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「To Doリスト」を捨てて花を飾ろう

アリとキリギリスの寓話なら断然キリギリスを支持する派の私です。

美味しいものと綺麗なものと楽しいことと、暑くも寒くもない室温を保証してくれる空調設備を愛して生きています。

そんな態度を表明すると「あなた、そんな享楽的な態度では老後に苦労しますよ」と忠告してくださる親切な方もいらっしゃるかもしれませんが、私は決して楽観的なわけではありません。というかむしろかなり悲観的な性格を自負しています。

 

人間の一生が「たくさんお金を貯めるゲーム」だったり「社会でいかにステータスの高い肩書を得るかを競うゲーム」だったり「友達100人つくるゲーム」だったりしたら、私も自分自身の怠惰な心身に鞭を打ってもっと勤勉に生きることを目指す気持ちが起こるのかもしれません。

 

しかしながら、幸か不幸か人間の一生はゲームではありません。

事細かな「To Doリスト」を作って1日24時間、寸分の無駄もなくいかにたくさんのタスクをこなすかを競ったところで何の精神的平穏が得られるというのでしょう。

 

更新され続ける日々のニュースで嫌というほど目にするように、連綿と続いてきた一生が不慮の事件事故災害等でいきなり断ち切られてしまうこともあります。

寿命は一律ではありません。誰にでも平等に「老後」が訪れるわけではないでしょう。

 

「老後が心配」などというのはむしろ長生きする気まんまんだからこそ生まれる悩みです。極度に悲観的な私は一周まわって、来るか来ないか分からない「老後」を真剣に心配しても仕方がないよねと思ってしまうわけです。

幸福や自己実現というものは壮大で超長期的な努力の果てに手に入れる遥か彼方の目標などではなく、手が届く範囲に存在するささやかな美味しいもの綺麗なもの楽しいことを日々、ちゃんと享受することの積み重ねでしかないと思ってしまうわけです。もう人生後半戦の40代ともなればなおさらです。長生きする保証などどこにもありません。

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道なき道を切り開くように「大きな目標」に向かって挑戦したり努力したりすることは、たしかに尊い

だけど、「人生の成果」を何気ない毎日の総和と捉えて普通の毎日を粛々と積み重ねてくことも、与えられた命に対する一つの誠実な態度ではないでしょうか。

「お花のサブスク」3回目の受け取りに行って来ました。青いガーベラとデルフィニウムオオムギ。爽やかで可愛いです。

一寸先は闇の現世にあっては享楽的な態度が最善です。「To Doリスト」を捨てて、綺麗な花を飾りましょう。

明日も愉快な人生を〜




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