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金沢・森八茶寮の創業400年記念プレートが素敵だった話。

心臓が息の根を止めるまで美味しいものに向かってひた走りたい。

甘くて美しいお菓子は正義であり、素晴らしい栄養であり、文化であり伝統だから。

 

12月半ばの福井・芦原温泉旅の帰り道に、友人が紹介してくれた石川・金沢市の菓子店「加賀藩御用菓子司 森八」本店に立ち寄りました。1625(寛永2)年の創業から400年続く老舗です▽

金沢駅から徒歩で15分ほど。黒地の看板が目印です。

目当ては併設のカフェ「森八茶寮」。

創業400年記念プレート「伝統」(1,200円)をいただきました▽

メニュー名「伝統」の通り、伝統的な3種の和菓子と薄茶のセット。お菓子は鮮やかな九谷焼のお皿に載せられています。

森八の代表銘菓として真っ先に名前が挙がるのは、こちら▽

日本三銘菓のひとつといわれる落雁「長生殿(ちょうせいでん)」。

原料の和三盆糖ともち米粉を丁寧にふるい、木型の打ち込んで成形した上品な味わいのお菓子です。紅と白の取り合わせが美しく、九谷焼のお皿にも映えます。

ちなみに、長生殿と並ぶ日本三銘菓のひとつが新潟・長岡市の「越乃雪」。食べ比べて食感の違いを味わうのも和菓子の楽しみのひとつです▽

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こちらは桃色の和三盆糖をまとった雅な祝い菓子「千歳(ちとせ)」▽

米飴を使ったこし餡を求肥で包み和三盆糖をまぶした、こちらも森八の代表的な銘菓。

求肥は非常に弾力があるため、最初に菓子切りを使うとせっかくの美しい断面がつぶれてしまいます。

そこで使うのが、付属の赤い糸▽

ゆで卵を輪切りにする要量で求肥に糸を結びつけ、ギュッと引っ張って十字に切ります。

それを菓子切りで一口ずついただきます。

桃色の他に白色の「千歳」もあり、紅白の縁起物として結婚・出産・長寿といった慶事のお菓子として親しまれてきたものだそう。しっかりとした甘さと重量があり、かなり食べ応えがあります。

 

セットのお菓子の三つめは「黒羊羹」。

黄と緑の九谷焼に艶やかな餡が映えます▽

美しい菓子プレートで3種類の幸福な甘さを堪能しました。

 

本店には江戸時代から使われてきた菓子の木型などを展示した「金沢菓子木型美術館」も併設されており、森八茶寮を利用すると無料で鑑賞できます▽

www.morihachi.co.jp

シンプルで奥深くて誠実で美しい、老舗の和菓子に敬服します。

100年単位で続いてきたお菓子はその土地で紡がれてきた歴史も背負っているので、地域の銘菓との出会いは旅の楽しみの一つ。今年もたくさん旅をして、土地ごとの美味しいお菓子と歴史を味わいたいと思います。

 




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