以下の内容はhttps://yutoma233.hatenablog.com/より取得しました。


恋愛小説苦手派が読む『傲慢と善良』

職場の人のオススメで、『傲慢と善良』をオーディブルで聴きました。

作者は辻村深月さん。

『鏡の孤城』や『冷たい校舎の時は止まる』は読了中ボロ泣きしました。思春期の感情が突き刺さる、繊細な描写が上手い作家さんです。

でも私が恋愛小説が苦手なせいなのか、どうも『傲慢と善良』は合わなかった…。

いや、物語の登場人物はそれぞれ魅力的だと思うし、内面の描写も本当に見事で共感したり励まされたりするんです。でも…全体の筋がどうも…どうも…!

恋愛小説にこういうツッコミを入れるのも不粋だろ、とは思いながらも、自分のモヤモヤを消化せずにはいられず、このブログを書いています。

めちゃくちゃネタバレですので、未読の方はぜひ、実際の小説を読んでみてから私の感想を読んでください。

 

傲慢と善良 (朝日文庫)

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物語のあらすじ

 

前半の主人公は男性の西澤架(ニシザワカケル)。架は30代後半、東京生まれ東京育ち。

良い大学を出て広告代理店に入り、亡き父親が経営していたビールの輸入販売店を引き継いでいます。経済的にも安定しており、車は高級外車、容姿端麗で身なりにも気を使い、女性経験も豊富なモテ男ですが、いざ結婚して身を固めようと思い婚活を始めるとなかなか上手くいきません。過去に付き合っていた100点の彼女とつい相手を比べてしまい、結婚に踏み切れないのです。

そんな中、アプリで知り合い二年も交際する仲となったのが群馬出身のヒロイン、坂庭真美。

大人しく、自己主張が苦手な真美は過去に振った相手からのストーカー行為に悩まされるようになり、その事件をきっかけに二人は婚約。

結婚式場も予約し、真美は架の仕事を手伝うために現在の職場を退職します。

しかし、送別会の翌日から彼女は行方不明に。携帯電話も電源が切られています。

真美の失踪の心当たりがない架は、彼女がストーカーに拐われたのでは思い、警察に相談。しかし事件性がないとあしらわれてしまいます。

それでも彼女を心配する架は、真美の過去の人間関係から、彼女の行き先を調べはじめるのですが…。

 

胸糞その①:ストーカーがバレバレすぎる

 

はい、いきなりネタバレすると真美の失踪にストーカーは関係ありません。それどころかそもそもストーカーは存在していません。

まず、ここが私のモヤモヤポイント①です。

だってこの小説、恋愛ミステリーを謳ってるんですもの…。

真美の失踪がストーカーによるものだ、と本気で心配しているのは架と真美の家族ぐらいではないのでしょうか。

終盤で架の女友達が『ストーカーなんて実在するわけないじゃん!』と突っ込むのですが私も冒頭からバレバレすぎじゃね!?と思ってました。

だって、真美曰く『群馬時代に婚活で知り合い、断っただけの男が東京の自分の部屋に侵入し、電気を付けて立っている様子を外から見てしまった』んですよ!?

まず真美が住んでいる場所をどうやって突き止めたの?どうやって侵入したの?

しかも真美の大事なアクセサリーまでストーカーに盗まれたようだ、と真美は語っています。

侵入&窃盗っすよ?

相手の人が可哀想だから警察には言いたくない、じゃねーよ真美!って架の女友達が突っ込んでますがその通りです。なぜ真美はすごく良い子だから、で済ませるんだ架!

警察も架の話を聞いて、事件性はないと判断します。そりゃそうですよね…。

しかし架だけは真美を真剣に心配し、彼女を探すことになります。

ちなみに終盤架にストーカーは嘘でしょ、ってバラす架の女友達(既婚・自称架の親友)、めちゃくちゃ胸糞悪いです…。真美の嘘やインスタを笑う(確かに痛い)けど、友達の彼女のインスタをわざわざ眺めて友達に言っちゃう根性の悪さの方がよっぽどだなあと思います。

そもそも嫌だよね、彼氏の親友を語る女友達(既婚)!ぜったいその発言、架のためを思ってじゃなくて単なる嫉妬だよねぇ!?

私は親友だから、って幅を利かせて自分が男友達の彼女をジャッジできる立場だと思い込んでる女、マジ最悪。そもそも女友達を彼女に紹介すんなよ架…人付き合いが得意なタイプなら上手く行くかも知れないけど、真美はぜったい違うじゃん!わかるじゃん!

まぁあんまり真美の気持ちとか、この頃の架は深く考えてなかったって事なんでしょうね…。

 

胸糞その②:個人情報どうなってるん?

 

さて、私のモヤモヤポイントその②、個人情報どうなってるん?問題です。

真美を心配した架は、真美がストーカーに誘拐された前提で、真美が群馬で見合いをした相手や、群馬時代に同じ職場だった友人から話を聞きに行くのですが、『ストーカーに拐われて行方不明』ってかなりの醜聞ですよね?

