村上主義者としては買ってしまいます。
今回の短編ですが、朗読会用に書き下ろさたもののようですね。
そのせいか、力の篭った作品でした。
これを読むだけでも1900円の価値があると思います。
つかみも抜群。意外なタイミングの意外なセリフ。そしてその意外な理由。
フィリップ・マーローが登場しそうな展開でした。
私の心が少し不安定だったせいか、一気に持って行かれて、心を揺さぶられてしまいました。後は呆然と立ち尽くすのみ。
春樹さんらしいやり方でルッキズム批判もありました。
心から楽しんで書かれたんだと思います。
こういう素敵な短編と出会うことは、人生においての数少ない楽しみですよね。