
皆さんは中華ゲーム機についてご存知でしょうか。多分多くの人は粗悪な偽物が話題になったこともあって、低品質なゴミカスみたいな印象を持っていると思います。
実際そういう商品も存在していることは事実なのですが、実は現在において中華ゲーム機はかなり進歩を遂げていて、品質の良いものも多く販売されるようになっています。
中華ゲーム機の代表格といえば、AYANEOやANBERNIC、TRIMUIなどが上がるのですがが、それらを紹介するのはちょっとありきたりかなと思います。
そこで今回の記事では、どこが作っているのか定かではないけれど、品質や性能が結構いい感じで安いという謎の中華ゲーム機、R36Hについてレビューしていきたいと思います。
R36Hの製品特徴
製造会社不明だが安い
いやホントどこが作っているのかわからない謎の製品です。外箱にも説明書にも、特に製造会社の記載がないんですよね。おそらくどこかのODM工場が作っているのだとは思いますが、マジで謎の製品なんです。
ただ値段はかなりお安くなっていて、後述の通りまともな製品でありながらも価格は5000円程度に抑えられています。だいたい同じかちょっと性能の高いくらいの中華製ゲーム機が8000円ほどと考えると、かなりコストパフォーマンスは良好だと思います。
ただし、劣化コピー品も出回っているという情報もあるので、購入する際にはそれなりに信用のおけるセラーから買わないと駄目ですね。日尼でもたまに見かけますが、あれが本物かはわかりません。値段も高くつく事が多いので、素直にAliExpressで購入した方が良さそうです。
AliExpressにしてはマシな梱包

中華通販なんでだいたい届く商品って外箱はボッコボコになっていることが多いんですけど、今回は簡素ながらもプチプチくんで覆ってあるまともな梱包だったおかげで、意外とまともな状態でした。
多少凹んでいる部分とかもあるにはあるんだけれど、海外通販でこれなら文句はいえないってレベルですね。

ちなみに中身はこんな感じで、プラスチックの緩衝材の中に収まる形で入っていました。上部分はペラいながらも、クッション材がかぶさっているので雑さは感じられないです。
付属品もいい感じ

付属品もまあ必要十分って感じでType-Cケーブルと保護フィルム、クリーナーと説明書が付属してきます。
あと画面には最初保護フィルムが貼ってありますが。これは気泡入ってるし剥がすようのツマミが作ってあるので、初期傷防止の奴でしょう。
ちなみに筆者は付属の保護フィルムは貼っていません。5000円の中華ゲーム機だし、そこまで気にするようなもんじゃないかなって。
ビルドクオリティも悪くない
ビルドクオリティは悪くなくて、少なくとも手で軽くもった感じギシギシ軋んだりということもなければ、どこか見える部分でバリが出ているなんてこともありません。
質感も安いプラスチックではなくてつや消しクリアボディで好印象です。
決して高級感があるとは言いませんけど、5000円のゲーム機でこの質感であれば不満を感じるような見た目ではありません。
サイズ感は標準的

倉庫漁って使わなくなったゲーム機と並べてみました。横幅はDSに近いです。ただ画面サイズは3.5インチということでそこそこのサイズ感となっています。解像度も640✕480ということで、携帯ゲーム機という括りの中であればそこそこ高解像度な部類になっています。
奥の方に埋もれてて発掘面倒だったのでこの場にはありませんが、PSPでも480✕272なので、悪くない数値であることはわかるでしょう。
ちなみに画面サイズ自体はPSPは4.3インチなので、大きさでは負けていますね。まあ5000円なんでそこは仕方ないかなと。
各種ボタン、インターフェースについて

まず正面です。左右アナログスティックにABXYボタン、十字キー、スタート、セレクトボタンが存在しています。正面の配置に関してはSwitchライクになっています。
押し心地に関してですが、普段遣いする分には十分だと思います。少なくとも、Amazonで売っている無名中華コントローラーよりは全然まともに感じます。ただスタート、セレクトボタンに関しては、かなり音がデカいのでそこは良くないなとも思います。
あと右上にはLEDランプが仕込まれていて、起動中は緑に、充電中は赤く光ります。

