以前クラウドファンディングにて、女性だけの街というものがあって話題になったことを覚えているでしょうか。色々突っ込みどころ満載で、結局途中で断念されたこの企画ですが、実はかなり昔、1970年代には海外で女性だけの街は存在していたのです。
この記事ではかつて存在していた海外の女性だけの街、通称ウーマンズランドとその崩壊についてまとめていきたいと思います。
海外の女性だけの街「ウーマンズランド」
日本のフェミニスト、というかネット上でギャーギャー喚いているツイフェミどもと違って、海外の、とりわけ海外のフェミニストたちはかなり活動的です。ちゃんと団体作って集まって、自分たちだけの街を作ろうと行動に移したのですから。
男性の支配から自立して、自分たち女性だけで暮らせる持続的な生活基盤を作るため、彼女たちは必死で行動しました。お金を出し合って土地を購入し、建築やインフラを独学とはいえ学びました。
そういうコミュニティが複数あって、ウーマンズランドは一つだけではなくて、複数あったというのだから、その行動力は目を見張るものがあると思います。
ウーマンズランド崩壊の理由
しかし少なくとも複数あった筈のウーマンズランドが、現在には殆ど話題として出てこないのは何故でしょうか。その殆どが崩壊してしまったか、緩やかに限界集落化して自然消滅してしまったからです。ここではウーマンズランド崩壊の理由についてまとめていきましょう。
意見の対立
一言にフェミニストといっても、思想は結構違ったりします。単に男性から自立したい女性もいれば、男性そのものを滅ぼしたいくらい憎んでいる女性、他にもレズビアンだから男はいらねって人もいるでしょう。
そういう意見の違う人たちが集まれば、そこで派閥ができてやがて攻撃的になっていくわけです。すべての女性がそんな風に攻撃的になるのかという否定的な意見もあるでしょうが、このウーマンズランドに集まっているのは大なり小なり活動的な女性たちです。彼女たちは全員が我が強く、声のでかい女性たちですので、どうしても対立関係になってしまうのは言うまでもないでしょう。
またこの街は彼女たちの夢見ていた女性だけしか居ない街です。今まで共通の敵であった男性がいません。そうなってくると次の敵を作る流れになってしまいます。攻撃的な女性ばかり集まっているので、やはり仲良くやっていくのは難しいでしょう。
その中でも少数派閥だったり、興味があって参加したけどそこまで思想の強くない女性たちは、このウーマンズランドから抜けていくことになります。
インフラ構築の失敗
建築やインフラについて勉強したとはいえ、その殆どが独学だった彼女たちですので、残念ながらこれらは失敗に終わってしまったようです。
まずそもそもこういう作業ってかなり力のいる肉体労働ですし、それを女性だけでやるというのはかなりの人数が必要になるでしょう。加えて独学故に知識に穴もあったので、技術的にも拙い部分があったことを考えるとどうしてもね。
1970年代当時の価値観では、女性がそれらの事を専門的に学ぶのは難しいことでしょうし、独学になってしまったのは仕方ないことでしょう。
ただフェミニストの中でも過激派の彼女らだと、男に何かを学ぶという行為そのものが許されない行為になってそうですので、現代において専門的に学べるからといってそれができるかは難しい問題だと思います。
インフラがろくに整っていない村では、生きていくだけでも大変でしょうし、男性がいないといっても人間らしい生活が出来ないのであれば意味がないと、村を去っていく女性たちがいたのは言うまでもないでしょう。
治安の悪化
男性の方が犯罪率が高く、女性だけなら犯罪が大幅に減少するという意見があるのですが、それはどちらも共生している状態での話になります。女性たちしかいないなら、犯罪者なんて殆どでないなんてのは、頭お花畑の絵空事でしかありません。
実際、ウーマンズランドではドラッグやカルト教団が流行り始めていた地もあったらしく、とてもじゃないですが治安が良いとは言えませんよね。
加えてこのウーマンズランドには警察のような治安維持組織が制定されていたわけでもありません。自警団くらいはいる場所もあったでしょうが、国家権力みたいな絶対的なものでもなかったでしょう。
そうなるとこれらを取り締まることはできなくなりますし、そういう荒れた治安が嫌になって抜けていく女性もいました。
あまりにも弱すぎる自衛力
前述で警察がいないと記載しましたよね。いるのは女性だけの自警団です。ちなみにウーマンズランドの多くは辺鄙な場所にありました。広い土地を買って男性からなるべく離れて生活にするにはそれが都合が良いからです。
さて、警察がいない辺鄙な土地に女性だけ。もうどうなるかわかりますよね。そう、大規模な犯罪組織のエントリーです。強盗団が押し寄せてきて身ぐるみ剥いでいくなんて当たり前ですし、捕らえられて人身売買されて奴隷になったりなんて事もあったでしょう。
自警団がいる場所でもやはり女性と、アウトローな男性ではどう考えても分が悪い。こうした外的要因に滅ぼされてしまったウーマンズランドも少なくなかったようです。
また、中には比較的近くに街や村があったウーマンズランドもありましたが、なにせ思想強めな女性ばかりですので近隣からの評判は悪く嫌われているので、こうした問題があっても無視されてしまったようです。
高齢化による消滅
これまでウーマンズランドの住民が減ってしまったり、外から滅ぼされる事案をまとめてきました。そんな中でもなんとか頑張ってきた住民たちの末路は高齢化での老衰となります。
ウーマンズランドでは基本的に人口を増やす方法は、外から新たな女性を招き入れることしかないのですが、上記のような問題がある集落に住みたいって人は殆どおらず、もともといる住民が高齢化していく方が遥かに多かったです。
また、別に血縁もないのにきっつい生活をした高齢者の介護をしたいなんてマゾヒストは少ないので、ここで若い世代も抜けていきます。
最終的には高齢者がウーマンズランドに取り残されて、そこで淋しい余生を送る。それが全員老衰したり集落そのものが消滅となるわけです。
まとめ
女性だけの街ははっきり言って、現状では不可能だと思います。
- きつい女性ばかりではない→そういう女性はウーマンズランドに参加しない
- インフラの専門的学習→男に学ぶとかミソジニストには無理だし体力的問題
- 治安の悪化→コミュニティ単位で権力をもった治安維持組織は運営できない
- 自衛力の問題→外部から雇うなら男性の手を借りることになってしまう
- 高齢化人口問題→同性だけでは人口は増やせない
というか、人類が雌雄のある生物である以上、どちらか片方の性別だけで集まって生活するというのは、相当に難しいものとなります。男性だの女性だの対立してないで、お互いに尊重し合っていきていくことが、我々がよりよく暮らしていくための唯一無二の方法だと思いますね。
