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SHISHAMOのライブを初めて見に行った話

※ライブ本編の感想のみ読みたい方は「遠征記 ~ライブレポ~」へ飛んでください。

SHISHAMOを聴き始めたきっかけ

「負けヒロインが多すぎる!」というアニメがある。恋破れる3人の女子高生にフォーカスした本作は、皆それぞれに一生懸命で、語り口が軽妙なのが面白くて、昨年夏に放送されたアニメの中で最も流行った作品の一つだ。EDが、ヒロイン3人が4話ずつ往年のラブソングをリレーしていくスタイルなのも人気の理由の一つだった。私もこのアニメと主題歌が気に入って、これらの主題歌を含めた8曲が収録されたカバーソングコレクションアルバムをレンタルした。

その中に「明日も」はあった。歌い手は3人目にフィーチャーされるヒロイン・小鞠知花。文芸部で黙々とラノベを読んだりなろう小説を書いたりしている、いわゆる陰キャ。引っ込み思案で、人前で話をすることは苦手だが、同学年の部員事情で部長に抜擢される。部長会議で発言しなければならなくなり、大好きな先輩たちのいた文芸部を受け継ぐため、懸命に変わろうともがく。

そんな小鞠ちゃんが「明日も」を歌うのだ。女子目線のラブソングをたくさん抱えるSHISHAMOのなかで選ばれた、ラブソングではない「明日も」。アルバムの中で唯一ラブソングではない「明日も」。心が折れそうになる時、折れている時に、心が折れそうになってもすぐに立ち上がる自分にとってのヒーローを見て、自分も立ち上がろう、まだ折れずにいようと鼓舞される社会人や学生を歌った歌である。聴き手にとってはこの曲こそがヒーローみたいな存在である。そんな歌を小鞠ちゃんが懸命に歌うのを聴いて、私にはめちゃめちゃ刺さった。

ギターもかっこいい曲だから、ヘビロテしているうちに1年近く触っていなかったギターを手に取りコード弾きしたくなってきた。コードを調べて弾いているうちに、コード進行の気持ちよさにも思い至った。やがて他のSHISHAMOの曲も聴きたくなり、ベスト盤を借りた。直接的に恋を歌った歌詞が多く、私にとっては少し糖分過多になってしまうが、それを補って余りある(主にギターの)かっこよさに惹かれてヘビロテし始めた。

ライブ参戦のきっかけ

ベスト盤を聴き始めて2週間ほど経ったころ、Dr. 吉川さんの休養が発表された。ちょうど私が最も好きな活動中のバンドである羊文学も同様の状況なので、吉川さんの体調を案じ、早期回復及び復帰を願うシャモサポ*1の皆さんの気持ちがよくわかる。しかし私にとって重要だったのは吉川さんに代わってドラムを叩くサポートメンバーの報せだった。

歌川菜穂さん。2011年から2021年にかけて活動していた赤い公園のドラマーである。愛称うたこす。解散後はTHE 2に加入するも、出産と育児との両立が難しく休養し、やがてTHE 2も解散。私の生涯で最も好きなバンドが他ならぬ赤い公園だ。解散後の赤い公園のメンバーが活動する姿を、Twitterでは観測していたものの、最近はアニメの趣味に比重をおいていたこともあって、彼らが活動する舞台からは足が遠のいていた。

そんな中うたこすがSHISHAMOのライブでドラムを叩くという報せは、私がライブハウスに向かうには十分すぎる原動力となった。ちょうど聴き始めたばっかりでハマっているバンドのライブが見られるだけでなく、そこにうたこすがいる。それもサポートメンバーだから当然期限付きである。期限は早ければ早いほど良いし、ということはSHISHAMOのライブに出るうたこすを見られるうちにライブに足を運ばなければならないということだ。

