皆さんはタフネススマホというものをご存知でしょうか。落下などの衝撃に強い作りになっており、主にバイク乗りやアウトドアを趣味としている人向けの需要を見越した製品になっています。
しかしこのタフネススマホ。頑丈な筐体と引き換えの問題点だったり、そもそも本当にタフなのかというと疑問な部分もあって、筆者的にはあまりおすすめできないものとなっています。
この記事ではそんなタフネススマホについて問題点を提示していきたいと思います。
タフネススマホの問題点
落下や傷には強いが他は違う
タフネススマホは確かに頑丈な作りをしています。ガラスは耐久性も高いものを採用していますし、筐体自体も落下に強い構造になっているので、落としたりぶつけたりしても壊れにくいのは基本的に間違いないでしょう。
しかしながら、頑丈なのはそういった物理的な破損に対してだけです。その他の内部の部品的な故障に関しては特に耐久性があるわけではありません。
実際、筆者の父が京セラのTORQUEをかつて利用していましたが、auの純正充電器を使っていたにも関わらず、煙を出してぶっ壊れました。爆発や発火こそ起きませんでしたが、非常に危険だと思います。
購入してから1年経っていないくらいだったらしいので、そう考えると長持ちはしていませんよね。もちろんこの個体の当たりが悪かったと取れなくもないのですが、高耐久を謳っているタフネススマホが1年未満で壊れたというのは問題でしょう。
このように外からの問題には強くとも、中身は並かそれ以下でしかありませんので、実際にタフと名乗っていいかは疑問なんですよね。
実は内部パーツには負荷がかかっている
前の項目で並かそれ以下と記載しました。以下というのはどういうことか記載していきましょう。
実はタフネススマホって頑丈な筐体で作られている、つまり分厚い樹脂などで構成されている関係で、非常に内部に熱が籠りやすいんです。もちろん、探せば排熱に気を使った構造のものもなくはないでしょうが、京セラのTORQUEでも熱がこもる構造だったので他も機体はできないでしょう。
スマートフォンはかなり熱を持ちやすい製品です。小型な上にSoCやバッテリーといった熱を持ちやすい部品を搭載しているので、特に高負荷時にや充電中はアチアチになりやすいですよね。皆さんもスマホでゲームをしたり、充電中に触ったりすれば、熱を持っているのはわかると思います。
通常のスマートフォンであれば筐体の熱を逃がしやすい構造になっているものも多いんですが、前述した通りタフネススマホではちょっとこれが難しいのです。
結果内部の精密な部品は熱でどんどん劣化していって、結果的に破損へとつながるのです。
謎の中華製品では耐久性なんて期待できない
タフネススマホを出しているメーカーって、京セラ以外だと2流以下の中華スマホメーカーが多いです。OUKITELとかUMIDIGIとかBlackviewとか。聞いたことない人の方が多いようなメーカーです。
UMIDIGIに関しては過去にYoutuberなどのインフルエンサーにばらまいていたこともあったし、格安SIMでたまに販売されていたので名前だけは知ってるという人もいるでしょうが、他は本当に知名度ないと思います。
XiaomiとかOPPOとか、そういう日本でも有名なスマホメーカーは当然のようにタフネススマホなんて販売していません。おそらく需要が少なくて対して売れないのがわかっているからでしょう。
逆に何故二流以下の中華メーカーがタフネススマホを出すのかというと、以下の理由が挙げられます。
- 普通のスマホではそもそも勝てない
- 狭い需要でも空きがある
- 発熱問題で高性能SoCが詰めないタフネスは、規模の問題で低性能SoCしか買えない自社の都合にマッチしている
こういった事情で謎の中華メーカーはタフネススマホを多く出しているんですね。
しかしそんな二流メーカーの製品は、果たして本当に高耐久だと言えるのでしょうか。もちろんそれはNOでしょう。タフネススマホでもカメラ周りのガラスだけはしょぼくてすぐ割れてしまうものや、内部の故障ですぐにだめになってしまったとかいう話は非常に多いです。
また、話は変わりますが、対応している周波数帯の問題で日本では快適に使えなかったり、SIMカードの認識に電話アプリからコード入力を必要としたりと、普通のスマホではありえないような仕様も多いです。
不便な上に耐久性も実はそこまででもないと考えると、中華製のタフネススマホは購入価値を見いだせません。
かといってTORQUEは高い上に、京セラがスマホ事業からも基本的には撤退ということもあって、まともなメーカー品は購入しづらい状況にあります。
アクセサリーで十分高耐久にできる
皆さんはスマホを使う時、ケースや保護ガラスを利用することが多いと思います。傷や落下の防御になりますからね。そういったアクセサリーを装着すれば、耐久性もタフネススマホ並に上げることは容易です。
たとえばライノシールドというブランドの商品がありますが、これはかなりすごいです。3.5mの高さから落下しても壊れないという売り文句の製品で、とにかく頑丈さに定評があります。
ケースやガラスといった基本的な製品は揃えることが可能ですし、販売している種類ももiPhone用だけでなく、Google PixelやGalaxyと、売れ筋メーカーのものは一通り揃っています。
こういった製品で頑丈にすればいいだけなので、わざわざタフネススマホを買う意味はないと思います。
まとめ
- 外的要因にしか強くない
- 内部はむしろ熱で劣化しやすい
- 基本的にスマホとしては低性能
- 京セラ撤退で謎中華製品ばかり
- ライノシールドでよくないか?
京セラが生きていたり、Xiaomiなどの有名ブランドもばんばん販売しているのであれば良かったのですが、実際にはタフネススマホは謎中華製品が溢れかえっている状態ですし、そもそもの製品自体の信頼性が低いです。
加えてそもそもタフネススマホが抱える問題点は非常に多いし、アクセサリーで丈夫にできることを考えれば、あえて購入する理由なんてありませんね。