それ堂々と言って歩くんだ…と、当初からストーカーを疑ってかかってた私は思ってしまいます。

つーか、最初興信所に頼むって言った架を外聞が悪いから、と止めた両親も薄々は察してたんじゃないかと思います。

だってめちゃくちゃ過保護な親で、真美が群馬にいた頃は男性と一緒のグループ旅行は禁止、合コンで12時を回るのも禁止、と本当に結婚して欲しいのか!?と思うくらいガチガチに30過ぎの娘を束縛してたわけですから。

そんな厳格な家庭環境で、お見合い相手にストーカーされる程深い関係を築ける訳がない…と察していたからこその、興信所禁止だったんじゃないのかなぁ、と私は思います。

とっても素直な架くん(しかし30後半、社長なのにずいぶんピュアだなおい)は、真美が見合い相手を紹介してもらった地元議員の奥さんや二人の見合い相手、真美が大学卒業後に働いていた県庁臨時時代の友人などに話を聞いていきますが、結局浮き彫りになるのは過去の真美や、見合い相手や友人たちの心情だけで、今の真美がどこにいるのかは分からないままです。

結局真美の居場所が分からないまま、数ヶ月が経過。刻々と結婚式場の無料キャンセル期間は迫っていきます。なんてこった…。

 

胸糞その③:キャンセル料は誰が持つ?

 

さて、私にとっての最大の胸糞ポイントです。

結局、真美が語るストーカー被害は架から結婚の一言を引き出すための嘘でした。

その嘘を楽しい送別会の後にばったり出会ってしまった架の女友達からあっさりと見破られた真美。しかもその胸糞の悪い女友達から『あなたなんて架にとっては70点の彼女なんだからね』と酷い中傷を受けてしまいます。ショックを受け、家に帰り何も知らずにスヤスヤ眠る架の首を絞めてやろうか、刺してやろうかぐらいまで思い詰める真美。

でもただシクシク泣くばかりで何もできません。

心の中では気づいて!察して!架くん!と叫んでいますが架は何も気がつかずスヤスヤ眠り、朝は朝で真美の事を起こさずにサクッと仕事に行ってしまいます。

まぁ、そうだよな…ここはいっそ刺しとけ真美。察してちゃんは良くないぞ。

けれど刺せない、言えない真美ちゃんはシクシク泣きながら実家に帰ります。でも駅に着いた途端親から電話が。内容は真美の結婚式の参列者に関する事。それを聞いて真美は実家に帰れなくなってしまいます。真美がもし今家に帰って、あった事を語ったら結婚が破談になってしまうだろうから。

まだ架に未練がある真美にとって、それは決して良策ではありませんでした。

かといって架のいる東京にも今は戻りたくない。

そんな真美の脳裏をよぎったのは一番最初のお見合い相手が語っていた、住み込みの震災復興ボランティアの話でした。

彼が語っていた団体名を検索し、今すぐ住み込みで手伝いたいと頼みこみ、真美は単身仙台へ。

そこで津波で流された写真を洗浄し、デジタル保存するボランティアに勤しんだり、住宅地図を作るアルバイトをしたり…と海岸沿いの美しい景色の中で体を動かす事で、どんどん健全な心と体を取り戻していきます。

良い話です。

ただ、真美の携帯は家を出てからずっと誰かと連絡を取るのが怖くて電源を切ったままです。

70点と評価されて傷ついた、嘘を見破られて不安になった…のは分かりますが、30過ぎた良い大人が家族や婚約者に、何ヶ月も心配を掛けるのはどうなんでしょう。

しかも真美が架と顔を合わせるのは、結婚式の予定日から2〜3か月を切った頃です。

キャンセル料が発生する頃です。

架に会ってようやく『キャンセルして』じゃねぇよ真美!その金誰が払うんだよ!?

なんか…恋愛小説にこういう事言うのはホント無粋だとは思うんですけど。

そこそこ高級な式場で、親族や友人を呼ぶ予定だったようなので300万くらいは掛かるだろうし、そのキャンセル料が数ヶ月前なら30%くらいかな?

真美、自分で払えよな!?

つーか自分でキャンセル入れとけや!

そう言うのを自分で処理するのが大人だと、自立だと思います私は。

あと真美は半年くらい仙台でボランティアしてた計算になると思うんですけど、その間東京のアパート借りたままです。

これは物語の展開上仕方ないんだけど、家賃無駄じゃねぇ…?

せめて電気と水道は止めておいて欲しい、でも携帯の電源入れてないから何もしてないっすよね真美。もうちょっと金を大事にしろ。群馬時代にたっぷりNISAとかに注ぎ込んでたのかも知れないけど。

とにかく結婚式場のキャンセル料が発生する前に連絡をよこさない女とは復縁できないな、と私だったら思います。

ただ真美は架くんのことめちゃくちゃ好きだし、だいぶ自分の意思もしっかりしたようだし、これから良い奥さんになるのかも知れませんね。良い奥さんになることが自立と呼べるのかはともかく。

先が気になる、とても面白い小説だった事は確かです。

でもツッコミどころが満載でモヤモヤしながら一人で盛り上がってしまいました。

最後に、この作品に対して私が一番強く思った事を一言。

キャンセル料は自分で払え真美

 

一人旅もいいよな

職場の一足早い忘年会が栃木県、那須塩原市のホテルで行われた。

宿泊込み、宴会が19時から各自現地集合というプランだったのでその日は朝から有給を取り、一日塩原観光してしまおう!と張り切って過ごしてきた。

 

まずは足湯。

 

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『湯っ歩』という、全長60メートルの日本最大級の足湯らしい。

歳のせいか最近はせっかちになり、長湯が苦手になったので足湯も実は苦手だったがここは広いからベンチ一つを一人で満喫でき、しかもドリンクのオーダーも出来るのでアイスコーヒーを飲みながらぼんやり足湯を満喫できた。

 

