
先月ではリミットレギュレーションに大きな規制が入り、M∀LICEが特に大幅弱体化しましたが、それでもまだTire1級のパワーを発揮しており、だいぶマシな環境にはなったものの、まだまだライゼオル以外の他のデッキでは厳しいかなというような感じでした。
そんな10月から11月になって、マスターデュエルの環境がどう変化したのかをまとめていきたいと思います。
リミットレギュレーションに関して
まず先月の規制ではまだまだ足りないということが運営的にも明らかになったことから、M∀LICE関連のカードがさらに規制されました。具体的にはチェシャキャットが制限に、そしてM∀LICEで散々悪用されていた汎用リンク4モンスターのアポロウーサが禁止になりました。
これによってM∀LICEは展開の安定感がさらに低下しただけでなく、制圧盤面も弱体化することになりました。ウーサは汎用枠ということもあって、他のデッキにも影響する規制でしたが、多くの展開型デッキがとりあえずアポロウーサで2、3妨害構えるという事が多かったため、どんなデッキ使っててもだいたいウーサばっかでつまらないというような事はなくなりましたね。
またM∀LICEやオルフェゴールが悪用していたドロールや墓穴の指名者に規制が入ったことで、ドロー系誘発がかなり通りやすくなりました。
そして、今回の規制ではライゼオルのカードが大きく規制されました。もともと準制限だったエクスが制限に、ソードも一気に制限になってしまいました。そのためライゼオルも大きく弱体化した。かに見えましたが、新規カードの登場でむしろパワーアップを果たしました。
新規カード及び環境に関して
今月の新規実装のテーマはオノマト、閃刀姫、月光、帝、原石です。
オノマト、ライゼオル
遊戯王ZEXALの主人公、九十九遊馬が使っていたガガガ、ゴゴゴといったテーマのことです。変な名前ですしこれまではそこまで強いテーマではありませんでしたが、今回の新規カードはレベル4をアホみたいに並べまくることができる効果を持っています。
レベル4といえば、そうライゼオルですね! 大幅に初動を減らすことになったライゼオル本体を補助できるため、非常に強力な出張テーマとなっています。というか、ライゼオルを素引きするよりも、オノマトから展開していったほうが強い盤面が作れます。
ドバーグ1枚、ウォーリア1枚から9妨害以上作ってくるのは、相手からしたら悪夢みたいなものでしょう。しかもドロー系誘発以外には滅法強く貫通可能になっています。
また、ライゼオル待望の蝕の双仔が実装されたことで、ライゼオル単体としても妨害と捲り札への耐性が上昇しました。環境での強さは間違いなくTire1です。オノマトのおかげで無理なく万能無効も構えられるようになったので、これまでのMDのライゼオルの中で一番強いと思います。
閃刀姫
コナミ運営イチオシのテーマなのか、何回も強化を貰っています。マスターデュエルにおいても運営イチオシらしく、アクセサリーセットが何度も販売されています。美少女テーマなので萌え系オタクにも受けがいいのでしょう。
今回の強化で閃刀姫はかなり強くなりました。具体的にどのようになったかというと、先行妨害も立てられる後攻ワンショットキルが簡単にできるデッキといえば良いでしょうか。ぶっちゃけ規制食らいまくって弱体化した天盃龍よりは後攻勝率高そうなデッキになっております。他の後攻特化デッキが泣いてますね。
ただし運営お気に入りの美少女が安い筈もなく、デッキ採用カードのレアリティも尋常じゃなく高いです。そして強さもさすがにライゼオルほどではないためか、思っていたほど環境では見かけないです。またなんども着地狩りされると流石に厳しいことから、ライゼオルとはあまり相性が良くないです。なので立ち位置的にはTire2からTire3上位といった実力でしょう。
月光
これまでの月光って耐性持ちのモンスターはいても、妨害札が無くてファンデッキ止まりなテーマでした。しかし今回大幅強化を受けたことで、月光はとんでもないクソ強テーマになっています。
まずライオダンサーとシルバーハウンドの実装によって、まともな妨害札を獲得するに至りました。とくにライオダンサーは3800の高打点、月光以外の効果を受けないほぼ完全耐性、相手の特殊召喚したモンスター全破壊、おまけに2回攻撃までできるというぶっ壊れエースモンスターです。これを最低でも2体並べてくるのだかやばいテーマだと思います。
耐性があり戦闘での突破は困難、こんなのが2体並ぶとなると、通常の手段でこれを突破できるテーマは限られており、環境での足切り性能は非常に高いです。
後攻でも相手が魔法妨害を並べておらず、多層融合さえ引いていれば、これ1枚からライオダンサー融合召喚、からの全モンスター破壊で捲くることもできるので、突破解答のデッキはこれで積んでしまいます。
ただしこのデッキ、永続魔法がキーカードになっていることや、融合素材を場に残す必要がある関係でライゼオルに滅法弱いです。主要カードを順番にバンバン割られてしまうし、あちらは待望の万能無効を獲得しているため、多層融合も使えないですからね。また相手後攻でも、ライトドラゴン@イグニスターが出てしまうと妨害が機能しなくなるものきついです。
