はじめに
ユーフォ3期が最終回を迎える直前なのにこんな記事を書いていて良いのであろうか。でも最終回を迎えたあとだとその余韻で吹っ飛んでしまいそうだからあえて書き留めておきたい。
なんのことを言っているのかというと…「リズと青い鳥」である。久美子たち主人公学年のもう一つ上の先輩部員2人・傘木希美と鎧塚みぞれを主人公とした映画で、「響け!ユーフォニアム」では1・2期でシリーズ演出を務めた山田尚子が監督している。最終回直前そわそわ週間に突入した私は、2月に1期から時系列順に通しで視聴して以来4ヶ月ぶり3度目となる、劇場版「リズと青い鳥」の鑑賞をした*1。
3度目の鑑賞で、これまでに自分で観て思い至らなかったところや、演出について読み漁った数々の考察記事には(わかりやすくて逆に?)言及されなかった見どころがたくさん見つかったので筆を執った。次項からしばし自分語りに入るので、手っ取り早く感想を読みたい方は「今回記す感想の趣旨」に移行されたい。
- はじめに
- 初見時のおぼろげな記憶
- 2度目の少し鮮明な記憶
- 今回の鑑賞時の私の予習状況
- 今回記す感想の趣旨
- 課題曲「リズと青い鳥」第三楽章の希美とみぞれの演奏の変化
- 環境音としての練習音
- その他の感想
- どうして3度目までに気づかなかったのか?
- 終わりに
初見時のおぼろげな記憶
初めて観たのは2021年10月3日だった、との記録が手元にある。なんでそんなものが残っているかは、その年に私がハマったアニメの話に遡る。1月に大仕事の締切を控え切羽詰まった私は、夜に帰宅してからも作業をしなければならなくなり、毎日の夕飯時の小休止として観る作品を探していた頃に出会った「けいおん!」にどハマリした。その後梅雨から夏頃にかけてdアニメに加入し、京アニの作品を片っ端から漁ってハマったりハマらなかったりしていた。そんなわけで、飲み友達と宅飲みしながら山田尚子監督作品をのべ2日間にわたって鑑賞しよう、という企画を開催した。そのプログラム表に10月3日・10日と書かれていたので初見の日時が判明した。他のラインナップは「映画 けいおん!」「たまこラブストーリー」「映画 聲の形」と、TVアニメ「けいおん!!」「たまこまーけっと」の劇場版の予習に適した関連回。これらの中で私が唯一初見だったのが「リズと青い鳥」である。ちなみにその頃「響け!ユーフォニアム」は劇場版総集編に留まり、更に2年半を空けた今年1月にテレビアニメ版を観て本格的にのめり込んだ。
その初見時に見た印象は…大変恐縮ながらあまり覚えていない。「リズと青い鳥」の日に同時鑑賞したのは当時激推ししていたけいおん!で、TVアニメの2本を観たあとに「リズと青い鳥」を挟んで「映画 けいおん!」というタイムテーブルにしていたのだが、テンションが上がりすぎてけいおん!TV2本と劇場版を通しで観ながら酒が進み、完全にできあがった状態で鑑賞してしまった。「リズと青い鳥」はそういったコンディションで観るにはあまりに情報量が多かった。*2というかけいおん!の予習をしたのなら、リズも同じくユーフォの関連回(2期1-4話かな)を予習してから観るべきだった。と今では思う。一緒に鑑賞してくれた友人が、作中で描かれていた女の子の思い入れは分かるという旨のことを述べていたことをおぼろげに覚えている。その友人とはもはや住んでいる場所が離れているため同じような宅飲み鑑賞会の実現は困難だが、もう一度他の回で予習してもらってから観て、改めてどんな感想を抱くのか聞きたいな。
2度目の少し鮮明な記憶
先述した2度目の鑑賞に時を進める。「響け!ユーフォニアム」を1期から通しで鑑賞し始めた1周目では、希美とみぞれ(以下「のぞみぞ」と表記)の印象は主に2期1-4話でのやり取りに由来する。というかその後すぐに関西大会があり、あすか先輩や麻美子お姉ちゃんに集中することになるので、1-4話の記憶しかない。なので、初見時に聞いていた気がする「『響け!ユーフォニアム』のスピンオフ映画」「主人公たちと1個上の登場人物たちの話」くらいの認識で鑑賞を始め、本作で2人の理解を深めた。その時に今から思い出せるくらいはっきりと抱いた印象は、キャラデザが違って、でも違和感がなくてすごい…!というのと、これはハッピーエンドなのだろうか…??という2点だった。これは今回改めて感じたところでもあるので、後ほど詳しく述べたいと思う。