ぼんやりまったり…と言いながらも貧乏性なので探検はする。

建物がリング上の形状をしており、全周出来るのかな?と思って足ツボ効果のある敷石の痛みに悶えながらもそろそろ歩くと残念ながら真ん中で締め切り(夏は開放しているのかも)。

すごすご戻る羽目に陥った。

60メートルもある上、端と端で熱湯〜ぬる湯と場所によって少しずつ温度が変わっていくのも面白い。

開店直後に行ったら最初一番端が熱湯過ぎてアチ!熱いんだが!?となったため誰も寄り付かなかったが30分くらいで多少冷めて少し熱い、くらいになった。

どうやら開店直後は一番風呂大好きジジイ向けの温度だったようだ。

熱湯足湯派の諸兄はぜひ、開店直後を狙ってじっくり熱湯で我慢してもらいたい。

 

次は橋を見たりした。

渓谷沿いの塩原には名物の橋が多く、紅葉のシーズンはとても綺麗である。

駐車場も無料でフラフラ出来るのがとても良い。橋を二軒ハシゴした。

 

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そんで、橋を二つ見て思ったのだが、私どっちかというとババーンと開けた橋のような場所より穴とか洞窟っぽいジメジメした感じの方が好きかもしれない。

(橋より好みだった通りすがりの暗渠)

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近くに源三窟という、源氏の落人が逃げ込んだというよくあるウワサつきの鍾乳洞があるので次は鍾乳洞に行こうと思う。

貴方は橋派ですか?それとも洞窟派ですか?

そもそもそんな事考えた事あります?

 

ランチは 『しおばら千二百年物語/BLESS』というオシャレカフェにした。

こういう、量少なめでちょっとずつ出てくる店がめちゃくちゃ好きだ。ウチは私以外の家族全員大食い派のため、こういう店は論外で、一人の時はとにかく量が少ない店を選んでいる。

 

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選べるお茶が栗のほうじ茶で、香りが甘くてとても美味しかった。

お魚も栃木県産のヤシオマスであっさり美味しい。サラダの盛りが看板の写真より少なかったのがちょっぴり残念、生野菜はいくらあっても良いものです。季節的なものや平日なのもあるのかな?

10人で満席ぐらいの小さなカフェでした。

静かな雰囲気がとても良かったのでまた行きたいです。

 

チェックインは3時からだけど、2時からラウンジが利用できるらしい…と聞いていたので2時に早速、今晩の宿『TAOYA那須塩原』へ。

大江戸温泉物語グループ系列の、オールインクルーシブ(カラオケ以外はぜんぶ料金に含まれている)の宿だった。ビールやウイスキーやワインやおつまみがラウンジで飲み食べ放題で、たくさん飲む人にはとても良いと思う。

残念ながら昼から飲むと頭痛がする私は大人しくハーブウォーターを飲む。

ソファと暖炉のあるラウンジは寛げてとても良い。

というか部屋にはベットしかないのでラウンジで寛ぐしかねぇ。

部屋で綺麗な景観を見ながらまったりしたいタイプには向かない宿だと思います。

バイカーの人が男同士で飲みながら盛り上がって、そんな感じが一番ピッタリだと思う。

 

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夕食はシェフが切り分けてくれるステーキあり、魚介ありで美味しかった(伊勢海老は有料別メニューです)。

手絞りモンブランはじめ、ケーキ類もめちゃくちゃ美味しい。

あと牧場の多い那須だけに、チーズケーキやチーズ、ヨーグルトにソーセージなんかも地味に美味しかったです。

お風呂は残念ながら内湯が一つ、低温サウナが一つ、最上階に露天風呂が一つと温泉宿感がなくて物足りない感じがしました。

低温サウナはじっくり温まれて良いんだけど、残念ながら水風呂の位置にある小さなお風呂がなぜかぬる湯で水風呂は!?となりました。

仕方なくシャワーで水浴びしたけど、サウナは水風呂とセットだと思うのでそこはなんとかお願いしたい。

なおシャワーヘッドがリファで、細かい霧みたいなモードがめちゃくちゃ気持ち良いのでウチも買おうかな…ってなりました。

延々シャワー浴びたくなるので水道料かさむかな?ってのが今の悩みですw

ドライヤーはリファではなく何故かダイソンで(人気なの?)すごくデカくてなんだこれは…となりました。ツヤは出た気がする、けど見た目がデカくてなんか掃除機っぽい。

 

一番泣かされたのは屋上の露天風呂で、屋根とか壁とか何も無くひたすら吹きっさらしの所に浴槽がポツンと一つ、お湯はぬるめ。寒い日だったので外に出た瞬間に寒っ!と悲鳴が出ました。入っても寒くて、これはダメだ…と即逃げ出してもう一回内湯に入り直しました。

夏は、良いと思う…冬は…お湯の温度上げてくれればなんとか…

お湯が出てくる部分は温かいらしいのですが、そこは一人しか座れないので実質だだっ広い一人風呂でした。人生で一番寒い露天風呂だったかも知れません、なんだアレはw

露天の温度は熱めにしてほしい、あるいは外気温に合わせて調整してほしい。これは人として本当に切実なお願いです。

風呂は大事だ…リファのシャワーヘッドもいいが温度ちゃんと考えてくれ…。

 

とりあえずタオヤ那須塩原、だらだら酒をいっぱい飲みたい人には良い宿だと思います。

私はそんなに飲まないけどお酒は好きで、スパーリングワインを楽しみにしていたら『朝しか出ねぇ』って書いてあって泣きました。

ほとんどの人が車で行くような立地なんだが!?そういうダセェ提供方法ならそもそも出すな!スパーリングワインありますって書くなよなケチくせぇ!?

