
皆さんはREALFORCEというものをご存知でしょうか。これは日本企業である東プレが開発、販売しているキーボードで、静電容量無接点方式という耐久性に優れたスイッチ機構を採用したシリーズになっています。
高級キーボードの代名詞とでも呼ぶべきこのブランドですが、現在ゲーミングキーボードとして販売されているGX1が大変人気な製品となっています。
そこで、この記事ではREALFORCE GX1をレビューしていきたいと思います。
REALFORCE GX1の特徴
ラピッドトリガーに対応している
本製品は現在一部のゲームでは重要視されているラピッドトリガー機能に対応した製品となっています。通常、ラピッドトリガーは磁気スイッチに搭載される機能なのですが、本製品は静電容量無接点方式でこの機能を再現しています。
販売され始めたころはまだこの機能は限定的だったのですが、現在はソフト面のアップデートにより、0.1mm単位で最短0.1mmのアクチュエーションポイントに設定することが可能になっています。
キルスイッチ機能搭載
本製品はキルスイッチという機能にも対応しています。これは同時押しした際に最初に押したキーを無効化できるという機能になっています。どうしう時に使うかというと、WASDがキーマウ操作では移動になっている場合が殆どなのですが、AキーとDキーを同時に触っている状態だと左右に動かないんですよね。
けどキルスイッチを適応しておけば。Aキーを押している時にDキーを押すと、Aが無効になってDが適応されるので、結果的に右に動くようになります。間違えて指が離れて居ないときなんかに重宝される機能となっており、ラピッドトリガー以上に多くのゲームで活用できる機能となっています。
これも実装当初はADのみに設定できる機能でしたが、現在は他のキーでも設定できるようになっています。
フルキーカスタマイズ
ソフトウェアを使うことで、すべてのキーに機能を割り当てることが可能です。やろうと思えばAキーにWキーを割り当てることもできるくらいには自由度が高い設計になっています(実際にそんなトンチンカンな設定をする必要はないでしょうが)。
この機能を使うことで、多くの人が忌み嫌うであろうCapsLockキーを無効化するなんて使い方も可能なので重宝すると思います。
静電容量無接点方式を採用
本製品のキースイッチは静電容量無接点方式というものになっています。これは接点を設けずにスイッチのオンオフを切り替える仕組みとなっているため、一般的なメカニカルキーボードよりも耐久性が高い設計になっています。
実際、REALFORCEは10年普通に使っていても壊れないとか言われるくらいには耐久性に優れており、上からコーヒードバーでもしない限りは非常に長い事使うことが可能となっています。
REALFORCEは高級キーボードではあるものの、このように長く使うことができる為、その分コストパフォーマンスに優れているといっていいでしょう。
ちなみにこのGX1は静音仕様のスイッチを採用しているのですが、正直な感想を言ってしまうと、そこまで極端に静かというわけではありません。最近の中華が販売しているメカニカルの静音スイッチの方が無音に近いです。
ただし普通のメカニカルスイッチよりは静かですので、ボイスチャットや仕事場でも特に迷惑になるということもないでしょう。
キー荷重は45gか30gから選択可能
キー荷重は45gか30gかの二択になっているのですが、今回筆者は30gを購入しました。というのも筆者は昔REALFORCE R2を購入し、実際に使っていた時期があったのですが、その時は重たい方が安かったからと購入した結果、結構重たくて指が疲れてしまったんですよね。
そういう理由から30gを購入したわけですが、30グラムはかなりいいです。本当に軽くて長時間タイピングしていても、指に負担がかかりにくいのが素晴らしいです。筆者は30グラムをおすすめします。
ABSキーキャップではあるが高級感はある
REALFORCEは高級キーボードですが、残念なことにキーキャップの材質はABS樹脂となっています。ダブルショットなので印字がハゲるということはないのですが、この樹脂素材だと残念ながら皮脂汚れが目立つ懸念事項があります。
一応REALFORCEのそれは高級感を出すために、表面加工が施されているので一般的なABS樹脂のキーキャップよりは汚れにくくなっているのですが、それでもPBT素材の方が良かっただけに残念なポイントだと思います。

ちなみに英語配列であればキーキャップの交換は容易であり、一般的なキーキャップであればこのように全キー適応します。
REALFORCEのオフィス向けモデルは、キーキャップの規格が東プレ軸という自社オリジナル規格なのですが、GXのものは一般的なCherry互換の軸規格になっているので、数多くのキーキャップが取り付け可能となっています。
フローティングデザインを採用
昨今ではガスケットマウント構造が持て囃される事情もあってか、筐体部分がくぼみのある設計になっていることが多いのですが、本製品に関してはキーが浮いたデザインになっています。RazerやCorsairが採用しているような、ゲーミング向けのデザインですね。
この形状だと見た目のオシャレさだけでなく、掃除もエアダスターで簡単に可能なのが強みとなっています。
本製品はガスケットマウントこそ採用していませんが、金属反響音なんかは特に聞こえないですし、打鍵感もメカニカルキースイッチとはまた違った感じなのでこれはこれで悪くはありません。むしろ昔触ったREALFORCE R2よりも良くなった印象があります。
RGBライティングは輝度そこそこ

このキーボードのRGBライティングですが、輝度はそこまで高いわけではありません。というか最近の中華メカニカルがかなり輝度を上げている傾向があり、筆者はそちらの場合は輝度を最低まで落として使っています。
REALFORCEの輝度は中華キーボードの輝度の最低レベルから、それ以下の明るさレベルとなっています。ただあいつらが高すぎるだけなので、別にREALFORCE GX1が特別低いわけではありません。
ケーブルは着脱不可能
残念な事にケーブルの着脱はできません、多くの中華キーボードがケーブルの着脱を可能としている中で、REALFORCEはそれが出来ないのはウィークポイントだと思います。

ただケーブル部分は写真のように奥まった配置になっているので、断線などはしにくい設計になっています。
それとこの部分にはケーブルガイドが仕込まれているので、中心からだけでなく左右からもケーブルを伸ばすことができます。
ちなみにケーブルが着脱不可能な時点でお察しの方も多いでしょうが、本製品は無線接続にも非対応です。というのも静電容量無接点方式は結構電力を食うみたいで、実際に無線に対応したREALFORCE R3も電池持ちが悪くて難儀しているようです。
ただ筆者的にはキーボードを無線で使うことは殆どないため、別に有線限定でも特別困ることはありませんでした。
まとめ
良い点
- ラピッドトリガー、キルスイッチとゲームに使える機能が便利
- ソフトウェアで出来ることが多い
- 静電容量無接点方式で高耐久
- キーキャップ規格が一般的なもので交換先の選択肢が多い
- 掃除のしやすいフローティングデザイン
悪い点
- キーキャップの材質がABSで汚れやすい
- ケーブル着脱負荷
- RGBバックライトが中華と比べると暗め
価格だけ見ると非常に高価なキーボードではありますが、耐久性の高さは圧倒的なものとなっており、長く使えることを考えると非常にコストパフォーマンスに優れている製品だと思います。機能のアップデートもされてどんどん使いやすくなっている製品ですので、そういった意味でも陳腐化しにくいのは利点だと思います。
英語配列に日本語配列、キー荷重も選択できる他、今年に入ってカラーバリエーションまで使いされ始めたので、長く使えるキーボードを探している方は購入すると良いと思います。