スーパー戦隊シリーズ。東映が誇る長い歴史を持つ特撮番組で、平成の頃から長きにわたりシリーズが続いてきた作品群です。今年に入り50周年を迎えた本シリーズですが、悲しいことに今回の作品でシリーズそのものが終了する運びとなりました。
終了の理由は多々あるわけですが、その中でも特に有力視されているのがやはり、売上の低迷と制作費の高騰が上がるでしょう。この記事では、なぜスーパー戦隊シリーズが終了することになったのか、どうして2枚看板の仮面ライダーはまだ生き残っているのかを考察、解説していきたいと思います。
売上の低迷に関して
テレビ自体の視聴率の低下
まずこれは特撮番組だけでなく、テレビ番組全体の話になるのですが、テレビの視聴率ってかなり下がってきているんですよね。かつては天下のフジテレビも、今では視聴率0%台を叩き出すことも多いくらいですからね。
特に若者層は一人暮らしなら家にテレビすらないってことは少なくないですし、持っていてもスマートテレビで地上波は繋がらないってパターンもあります。若者層は放送時間が決まっているテレビ番組なんかより、Youtubeやサブスクプランで見れるNetflixなんかを見ることの方が多いのです。
メイン層である小中学生が見づらい環境
一応、戦隊シリーズも見れる動画配信サービスもあることはあるのですが、これらのサービスでは他にも人気作品が数多く存在している関係で競争率が激しいです。加えてテレビと違って有料なこともあって、特にメイン層である小中学生世代はこれらを見づらい環境になっています。親が特撮放映している配信サービスに加入していなければ自動的にそちらでは見れませんからね。
また、特撮番組の放映時間にも問題があります。スーパー戦隊シリーズは日曜朝9時半から10時に放送されているのですが、キッズ世代の部活の時間と被っていると思います。筆者自宅近くの小学校はバリバリ野球部とサッカー部が朝練していますし、母校である中学校も朝9時から12時は部活の時間でした。
特に部活強制加入の学校だった場合は放送時間にニチアサ番組なんて見ることはできませんから、どうしてもテレビで見たければ録画するしかないんですよね。
少子化の影響も当然ある
加えてそもそもの子どもの数自体が少子化で大幅に減っていることも見逃せません。少子化とか漠然と言われてもピンとこない人もいるかも知れませんが、結構その影響は大きく出ています。
例えば高等学校。これは会社での世間話でもよく耳にする話ですが、かなりの数が統廃合しています。私立のお嬢様学校が他の私立を吸収して共学化したり、地元の公立高校が他の専門学校と統合、めちゃくちゃ偏差値が高かった進学校も定員割れして、他の公立普通科と統合したり。札付きの悪が通うようなヤンキー高校なんて、完全に廃校になっています。
それだけ子どもの数が減っている社会となっているので、絶対数として見てくれる子供の数が大きく減ってしまっているんですよね。
仮面ライダーが生き残った理由
イケメン、大人向け方向にシフトしていた
仮面ライダーは平成に入ってから、イケメン俳優を主役に起用して女性を釣る方向にシフトしています。スーパー戦隊シリーズもイケメン俳優を起用してはいましたが、人数が多く女性隊員も1人か2人、賑やかし要因もいるので全員がイケメンではないという関係で、放送時間中にイケメンが登場する時間が仮面ライダーと比べて短いんですよね。
イケメンに力をいれて、女性陣の心をキャッチするという方向性においては、仮面ライダーの方がより先鋭化されていました。
また仮面ライダーはストーリー自体も、スーパー戦隊シリーズと比べると大人でも楽しめるようなシリアスな展開が多い傾向があります。昼ドラまがいのドロドロな人間関係を描いた作品もありますから。
俳優使いすぎ
仮面ライダーで主役となるのは、当然メインライダーである演者です。サブとして活躍する2号ライダーを含めても、常時出ずっぱりになるのはせいぜい1人から3人でしょう。もちろん、彼らは総じてイケメンです。