サポートが発表されてから、その時にやっているSHISHAMOのライブを調べた。私の住むつくばからアクセスが悪くなかったのは鎌倉と君津だった。しかし見つけた頃には売り切れていた。しかし3月末に名古屋でライブハウスのこけら落とし公演をするらしい。私はそれを知ってすぐに3次抽選に応募し、無事チケットが取れた。初めてのSHISHAMOのライブは、初めての名古屋へのライブ遠征になることに決まった。

予習

ベスト盤しか聴いていなかった私は、ライブ参戦が決まってまず、直近のワンマンのセトリを調べた。進行中のツアーは被りが多くてほとんどネタバレになってしまうのではと考えて避けた。その結果、シンプルに直近にリリースされたフルアルバム2枚を重点的に聴くのが良いという結論に至った。この2枚で気に入った曲は、現時点での再生数順に「人間」「夏恋注意報」「明日はない」「君の目も鼻も口も顎も眉も寝ても覚めても超素敵!!!」「ハリボテ」「最高速度」「中毒」「犬ころ」「わたしの宇宙」あたり。特に人間・夏恋注意報がツートップ。やっぱりかっこいい曲が好き。「明日はない」は「明日も」と続きでやるというので聴き始めたが、むしゃくしゃした時に聴くのが捗る。

しかし「死にたくならなきゃ恋じゃない」というのは私の思想とは異なる。というかSHISHAMOのラブソングには思想が合うものと合わないものとが結構くっきり分かれているかもしれない。「君の目も~」の「私には何も無い つまらない平凡な女です」という歌詞もモヤッとする。自分から相手より優位でない関係性になろうとするのやめなよ、対等に歩んでいくほうがいいよ、という気分になる。 あと独占欲が強すぎたり依存しすぎてたりする曲もちょっと抵抗がある。多分29歳男性である私には対象外なのだと思う。笑 それぞれの人生を楽しみながら相手の人生には深く介入しすぎず、一緒にいるときには全力で楽しむ恋愛が良いよ。でも、そういう歌詞でも曲の持つ勢いや印象的なギターリフが、つい私に再生ボタンを押させる。

遠征記 ~ライブ前~

やっとライブ当日の話になった。長くてすいません。笑

3月29日。仕事での締め切りに加えて、次週に控えた同人誌即売会の準備も、プライベートの時間のかなりの部分を費やして行っていたおかげで旅程を立てる余裕がなく、新幹線で行くことにした。一つ手前の豊橋は「負けヒロインが多すぎる!」の舞台になっているし、たまたま先程紹介した小鞠ちゃんの誕生日だったので、これは寄るしか無い!と立ち寄った。観光案内所で聖地巡礼マップを貰いブラブラしたら、いたるところにポスターがあった。テンション上がってきた。

作中に登場する精文館書店に貼られたマケインのポスター。

記念に原作の1巻を買った。そうしたら、レジの女性から「小鞠ちゃんのメッセージカヌレ、よかったら書いていってあげてくださーい」と言われた。おおよそアニメのターゲット層でない店員さんが小鞠ちゃんって呼んでるのがよかった。

精文館書店に設置された小鞠ちゃんの誕生日メッセージボード。

これが誕生日を祝う祭壇。

真ん中下のカヌレが私の書いたメッセージカヌレ

テンションが上がってつい韻を踏んでしまった。

作中に登場する水上ビル。

少し年季の入った商店街。いい町並み。各建物の壁に大きなイラストがあった。

八奈見ちゃんが作中でかじるちくわ。

ちくわが激ウマ。

お昼時になって、矢場とんが食べたくなってきたので、滞在1時間そこそこで名古屋に移動。

名古屋を訪れる度矢場とんを食べたくなる。

ライブハウスに傘は持ち込めないので、ライブハウスの傘立てよりも帰ってきやすいだろうと、公園の茂みに隠した。某大学でかくれんぼサークルに入っていた友人に教わった知恵。笑

遠征記 ~ライブレポ~

現場に開場30分前くらいに到着する。これまで行ったことある赤い公園、羊文学などに比べてファン層が若い!!笑 物販がそこそこ並んでいて整番の呼ばれる時間に入りそこねる。でもスタンディングフロア中程の割といい立ち位置で見ることができた。開演時間ぴったりにライブが始まる。

量産型彼氏→君と夏フェス→君の目も鼻も口も顎も眉も寝ても覚めても超素敵!!!

