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Steam Machineは新たなゲームハードの選択肢になり得るのか

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皆さんはSteamというものをご存知でしょうか。ゲーマーであればまず知っているであろう、ゲームソフトの配信プラットフォームの一つになるのですが、実はここってハードの方も販売しています。

Steam Deckという携帯ゲーム機が結構いい感じに成功したとのことで、Steam運営のValve社は勢いにのって新たなゲームハードであるSteam Machineという据え置きゲーム機の発表をしましたが、本製品は果たしてSwitch、PlayStationに続く第三の選択肢になりえるのでしょうか。

今回はこのSteam Machineについて考察していきたいと思います。

 

Steam Machineの特徴について

CPUは標準的と思われる

CPU部分はRyzen CPUでおなじみのAMDと共同開発したカスタムモデルのものを採用しています。これは6コア12スレッド、最大4.8GHzとなっており、性能的にはRyzen 5 7600の周波数をちょっと強化した程度の性能になっています。

 

ゲーミングPCでは同じ程度のグレードであるCPUが採用されることが多いですし、2大巨頭の一角であるPS5のものは8コア16スレッドで上回っているのですが、周波数に関してはこちらは3.5GHzが最大値ということで劣っています。またそもそもの話として無効のCPUは旧式になるため。効率面や現状のソフトへの最適化なんかの部分では負けることになるでしょう。

 

なので一長一短になるのですが、CPU部分に関してはだいたい互角程度に考えたほうが良いですね。そもそもゲーム機なんで、CPUよりはGPU性能の方が重要です。

 

GPUは古いエントリーグレードのゲーミングPC程度

GPU性能はそこまで高いものではありません。公表されているスペック値から、Radeon RX 7600Mのカスタムモデルだと推察している方もいるくらいです。このGPUは残念ながら高性能なものはありません。

 

PS5のGPU性能はRTX2070相当だとされているのですが、Steam Machineがこの公表値で挑むのであれば、およそ46%もの差が開いていることになってしまいます。一応、Steam Machine搭載のものは消費電力を増やしてある関係で、実際には7600Mの定格動作よりは高性能になる筈ではありますが、それをしても流石に46%もの性能差はひっくり返すことは不可能でしょう。

 

また、Steam MachineのGPUメモリ数は8GBです。最近のグラボのメモリは12GB以上が一般的になってきている事から、ここもまた不安視される項目になっています。

 

Steam OSがどこまでやれるかが問題

本製品のOSはSteam OSが採用されています。このOSはLinuxベースのものとなっておりますが、Steamソフトから遊ぶ場合にはかなり優れた選択肢になっています。すべてのWindows向けのソフトが万全に起動するというわけではありませんが、一部のゲームはむしろWindowsマシンよりも快適に動作するものもあります。Windowsで高スペックのマシンを組むよりは、もしかしたら手軽に遊べるようになるというのはSteam Machineの利点になりえると思います。

 

しかし、やはりすべてのゲームが万全に動くわけでもないというのはSteam OSの弱点となりえます。流石にSteam Deckと違ってキーマウ操作はできるため、操作面での互換性は解消されているものの、そもそも動かないゲームもそれなりにあります。ここが中々に苦しい部分だと言えるでしょう。

 

またMODの方もちゃんと動くか疑問が残ります。膨大な数のゲームMODが存在しているため、MODまで含めて万全に動くというゲームはさらに少なくなるでしょうし、そもそもSteamのワークショップから入れられるゲームなら簡単でしょうが、自分でダウンロードして追加するという形式のMODの場合は、Windowsより手間だしより一層適合性に問題が出てくる危険性があるからです。

 

Linuxベースゆえの問題

Steam Machineの実態は、Linuxを搭載したミニPCであると言えます。故にLinux PCで起きがちな問題点も、そっくりそのまま起きかねません。

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このマシンで特に該当してしまうのは、やはりマウスやキーボードの互換性と、対応ソフトウェアの問題でしょう。

ゲームに特化した使い方に限定しても、ゲーミングマウスは無線接続が一般的ですし、対応ソフトでもデバイスの専用ドライバが使えない可能性というものは考慮しなくてはなりません。

 

またSteamのゲームはSteam OS自体にProtonというエミュレータ機能が備わっているのでちょこっと最初に設定すればそのままインストールして遊ぶことができるのですが、それ以外のゲームに関してはProtonでも設定が面倒くさいですし、もしくはWineなどを使用して別途エミュレートせねばなりません。

特にゲーム以外のソフトをProtonで動かそうとすると、ライブラリにゲーム以外のものが入って汚くなってしまうので、そちらはWineで動かしたいと思うでしょう。

 

またSteam以外のゲームの中には当然Wine非対応のものだって多数存在しますから、ゲーム全体を含めてもWindowsマシンと比較すると遊べるタイトルは非常に少なくなってしまうでしょう。

 

値段が多分安くない

現状まだ日本販売の値段は発表されていませんが、予想価格では10万円からとなっています。この価格ですがゲーム機と考えた場合は高いと思います。何故ならおそらくちょっと上の性能になるとされるPS5よりも値段が2倍近く高くなってしまうからです。

PS5シリーズを推しているファンは、Switchシリーズよりもグラフィック性能が優れていることを誇りにしている節があるのですが、値段が自分たちの推しより高い癖に性能がしたのゲーム機なんて、失笑すると思います。

 

ゲーム体験はグラフィック性能が全てではないという反論も当然ありますが、それって独自機能と独自タイトルの多いSwitchシリーズだから言えることであって、独自機能なんて前面パネルの着せ替え機能しかないSteam Machinがそれを唱えるのはかなり難しいでしょう。

一応独自タイトルは多数のインディーゲームを抱えているSteamの方が多いでしょうけど、それだって玉石混交であるし、人気の出たインディーゲームはPS5とSwitchにも輸入されていきますし……

 

ゲーミングPCとした見た場合になると今度はパソコンとしての利便性が引っかかります。流石に利用者が多くフリーソフトもたっぷりなWindowsと比較しては、使い勝手で見劣りしますからね。

 

まとめ

  • CPU性能はPS5と同程度
  • GPU性能はPS5より低そう。古い廉価ゲーミングPCレベル
  • Steam OSの互換性は完璧ではない
  • Steam以外のゲームの互換性はさらに下がる
  • パソコンとしても使いやすいとは言い難い
  • 予想価格が高い。10万円から

これ欲しい? 正直僕はいらないです。ゲーム機としてもパソコンとしても正直微妙な製品ですし、Switchみたいに遊びの幅を広げる機能もないので、あまり魅力を感じませんでした。

これでお値段が70000円程度であれば悪くないんじゃないと思ったのですが、10万円ですからね。Steam Deckの方もLEDモデルは8万円とかしましたから、多分7万円では売れないんじゃないかと。12万円も有り得そうです。

 

そんな金だしてこれを買うくらいなら、PS5やSwitchを買ったほうが良いと思いました。

 

  • 8Bitdo




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