今回の鑑賞時の私の予習状況
そして3度目の今日、6月26日。2月に観た頃の私とはユーフォオタク度が段違いである。特に2年生たちについては、「誓いのフィナーレ」と「リズと青い鳥」の原作に当たる「響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、波乱の第二楽章」の前後編に加え、中川夏紀先輩を主人公として彼女たちの卒業前後とその時点からの回想場面を描く「飛び立つ君の背を見上げる」を読了したことで解像度が格段に上がった。DSの画面と4Kテレビくらいの差がある(世代のバレそうな喩え)。そして楽曲「リズと青い鳥」も、「誓いのフィナーレ」のサウンドトラックに収録されたコンクール編集バージョンを聴き慣れるに至った。
なので、今回の鑑賞の頃には、「リズと青い鳥」は決してスピンオフではないことが分かったうえで鑑賞に臨んだ。「リズと青い鳥」は、「響け!ユーフォニアム」の久美子2年生編で、主に久美子が関わっていない場で起こっていた出来事を独立した一本に仕上げた映画なのである。…世間はそれをスピンオフと呼ぶのかもしれない。笑 でも決して一般にサイドストーリーと呼ぶ時に抱く印象ほど”ついで”の位置づけではないってこと。
今回記す感想の趣旨
さて、これだけの名作だ、何本もの読み応えある考察がすでにインターネット空間に漂っている。
Liz and the Blue Bird
— シルバ 🌸 (@silvpokkii) 2024年6月22日
Weaving subtle sound cues and deliberate moments of silence into her tactfully intimate visual language, Naoko Yamada articulates our deepest feelings in a wholly unique portrayal of the beauty and anguish of love and parting pic.twitter.com/m6JQ4njAXm
みぞれが髪を触ることの意味合いとか、実は劇中でのぞみぞは最初と最後しか高校の敷地を出るシーンがないこととか、リズ=希美で青い鳥=みぞれであることを示唆する演出とか、いずれもメタファーや行動の意図を詳細に考察しており、私も本作の理解が深まった。こうした観点は私にとっても興味深くて、2度目の鑑賞後にはこうした記事群を読み漁ったし、3度目の鑑賞では最後に挙げたツイート集が見直す動機となった。
こういった演出を確認し直すことを念頭に本作を改めて観て、これらの記事で特筆されるように、山田尚子監督がずば抜けた演出家であることは疑う余地もないことを再確認した。こうした切り口の感想や考察はもはや私の内から出たものか、上記の記事群を読んで内面化したものかの区別がつかなくなったほどであり、本稿で再生産する必要はないだろう。
と同時に、こういうよく練られた考察以前に、もっと素朴に言及したい感想が色々見えてきた。特に、視覚情報から得られる情報だけでなく聴覚情報もとんでもないことに思い至った。たぶんこれは3日前に「響け!ユーフォニアム3」の12話を見届けたからなおさら感じたのだと思う。*3(←この注釈以降、注釈を用いて3期12話の内容に言及する記述を何度か述べるので注意。)そこで、今回は聴覚情報にフォーカスした感想と、ユーフォシリーズにのめり込んだからこそ気づいたことを主に記したい。
課題曲「リズと青い鳥」第三楽章の希美とみぞれの演奏の変化
希美とみぞれが第三楽章を演奏するシーンは、私の記憶では4度あった。1度目、冒頭に登校して2人きりで朝練を行う場面。(というかこのシーンの手前、初っ端から楽曲「リズと青い鳥」で始めるのね?!と度肝を抜かれた。)2度目、滝先生のみの前で全体練習する場面。3度目、橋本先生と新山先生もいる前で全体練習する場面。そして4度目、最後にみぞれが申し出て行った全体練習でみぞれが覚醒する場面。2度目と3度目の違いは見返さないとわからない気がするけど、1、2&3、4では明確に違って聞こえたし、それが物語の説得力を補強している。