下手からメンバーたちが入ってくる。久々のうたこすが目に入ってドラムを叩き始めただけで涙が溢れてきた。しかも予習の甲斐あって、ベスト盤でお気に入りの曲から始まった!!量産型彼氏は全体的に歯切れが悪くてうじうじしてて、そういうとこだぞ!感がよく現れているのに対比して、Cメロで業が深い本音が垣間見えるのが聴いててニヤニヤしちゃう。しかもうたこすはカウベルを効果的に使うドラマーだったので、久々にうたこすのカウベルが聴けてすごく嬉しかった!!そしてBメロの手拍子はノリが若い感じがして新鮮だった。

君と夏フェスも最初から盛り上げてくれる流れで大変良きでした。音源で聴いているときよりテンション上がった。ベースソロがかっこいい曲だよねえ、この2曲の並びはもしかしたらそれぞれのソロパートがあって早々に顔見世できるからなのかも!君の~~素敵!!!、朝子さんがキーボードを弾きながら歌い始めたのびっくりした。うたこすも赤い公園の解散ライブでキーボードとかアコギとか弾いてたの思い出した😌サビのお手振りはつい8ビートで動かしちゃった!
3曲目のあとにMCが入る。最初のMCにしては割と早い印象を受ける。朝子さんの両手ガッツポーズの垢抜けてなさが良い。笑 ここではたしか、こけら落とし公演唯一のワンマンだった話をしていた。女性グループで初めてのステージだったこと、唯一のワンマンだったことを話していたけど、ただ友達がいないからワンマンにされたのだと茶目っ気たっぷりに話していた。観客の女の子の「すごーい!」という声に「そういうんじゃないの」とテンション低めのツッコミする朝子さん、これはもしかしてボーカルとかギターから抱くイメージと離れたおもしれーお姉さんだな?笑

狙うは君のど真ん中→君の大事にしてるもの→真夜中、リビング、電気を消して。→きっとあの漫画のせい

ここからは予習していた曲目リストから完全に外れていた曲シリーズ。収録アルバムとか曲調でまとまったセトリにしてくれたおかげで、自分のライブの楽しみ方の緩急がついてよかった。しかし「君の大事にしてるもの」はね、健全な交際じゃないなあ、「私とそのレスポール、どっちが大切なの」なんて聴いてる時点で予感してんじゃん、そんな恋愛やめなよ、みたいなモヤモヤした気分になりながら聴いてたけどね、こういう曲が刺さるようなうまく行ってないシチュエーションのほうが音楽に頼りたくなるんだよね。笑 しかし共依存的な関係になるのは自分のためにもならないからおすすめしない。まあこういう考えに至るのもこの歳になったからだと思う。そう考えると色々諦めをつけられるようになってきたなあ、人生。

なんてことを思ってたら、「さよならの予感がしているあなたへ」というコンピレーションアルバムの筆頭曲になっていた。まあ予感していてもう転げ落ちてる段階よね。ご高説垂れてしまい失礼しました🙈

5/1追記:半月経って怖いもの見たさ?で音源聴いてみたらシンセがかっこよくて、その間奏のシンセに割り込むギターソロもかっこよくて順調に好きになってきています。笑 MVも、アパートの一室にバンドセット入れちゃうの良き。朝子さんの戦闘態勢の真っ赤なネイルも好き。

2度目のMCは花見と花粉の話。花粉症がひどくてこの季節は使い物にならない年が続いていたので、かなり早めに病院に行くようにしてから太刀打ちできるようになった松岡さんと、花粉症が全然なくて勝ち誇っている朝子さんであった。桜を1本だけ見に行く滋賀県民を拾って、花見って何本って数えるの???と突っ込む朝子さんがツボだった。笑

