はじめに
9月27日。SHISHAMOの秋のライブに外れた私は職場の同期と飲み会に繰り出しており、日付を回る頃までへべれけになっていた。完全にできあがった2次会のカラオケで、何も知らずに最初に「君の大事にしてるもの」を歌っていた。泥のように眠り目覚めた翌朝。TLにSHISHAMO解散の報が流れてきた。
まあこういう日は全ての生産活動が停止してしまう。私が好きになってからすぐに解散してしまったバンドは東京事変*1、赤い公園*2に次いで3バンド目だ。THE BLUE HEARTSは生まれる前に解散していたし、現役活動中なのは羊文学とスピッツとリリィズ*3(も久しくライブをやっていない)くらいだ。半分が聴き始めて2年ちょっとのうちに解散。ライブに行くときにはいつも、いま活動してくれているバンドのありがたみを感じたり、解散したバンドに想いを馳せてしまったりするけれど、SHISHAMOも思いを馳せられる側になってしまうのだなあ。
生産的な趣味に取り組む気が起きず手に取ったチェンソーマンの単行本、レゼ編から第一部完までを一気読み。また違うベクトルのダメージを食らう。逃避の仕方が下手くそで草。今回のSHISHAMOの解散はこれらの経験から、またこれまでほど依存度が高くなかったから、なんとか休日一日分の生産性を棒に振る程度のダメージで済んでいる。受け身の取り方ばかりが上手になって嫌んなっちゃうね。
私がこれまでに参加できたライブは今年3月の名古屋でのライブハウスこけら落とし公演と4月の野音。"SHISHAMO NO YAON!!!"4月6日公演には、4月5日に京都で即売会に参加したその日の晩に夜行バスで東京に戻って参加した。3月のライブは以下の記事に記録したとおりだが、4月のライブは書きかけのメモを残したまま記事にできていなかった。
解散の報せを知った今日は、19時頃になってようやく「明日も」の原曲とマケインの小鞠ちゃんカバー版をギターコードで伴奏しながら爆音で聴いて、なんとか持ち直してきたので、うろ覚えの記憶を引きずり出しながら、完全に忘れてしまったところは空白にしたままながら、続きを書きたいと思う。
- はじめに
- 開場前
- 犬ころ→ハッピーエンド→あなたと私の間柄
- 中毒→ひっちゃかめっちゃか→量産型彼氏
- キスをちょうだい→通り雨→フェイバリットボーイ→ハリボテ
- あの娘の城→きっとあの漫画のせい→かわいい
- 春に迷い込んで→タイトル未定
- 最高速度→夏恋注意報→君と夏フェス→タオル→明日も
- (アンコール)夢で逢う→恋じゃなかったら
- 終わりに
開場前
初めての野音、今年で建て替え工事のためクローズしてしまう野音で、1月に聴き始めたばかりのSHISHAMOがライブをする、しかも赤い公園のうたこすがドラムでサポートに入るというのでウキウキしながら一般で取ったチケット。早めに日比谷公園に着く。グッズ列もそんなに並んでなくてあっさりTシャツが買えた。ハリボテのリハが聞こえてきてめちゃめちゃテンション上がった。
近くのTOHOシネマズの建物1階に入ったブーランジェリー(フランス語でパン屋さん)、ル・プチメックでパンを色々買った。少し値は張るけど、全てのパンが美味しいのでオススメ。しかしこの界隈にはさすがにSHISHAMOの真っ赤なショッパーを持った人はいなかった。歩いて数分しか離れていないところに全然違う属性の人たちが棲み分けられていて、日比谷という大都会のど真ん中に開放したステージがあるっていうのがまたたまらん。ただ日比谷にコンサートホールがあるのとはわけが違う。入場待ちの観客が公園のあちこちに座ってるのもいい。
犬ころ→ハッピーエンド→あなたと私の間柄
ブラスの入ったゆったりしたSEに合わせて観客が手拍子して、それでメンバーが入ってくるのが素敵!最初客席ど真ん中のアコギミニステージでやるのすごいよかった、花道沿いの観客とハイタッチしていくのも、みんなが真ん中を見ている迫力も!
そして1曲目の選曲が犬ころなのすごいよかったな〜。あなたと私の関係、向かいのお客さんが楽しそうな顔が見えて潤んでしまった。こんな表情見せられたら多少つらいことがあってもバンド続けちゃうよな、と思った。
中毒→ひっちゃかめっちゃか→量産型彼氏
ハイタッチしながら2人が戻っている隙にうたこすが登場する。やっぱりうたこすのステージで元気にしている姿が目に入った瞬間に潤んでしまう。つい拍手したらみんなも続いて拍手してくれて嬉しかった。先週より顔がシンバルに隠れない画角なのも良き。
バンド編成最初の楽曲は…中毒!!!ここ数日で少し集中して聴いていたので、生で聴けたのがまず最初に嬉しいポイントだった〜〜〜!!
ひっちゃかめっちゃか、初聴きだけど好きすぎて踊りだしちゃった!!ライブのあとにSpotifyで、そのあとCDレンタルしてちゃんと聴き始めたけど、この曲の主人公の子、SHISHAMOの楽曲のなかで屈指のおもしれー女だね??目の前の子が落ち着きなくて、折ってた箸袋の鶴うまかったら結構好感度上がっちゃうけどなあ。笑 それで相談に乗ってた子たちに散骨させようともしてるし🤭
量産型彼氏の手拍子。先週の名古屋でのライブと同様テンション上がった!うたこすのカウベルが堪能できるから好きだった記憶!!