上面です。R1R2、L1L2、電源ボタンにリセットボタン、音量の上げ下げボタンが存在しています。RLボタンは静かめながら押した感触がしっかりあるボタンとなっています。
また、こういう直線配置だと押しミスが起きやすい傾向にあるのですが、本製品のそれはR2L2が意図的に背の高いものとなっているので、ミスタッチの抑制に役立っています。

下面です。充電用のDC Type-Cコネクタ、コントローラーなどを接続するOTG Type-Cコネクタ。イヤホンジャックにOS用MicroSDスロットとゲームROM保管用のMicroSDカードスロットが存在しています。
あと左右にスピーカーが搭載されていて、ステレオスピーカーとなっています。ちなみに音質はまあ値段なりです。ゲームするのに支障がある程クソ音質ではないけれど、音楽を流すには力不足みたいなレベルです。まあ5000円ですし。

背面です。滑り止めと取り外し可能なバックプレートが存在しています。バックプレートを取り外すとリチウムイオン電池にアクセスできて、電池交換ができます。ただ電池の種類がわからないので、交換先を探すのが難しそうではありますね。
またリチウムイオン電池が劣化するまで、このゲーム機がちゃんと稼働するかどうかはわかりません。なにせ怪しい中華ゲーム機ですからね。
滑りどめの方はゴムなので一応摩擦力自体はあるのですが、これまた位置的な問題であまり機能しているとは思いません。とりあえずつけました程度の奴です。
OSはLinuxベースのArkOSを採用
本製品に標準で搭載されているのでLinuxベースで開発されたArkOSというものになっています。これは低スペックなマシンでも快適に動くように作られたOSとなっていて、安い代わりにハードウェア性能自体はさほどでもない中華ゲーム機と相性が良いものとなっています。
このArkOSですが、別に本製品だけの独自のものというわけではなくて、CFWとして冒頭で記載したようなメーカー製中華ゲーム機にも用意されているような、使用率の高いものとなっています。
ちなみに、MicroSDカードにインストールされているだけなので、他のMicroSDカードを用意してそっちに書き込めば、バージョンアップしたり、OSそのものを変更することも可能です。
筆者も最新版OSを使いたかったことや、違法ROMが入っていたら怖いので、自分で用意したシステムMicroSDカードを使っています。
ArkOS
https://github.com/AeolusUX/ArkOS-R3XS
上記のリンク先、Download for Panel 4 (V5)のARCOSがR36H対応のものとなります。MicroSDカードに焼く方法はRufusとかでポチポチやるだけなので特に難しいことはないはずです。詳しくは各自ググってください。
エミュ機で遊ぶには吸い出しが必要
本製品は他の中華ゲーム機と同じくエミュ機となっており、他のゲーム機、たとえばファミコンやプレステ、PSPなどのゲームソフトを遊ぶための製品です。
これらのROMデータは、ソフトを自分で購入して、吸い出して用意する必要があります。
吸い出し方に関しては各自ググってください。
どこまでゲームを遊べるのか
まずスペック的な話をしますと、PSPは結構普通に動きました。ソフトにもよるのでしょうが、実機よりも読み込みが早くて快適なタイトルもあるくらいでした。
ただこのエミュ機でPSPを動かしているのは、PPSSPPというエミュレータソフトになりますので、このエミュが動かせないソフトは自動的に本ゲーム機でも動かせないということになりますね。
PlayStationも快適に動きます。ただこちらは実機よりも早いという感じではありませんね。普通に読み込みに時間かかってたソフトは、同じように時間がかかります。ただエミュだとか低スペックだからという理由での処理落ちはなかったと思います。
DSは厳しいです。筆者が昔吸い出したスパロボLは起動すらできませんでした。というかこの画面で2画面表示は流石に小さすぎて無理があると思います。
GBA以下は完動といっていいでしょう。なんなら改造ポケモンや改造FEも普通に動きました。
まとめ

どこが製造しているのか不明な怪しい中華ゲーム機ですが、製品自体は本当に良いものだと思いました。本体のビルドクオリティも良好ですしサイズもわりかしコンパクト。
PSPもものによっては動くくらいには処理能力もあるし、中華ゲーム機ってすごいんだなと思いました。
ただ一般層におすすめできるかと言われれば間違いなくノーです。サポートは無いようなものですし、ArkOSは日本語非対応だし、ROMの用意も詳しくないと難しいので。それなりに自分で調べないと無理ですね。手軽じゃない。