加えて巳剣にも弱いです。こいつら破壊身代わり効果持ってるので、ライオダンサーの妨害が効きにくいです。しかもリリースするので効果まで追加で発動してきます。
相性の非常に悪いデッキがいる関係で、環境の立ち位置ではTire3くらいだと思います。解答のないデッキにはバチクソ強いんですけどね。
帝
展開手段が増えて真帝王領域を構えられる安定性こそ高まりましたが、相変わらずやっていることはそれだけなデッキです。メタビみたいな盤面を作るくせに、特殊召喚はしっかりするのドロー系を誘発を食らうというしょうもないことになっています。
強さ的にはまあ弱いです。盤面メタビみたいなら、それこそメタビやモルガナイト使えばいいので。Tire外ですね。4にも入らないです。
原石、青眼
原石も一応強化を貰いましたが、青眼ではあまり使われないカードだったので環境入りはちょっと厳しいと思います。原石GSみたいなデッキだと使うこともあるんですけど、原石GS自体がそんなに強いデッキではないので。結局永続魔法や永続罠が主軸になっている以上、ライゼオルがいる環境だとデドハラされて終わりです。
原石青眼が頑張って、Tire3下位、もしくはTire4ってくらいだと思います。
M∀LICE
大幅弱体化しましたが、まだまだ戦えるテーマです。チェシャキャットの抜けた穴をサーキュラーに埋めて貰って、そこからウィキッドだしてM∀LICE展開というデッキになっています。
メインデッキのM∀LICEが減りまくった結果、サイバースGSみたいな感じの中身になっていますが、まだまだ普通に強い方だと思います。流石にライゼオルには負けますが、他のデッキに対して特に不利な相手もいないので、Tire1からTire2上位といったところでしょう。
オルフェゴール
ウーサ禁止でこれまたM∀LICEのとばっちりを食らった悲しきテーマです。ドロール準制限と墓穴の指名者制限でドロー系誘発を弾く手段が減ったことも向かい風になっています。
ただし、M∀LICE弱体化の結果、ロンギヌスの採用率が減ったため、除外して展開が邪魔されにくくなったのは幸いでしょう。
盤面の強さはM∀LICEより劣るものの、安定性はあちらより上。個人的には総合的に見て明確な下位互換からなんとか互角くらいにはなったと思います。Tire2ですかね。
巳剣
純構築だとパワー不足ではありますが、ライゼオルやオルフェゴール、デモンスミスと組み合わせると相互シナジーで非常に強くなる、協調性の高い儀式テーマです。先月から強さ的にはそこまで変わっていないかと思いきや、やはりウーサが居なくなったのは結構な痛手に感じます。
またライゼオルがオノマトと組んだほうが簡単でお手軽ということもあって、ライゼオルの相棒的な立ち位置は取られています。
こういう事情もあって、やはり巳剣は展開上一番簡単で自由度の高い、デモンスミスと組むのが一番安定して勝てるかなと思います。強さはやはりTire2ですかね。
イベント戦に関して
今月はデュエルトライアングルです。融合、エクシーズ、リンクの中から召喚法を一つ選んで、他を選んだ人と戦う次元戦争的なイベントです。
融合次元は月光がライオダンサー制限になったくらいでほぼ無規制。烙印デッキも烙印開幕と烙印融合が制限なものの、ゆるい規制なのでそこそこ強く使えます。
エクシーズ次元はぶっちゃけかなり不遇です。ライゼオルが禁止なので強いテーマがぶっちゃけいません。なんとかなりそうだったピュアリィもデリシャス制限がキツイですね。どうすんのこの次元って感じ。ぶっちゃけアニメアークファイブの再現で負け犬のエクシーズ次元と呼ばれても仕方ないでしょう。
リンク次元はなんといってもやはり閃刀姫。驚愕の無規制状態です。あまりにも優遇されています。
これエクシーズボロ負けだろうなと最初は思っていたのですが、蓋を開けてみるとリンクがむしろボロ負けで、融合とエクシーズが接戦という感じでした。対戦した感じで考察してみると、
- 閃刀姫が意外と少ない。レアリティ高すぎて組めないのが原因?
- 罠型クシャが多い。裂け目マクロで墓地封鎖。閃刀姫には非常にキツイ
- 強いのがわかってるからメタられてる
先行展開すればほぼ捲れない月光とは違い、閃刀姫の妨害自体はほどほど。なので上述の理由もあって思ったほどリンク次元は勝率が伸びなかったのだと考察します。
にじさんじ遊戯王杯
新参ホイホイ企画としてもはや毎年同じみとなった、Vtuberグループにじさんじを使った大会が今年も開催です。全員のデッキが公開されたときは、これパワー差ありすぎて一方的な展開にならないかと内心思っていましたが、実際にはかなり混沌とした展開であり見ごたえがありました。
ただし、これで新規獲得したユーザーをいきなりDCに参加させて振るいにかけるのが今までのマスターデュエルの展開なので。12月はこれまでもDCでしたから、やはり長く残ってくれる新参は少ないと思います。
まとめ
規制したにもかかわらず、ライゼオルが超強くなってしまいました。ただし圧倒的M∀LICE環境の時とは違って、他のデッキもそこそこ見かけることが多かったので、まだマシな方だと思います。筆者的には普通に楽しめる月でしたね。
多分来月にはアイスライゼオルとセブンスタキオンが制限になると思うんですけど(名推理)。