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「ちゃんと防寒する」というマナー、あるいは義務について。

大寒波が…来るぞーー

好物のカロリーメイト(神フルーツ味)を買い増して物流ストップに備えんとす。

 

ところで私は「人は見た目が9割」言説の信奉者なのだけれども、その判断基準は身体の造作や着用している衣類および装飾具の価格ではなくて、「第一印象が変か、変じゃないか」にあります。

個性的だったり面白かったりオシャレだったりする人は素敵だけれども、親しい関係になる場合にはそれらの項目に優先して「普通の人」であることがとても大事だと思っています。

「普通」とはつまり、「他者に無闇に攻撃を仕掛けたり理不尽な意地悪をしたりしない、安全な人」ということです。

 

そして私自身も、初対面の人から「個性的で面白そうな人」だとか「センスが良くてオシャレな人」だとかのプラスの好印象を持ってもらうよりも、「この人は無闇に攻撃を仕掛けたり理不尽な意地悪をしたりしない、普通の人だ」と安心してもらい、できるだけ友好的で対等な関係を結びたいという希望があります。

 

冬季の服装における「普通の人」の判断基準は、「きちんと防寒している人」になります。

時々、館内に暖房が効いているからといって冬場に半袖シャツでオフィスを闊歩する御仁がいますが、即座に断然ノーであります。できるだけ近づきたくないですね。

体感温度がどうであれ、「外気温に応じて、他者に心配されたり不信感を抱かれたりしない範囲の装いを選ぶ」ことは大人のマナーだと思います。

(持病があるなど理由がある場合は、この限りではありません念の為)

 

「なんか、変」センサーは、危険を早期に察知して災難を避けるための護身術ともいえます▽

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冬は長袖を着て、必要ならば首元を温めるタートルネックやハイネックを選び、保温効果の高い下着を仕込んで、タイツや腹巻きやあったか靴下やホッカイロ、厚手のコートに手袋と襟巻きで防寒しましょう。防寒をケチると、死に至ります▽

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「きちんと防寒する人の好ましさ」について端的に描写されているのが、

江國香織さんの小説「流しのしたの骨」(新潮文庫です▽

夜の散歩が習慣の主人公・19歳のこと子が、ボーイフレンドの深町直人と公園で久しぶりに会うシーン。深町直人に「寒くない?」と聞かれたこと子は「大丈夫」と答え、深町直人が否定すると知りつつ「寒いの?」と聞き返します。

 

これは私が深町直人に好感を持った理由の一つだった。これというのはつまり、ちゃんと防寒するということ。オーバーや襟巻や靴下、それにしっかりした靴、場合によっては帽子や手袋も。父と母の教育の成果かもしれない。私たちは子供の自分からいいきかされてきたのだ。それらの防寒具を正しく身につけて、私たちはみんなあたたかく気持ちよく心平らかにおもてに出る必要がある、と。父にいわせればそれはほとんど個々に課せられた義務であり、それを怠って寒そうな顔をして、まわりの人間を心配させるのは実に恥ずべきことなのだった。

江國香織著「流しのしたの骨」(新潮文庫)169頁より引用

 

分別ある大人のはずなのに防寒を怠って、「寒そうな顔をして、まわりの人間を心配させる」人っていますね。これは「恥ずべきこと」にカウントするに値する愚行でしょう。軽装で気軽に登山してしまう人々にも通じるものがあります。

「まわりの人間を心配させない」というのも大人の心遣いです。

血気盛んな中高生であれば、寒空の下で素足にスカートで「さむーい」と嬌声をあげるのも微笑ましい青春の一コマではあるでしょう。ですが、これが社会人ともなれば単なる「変な人」「厄介な人」の分類となってしまいます。寒い日は、きちんと防寒して他人に余計な心配をかけない、そして自分の体にも優しい装いを心がけたいものです。

 

江國香織さんを食べて育ったといっても過言ではない私。素晴らしい作品ばかりなので、江國さんの小説や詩を紹介している過去記事もご参照ください▽

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装いは、他者のために。

明日も愉快な人生を〜




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