 

…えー、無料マッサージ機三回使ったしお風呂も三回入ったので元は取ったと思います。

それでも最後にまたグチ言いますが館内施設にライブラリーがあったので早めに行ってコーヒー片手に読書するのを楽しみにしてたのに本、10冊くらいしか無くてだな…ライブラリーを名乗るな、とだな…

とにかく、酒を飲みに行ってください。

風呂とか本とか、そういう宿じゃありません。

ラウンジでだらだら酒飲んでください。

私は…もうそんなに飲めないのでタオヤシリーズは行かないかもですね…

 

あっ、あと職場の人と人狼やったんですがみんな人狼のルール分かってなくて、ただ嫌われ者の次長が毎回真っ先に吊られるので既存の人間関係の中での人狼って怖いんだな…と思いました。以上です。

 

一人旅は、良かったです。

職場の宴会と宿は、楽しいけど色々カオスでしたね…

やっぱり人類は、一人がいいぞ!ってことなんですかね…いや群れるのも好きなんだけども…

それではまた!

 

銀座周辺美術館巡りの旅

年に一度、お友達のはてなブロガーさんが銀座で個展を開いていて、それを訪問するタイミングで東京に一泊するという小さな旅をここ数年(コロナ禍は除いて)行っている。

今年も行ってきたので自分への備忘録がわりに記録しておく。

 

CREATIVE MUSEUM TOKYO

 

まず出向いたのがCREATIVE MUSEUM TOKYOの『ぜんぶ、北斎のしわざ展』。これは10月17日に公開された映画『おーい応為』とコラボしており、音声ガイドは俳優の髙橋海人さんだった。

 

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娘の応為の作品が展示されていなかったのが少し残念。

CREATIVE MUSEUM TOKYOは2024年に開館したばかりの美術館で、一階にはテーブルと椅子、三階にはソファのある無料展示スペース、三階はトイレと無料休憩スペースとかなり余裕のある作りになっていた。おかげで開場前にのんびりメイク直しやメールチェックが出来て良かった。

 

レ ロジェ ビストロ ド ロア

 

ランチは美術館から徒歩5分ほどの『レ ロジェ ビストロ ド ロア』(東京スクエアガーデン1階)。緑の多いビルの中にある、ガラス張りの明るいお店。とてもおしゃれな雰囲気で、看板メニューらしい『シェフのスペシャル フォアグラのロイヤル』というのがめちゃくちゃ美味しかった。

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実は初めてお会いするはてなブロガーさんお二人との女子会で、密かに緊張していたのだが初めてとは思えないくらい自然と盛り上がり、話が尽きなくて楽しかった。

記念写真や店内写真も撮りたいな、なんて思っていたのに話に夢中ですっかり忘れるくらい。

やっぱりブログを読んだりXで交流しているだけでもその人となりは伝わってくるものなのだなーとしみじみ。コース料理なので2時間近く滞在していたのだけれど、色々話して本当にあっという間でした。

 

ポーラ ミュージアム アネックス

 

お一人が試験勉強があるとの事で先に帰宅し、もう一人のブロガー、Bさんに付き合って貰って今度は銀座の無料美術館巡りに。

まずはポーラミュージアムアネックス。

写真家の鈴木のぞみさんの個展が開催されていました。ガラスに写真を焼き付けるという、ノスタルジックな作品で、素敵でした。

最近ホラーばかり見ていたので、この隙間に謎の人影が写っていたら途端にホラーなのにな…などと、どうでも良いことを考えてしまい勝手に怖くなっていました。

 

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CHANEL NEXUS HALL

 

お次はシャネルネクサスホールへ。

入口が少し脇にあるため分かりづらく、黒服の方もいらっしゃるため緊張しましたw

 Bさんがさりげなく聞いてくれてめちゃくちゃ助かった。初めてで一人ではなかなかハードルの高い場所だと思います💦

『Synthetic Natures もつれあう世界:AIと生命の現在地』というかなり新しい感じの展覧会で、アーティストさんのインタビュー動画を見てうっすら展示の意味が分かったような気がします。多分。

 

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マガジンハウス博

 

次はたまたま通りがかったGinza Sony Parkで開催されていたマガジンハウス博へ。

 

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一階を少し回っただけだけど、夜に開催される予定の岡村靖幸さんとシンガーソングライター優河さんのコンサートのリハーサルをやっていて、めちゃくちゃ良い音楽が聴こえて来たのが印象的でした。

小雨の銀座で、屋上からビートが響いてくるんだぜ。きっと忘れないかも。

 

東急プラザ銀座

次は、付き合ってくれたBさんオススメの東急プラザ銀座へ。

オススメどおり日曜日なのに空いていて、バーゲン価格の品も多く、今度は買い物に来たいかも…と思いました。

4階のアートギャラリーでは可愛いシマエナガの絵の個展が行われており、ポップなロメロ ブリットのショップも印象的でした。

ここでBさんと別れ、銀座の個展に行ったり美味しい夕食を食べたり、新橋の豚大学を見学したりしたのですが長くなってきたのでまた今度。次の日も別の美術館に行ったのでまた改めて書きますね。

それではまた!

 

早寿になりました

ついに五十路に突入しました。

50は人生の折り返し地点で早寿と呼ばれることもある(も、って何?)んだってさー。ほんとかAI要約?