1度目
セリフでも言及されていたけど、みぞれのオーボエの音程が結構低かった。まず試しに吹いてみる、と言った感じで互いの力関係がどうとかはない。絵本世界を描くシーンで模範解答的にこの第3楽章も聴くことができるので、比較しやすいかもしれない。
この1度目の演奏をしている二人の背中に「リズと青い鳥」のタイトルが重なるところも、タイトルの出し方の上品さと、それとは対照的にこれから起こる事件を示唆しているような不穏さが感じられて感銘を受けた。
2&3度目
フルートが力強くてマイペースに進んでいる一方、オーボエは隠れているような印象。非常にわかりやすい。2度目では滝先生が止めて、それぞれの音を聴くように指導している。3度目は橋本先生が不安を口にする。そして新山先生がみぞれと演奏している時の心情について話をして、みぞれが気づきを得る。ここまでの演奏を聞いた麗奈が、みぞれは希美と相性が悪いからみぞれが実力を発揮できていないのではないか?と述べるのも無理はないと納得するほどだ。その後にくみれいが同じ第3楽章をトランペットとユーフォで戯れに吹くシーンが、ここまでで噛み合わないのぞみぞとの対比になっているのも親切な構造だと思う。*4
4度目
みぞれの演奏がこれまでの3回と見違えるように力強くなって感情豊かになっていた。それを聴いてうろたえた希美が涙を溢れさせ、かすれた音しか出せなくなって終いにはフルートを構えることすらできなくなってしまう。2度目の鑑賞時の記憶をすっかりなくして原作のシーンだけ記憶した状態で観たので、原作再現するんだろうか…と固唾をのんで見守っていたら想像以上の再現具合で度肝を抜かれた。あれだけ吹けなくなっていても演奏を止めない滝先生がさすがのスパルタさですごい。とはいえみぞれが申し出て始めた全体練習で、初めてみぞれが完璧な演奏を見せる機会だから、最後まで聴きたい気持ちも、感覚を刷り込ませたい気持ちもよく分かる。
ただし、みぞれは覚醒したというわけじゃなくて、自分がリズだとばかり思っていたみぞれが青い鳥の立場になったらすとんと心情が理解できてすんなり吹けてしまった、というだけだと思う。元々みぞれはこれだけの演奏をふけるポテンシャルがあった。今作だけから読み取るとすれば、先述した麗奈の発言。ユーフォ2期ではより豊富な描写がなされている。前年の三日月の舞でも、夏合宿までは機械のようなソロで面白みがないと評されていたが、夏合宿明けに希美との誤解が解けて(わだかまりは今作に至るまでみぞれの内に残っているけども)希美のために吹く決心がついてからは素晴らしいソロを吹いていた。だからこれだけの実力があるのは不思議ではない。…んだけど希美は前年のコンクールのときには退部していたから、その様子をちゃんと観てないんだね?!(全国大会の演奏を聴いているだろうほか、関西大会後に希美がもなか組で復帰したときにはみぞれのソロ練習に付き合ってたかもしれない…?おぼろげな記憶)とにかく希美はみぞれを引っ張っていくと自覚していたのに、新山先生のみぞれと自分との扱いの差をひしひしと感じながら、ついにみぞれのほうが遥かに実力が上であることをまざまざと突きつけられ、打ちひしがれてしまったわけだ。個人的には、希美が調子に乗っていた時の(ちくちく言葉)2,3度目の演奏を見せればけっこういいパワーバランスになるんじゃないかと思ったけど。「誓いのフィナーレ」で観られる本番シーンはどちらも強すぎず素敵な塩梅でした。
そもそもみぞれの実力がこれほどに達したのは、才能からなのだろうか?同じパートの部員が少ないことと、他の部員のような周囲の人間関係に疎い性格と、唯一全感情を注いでいたような希美の不在*5によって、並外れた長期的な集中力で練習に取り組んだ結果なのではないか。まあ常人はその練習を積み重ねられないという意味では才能なのかな。
環境音としての練習音