けれど戦隊シリーズは少なくても3人、普通なら5人の主役の演者が必要になります。例外なのは初期メンバーが1人以外は着ぐるみだった、ゼンカイジャーくらいです。これだけ俳優を用意するとなると、その分お金がかかります。それこそ最大で4人分余計にお金がかかるわけですから、中々に厳しいものがあるでしょう。
人数多けりゃお金もかかる
特撮にかかるのは俳優代だけではありません。着ぐるみの中に入って叩くスーツアクターや、着ぐるみそのものの代金。CG代だってかかります。
戦隊シリーズはだいたい5人いるわけですから、スーツアクターも5人、着ぐるみも5着必要になります。
加えて戦隊シリーズには伝統の巨大ロボ戦がありますから、その巨大ロボのための追加の着ぐるみやそれの強化フォーム時の着ぐるみ、巨大ロボ戦用のジオラマだって用意しないといけません。
対する仮面ライダーというと、強化フォームとかあるのでスーツの数自体は戦隊よりも多くなる場合がありますが、スーツアクターも常時そこまで多く用意する必要もありませんし、巨大ロボで戦うことも少ないので、ジオラマはそこまで用意しなくとも問題ありません。
ゴジュウジャー不倫騒動の件について
最終作ゴジュウジャーの不倫騒動で終了という話もありますが、これは憶測が入っているので本当に関係があるのか疑問です。というのもゴジュウジャーで主演の一人である今森茉耶の不倫騒動が発覚したのは9月の話ですが、シリーズ終了自体は白倉Pが開始時点に意味深なことを言っていたことから、もっと早い段階で決まっていたのではないかと推測できるからです。
もちろん、不倫騒動が全くの無関係であるとまでは言い切れませんが、それは後押しした形だと思います。
けれど過去に仮面ライダーセイバーの主役の素行不良問題(法に反していたわけではない)がたびたび上がった時はそのまま放映していましたし、円谷の特撮ですがウルトラマンコスモスで主役が誤認逮捕(当時は本当に犯罪者扱いだった)された時も、主役のシーンカットとはいえ最終回までなんとか放送していました。
スーツアクターと主演女優の一人の不倫が原因でシリーズそのものが完全終了するとは考えにくいと思います。ゴジュウジャーだけが打ち切りとかならわかるのですが。
追記
不倫に加えて今森茉耶が追加で未成年飲酒をかました影響で、降板が決定。登場シーンも編集して映らないようにするという悪夢のような展開になりました。
子ども向けの番組で飲酒に不倫とダブルパンチを決めてきたことで、世間の声は非常に厳しいです。「こんなのが出ていた番組を子どもには見せられない」「こいつの降板だけでなくて作品自体を打ち切りにするのが筋だろ」という厳しい意見も見られています。
加えて来週放送の38話は、今森茉耶が演じるゴジュウユニコーン/一河角乃がメインとなる回であった可能性が高いと推察(CSでは編集が間に合わず流れてしまったとの情報がでている)されておりこれでは流石に編集でどうにかはできないでしょう。そのせいもあって、地上波放送では次回予告がないという先行き不安な状態になっています。
可能性として次回で考えられるのは、総集編で1話分の尺稼ぎをするか、別の女優さんを一河角乃と言い張って起用するか、唐突に打ち切りで終わりにするの3卓かなと思います。
ちなみにここまでやらかして番組降板だけで済む筈もなく、今森茉耶はマネジメント契約を解除され、おそらく個人で違約金を支払うことになると考えられています。その被害総額は1億円以上になるとのことです。自業自得ではあるものの、二十歳前にしてこの借金は人生詰んだと思います。
自己破産で免責される可能性もありますが、不倫も未成年飲酒も重大な過失と見られてもしかたないでしょう。
まとめ
やはり根本的な問題として、視聴率の低下と子供が見てないというのがあると思います。せめてYoutubeで1週間は最新話が好きな時に無料で見れないと、玩具やグッズは売れないでしょう。