 

うわぁヤバい。

何がヤバいっていまだにヤバいとか言ってる脳内がヤバい。

10代の頃はハタチになったら松嶋菜々子みたいなきれいなお姉さん(2000年頃のCM。あれからもう25年か…)になるもんだと思い込んでいたのに裏切られ、今は石田ゆり子にならなかった事に悩んでいます。なんすかね?人生。

 

それはさておき、本当に色々体が変わってきてビックリしています。

まず、早寝早起きになった!

子どもの通学の都合でずっと5時起き生活だったんですが、なかなか慣れずに大変だったのに、今では休日でもその時間に起きてしまいます。ただ9時過ぎにはもう眠いです。

それから、更年期が来た。

多分今年の夏からホットフラッシュが始まったんだと思われますが、あまりにも暑すぎてホットフラッシュなのかただ暑いだけなのかよく分からず困惑しました。

とりあえず漢方薬飲んでたら収まった気がする。飲まないと動悸や焦燥感があるので続けてます、なかなか不味い。

薬だけじゃなくて、運動しないと肩凝りや腰痛も酷くなってきたので、ウォーキングしたりストレッチやヨガをちょこちょこやってます。

オーディブルで聴く読書しながら歩くのが一番気分転換になるのですが、今年は熊が多すぎて怖くて歩けないのが難です。今までは人の少ない早朝や夕方を狙って歩いていたのですが、今は通学や通勤の時間帯に変えました、が賑やかすぎて落ち着かないので少し困っています。知り合いに会うと長話になったりして時間がなくなるし。

あと、まだ二週間くらいなんですが節酒を始めました。これも更年期の絡みで、自律神経を整えるには寝る前のお酒も控えたほうがいいらしくて。ついつい習慣になっていた晩酌をとりあえずやめて、外食の時だけとか、週末だけとかにしていきたいと思ってます。

お酒飲むと食べ過ぎたり、柿の種とかつまんじゃうのも良くないと思って。

ついでに最近読んだ『食欲の攻略法』という本を参考にして、小麦と砂糖と植物油も控えるようにしています。

 

食欲の攻略書――なぜ私たちは食べ過ぎてしまうのか

 

パンもお菓子も、好きなんですけどこの歳になると本当にすぐ太るので。

あとはちょこちょこ体を動かして代謝も上げていかないと、と思い職場の三階にあるトイレを使う(私のデスクは一階)などの努力もしています。健康って大変すぎる。

なんかこうやって書いていくとめちゃくちゃ健康的で穏やかな、リンネル的生活を送っている感じですが、最近ハマってしまったコンテンツが実話風のホラーで、体に優しい和食を作りながらYouTubeで『フェイクドキュメンタリーQ』や『オウマガトキFILM』『ゾゾゾ』なんかを観ています。

オーディブルも最近ハマっているのが澤村伊智さんの『比嘉姉妹シリーズ』(ぼきわんが、来るとか)、内藤了さんの『警視庁異能処理班ミカヅチシリーズ』とか、ホラー系ばっかり聴いています。

 

ぼぎわんが、来る 比嘉姉妹シリーズ (角川ホラー文庫)

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桜底 警視庁異能処理班ミカヅチ (講談社タイガ)

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体に優しい生活の、反動ですかね…?(なんで)

とにかくそんな感じで、なかなかアウトプットは出来てませんが体の変化に合わせて色々試しながら暮らしてる感じです。

それではまた!

建物表題変更登記を自分でやってみた

母親が持ち家を売ることになり、契約がまとまる目前...となって初めて不動産やさんに突っ込まれ、物置や車庫・増築分など未登記の部分があること、亡父→母に相続登記は済んでいたけれどその後母が引っ越したため、住所変更が必要なことなどに気づき、慌てて1ヶ月ほどかけてすべての手続きを自分で終えました。

プロに頼めば簡単だったけれど、一件につき10万くらいかかるようだったので。

田舎の物件、すぐに売り手がつくわけもなくだいぶ値引きしての取引だったのでせめて事務手続料くらいは安く上げたい!と頑張りました。

時間が経つと忘れてしまいそうなので、自分のためにも記録しておきます。

 

住所変更登記はけっこうカンタン

 

まず、住所変更の登記は思ったより簡単でした。

登記申請書を作成し、住民票の写し(移転前の住所と現在の住所がわかるもの)を添付するだけ。

登録免許税分の収入印紙代がかかります。

登記申請書は法務局ホームページ『不動産登記の申請書様式について』からダウンロードして作成しました。

『登記名義人住所・氏名変更登記申請書』という名称です。

不動産番号は登記済通知書(昔の権利書のようなもの)に記載されています。この登記済通知書も売買の際に必要になりますので、大事に保管してください。

提出書類はホチキス留めにして契印などと書いてありましたが、修正な場合に備えてそのまま提出しても何も言われませんでした。

なお、住所変更登記の収入印紙代は不動産一件につき千円。土地と建物なら二千円になります。

 

建物表題登記と建物表題変更登記の違い

 

住所変更登記が終わったら次は建物表題変更登記です。

そもそも、建物を新築したら完成から1か月以内に、増築や減築、車庫や物置などの附属建物を建築など表題部(表示)に関係する工事完成後も1か月以内に、その建物の所有者は登記申請をしなければなりません。(不動産登記法第47条第1項)

登記申請の義務を怠ると10万円以下の過料になると法律では定められています。(不動産登記法第164条)