音から得られる情報の大部分は前項に述べたとおりだが、これまでのユーフォシリーズ(以降「ユーフォ本編」と述べる)と比較してもう一つ特筆しておきたいのが、環境音としての練習音がとにかく多いことだ。本作ではのぞみぞの他の登場人物が発するセリフはほとんど優子・夏紀・梨々花で、本編の主人公であるくみれいですらモブのようなセリフ量である。にもかかわらず絶えず周囲の部員の存在感が感じられるのは、セリフだけでなく練習音がそこかしこに散りばめられていたからだと思う。というか吹奏楽部に入ったことのない私は、全体練習に立ち会うことがないので、大学のサークル棟の前などで鳴っていた個人練習の音のほうが、日常に溶け込んだ吹奏楽部の風景としては近いし、本作がフィクションながら現実と地続きである感覚をより感じさせる要因だった気がする。
その他の感想
登校して音楽室にたどり着くまでのシーン
時間めちゃめちゃかけててすごい。最初に希美が登校してくるシーンは、すでに希美のことを知っている観客にとっては、みぞれほどではないにしろ早く登場しないかという渇望を味わえる。そこから音楽室に至るまで、丁寧に時間をかけることで、みぞれが希美に対して抱いているクソデカ感情*6が伝わってくる。
キャラデザはのぞみぞ(主にみぞれ?)からみた視界説
とともに冒頭の音楽室にたどり着くまでのシーンは、ユーフォ本編との画作りの違いをしっかりと観客に印象付ける効果も持つと思う。淡い色合いで輪郭も目立たないようにしており、キャラクターの髪型も異なるキャラデザは本作を観初めて真っ先に気づく要素だ。
これはのぞみぞから観た視界が、ユーフォ本編の主人公である久美子や他の部員の視界と違っているということを暗示しているのかもしれない。誰かファンの方がコメントしていた気もするけど、そのことを意識しながら鑑賞した今回は改めてハッとした。人は自分の視界しか体験できないけれど、個人のパーソナリティによって視界の中で印象が深い箇所や同じものに対する印象は様々だし、さらに言えば同じ自分でも、精神的・身体的なコンディションによって、あるいはその時に持ち合わせているコンテクストによってものの見え方は変わるだろう。
各楽章は絵本のその場面に対応するのか!
第1楽章、森で暮らす動物たち。第2楽章、嵐の訪れ。第3楽章、青い鳥の少女としての来訪。第4楽章、別れ。と思って(他の回、劇場版または原作でもそう説明されていたかもしれない)これまで聴いていたが、本作で各楽章が当てられるシーンは異なっていた。ちゃんと記憶に残っているのは第1楽章と第3楽章だけど、前者で既に嵐が過ぎ去ったあとに少女が訪れており,後者ではリズが少女の正体に感づいている。すると第2楽章はどの場面に当たるのだろう…?
鎧塚と剣崎
みぞれと梨々花の名字が防具と武器で対になっているの、「よろい…剣崎さん」というセリフが梨々花と新山先生にあったことで初めて気づいた。あの言い直しにも何か意味合いがあったのだろうか。
緑輝がみぞれに話しかける場面、実はシリーズ中唯一では?
ユーフォ本編では、主人公が久美子でその親友が麗奈であることもあり、低音パートとトランペットパートに焦点が合いがちだった。そのため緑輝とみぞれが話す場面は初めてだったように思う。その2人接点あったのね…!と思ったけど、1年生からコンクールメンバー入りする実力者で社交性もある緑輝ならみぞれに話しかけに行っていても不思議じゃないなと思った。その他にもキャラデザが違ってもいつも通りじゃれてるなかよし川先輩たちとか、大好きのハグしてるさっちゃんみっちゃんとか、イツメンがが観られる場面がちょこちょこ挟まるところでテンションが上がったのは、やはりユーフォ沼に肩まで浸かった今はじめて味わう感覚だった。
みぞれが最後の全体練習の後理科室に希美を追いかける場面
他の部員たちに囲まれて称えられている中、希美の不在に気づき追いかけるみぞれ…と言えば何の変哲もない場面なのだけれど、希美が出ていった原因がみぞれ自身であることがむごいよね…と思ったけどその希美の行動と追いかけるみぞれという構造が、2期4話の鏡写しになっていたのね?!曇らせてる希美、ここまで特にフルートパートの中で人当たりの良さを丁寧に丁寧に印象付けられてたので熟成されて非常に味わい深かった。
結局これはハッピーエンドなの?
