「グランパのしくじり」シリーズにあたって
↓
小学校の高学年だったと思う
朝、姉と兄弟喧嘩をした
何が原因だったかは全く覚えていない
忘れるくらいだから深い理由はなかったのだろう
朝
書置きをおいて
家をでた

書いた内容は詳しく覚えていないが
姉に対する腹いせに起こした行動だったと思う
そして普通に何時ものように小学校に行った
午後
母が
血相を変えて
学校にやってきた
はじめ何のことか分からない
家出したことを忘れていたのだから
しかしながら
あ~、よかった
と言った母の安堵したような顔は忘れることができない

大変まずい、悪いことをしたのだな、
という感情だけは未だに心の片隅に残っている
笑い話で済まされるような半世紀以上前ののどかな農山村の話だった
最近ネットニュースで
「9歳以下では、1000名前後の子どもが毎年全国で行方不明」
ということを知った
少子高齢化が叫ばれて久しい
グランパの時代の出生者は年間230万人を超える団塊の世代だ
現在は70万人を切ったという
出生数が3割にまで激減している中で年間1000人という数字に驚いた
警察庁公表の原因は
「行方不明者とは生活の本拠を離れ行方が明らかでない者をいい、家出・失踪のほかに事件・事故に巻き込まれた場合なども含まれます。・・・9歳以下の行方不明の原因・動機で最多は、家庭関係の370人(35.7%)でした。これに対し、学業関係は37人(3.6%)でした。10歳代で最多は、家庭関係の5580人(33.5%)でした。これに対し、学業関係は1520人(9.1%)」
という
現在でも一番多いのは「家庭関係」
グランパの例ももし届け出がされていたら「家庭関係」に分類されていたのだろう
我が家にも孫がおり、決して他人事ではないことを改めて認識させられた