しかしながら、古い建物などの場合、銀行の融資などを利用せず抵当権抵当権設定登記を行う必要がないから、という理由で登記をしないことが珍しくなかったそうです。

我が家もまさにそんな理由で、車庫と物置、増築した玄関の風除室部分が未登記となっていました。

幸い、主となる建物(母家)の建物表題登記は済んでいるので、物置などは母屋の附属建物として、建物表題変更登記を行うことになりました。

主なる建物を初めて登記する時は建物表題変更登記、その建物に附属する建物(物置や車庫、増築など)を登記する時は建物表題変更登記となります。一度提出した登記申請に附属という形で建物を追加していくイメージ。

一番大事な点は変更登記には印紙代が掛からないというところでしょうか。手数料は掛からないに限ります。

 

表題変更登記に必要なもの

 

表題変更登記に必要な書類は登記申請書と建物図面・各階平面図です。

申請書類はさきほど紹介した法務局のホームページから、建物図面・各階平面図は個人の方のホームページからダウンロードさせて頂きました。図面の書き方など、めちゃくちゃ参考になります…!

 

www.ohtashp.com

 

それから建築確認書や施工業者の引き渡し証明書も必要となりますが、何しろ3〜40年前に建てた家、しかも地元の大工さんに図面も無しでざっくり頼んで、支払い済の領収書はありましたが小屋代、みたいな感じです。

こちらは足りない書類の代わりに上申書(この建物は間違いなく亡父が建てたものです、その後母が相続した事に間違いありません、なおこの申し立てについてご迷惑をお掛けすることはありません…みたいな誓約をして署名、実印)を作成しました。

亡父→母と相続も発生しているので、前回相続登記を行った時に使った父の出生から亡くなるまでの戸籍も提出しました。これは前回使ったもので大丈夫でした。私を含めた子ども達の同意書と印鑑証明書も必要でしたが、これも前回の使い回しでオッケーでした。

印鑑証明書など、期限があるのでは?と思ったのですが法務局の方の説明ではどの書類も内容に変更が無ければ(引っ越しや改印など)そのまま使えるとの事でした。なお、住民票や印鑑証明書はコピー、戸籍は相続関係説明図(これも法務局のページにあり)を付ければ原本は還付してくれます。また使うかも知れないので、必ず保管しておきましょう。 

他には土地や建物の評価証明書や、固定資産税の領収書なども添付しました。

 

建物図面に泣かされて

 

今回一番手こずったのが建物図面でした。

物置も増築部分も、未登記でもしっかり固定資産税は徴収されており、そのため町の税務課で徴収用に作成した図面が保管されていました。

公図と呼ばれているそれらのコピーを申請し、(母とは住所が違うので委任状が必要でした)図面の参考にしました。

幸い物置も車庫もシンプルな長方形でサイズも公図で分かったので、上から見た形を描くだけの各階平面図はサクサク出来ました(母屋にプラスして少し出っ張った形になる風除室は多少手こずりましたが)。

問題は建物図面です。各階平面図は実物の250分の1の縮尺で、それぞれの建物の上から見た図を書きます。建物図面は500分の1の縮尺で、それぞれの建物が土地のどの位置にあるか、また周囲の土地からどのくらいの距離があるかを描かなくてはなりません。

税務課の公図だけでは周囲の土地の地番や位置関係などがわからないので、法務局でも公図や地積測量図を取って参考にしました。法務局の図面は本人の身分証明書があれば取れました。

建物図面にはそれぞれの建物が土地の端から何メートルの距離にあるか、というのも描かなくてはいけないので夫と二人で知り合いの土建屋さんから借りた測量用の巨大なメジャーで実際に測ったりもしました。

隣地の空き地との境界がイマイチ分からず、物置の裏から隣地の端の道路までを図り、そこから隣地の土地の長さを引く、というようなかなりアバウトな測量でしたがなんとか通ったので奇跡かも知れません。

こんな測り方のせいなのか、土地が真四角ではなかったせいなのか500分の1にした図面はどうにも建物の位置がうまく収まらず、製図するのに一番時間が掛かりました。パワーポイントで作成していたのですが、手書きの製図ペンに変えて描いた方が角度とか楽だったのでは?と後悔しながらの作成でした。

さて、そうやって泣き泣き作成した図面でしたが一番最後に落とし穴がありました。

250分の1、500分の1の縮尺でしっかり作成したパワーポイントの図面を等倍で印刷したはずなのに、サイズが微妙に小さくなってしまうのです!

ここでしばらく詰まりましたが、色々調べてパワーポイントをPDF化してから印刷することで等倍の図面が出来上がりました。

 

こうして毎日コツコツ1時間ほどかけて悩みながら作成した建物表題登記は無事法務局で承認され、私が作成者の図面も収録されています。

時間は掛かりましたが、コピー代や図面代、住所変更の印紙代も含めて費用は六千円程度で収まりました。

自分で行った建物表題変更登記、初めてなので感慨もひとしおです。実は自分の家を建てた時の表題登記も自分でやったので厳密には二回目なのですが、あの時は図面をハウスメーカーさんにお願いし、建築確認書なども揃っていたのでめちゃくちゃ楽だったのです。

なんていうか、プロの有り難みを知った一ヶ月でありました。建物図面をパワポで作るのはもう勘弁してほしいです…

 

 

今週のお題「自分で作った◯◯」

Chat GTP君に小説の相談をしたけれどあんまり上手く行かなかった話

みなさんご存知の通り、 ChatGTPという無料でイラストを描いてくれたり相談に乗ってくれる、現代を象徴するようなアプリがある(有料版もあります)。

私は主に趣味のプログラミングで詰まった時用に活用していたのだが、最近は好きなカップリングの夢小説をChatGTP君に描いてもらっています!みたいな呟きを見てそんな使い方も出来るのね!?と驚愕していた。

 

んで、たまたま小説をどうしても書かなくてはいけない場面があり。

いや、強制ではなくてノリノリで参加表明したのにどうしてもテーマに沿った物語がいまいち思いつかなくて…

〆切は6月末なのに、気がつけばもう下旬!

