「今週のお題」が未だ発表されていませんので、代わりに「グランマのしくじり」シリーズを掲載します。
田舎では軽い悪戯のことを「ワルサ」と言っていたと思う
悪ガキ仲間の「ワルサ」は続く
隣の悪ガキ仲間とともに
今日は
秘密基地
作りに出かける
まず選んだのは
家の小高い丘に登る途中にある洞穴横穴である
横穴になっている
中にはサツマイモなどの種イモなどは収められていた
むしろ(稲で編んだ農作業用の敷物)がかぶせてあり
何があるか悪ガキどもは知るところではない
自分たちの秘密基地にふさわしい場所が見つかればそれでよいのである
場所のあたりは前々からあたりはつけてあった
実行が今日になったわけである
横穴に自分たちの遊び道具を持ち込み
いっぱしの秘密基地を作った気がしていた
その下の種イモが眠っているとは知らず
そしていつものように田んぼを巡回している近所の人に見つかった
「何をしていんるで」
「そこには種芋が入っている」
「早くでてこい」
というこことで
秘密基地は取り上げられた
それで止めていけばよいものをA作戦がだめならB作戦を発動することになった
もちろん最初から綿密に組んだ計画ではない
いきあたりばったりではあるが
とにかく別な場所に秘密基地を作ることになった
今度選んだのは近所の人が滅多と来ない場所、つまり人里離れたところにしようということになった
それは近くの山の頂上付近の電気の送電線が立っている鉄塔の近くだった
鉄塔作りにために踏み固められた山道が残っていたから近ずくことは子供でもできた
悪ガキ二人は
秘密基地作りに、
家族には、
秘密で
山の中に入っていった
当たりの木の枝を集めて
木の間に立かけたり
上に敷いたりして
小屋らしい
ものを作り上げた
夢中で作業をしていたので
時間がたつのを忘れていた
あたりがだんだんと暗くなってきた
そのあたりで家族が子供が近くにいないことに気がついたらしい
探し始めたらしい
山の頂上近くで
秘密基地をほぼ完成させた
悪ガキ中間は
得意になって基地を眺めていた
そこへ突然父と近所の人が現れ
「お前らはなにをしとるんで」
「さがしたぞ」
と叫んだ

この時は
黙って出かけたことのおとがめはきつく言い渡されたが
秘密基地そのもは
とくに迷惑をかけるものではなかったので、
怪我に注意
絶対火は使ってはいけない
という条件の下で
存在は認められた
家の角から
山の頂上あたりの
秘密基地を
かすかに確認できることもあったらしい
今から考えると
父母は
本当に気の休まる日々の少ないことだったと思う
あの世で再会したら
あらためてよくお詫びをしたいと思う
あまり遠くないうちに
伺いますから