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40歳。「無理しない」という選択肢もある。

夏の初めに、都内で働く大学時代の友人から「会社を辞めることにした」とLINEが届きました。彼女の勤務先は、わりとかための老舗企業。福利厚生も手厚く、年収も比較的高いはず。新卒で就職し、40歳まで勤め続けた会社を辞める決断に至った理由を訪ねると、「人生の時間は有限だから、心地よい場所で心地よく生きられる道を探したい」との答えが返ってきました。人間関係のトラブルが引き金になったようです。

 

「仕事辞めて、どうするの?」とは聞きませんでした。

彼女は独身である程度の貯金もあるため、金銭面の心配はそれほどない様子。心身を整えるため、しばらくは就職せず「休養期間」を取るつもりだそう。

それも良き。

 

おおよそ20歳から60歳までの40年間を「労働のメーン期間」と捉えれば、40歳という私たちの年齢は、ちょうど折り返し地点にあたります。

仕事と家族への責任は増える。体力と気力は下り坂に入っていく。先行きの見えない社会情勢に不安も募る。人生の残り時間も、うっすらと意識し始める。

女性であれば、ホルモンバランスの変化による心身への影響も出てくるお年頃。

 

労働人生の折り返し地点である40歳は、ちょっと大きめの「人生の棚卸し」のタイミングかもしれません。

 

私自身も40歳を迎えて、「これからの生き方」を考える時間が増えました。

仕事とプライベートの比重や、趣味のこと、家族のこと。

体力については、どうしたって30代までのような無理はできません。お金をいただいている仕事はきちんと職責を果たしつつも「心身を健やかに保つこと」を最優先したい。これを「守りに入った」と呼ぶのでしょうか。それでも、無理してポッキリ折れてしまうよりは健やかにしぶとく愉しく最後まで粘りたいと思うのです。

 

そして、プライベートのこと。

年を重ねても長く続けられる趣味がほしくて、今年からテーブル茶道の教室に通い始めました。和室での本格的なお稽古ではなく、カルチャー教室で開催される気軽なレッスンですが、細く長く続けていけたらと思っています。

もう少し時間に余裕ができたら、本格的なお稽古にも通ってみたいと小さな夢を描いています。

透明で涼やかな、琥珀羹。練切でつくられた、可愛らしい金魚が浮かんでいます。

 

まだもう少し人生は続くと思われるので、心身の変化をきちんと受け止めながら、健やかに穏やかに、できれば思い煩うことなく愉快に過ごしたい。

ささやかなようでおそらく贅沢な願望ではありますが、心の掛け軸にしっかり刻んで、転ぶことなく折り返し地点を曲がっていきたいと思う40歳の夏。

 

しばらく更新をお休みしていましたが、ブログも続けていきたいと思います。

明日も愉快な人生を〜




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