【はじめに】
ドードリオ2000達成しました!
【構築経緯】
ドードリオを使いたい。このポケモンのやばいところ、それは低すぎる種族値もさることながら特性の終わりようである。1番マシな特性が「はやおき」だが、これは「ふみん」や「やるき」の劣化ではないか…。しかしあるとき私は気づいた——「はやおき」が唯一「ふみん」や「やるき」に優る点、それは"眠ることができる"点であることに。「ねむる」で能動的に眠ることができれば、このクソ特性を活用することができる。そしてこの事実に気づいたとき、同時に見えてきたものがあった。”グライオンを超える素早さ+「はたきおとす」+「ちょうはつ」+浮いている+回復ソース”――そう、ドードリオはレギュHのトドロクツキだったのだ!さて、受けループはこのポケモンで大体崩せそうだ。残りの5体で、”受けループには勝てないが、強い構築”を組もう。
私がまだ「みがわり」+「カムラのみ」+「じたばた」ドードリオを使っていたときに、「こだわりスカーフ」サーフゴー+「ふうせん」ブリジュラスの並びが強いと感じた。これらと相性が良いカイリューを採用。カイリューの型は長らく「いかさまダイス」で使用していたが、最終的には「こだわりハチマキ」にした。
この3体ではグライオンが厳しいが、グライオン入り全てにドードリオを投げていてはやっていられないので、特にグライオン入りのテンプレートであったグライオン+ママンボウ+イエッサンのような並びに対するメタとして「のろい」+「ロックブラスト」バンギラスを採用。
ここまでで重い「あくび」ヌチゲモやアタッカーブリジュラスに強く、他にも様々なポケモンと撃ち合える「とつげきチョッキ」コノヨザルを採用。この枠は他にも「かたやぶり」「いのちのたま」ドリュウズ、「きあいのタスキ」アシレーヌ、「じごくづき」グライオンと色々試したが、結局コノヨザルが最適と結論付けた。
以上で構築が完成した。

【コンセプト】
・(ドードリオ以外)攻撃性能・防御性能共にバランスよく高いポケモンで固めた、足並みの揃った構築。
・カイリューの技構成、サーフゴーのこおり「テラバースト」、ドードリオやバンギラスの型など珍しい要素を多く盛り込み、相手の想定の外から崩す。
【個別解説】

[調整意図]
S...最速グライオン抜き
H...ぶっぱ
余り...B
[解説]
エセエセボーマンダ。スぺ3。バンドリの「ドリ」。
ポケモンに弱いが、グライラッシャをはじめとした受けポケモンに強く出ることができる。特にヘイラッシャは本構築で非常に重くほぼ選出されるためヘイラッシャ入りにはできるだけ投げるようにしていた。グライオンに対しては上からの「ちょうはつ」でまもみがを封じ、「つるぎのまい」を積むことでそのうち勝つことができる。ヘイラッシャに対しては「はたきおとす」で「たべのこし」の回復を封じ、「ちょうはつ」で「ねむる」を封じて「ゆきなだれ」を強要し、こちらは「ねむる」で回復しながら「ゴツゴツメット」に触れさせることでそのうち勝つことができる。暇なターンで「つるぎのまい」を積みまくることで取り返しのつかない感じを演出し、ヘイラッシャの引きを許さない。
というのは机上論であり、実際のところはあまりにも低い種族値のせいで極めて怪しい。耐久不足が深刻であり、グライオン抜きのSを確保して残りの努力値を全てHBに回したのに、無振りヘイラッシャの「ゆきなだれ」をほぼ3耐えしない=「ゆきなだれ」+2倍「ゆきなだれ」をほぼ耐えない=「ウェーブタックル」をほぼ2耐えしない(!?)。ちなみにHを削ってBに回してもHが低すぎて物理耐久は誤差レベルでしか上がらない。ただそれでもヘイラッシャを大幅に削るという仕事はできているのでそれで良しとした。ヘイラッシャを削りさえすれば裏の物理ポケモン達を通すことはできる。まあ所詮トドロクツキJr.なのでしょうがない。ドードリオを使うなら今!
テラスタイプは一応「ウェーブタックル」や「ゆきなだれ」を半減に出来るみずとしたが、これを切るとヘイラッシャが非接触技である「じしん」や「じわれ」を連打し始め、ドードリオからの一切の打点が無くなり、敗北まっしぐらである。切らないようにしよう!

[調整意図]
ASぶっぱ。
[解説]
カイリュー。サーフゴー・ブリジュラスと自然に強い並びを形成できるポケモンと言えばやはりこいつだろう。
「こだわりハチマキ」+「スケイルショット」という悪魔の型で採用した。シーズン途中まで「いかさまダイス」カイリューを使っていたとき、この型の魅力はテラスタル無しで高火力を出せる点及び初手の低耐久「きあいのタスキ」持ちポケモンに対してテンポを取りやすい点だと感じた。「こだわりハチマキ」で「スケイルショット」を採用することで、先述の強みはそのままに、サブウェポンの火力と技範囲の確保を実現することができる。
「スケイルショット」のヒット数に左右される運ゲーポケモンだと思われる人もいるだろうが、別に「いかさまダイス」も4発と5発で明暗が分かれる場面は多く、運ゲー度に直感ほどの差はないと思っている。こちらは火力が高いので3発で十分という場面も多い。「げきりん」と違い、非接触である点、Sが上げられる点、死に出しフェアリータイプやフェアリーテラスタルなどの相手視点での安定択を生まない点も大きなメリットとして挙げられる。
サブウェポンに大抵のブリジュラスをワンパンでき、メインウェポンとしても機能しうるじめんテラスタル+「じしん」、先制技の「しんそく」、構築単位で重いアシレーヌやアーマーガアに対する打点となる「かみなりパンチ」を採用した。じめんテラスタル「じしん」はガブリアスやセグレイブなど他のドラゴンにもできることではあるが、「マルチスケイル」及び「しんそく」の存在、素の耐性が優秀であること、そして何より読まれづらさなど、カイリュー固有の強みは多い。