ええ!頼ったさ!ズルしたさ!

なんでこんなに罪悪感があるんだろうね!?使ってしまったさChatGTP君をよーー!

でもね。表題通り、なんだか上手く行かなくて…最終的には結局自分で書きました。

どちらが面白いかってのは評価する人の好みによって違うと思うのだろうけど、自己満足と言う点においてはやっぱり全部自分で書く方が良かったです、私にとっては。

以下、私とGTP君の会話の模様です。

 

5000字以内の短編小説を書きたい。

テーマは薬で、飲むと幽霊が見えるようになる薬の話。

主人公は女性で、幽霊が見える夫に寄り添いたくて超常現象薬を飲んだけれど夫にはおどろおどろしい幽霊に見えるものが女性には動く巨大なLEGOブロックに見える話。

これが私からの問いかけでこの後はGTP君が書いてくれた小説です。

 

面白くて独創的なテーマですね!

以下に、5000字以内に収まるよう構成した短編小説のドラフトをご提案します。タイトルも含めてどうぞご覧ください。

 

タイトル:見え方のちがう世界

 

「飲んだの?」

 


彼の問いに、私は小さくうなずいた。カプセルは無味だったけど、喉を通る瞬間だけ、ぬるっとした感覚がした。たぶん、成分のせいだろう。

 


「……何か見える?」

 


「まだ、何も」

 


彼は黙ってうなずくと、少しだけ離れた位置に視線を移した。その先には、私には何も見えない空間がぽっかりと開いている。

 


「そこにいるの?」

 


「うん。女の子の霊だ。ずっと泣いてる。さっきから俺を見てる」

 


私が見ていたのは、夫の横顔だった。幽霊なんて、彼に会うまで信じたこともなかった。だけど彼は、小さい頃から見えていたという。そして今でも、日常的に“彼ら”に囲まれて暮らしている。

 


私は、彼の孤独に寄り添いたかった。

 


そのために、ネットの奥深くにあった“個人調合薬”を頼んだのだ。あやしい輸入薬品のようなパッケージ。だが、レビューには「見えた」「世界が変わった」のオンパレードだった。

 


そして、今。私も、その世界に入る。

 

 

 

 

 

 

最初に見えたのは、風呂場だった。

 


シャワーを浴びようとドアを開けたとき、壁に――いや、壁から突き出すように――赤・青・黄色のブロックの塊があった。巨大なLEGOのような塊。それが、ぬるぬると形を変えて、浴槽の縁に腰かけるように“座って”いた。

 


「……なに、これ」

 


ぶつぶつと何か言っている。音が聞こえないのに、口だけが動いていた。私が一歩踏み出すと、そいつはぐるりと顔を向けた。顔と言っても、赤い角柱が三つ縦に並んでいるだけ。

 


恐怖というより、妙な違和感。

 


「あなた、これ……見えてたの?」

 


リビングに戻って夫に訊くと、彼はひどく驚いた顔をした。

 


「風呂場の、あれが見えたの? ――君にも?」

 


「うん。なんか、LEGOみたいな塊だったけど」

 


彼の顔が強張った。

 


「LEGO? いや、あれは……風呂で溺死した男の霊だ。全身紫色で、膨れあがってて、顔は……潰れてる」

 


私は思わず口元を手で押さえた。

 


「うそでしょ……全然違う。私には、カラフルでブロックみたいな……」

 


彼は黙った。口を開きかけて、やめて、また閉じる。

 


やっと出てきたのは、ぎこちない笑いだった。

 


「それ……君にとっての“霊の見え方”なんだろうな。LEGOで済んでるなら、マシかもな。俺が見てる世界よりは」

 


でも、私はそのとき思ったのだ。本当に“見えている”のだろうか?

 

 

 

 

 

 

次の日から、家の中は「LEGOの世界」になった。

 


廊下の端に、四角い足音を立てて歩くブロック。寝室の天井にぴたりと貼りつく黄色いパーツ。キッチンの引き出しの中から、赤いブロックの手だけがにゅっと伸びてくる。

 


けれど、誰も襲ってこない。怖がらせてもこない。

 


彼に言わせれば「怨念の塊」や「自殺した女」らしい。だけど私には、色と形の組み合わせでしかなかった。

 


「……もしかして、薬がちゃんと効いてないんじゃないかな」

 


私が言うと、彼は首を振った。

 


「いや、逆だ。たぶん、君には“怖く見えない”ように脳が変換してるんだ」

 


「変換?」

 


「たとえば、子どもに怖いニュース映像を見せないように、テレビでモザイクかけるだろ? あれと同じ。脳が勝手に“君に優しい形”にしてるんだよ」

 


私は黙った。

 


彼が見ている“世界”と、私の見ているそれは、根本的に違うのかもしれない。私は、彼の隣に立つために薬を飲んだ。でも――

 


もしかして、見ようとしてるものすら違うのでは?