キスをちょうだい→通り雨→フェイバリットボーイ→ハリボテ
MCでは昔の野音の話。緑に埋め尽くしたりチャリで登場したりの話をしてくれた。MCのたびに後ろの席の人たちは座って聞いてるのが、ピクニックみたいでゆったりしててよかったな!
SHISHAMO、というか朝子さんのギターはチャキチャキしたテレキャスが特徴的だが、厚みのあるグレッチの音色に合う曲をここで持ってきたのがすごく良かった。テレキャスもグレッチもアコギも、全部金縁(白縁?)で黒塗りのギターなの良き。
演奏されたキスをちょうだいは初見曲だったけど気に入った。通り雨は前回のライブが初見で今では100再生超す程度には気に入った曲(SHISHAMOの曲で9月末次点で100再生を超えたのは25曲)。そして「こんなに空が綺麗なんだから」と歌われる「キスをちょうだい」、「突然の通り雨」と歌われる「通り雨」と、全天候型屋外シチュエーションセトリになっていたことにしみじみと思いを馳せながら聴けて大変良かった。
通り雨のドラムが良かったとメモしていたけど、どう良かったのか全然思い出せない…。
フェイバリットボーイ、2回のライブで聴いてお気に入り曲の1つになった。2回のライブきっかけで聴き始めた「SHISHAMO 6」の中で一番聴いてる。完全に浮かれた状態で生で聴いてみたいもんだぜ。あと9ヶ月で頑張らねばならないが絶望的。笑
ハリボテのミュート地味に難しいよね!!
たしかハリボテかその前後あたりの曲だったけど、前列の高校生女子2人組が腕組んで踊りながら聴いてるの見てこっちも幸せな気分になった!ずっといい思い出になったらいいね!クレしん映画を映画館で子どもたちに混ざって観たとき*4のように、このライブのメインターゲットに混ざって観られたからこそこのライブがより素敵なものに感じられた。
あの娘の城→きっとあの漫画のせい→かわいい
この辺でメモを書くのが力尽きてしまったようなので恐ろしく解像度の低い感想になる。漫画のやつかっこいい、前回聞いた時より好きになった。と書いているがそれ以降SHISHAMO 4に触れていないので、借りてきて聴きなおそうかな*5。
MC、海外の盲腸入院の話。
春に迷い込んで→タイトル未定
羊文学の「光るとき」で聴いたような防災無線みたいなエフェクトが聴けたのが、たしか2回連続だったと思うんだけどなんの曲か完全に忘れてしまった。この辺だったと思うけど2回連続でやったとしたら漫画かな?
最高速度→夏恋注意報→君と夏フェス→タオル→明日も
このあたりで確か日が暮れて寒くなってきた頃だったと思う。盛り上がって体が動かせてアツくなる曲続きで大変良かった。まあ終盤にかけて盛り上がる曲を並べるのはセトリの定番とはいえ、野外では昼から夕方に移行するのにぴったりでそういう楽しみ方ができるのか!と膝を打った。夏恋注意報でめちゃめちゃテンション上がった。君と夏フェスのベースソロの立ち姿のカッコよさよ!!タオルの大サビで手がつりそうになりながら回し続けるのは2回連続だった。明日もの間奏のソロギターがやはり好き。拳を握ってプチョヘンザした。今日は泣かなかった。2回入って2回もテープがもらえるなんて。
(アンコール)夢で逢う→恋じゃなかったら
過去のセトリを予習していたとき、ライブで聴く前はラブソングばかりで定番締め曲まで「恋じゃなかったら」かあ…なんてことを思っていたけど、ゆったり始まってゆったり終わっていくSHISHAMOのライブに虜になり、「恋じゃなかったら」はギターリフを練習するほどのお気に入りになった。

終わりに
このライブが円盤にならないのが本当に惜しいくらい素晴らしいライブだった。普段やらない曲を色々やると言ってた気がするけど、2回のライブでバリエーションある曲が聴けてラッキーだった!ひっちゃかめっちゃかとかすごい好きだったからまた聴きたいな。
若い女性客がたくさん楽しんでいるのがやっぱり印象的で、でも最後のMCで大人!って呼びかけられたら一番元気なレスポンスをしたくなって(すこしびっくりさせてしまった)、似たような大人も体を揺らしながらチルしていて、改めていいバンドだなあと思った。
書いてる間に4月のSHISHAMOに心支えられていた記憶、君が大事にしてるものは攻撃的で好きじゃないとか言ってたのに今ではカラオケで歌うくらい好きになっちゃったこと、この半年のことを思い出してしみじみしてしまった。女性中心のバンドをそのことだけでガールズバンドと呼ぶのは趣味ではないのだが、そして本人たちはこの呼称を避けているのかもしれないが、それでも私はSHISHAMOを目の当たりにしたときに、これがガールズバンドなのだなあという感銘を受けてしまった。女子の女子による女子のためのバンド。
だからアラサー男性である私は後ろの方から眺められればそれで満足、というスタンスであるけれど(熱烈に応援されている似た属性のファンの皆さんを批判する意図はありません)、解散ライブはどうしよう、2回とも行くことにしようかな。もう少し考えなきゃな。とにかくもう数えるほどしかSHISHAMOのライブに行けないのは非常に残念だけど、見に行けるチャンスがまだ残されているのは嬉しい。悔いのないように楽しみたい。
本稿のセトリは以下の記事を参考にいたしました。ありがとうございます。