自分革命→フェイバリットボーイ→犬ころ→通り雨→夢で逢う→夏の恋人

このパートは犬ころだけよく聴いていたことがあって、生で聴けて嬉しかった。通り雨の上から下に青いライトが流れていく照明が印象的だった。アコギで歌う夏の恋人が印象的だった。ていうかどのギターも金縁黒塗りで、好みがわかりやすくてよかった。MCで終盤に差し掛かっていることが知らされる。前日にIKUSHAMOの動画が配信されていなかったのだけれど、見てる人が少なくてご機嫌斜めだった。私も見てなかった、ごめんなさい。。。でも逆にライト層がたくさん見に来てたと思えば…ね?

夏恋注意報→最高速度→タオル→明日も→明日はない

こっから先よ!!!テンションバチ上がりでした!!!夏恋注意報の「ぱっ」で手をパーにして「うー」でグーにするの良き!!ギターソロかっこいい~~~~!!!!やっぱ疾走感があってかっけー演奏最高です!!そしてタオル回すの楽しかった!ちょっと遅れながら物販でタオル買った甲斐があった!けど終盤手が攣りそうだった!笑

そして明日もですよ。これを聴くために名古屋に出てきたと言っても過言ではないくらいだったので、1番でべショベショに泣いてしまった。イントロで思わずもう一度タオルを上げちゃった。うたこすが叩いてくれる明日もは本当に貴重だなと思って、耳に焼き付けた。銀テープも出てきて嬉しかった。ブラスがいないので間奏はバンドアレンジだったけど、それがよかった。アレの音源無いかなあ。バンドスコアがあったら弾いてみたいなあ。明日も→明日はないの流れは予習していて予期していたけれど、逆にアンコールでやっている記録が目立っていたので、客電がつかなかったのを見て、え、アンコールもあるの…?!となった。

カラフル→恋じゃなかったら

カラフルは初聴きだったけど、イントロのギターの旋律が上がっていくのにつられて気分も高揚してたのしかった!アンコールのMC。高校生が結構いっぱいいてびっくりした、中学生男子のレスポンスに癒やされた、専門学校生が元気すぎて面白かった、一番元気なのがオトナであるのが誇らしかった!大人になっても人生楽しいぞ!!

ラストの曲はゆったりしていて、こういう終わり方もいいなあとしみじみ思った。

女性客が多かったからか、後ろの方なのに朝子さんが見やすかった。そして音響が良かった!いい箱だったからまた来たいなあ!

メダリストの聖地巡礼

終演後は最近ハマっているメダリストの聖地巡礼をした。ライブ遠征を聖地巡礼でサンドイッチした。笑 次の日にしようかなと思っていたけど、ライブ前に夜行バスのチケットが取れそうだったし、聖地巡礼は数時間で終わるからライブ終わりでも良さそうだな、と考えてその日に帰ることにした。ライブハウスのすぐ横にもバッジテストの舞台となっていたスケートリンクがあったのだけれど、遠目に見るだけでスルーしてしまったのでもったいなかった…!!

主人公結束いのりの通うスケートリンク

主人公・結束いのりとそのコーチ・明浦路司が語り込んでいた大須観音

大須を一通り散策した後、京アニのグッズを多数扱うことで有名な三洋堂書店で、響け!ユーフォニアムの設定資料集を買った。23時まで営業してくれてて助かる。

終わりに

そして名古屋駅に移動し、バスの時間まで世界の山ちゃん手羽先を食べながら飲んだ。0泊2日のライブ遠征、大変楽しかったです!!次のSHISHAMOのライブは次週・日比谷の野音にて!!

*1:SHISHAMOのサポーター,すなわちファンのこと。フロンターレ好きのメンバーたちらしい素敵なネーミング。




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