 

 

 

 

 

 

ある夜、私は一体の“LEGO霊”を追いかけていた。カクカクと奇妙な動きで階段を上っていく、緑と黒のパーツの塊。なぜか、それが気になって仕方なかった。

 


2階の空き部屋にたどり着くと、そいつはぴたりと止まった。

 


ドアが半開きになったとき、私は一瞬、視界の片隅に“人間の顔”のようなものを見た。黒い水で濡れた髪、血の気のない頬、じっと私を見ている目。

 


その瞬間、カラフルなLEGOの塊が崩れた。

 


私の頭がぐらりと揺れる。視界が二重になる。

 


「――見たね」

 


誰かが言った。

 


私は膝をついて、そのまま気を失った。

 

 

 

 

 

 

目を覚ますと、夫が私のそばにいた。部屋は明るく、朝になっていた。

 


「だいじょうぶか?」

 


私はうなずこうとして、ふと、彼の肩越しを見た。

 


そこに、LEGOではない、“何か”がいた。おぞましく、ねばついた灰色の影。口がなく、ただこちらを見ている。

 


「……あれ」

 


「見える?」

 


私はうなずいた。

 


「もう、LEGOには見えないのか」

 


「うん。でも……怖くない」

 


それは、奇妙なことだった。見えるようになったのに、私はもう怖れなかった。むしろ、そこにいることが自然に思えた。

 


夫が私を抱きしめた。久しぶりだった。彼の声が震えていた。

 


「君に、誰にもわかってもらえなかった。ずっと、俺一人だと思ってた」

 


「今は違うよ」

 


「うん。ありがとう」

 


それから、私たちは一緒に、“見えない人々”のいる世界で暮らすことにした。おどろおどろしいものたちと、カラフルなブロックの名残の間を歩きながら。

 


時折、彼が言う。

 


「君に最初に見えていたもの、あれは君の心が優しさで変えた“本当の姿”だったのかもな」

 


私は笑って、こう答える。

 


「だったらきっと、私の心の中はレゴでできてるのよ」

 

…うーんと、こちらがGTP君が書いてくれた小説です。そこそこ、よく出来てるよね。でもレゴで出来てる心の中ってなんだよGTP⁉︎

いや、そもそもLEGOが悪かった。なんでLEGO設定にした私?

なんか違うよなーと思ってこのアイデアを元に自分で書き下ろしたのがリンク先のお話です。こっちもこっちで正直よくあるオチかも…

「短編小説の集い2025」見えざるものへの処方箋 - 小説をちゃんと書こう

 

どこまで匂わせたら分かってもらえるかな?ってラインが小説は難しいよね。

ただ、これはあくまでも初期アイデアなのでこれを元にここが違うとかもっと詳しいプロットを詰め込んでいけばもっとリアルな小説を書いてくれる気はします。何よりめちゃくそ早いし、GTP君。

でもそこまで明確にアウトプット出来るんだったら、結局自分で書いた方が早いかなーって気もしますが。

きっと、AIに向いている小説のジャンルなんてのもあるような気がします。GTP君にAIの切なさを書かせる小説とかエモいかなーなんて思ったりもしますが…ううん、どうなんだろうねー!?

最近は明らかにAIに書かせたような小説ばっかり載ってるサイトもあるし、こうやってく内に熟練度が上がって最後には人間が書いたかAIが書いたか、分からないくらいになる時代が来るのかも知れないけど(もう来てる!?)?

当たり前だけど、趣味で自分で書く小説は自分で書いた方が楽しいよな、って思いました。

今日は以上です!

 

この一冊で全部わかる ChatGPT & Copilotの教科書

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予約を守る大人になれよ

本日は休日出勤である。


とあるお手続きの予約が入っているので、ピッタリその時間だけ出勤しなくてはいけない。

本当は予約に合わせて不規則に出勤するより、半日とか一日とかスケジュールが決まっていた方がこちらも予定が組みやすいのだが、なにぶん雇用側も休日出勤手当の予算がないので予約分だけの出勤にしてくださいと泣きつかれている。
まぁきちんとお金は払ってくれるので、サービス残業よりはマシだ、と思ってしまうのは社畜根性が過ぎるのだろうか。

正直な話、 50代の今は金より時間が欲しいので仕事なんてサクッと終わらせて帰りたい。


この仕事が終わったら私、 温泉いってサウナ入ってマッサージも受けたいんだ...!
ガッチガチの肩と腰をなんとかしたいんだ!

 

そんな私の早く帰りたい欲を遮るのが 『予約通りに来ない客』である。
いや、わかる。 10分や20分の遅れはわかる。
交通事情とかね?土日は道も混んでるしね?

私だって、 約束に絶対遅れません!とは言い切れないもん。
特に若い頃はルーズだった気がするし。

それでも、予約を見た瞬間にいや、無理だろ?と思う予約はある。

朝の7時台から予約入れる20代。
彼らは確実に、遅れてくる。
日本人も外国人も、 20代はみんな無理だった。

仕方ないので予約が自動キャンセルされる9時頃に電話を入れるが、みんな寝ている。
私はオマエらのモーニングコールでもおかんでもねーんだぞ?
そもそもせっかくの日曜日、なんでそんなに朝早く起きられると思った?
朝活?朝活なの?そういうのはジョギングとかウォーキングから始めて?
いいから無理すんな、 その枠は目覚ましが鳴る前に起きてしまう50代以降に残しておけ。
そこが空いてりゃ私だってゆっくり出勤できるんだ。

まさに今、朝イチのゴドーを待ちながら、私は憎しみをこめてこの文章を書き殴っています。
頼むから、 朝が弱いやつは早朝の予約をするな。 待ってる身にもなってくれ。


私が今日、伝えたいことは、これだけだ…ハヤクオンセンイキタイ…

 

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