前回の記事では、とりあえずBIOS起動まで確認できたRS君ですが、今回はフロッピー起動までできるようにしてみました。
↓前回の記事はこちら。
Ni-Cd電池の交換
まず、カレンダー時計(いわゆるRTC)のバックアップとして使われているNi-Cdを交換します。無くてもOSの起動はしますが、液漏れをすると基板を損傷するので、早急に取り外すか交換した方が良いようです。
交換用のNi-Cdは、同型のものは既に廃版になっていますが、Ni-MH(ニッケル水素電池)として相当品をAmazonで入手することができます。
Amazonの該当商品のページへジャンプします。
Ni-Cdはメイン基板に半田付けされていて、メイン基板を取り出すにはサブ基盤(CPUが載っている)やドライブ、電源、拡張ボードのハウジングといった全ての臓物を一旦取り外す必要があります。
そして、メイン基盤は両面実装ですのではんだ吸い取り器で丁寧に取り外します。(しくじるとパターンを剥がしてしまいます)
極性に注意しながら、新しいバッテリーを半田付けします。交換したら、元通り組み立てます。
組み上がったらDIPスイッチの2-5をOPEN側:OFF(メモリスイッチを工場出荷時設定に初期化)になっているのを確認してからOSを起動します。そしてSWITCHコマンドを実行し、必要な設定があれば変更を行い(私の場合はコプロを有りにした)、終了します。すると、DIPスイッチの2-5をONにして再起動せよとのメッセージが表示されるので、それに従ってOSを再起動します。
再起動後、日付と時間はめちゃくちゃなままですので、それぞれDATEコマンド、TIMEコマンドを使って設定します。これでバッテリーの交換は終了です。
FDDの交換
内蔵FDDの#1がディスクを読み込まず、メンテナンスを試みたものの改善しなかったため、同型をオークションサイトで探してきて交換しました。動作品は1台3000円くらいで手に入れることができるようです。
この出品者さんは親切な方で、交換後の動作確認のためにFDを1枚同梱してくださいました。交換後にいきなり大切なマスターディスクを入れて動作確認をするのは気が引けますので、助かりました。
なお、PC-9801 RS21の場合、FDDの型番はNECのFD1155Dです。ドライブ番号ですが、ジャンパーの「ID」の設定が0〜3まであり、それぞれ#1、#2ドライブに対応するようですので、忘れずに確認します。ちなみに#3と#4は試していません。
そして無事にFDDが使えるようになったのでした。
使用感など
FDDの動作音「ガチャガチャ、タンタン」という音など、当時を思い出す懐かしい音でした。試しにプリンス・オブ・ペルシャのディスクを入れてみたら、無事に起動しました。
一旦、これでPC-9801の修理は完了です。…って、電源ON時のピポ音は相変わらずしません(笑)。FM音源ボードのスピーカーケーブルを繋ぐと本体スピーカーから音は出るので、ちょっとした基盤の傷みが原因なのかしれません。

