今回は、PCエンジンをブラウン管PCモニタ(X68000モニタ)に接続したいというご要望を頂き、PCエンジンのフルメンテナンス+RGB追加を行いましたので、記事にまとめます。
まずは、最終的に出力した映像の写真からです。


くっきりとした映像ながら、ブラウン管ならではの柔らかい感じが出ています。
機器の接続は以下のようになっています。

3台の機器を切り替えてモニタに接続するためにマイコンソフトのSELECTY21(セレクティ)を使用します。
セレクティには複合同期信号(CSync)をPCモニタ用に水平同期・垂直同期信号に分離する回路を内蔵しているため、PCモニタへの接続を可能にしています。
実はこの回路、以前に紹介した記事と同じ回路です。切り替え機能のないRGB21ピン→DSub15ピン変換器と同等と考えられます。
今回ハマったのは、実はRGB21ピン仕様の理解が甘く(実績が無いためもある)、RGB出力を追加したPCエンジンをフリマアプリで購入してくださった方の環境(セレクティ+X68000モニタ)では最初はうまく動作しなかったことです。
何回かやりとりをする中で、最終的には冒頭の画像のように綺麗に映るようになりました。
結論から言うと、省略していた一部の結線を接続することと、CSyncにはビデオ信号を入力するのではなく、きちんと複合同期信号を入れることでうまくいきました。

Audioと映像信号、各GNDはもちろん接続しますが、11番のAV Controlと16番のYsピンを規格通りに接続する必要がありました。恐らくこのピンから電源を取って同期信号セパレート回路を動かしていると想像できます。
切替器を使うためのノウハウとして得たのは…
- 11番の+5Vには+5V電源を供給する
- 16番のYsピンは75Ω負荷でロジックHighにプルアップする
- 9番のCSピンにはビデオ信号ではなく75Ω負荷の複合同期信号を入力する
ということでした。
ほぼ実験のようになってしまいましたが、どこかの記事で見たことのある知識の断片をかき集めてきて試してみました。やりとりに付き合ってくださったMinimum様には大感謝です。
最後に、何枚かモニタの映像を撮っていただきましたので掲載します。




ということで、