[調整意図]
S...最速
HBD...無補正Aぶっぱミミッキュの+2「いのちのたま」「かげうち」を確定耐え(補正ありは31.2%の乱1)。C特化ブリジュラスの+1ステラ「エレクトロビーム」確定耐え。無補正Cぶっぱサーフゴーの「シャドーボール」確定耐え。
余り...C
[解説]
正義のポケモン。最強のタイプと最強の特性でサイクルの形成ができ、「こだわりスカーフ」型は攻撃性能と行動保証をバランスよく具えており非常に使いやすかった。
以前使用した調整を流用しており、一般的な「こだわりスカーフ」サーフゴーに比べかなり耐久に割いている。火力不足を感じることも多かったのは確かだが、これにより対炎ケンタロスなど一見不利な対面でも突っ張ることができ、好みの性能だった。
このポケモンは「ゴールドラッシュ」、「シャドーボール」、「トリック」で性能が完結しており、テラス依存度も低いので、残りの技枠に葉月ちゃん(びっくりテラバースト)であるこおり「テラバースト」を採用した。対戦を重ねていくうちに、初手ガブリアスに対してこおり「テラバースト」でワンパンする動きは絶対に通ることに気付いたのがきっかけである。そして事実絶対に通った。正しい環境分析ができた葉月ちゃんは強い。

[調整意図]
HD…無補正Cぶっぱキラフロルの「パワージェム」+「だいちのちから」耐え。
S…姑息なミラー意識。
余り…B
[解説]
レギュHで最もやばいポケモン。相変わらず現環境のステロ要員として断トツの強さを持っている。
「ふうせん」で採用することにより、行動保証と後出し性能を同時に確保することができ、かなり安定した。
技構成は前期のものをそのまま使用した。最も汎用性が高い構成だと思っている。
調整は対物理ドラゴンや対マスカーニャ、「ボディプレス」の火力を意識し、Dは最低限にしてBに厚くした。
テラスタイプはドラゴン、マスカーニャ、かくとうに強いフェアリー。

[調整意図]
HAぶっぱ。
[解説]
怪獣バンガー。特定の相手に対して強烈なメタとなる。
「のろい」+「ねむる」+「ロックブラスト」により「ちょうはつ」の無いグライオンをカモにすることができ、裏のママンボウやイエッサンもまとめて破壊することができる。また構築単位で重いポリゴン2、ブラッキーなどを起点にして強引に崩すことも可能。「ちいさくなる」ハリーマンに対しても積み合いでまず負けない。
持ち物はHP管理が容易になり、余裕を持った行動選択が可能になる「たべのこし」とした。
「すなおこし」が地味に優秀で、砂嵐のスリップダメージ、「つきのひかり」や「こうごうせい」の回復阻害、アローラキュウコンや雨パに対する天候奪取などが有効に働くことがあった。タイプと特性を活かした(「のろい」を使わない)単純なサイクル戦を強くし、選出範囲が広がるように「はたきおとす」を採用しA特化にした。「のろい」型としての強さを重視するのであれば耐久に寄せたり、「はたきおとす」をオオニューラやブリジュラスへの打点となる「じしん」にしたりするのも一考。
テラスタイプはかくとうやじめんに耐性を持て、「のろい」の効果が変わらないひこうとした。

[解説]
ヌチゲモ、ブリジュラス、オオニューラ、ラウドボーン、ウルガモス、ポリゴン2などに強く、高い数値と広い技範囲で様々なポケモンと殴り合える点を評価し採用した。
構築の残り1枠で悩んでいるときに、vanさんの構築(を使用していたバンビーさんの動画)のチョッキコノヨザルが強そうに見えたので採用したところ、綺麗にはまった。技構成はテラスタイプは元記事のまま、物理相手に突っ張る対面的運用をしたいことも多かったので調整を物理耐久に寄せた。
ゴーストタイプであり、対ブリジュラスや対オオニューラ、対あくびなどサーフゴーと役割が被り気味だが、むしろ役割分散として良い方向に機能しており、同時選出しても全く問題なかった。「ふうせん」ブリジュラス唯一の弱点であるかくとうを透かせるゴーストは非常に相性が良く、サイクル選出のパターンが増えて強力だった。
【選出】
基本選出はカイリュー・サーフゴー・ブリジュラス・コノヨザルの中から3体。
ヘイラッシャ入りでないグライオンや、イエッサン・ヒスイバクフーンなどバンギラスの耐性が必要なときはバンギラスを選出。
ヘイラッシャや、受け寄りのグライオン入り、受けループにはドードリオを選出。
選出が破綻するときもあるからそのときは頑張りましょう。
立ち回り?アドリブで。
【おわりに】
全ポケモン使える気がしてきたところです。ここまで読んでくださってありがとうございました。