ここまでのあらすじ
私は音関係(オーディオやシンセサイザーなど)やマイコンを使った電子工作が好きです。
以前は手張りで基板を起こしていたのですが、最近は中国の深圳に本社を置くPCBWayという基板製造&実装メーカーに基板製造を発注するようになりました。
基板製造メーカーは他にも沢山あるのですが、価格の点、製造の過程を詳しく見れて面白い点など、ホビーユースでも人気が高いようです。
そして8月下旬のこと、そのPCBWayから、基板の製作の記事をブログにしてみないか(お金はあげないけど基板は作ってあげるよ)というオファーを頂き、予てより計画していた壮大(?)な計画を実行に移したのでした。
その計画とは、15年くらい前に製作したレトロゲームのチップを使ってBGMを再現する装置を、今度はマイコンを使ってエミュレーションで再現してみようというものです。いわば、マイコンの中でゲームのエミュレーターを動かすというものです。
早速、マイコンの選定をかねて処理量をAIに見積らせてみたところ、ESP32マイコンならば何とか1チップで再現出来なくはないらしいということで、嘘か誠かチャレンジしてみることにしました。
そして、意気揚々とハードをブレッドボードに起こし、ソフトを実装してみて、麗しい音が再現されるのを期待していたのですが………音というか「ピー」とか「ガー」というノイズに塗れて、フレーズっぽいものが聞こえてくるだけの装置になりました。そして、そこからまともに鳴るまでは茨の道乗りでした。
およそ2週間もの間、寝食を忘れエミュレーターの最適化に取り組んできました。そしてその結果、ESP32マイコンを使ってFM8声+PSG3声、またはFM6声+PSG3声+リズム音をまともに再現することができるようになりました。
これならば行けそうだ、ということで、いよいよ基板を起こして発注してみたのでした。
基板の発注方法
ガーバーデータの出力方法についてはどの基板メーカーも大差はなく、私はP板ドットコムの説明を参考にしてガーバーデータの出力まで行っています。つまり、ガーバーデータさえ出力できれば、どこのメーカーに製造を依頼するかは目的や好み次第ということになります。
私がPCBWayを選んだのは、初回のみお試し価格(送料$2.75〜のみ負担)で10枚までタダで基板を作ってもらえるためです。基板サイズに制限(100x100mmまで)はあります。超太っ腹なメーカーですね。試しに作ってみたら十分に品質・完成度が高かったので、それからPCBWayを使っています。
ちなみに会社ではエレキ屋さんは試作にP版ドットコムを使っているようです。
- 基板の発注方法
基板の発注方法について簡単ではありますが説明します。
まず何はともあれPCBWayのサイトへ移動します。
そこで、作成する基板のサイズ(幅、長さ)と枚数を入力して見積もりをします。枚数は最小5枚で、10枚まで$5で発注できるのでお得です。
100x100mmまでならば、10枚までは$5になっているはずです。1mmでも超えると別料金になるので、意図せずサイズオーバーしないよう注意しましょう。
そして次に「今すぐお見積もり」ボタンをクリックすると、基板の詳しい設定に移動します。
ここでは、デフォルトのままでも良いのですが、厚み、レジストの色、種類(艶消しかどうか)を選ぶこともできます。基板の厚みとレジストの色をデフォルトから変更しても価格は変わりませんでした。用途に応じて変更すると良いでしょう。

そして発送方法を選択します。基板のサイズに関わらずDHLやFedEXは選択できますが、場合によってはGlobalShippingServiceやOCSといった割安な発送方法を選ぶことができます。個人的には納期の短いOCS(日本のANAグループのサービスの一つ)がお気に入りです。急ぎでなく、サイズも大きくなければGlobalShippingServiceも格安なのでおすすめです。船便で海をドンブラコッコと渡ってくるので半月くらい掛かりますが、今のところ一度もパケットロスなく届いています。そして「Checkout」ボタンを押して支払いに進みます。クレジットカードやPayPalが使えます。初回のみ$5割引サービスを使う場合には忘れずにチェックしましょう。
そして決済が完了すると注文完了です。
- 発注後〜受け取りまで
注文完了後、製造、発送それぞれのステップで詳しい状況を確認できます。
・製造の状況
・発送の状況(OCSの場合)
こうして可視化されると安心することができます。
- そして到着
このようなパッケージが輸送用の箱に入って届きます。
5枚発注しました。
両面基板です。拡大してみました。

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発注~宅配までの所要時間
今回は10月15日に発注し、20日の夜に届きました。5日で届いたことになります。
内訳は制作3日間、輸送で2日間となりました。(それぞれ前後することがあるので注意が必要です)
ここまで結局長くなってしまいましたが、発注方法についての説明は以上です。
ついに基板が届きましたので、これから組み立てに入りたいと思います。
それではまたっ!
続きは以下記事にて。