モンスターハンターシリーズは、カプコンが誇る大型タイトルのゲームです。PSPの時代において、友達と持ち寄って一狩り行こうぜとできるのがバズり、現在に至るまでその地位を不動のものにしてきた人気シリーズです。
ところが現行の最新タイトルである、モンスターハンターワイルズは、過去に類を見ないほどの低評価を叩き出す程の問題作になってしまっています。
この記事では、なぜモンスターハンターワイルズがここまで低評価になってしまったのかを、解説していきたいと思います。
ゲーム性そのものに関してはまとも
まずモンスターハンターワイルズは、少なくとも仕様の面に関してはクソゲーと揶揄されるほどのものではありません。確かに仕様の面でも問題があって、
- オープンワールドを活かせておらず移動がクソ長いロードみたい
- 素材蒐集がヌルくなりすぎている
- NPCが優秀すぎて人間と組まなくても良い
- そもそものボリューム不足でやることがすぐなくなる
- 追加された水中戦もつまらない
- そもそもストーリーもつまらない
- UIが過去シリーズから改悪
などの問題を抱えています。ただこれは移動面とボリューム不足の問題以外は賛否両論だったり個人の感想的な仕様ではあるので、クソゲーというほどに叩くのはちょっと間違っていると思います。普通のつまらないゲーム、シリーズファンに不評、期待外れというのが正しい評価になると思います。
ただし、これはあくまでも純粋な仕様の部分を見た場合の話です。
実際には多くのバグだったり、力の入れどころの問題、そしてそれに関しての批判に対する公式の対応が酷かった。そういう理由があって、結果的にぶっ叩かれているというのが、モンハンワイルズの大きな問題点だと考えています。
モンハンワイルズが叩かれる理由
バグが多すぎる
モンハンワイルズ自体に起因する一番の問題点は、やはりバグによるものだと思います。
このバグの細かな内容に関しては、ここでは詳細に話しません。何故かといえば、バグはアプデで修正したらまた新しいバグが出てくるという、キリがない地獄みたいな状況になっているからです。
当然このバグの中には進行不能になるようなバグもあれば、ゲーミングパソコンやPS5自体を文字通りぶっ壊して再起不能にしてしまうような凶悪なものまで存在しています。
しかもこのクラッシュ、モンハンの公認配信者や、ホロライブのタレントなども配信中に起こってしまっており、ワイルズをプレイしていない層にもまたたく間に広がってしまっています。
「アプデ直後だし仕方ない」という擁護のコメントもありましたが、そもそも機材ぶっ壊すレベルのクソアプデを、ろくにデバックせずに配布するなという話ですよね。
いずれアプデのこのバグ自体はなんとか収束するかもしれませんが、少なくとも今日に至るまでバグゲーだったことは間違いないですし、その面に関しては現在は間違いなくクソゲーと言われても仕方ない部分だと思います。
カプコン公式の香ばしすぎる対応
そもそものゲームそのもののつまらなさや、ゲーム機材そのものをぶっ壊すレベルのバグもあって、当然モンハンワイルズ公式は連日お問い合わせ窓口に対応に追われることになっていると思われますが、ここに来て運営はやらかしてしまいます。
というのもよもやこのタイミングにて、カプコン公式で「カスタマーハラスメントへの当社対応」を公開してしまったのです。
確かに日本ではカスハラが横行して現在問題になっており、様々な企業や自治体がカスハラに法的措置を行っていくという流れにはなってきています。
しかしこれはあまりに時期が悪すぎるとしか言わざるえません。これにはユーザー達も「クソゲーに文句言ってたら法的措置をチラつかせてきた」「言論統制じゃん」と余計に火に油を注ぐ結果としかいえません。
少なくともカスハラに関しての対応を出すのであれば、モンハンワイルズの発売前に行うか、現状のモンハンワイルズの大炎上が落ち着いてから出すべきだったと考えます。
どうしてそこに力を注ぐのかという
モンハンワイルズの仕様について、最初に上げなかった問題があります。それはグラフィックに力を入れすぎているという問題です。
通常、グラフィックがきれいなら良いじゃんと思うかもしれませんが、なんというかモンハンワイルズはそこに無駄に力を入れすぎているんですよね。
たとえば背景に岩がありますよね。いろんなモンハンワイルズだけでなく、いろいろなゲームに岩のオブジェクトは存在することでしょう。こういったオブジェクトは、背景にリアリティを持たせるために、必要なものではあると思います。
モンハンワイルズにおいても当然岩のオブジェクトは存在しています。モンハンワイルズにおける岩のポリゴン数ですが、およそ80万となっています。
この数値だけ見てもピンとこないと思いますので、比較対象として同じく美麗なグラ売っている、スクエアエニックスのFF7リバースの主人公、クラウドさんの3Dグラフィックのポリゴン数と比較してみましょう。
バカな。パワーが違いすぎる!