2度目の鑑賞でも抱いた感想を再度抱いた。みぞれの依存状態が解消されたという点では良かったのだろうけど、希美の"フルート以外の"全てを大好きな箇所として次々と挙げていくみぞれと、みぞれの"オーボエが"好きだと告げる希美、二人の決定的なすれ違いが露呈した残酷なシーンだなあと思った。希美の笑みはちょっと考えたけどフルートは無しかあって笑みだよね…。バッドエンドとは言わないけど手放しには喜べないな、でも確かにここから健全な関係になっていくのなら良い結末だったと言えるのかもしれない…と思った。それがdisjoint→jointなのかな。*7
山田尚子監督も青い鳥のようだね…
ユーフォ本編の完結まで携わることなく他のプロダクションに飛び立っていった山田尚子監督も、その類まれなる才能を京アニの中に留めず外の世界に飛び立っていく青い鳥だな…と思い至った。3期にも携わってほしかった気持ちと、飛び立ったからこそ「平家物語」や「きみの色」といった作品が生まれたんだろうな、というアンビバレントな気持ち。
どうして3度目までに気づかなかったのか?
3度目の鑑賞でようやくこれだけの感想を抱くことができたのには3つの理由がある。
本作の情報量がとにかく多い
まず「リズと青い鳥」という劇中の絵本の内容を理解しないといけない。さらに希美とみぞれのキャラクターとそれぞれの関係性を理解しないといけない。その上で初めて絵本とのぞみぞのリンクが理解できる。しかも周囲のキャラクターのパートとか学年とか、ユーフォ本編で積み上がった情報も(最悪わからなくてもよくはなっているが)周囲の部員との関係性を余す所なく理解するには必要である。一度や二度の鑑賞ではすべての情報を掬いきれなかったのも無理はない。
ユーフォ本編が比較対象となった
キャラデザや環境音への感想はユーフォ本編との差異によって認識することができた。全体練習の二人は「誓いのフィナーレ」でのコンクール演奏シーンの音源を繰り返し聴いたから、その音源との比較が可能になった。いずれにしてもユーフォ本編を見たことによって受け止められる情報量が格段に増えた。
良いイヤホンで聴いた
ミックスされた音を最大限吸収するには,やはり良いイヤホンを使うのが最適だ。私は秋葉原のeイヤホンで1時間以上かけて選んだ「SUPERTFZ NO.3 マジックフラッシュ」というイヤホンを愛用しています。
終わりに
以上のように、本作はユーフォ本編を観ていなくても楽しめる作品だとは制作者自らも述べているが、ユーフォ本編を観ることによって初めてそのポテンシャルを最大限吸収できるのだと実感した。どエラい作品だ。ユーフォ本編が終わってしまうのもさみしい。先週は2期10話並にベショベショに泣いた。奏ちゃんいい子だね…泣 週末の最終回も楽しみにしております。 ほな、私は先程挙げた記事読み返したり他のインタビュー記事漁ってきたりしますんで…
*1:「リズと青い鳥」というタイトルは、本稿で主題とする映画の他に、劇中で取り上げられる絵本と、その絵本から着想を得て作られ、劇中では主人公たちの所属する吹奏楽部のコンクール課題曲にも設定された楽曲の3つの作品につけられている。特記しない限り、本稿では映画のことを指す。
*2:学生の頃に参加した学会のポスター会場でビールを配って飲みながらポスターを聞きに行ったら、知り合いの先生が発表しているポスターを丁寧に説明してくれたのに全然理解できなかったことを思い出した。笑
*3:真由と久美子の公開オーディションの場面、視聴者も二人のユーフォの微妙な音色の違いを聞き分けなければならないプレッシャーを感じた。この場面は本当に聞き分けが難しい。対して「リズと青い鳥」は視覚情報に込められたメタファーと比べると親切すぎるほどに、はっきりとシーンごとの音の違いが分かる。それがこの記事を書き始めた動機でもある。
*4:そんな相性の良さをここでもアピールしていたくみれいが、全国大会でソリ一緒に吹けないなんて…泣
*5:そんなみぞれをケアしていた優子先輩の存在も当然みぞれには大きかったと思うけど、みぞれはあまりそれを自覚していない。
*6:というと本作の品が損なわれる気がしないでもない…笑
*7:3期12話も似たような複雑な感情だな。久美子がソリを逃したという点にフォーカスすればバッドエンド、全員を取りこぼさないというポリシーを全うして得難い悔しさを手に入れた、マネージャーとしての久美子は優勝した、という点ではハッピーエンド…?後者に関しては最終回を待ちたい。