3、生きている山、立山 より続く
4、富山の海の幸、山の幸
私は、地元の大学を出て、地方公務員(県庁)として働いている。専門は、人工知能(AI)のシステム開発だ。
住まいは、学生の時と同じアパートだ。そのうち適当な場所にと思いながら、レイカのアパートの近くでもあり時期を逸していた。レイカの勤め先は、大学病院だ。私のところから二キロほどの距離で病院の近くに住んでいる。自転車で行き来するのには好都合だ。
夏の有休取得が終わり、迷いは解消されないまま、アパートに帰ってきた。ドアを開ける手に力が入らない。ゆっくりとドアを開けると部屋のカーテンは閉まったままで、光の入らない部屋は暗かった。そのまま上がり込み、椅子に座りこんだ。しばらく目をつむり、いつもの癖で、口に指を入れ軽く爪を噛む動作を繰り返した。

そのうち、カーテンの切れ目から入っていた光も途絶え、あたりが夜になったことに気が付いた。食欲はなかったが無理やりインスタントカップ麺を作り口に運んだ。シャワーを浴び、午後九時過ぎにはベッドに横たわった。
翌朝、スマートスピーカーが、目覚めの音楽を奏で始めた。合わせて部屋中に設置されたスピーカー群が、立山の自然を再現してくれる。お気に入りは、民謡こきりこ節だ。伝統的な楽器の演奏と柔らかい人の声が気持ちよく目覚めさせてくれる。口の悪い連中は、また寝入るぞ、というが私には丁度良い。続いて「今日は、仕事始めの月曜日です。遅刻しないようにね」とレイカに頼んだアナウンスが流れる。
突然、スマートスピーカーが着信を知らせた。ペンタトニックスのハレルヤで、レイカのお気に入りだ。

「帰って来たの。おばあちゃんの調子はどう」
「ありがとう。今のところ大事にいたることはなさそうだったよ。山小屋まで行く元気はあった」
「よかった」
何時ものレイカの歯切れの良い明るい声に押されて、次の言葉を発するタイミングを失った。
「ま~いいや」と言う気持ちの切り替えまじない言葉を心の中で唱えた。また一晩寝れば心の疲れも取れるのはバアバ譲りだ。
「じゃ!」と言って電話を切った。
睡眠時間も十分とれたこともあり、朝食の準備を始める元気が出てきた。
料理はバアバ仕込みだ。今日のメニューは、炊き立ての富山米に半熟卵。最近は富山産の野菜や魚を調理した総菜も増えた。味もますますよくなっている。昼食用の弁当も作る。地元産のぶり大根と冷たい夏野菜のマリネを入れた。
富山の海や山の幸は、何でも美味い。

5、レイカを山荘行きに誘う に続く
COPILOTより
富山大学でAIを学べる主な場
1. 数理・データサイエンス・AI教育プログラム
令和7年度に全学横断でスタートしたプログラム。基礎的な数学から機械学習、AI倫理、データ可視化まで幅広い科目がそろい、教養教育として教養部門や各学部の学生が受講できます。
主な開講科目例
- AIプログラミング入門
- 機械学習基礎
- データサイエンス演習
- AI倫理と社会
2. 工学部(知能情報工学コース)
- プログラミング、アルゴリズム、組込みAIシステムなどを体系的に学習
- 卒業研究ではロボティクス、自動運転、IoTとAIの融合実験が可能
3. 理学部(情報科学分野)
- 数理・論理モデルを駆使したAIアルゴリズムの理論構築
- 大規模データ解析や統計的手法を深く学べる
4. 医学部(医療情報学科)
- 医療ビッグデータの解析、診断支援AI開発などヘルスケア領域に特化
- 臨床現場との連携プロジェクトも多数
5. 人間発達科学部・人間知能総合研究科
- 人間の認知・行動理解とAI応用を学ぶ
- 教育支援や福祉分野でのAI活用研究が盛ん
こきりこ節(chatgpt より)
「こきりこ節(こきりこぶし)」は、富山県五箇山(現・南砺市)に伝わる日本最古の民謡の一つとされる代表的な郷土芸能です。
概要
- 起源
約千年以上前、平安時代末期や鎌倉時代の頃に成立したと伝えられています。田楽や念仏踊りなどの影響を受けているといわれ、収穫祭や神事に結びついた歌として伝承されました。 - 歌詞
五箇山の自然や暮らしを歌い上げる素朴な内容で、歌い出しの「こきりこの竹は七寸五分じゃ…」がよく知られています。歌詞は地域ごとに異なる場合もあります。 - 楽器と踊り
- 独特の**「ささら」**という竹を束ねた楽器を鳴らして踊るのが特徴。
- 鼓や太鼓、三味線、笛に合わせて歌い踊る。
- 「こきりこ踊り」としても知られ、男女が輪になって優雅に舞います。
- 文化的価値
現在の伝承
- 毎年9月下旬に南砺市上梨地区で「こきりこ祭り」が開かれ、観光客も多数訪れます。
- 小中学校や地域団体でも伝承活動が盛んで、世代を超えて受け継がれています。
🌾 米
- コシヒカリ
富山県を代表する品種。昼夜の寒暖差が大きく、水が豊かで冷たいことから、粘り・甘み・ツヤのある良質な米がとれます。 - てんたかく
富山生まれのブランド米。さっぱりした食味で冷めてもおいしいのが特徴。 - 富富富(ふふふ)
富山県が2017年に発表した新品種。「安全・安心・おいしさ」にこだわったブランド米。
🥦 野菜
- 呉羽梨(くれはなし)
呉羽丘陵で栽培されるブランド梨。幸水・豊水など、みずみずしく甘みが強い。 - 富山長ネギ
太く甘みがあり、冬に鍋料理や焼き物に人気。 - 入善ジャンボ西瓜
長径40cm以上、重さ20kgを超えることもある巨大スイカ。シャリ感があり、甘さもしっかり。 - 赤かぶ・かぶら寿し用のかぶ
北陸の冬の保存食「かぶら寿し」に欠かせない特産品。
🐟 魚(富山湾の幸)
- ホタルイカ(滑川市が有名)
春の風物詩。刺身や沖漬け、しゃぶしゃぶで楽しまれる。 - シロエビ(富山湾の宝石)
小さな透明のエビ。刺身やかき揚げが絶品。 - ブリ(氷見ブリ)
冬の王者。寒ブリは脂のりが最高で「氷見寒ブリ」としてブランド化。 - ベニズワイガニ
富山湾の深海で獲れる。甘みがあり、リーズナブルで人気。 - ゲンゲ
深海魚。とろとろした食感で、鍋や天ぷらに使われる。
👉 富山は「米・水・魚」が揃う食の宝庫なので、寿司や郷土料理(ます寿司、かぶら寿し、とろろ昆布おにぎりなど)もとても有名です。