たかが背景の岩の分際で、そのポリゴン数はグラに定評のあるスクエニの主人公キャラの3Dモデルのおよそ3.6倍となっています。
当然、この岩を含む背景のオブジェクトのせいでPCへの要求スペックは馬鹿みたいにあがっていますし、開発にも時間がかかったことでしょう。
いやね、そんなモブキャラ未満の背景に、何故こんな負荷をかけたのか意味不明です。モンハンワイルズにはそんな感じで、ユーザー目線で見てそこに拘るんじゃなくて、もっと別の根本的な部分を拘れよという要素が多いんですよね。
操作キャラや、オトモアイルー、敵モンスターの3Dモデルに、ものすごく力を入れましたというのであれば、そんな批判なんて殺到しなかったと思うんですがね。
もちろん、これらには当然力は入れている筈なのですが、グラフィック担当が芸術家気質だったのか、背景の岩、料理なども手を抜かずに全力を出した結果、ゲームそのものがやたらと要求スペックがあがってしまったわけでして。
アプデ商法のためにモンスターを減らす悪行
海外のリーカーにより判明したのですが、実はモンハンワイルズの初期実装のモンスターから意図的にラギアとレギオスが削除されたことが明らかになっています。
そもそもの話、この二体を最初から実装していても、ボリューム不足だったのは言うまでもない状況だったのに、さらにアプデ商法で売れ行きを促進するために、本来実装されるはずだったコンテンツを削って正式販売するというのは、あまりにも悪質だと思います。
こういったあんまりなやり口もあって、モンハンワイルズは圧倒的不評という地獄みたいな評価になっているのです。
的外れなアップデート
バグ修正以外にも、当然アップデートでコンテンツは追加されているわけなのですが、ぶっちゃけそれもかなり不評なものが多いです。
結果的につまらなくて不評だったというのであればまだ救いようがあるのですが、そもそも発表前の段階で、いやそんなアップデートいらないよというような内容のものが結構あってユーザーと運営の認識の違いが浮き彫りになっています。
ようは作り手がモンハンワイルズに求められている楽しさを理解していないので、結果的に「なんやこのアプデ。俺はこんなん求めてないんや」となってしまうわけです。
もちろん賛否両論でまあ楽しければいいやという人も一定数いるのも事実ですが、妙な水鉄砲TPSや衣装追加よりも、根本的なモンスターの数の不足とかをなんとかしてくれと思われるのは自然なことだと思います。
まとめ
- ゲームの仕様だけ見ればクソゲーというほどではない
- バグがあまりにも多すぎる。しかも非常に危険
- カプコン公式の対応がやばい
- 無駄に膨れ上がった背景オブジェクト容量
- ただでさえボリューム不足なのにさらに意図的に削ってアプデ商法
- 開発チームがモンハンに求められていることを理解していない
おそらくバグがなければ、Steamでの評価賛否両論程度だったと思います。しかし致命的なバグに運営の対応、いらん部分への力の入れ具合や不誠実な販売方法などが見事なハーモニーを奏でた結果、圧倒的不評というシリーズきってのクソゲー判定に至ってしまったのです。
流石にここまで不評では、今後どれだけアプデで改善されたとしても、売れ行きが伸びにくいのはいうまでもない事実です。売れないコンテンツに力を入れるのは企業的にも美味しくないですし、モンハンワイルズは大型DLCが来ないなんてこともありえますね。
これがモンハンシリーズの最終作にならないことを祈っています。