくない!という思いがバネになり、ちゃんと単位を取ってちゃんと卒業することができました。
こうしてざっと書くと順風満帆ぽいですが、学生時代はやはり悩みの尽きない日々でした。体形のこと、金銭的なこと、学業やバイトや趣味との両立、将来について……前述の通りスタジオでは最年長だったのでロールモデルがなく、バレエとどう付き合っていけるのかは自分で切り開くしかありませんでした。後輩たちを見ているとわたしの時よりも遥かに情報や選択肢が多く、正直うらやましいです。
大学卒業を機にバレエから離れたのはほとんど成り行きで、就職してしまうとレッスンに行く時間も体力もなかったことと、ちょうどコロナ禍に入ってしまったことが大きな要因でした。だから2年ほど空いてホームスタジオの先生に声をかけてもらい、レッスンを再開できたのが嬉しかったですし、今年、環境を変えてもバレエをやりたいと思って行動できた自分を褒めてあげたいなと思っています。
それで冒頭に戻るのですが、わたしはむちゃくちゃバレエが好きだし、これまでの人生の中でバレエに対して今が一番自由です。
久しぶりにバレエのレッスンに行って、ただただ純粋に楽しくて。バレエを踊ること自体がすごく好きなんだなと実感しました。先日出演させていただいた発表会は踊る役ではなく、お芝居要員だったのですが、バレエのお芝居もわたしは昔から好きで。培ってきた演技力を遺憾なく発揮してきました。
今通っているスタジオはオープンクラスで、受けるレッスンによって先生が違うし生徒の顔ぶれも違います。だからこそいい意味で人の目を気にせず、自分自身とだけ向き合うことができている気がします。現役時代に比べると体力も筋力も柔軟性も落ちているし、普通に太ってもいるし、全然思うように動けないけれど、そんな自分を不思議と受け入れられています。
きっとこれは今それなりに安定した職業に就いて、将来バレエをどうしようという不安がなくて、自分で稼いだお金でバレエをしているからかな、と思います。やるからにはそりゃ上手になりたいし、ゆくゆくはレッスン回数を増やしてまた舞台にも立ちたいですが、長い目で見て今楽しいことが最優先。仕事に支障が出ず、怪我をせず、一秒でも長くバレエができるように努めていきたいです。
そして、こんなバレエとの生き方もあるんだよというのを後輩たちに伝えられたらな、と思います。バレエで食べていくのはかなり難しいことで、それを目指すのが悪いとは言いませんが、もし自分には無理だと悟ってしまった時、こっちも楽しいよ!と教えてあげたい。それが自分なりに道を切り開いてきた最年長の役目かなと思うのです。
おまけ。かばんの中身紹介ドラゴンがレッスンバッグの中身を紹介します。

バレエ少女みあふれる巾着に着替えをどさっと入れています。冬は防寒具がいくつか追加されます。

こちらはスタジオに持っていくトート。シューズやタオル、マッサージ用のボールに加え、ペットボトルの飲み物を買って持ち込みます。

細々したものをまとめてぶち込むMaMのポーチ。汗拭きシートはこの時期必須です。100円玉はロッカー用です。

この3つを安定にピンクなかばんに入れて持っています。覗き込むねこ、かわいいね。