今年は紙の本をもっと読みたいなと思っていて、推しイベ中でない限り、通勤電車の中ではなるべく本を開くようにしている。あんスタのイベントを走りたい時は片道20分の車内でポイントを稼ぐのがちょうど1日のノルマに合うのだ。毎日通勤する仕事に転職してから、推しイベをこなすこと(多分)5回。すっかり慣れたものです。閑話休題。
漫画は電子書籍派になりつつあるけれど、やっぱり小説は紙で読むのが好きだなと思う。「読書している」感があっていい。スマホで読んでいるとすぐSNSやソシャゲを開いてしまうので、本だけを開いていると脱線しなくてすむ。わたしはもともと活字中毒気味で、中学生の時は登下校中歩きながら本を読んでいて先生に怒られていた。文字を読むのは速い方で、質より量!と言わんばかりに片っ端から本を読んでいた。そのころの気持ちを思い出している。通勤しながら本を読んでいると、読むのをやめたくなくて困る。
最近は、本屋さんで気になったタイトルや表紙やあらすじの本を買って読んでみている。面白かったら同じ作家さんの本を続けて読む。現代の日本が舞台の、自分と同じ年ごろの女性やもっと若い少女の出てくるお話が好きかもしれない。自分自身を重ねて、共感できるような日常の物語が好き。オタクのわたしはどちらかというと男の子の出てくるファンタジー寄りのものを好んでいるので、求めるものの違いがちょっと面白いなと思う。
今日まで3日間くらいかけて読んでいたのは、三浦しをん先生の「ののはな通信」。
ののとはな、二人の女の子が交わす手紙(途中からはメール)の形式で綴られていく。書簡体というらしい。最初から最後まで二人の主観で描かれる物語、夢中になって読んだ。
二人の恋と、愛のお話だった。
ネタバレを避けたいので詳細は書かないけど、少女の淡い恋心が燃え上がり、長い時を経ながら深い深い愛になっていくのがとても丁寧に感じられて、胸をきゅっと掴まれた。強い情熱があって、わからないけど、わかる、と思った。
わたしは愛についての物語が好きだ。オタクになった原点であるD.Gray-manに始まり、人生をかけるあんさんぶるスターズ、ソードアート・オンライン(特にアリシゼーション)、舞台刀剣乱舞。わたしが熱を上げている作品は「愛」について語っているものが多い。
わたし自身も多分、愛に生きている。性善説の人間だし、嫌いより好きで会話をしたいし、なるべく世界を愛していたい。ままならない現実の中、物語の中だと純粋に愛を語れるから好き。愛を原動力に生きる登場人物に共感し、勇気をもらい、憧れている。
愛ってなんですかね。とはよく聞く台詞だけど、今のわたしは「根源にあるもの」と答えたい。そういう気分。愛を理由にひとは進み、止まり、戻り、また進むんじゃないだろうか。そう思いたいし、そう思っているひとの書く物語を愛している。
誰かが誰かを、何かを想う気持ちってすばらしい。アレンくんは愛によって生かされたし、アイドルたちは愛を与え愛をもらう職業だし、アリス・シンセシス・サーティは愛によって生まれたし、刀剣男士も愛によって生まれたのです。ののとはなは愛を知り、愛に裏切られながらも、愛と共に生きている。もしかしたら物語の中だからこそこんなに純粋な愛だけを受けられるのかもしれないけれど、それでもわたしは、愛の話を愛するわたしは、現実だって愛によって回っていると信じたいのです。