
ヴァンサバライクのゲームは数多く存在している中で、大事なのは独自色を出すことだと思います。そうしないと没個性のコピーゲームでしか無くなってしまいますからね。
今回の記事では、ヴァンサバライクのゲームの中でもかなり個性派なゲーム、Struggle F.Oについてレビューしていきたいと思います。
Struggle F.Oの特徴
このゲームは一言でまとめると、メスガキ育成ローグライトゲームという括りになっています。とんでもない括りですが、別にR-18とかではなくて、普通に健全なゲーム内容となっています。
主人公が若干メスガキ味のある女の子で、仲間を育成して戦うローグライトゲームという意味なので。
仲間と組んで戦うゲームシステム
多くのヴァンサバライクゲームでは、プレイヤーキャラ一人で無双していくような内容になっていると思うのですが、本作に関してはアライズと呼ばれる仲間を最大四体引き入れ、五人パーティで戦うゲームシステムとなっています。
最初のアライズはワンコだけなのですが、敵を倒していくと確率仲間になってくれるので、彼らをパーティに編成して戦うことになります。
アライズたちにはそれぞれ得手不得手があって、純粋なアタッカーやタンク、ヒーラーやバッファーなどがいますし、それぞれ効果ももちろん違うので戦術の幅は広いです。
育成要素
アライズはポケモンのように交配させて、より強力なステータスをもったアライズを産ませる要素と、実際に戦闘をしてレベルアップでポイントを獲得し、それでステータスの強化を行う要素があります。
最初はそのままのアライズでも問題ないでしょうが、より高難易度のステージに進むにはこの育成要素は間違いなく重要になってくると思います。
クラフト要素あり
ステージを攻略すると資源を入手することができて、その資源を使って探索で有利になる装備や防具、武器を作ることが可能です。
これも最初は使わなくとも問題ないですが、やはり高難易度ステージをクリアするのであれば、最低限防具は用意しておかないと苦しいでしょう。
このゲームの問題点
交配が運ゲー
このゲームの育成要素の一つとして、交配システムがあると前述しましたが、これがかなり沼です。このゲームにおけるアライズのステータスは以下のようになっています。
基礎値最大50 + 変異値最大255 + レベルアップ時のポイント割り振り
このうち変異値は、交配中に低確率でランダムにステータスのどれかに加算されるようになっていて、全部カンストさせようとしたら1435回も変異を起こさないといけません。
この変異に関しては特に確率上昇方法とかもないので、まったくもって完全に運で、とにかく時間もかかります。
ポケモンならアイテム持たせて交配させてとやればある程度簡単に望んだ個体値にできますし、王冠を使えば低個体値でも対戦レベルにできますが、このゲームはそういう救済策もありません。
別にカンストさせなくとも全クリは可能ですが、やはりやりこみ勢としてはもう少し簡単に変異できないかと思うのは自然でしょう。
最初のアライズワンコが強化できない
一番最初に仲間になるアライズ、ワンコですが、この子は残念ながら途中で編成から外されることになるでしょう。なぜなら交配は別のアライズを生みだすシステムであって、既存のアライズを強化するシステムではないからです。
一応レベルアップでの強化こそ可能なのですが、残念ながらレベルアップはある程度すると必要経験値の関係で、中々できなくなってしまうし、それなら交配であたらしく強力なアライズを作ったほうが無難ですからね。
アライズの仲間になる可能性も運
倒したアライズも確率で仲間になるだけなので、結局は運が絡みます。とくにレアアライズとかは、各ステージに一回しか登場しないのに、仲間にならないことも多いので非常に大変でした。
このゲームでも最強格といわれるアライズの天狗の入手には、10回以上挑戦させられました。
一応アップデートでそのへんの確率はアップしたということですが、やはり結局は運なのは変わりません。
UIの操作性がよくない
このゲームは操作性において融通が効かないです。たとえばマウスクリックで施設に移動したいのに、いちいちキー入力を要求してきたりとかしますし、パッドはパッドで普通これならできるよねって操作が出来ないことが多々あります。
慣れればどうってことのない部分かもしれませんが、最近のゲームでイマイチ直感的な使い方ができないというのは、残念なポイントに感じました。
バグ修正が遅い
なんらかのバグが発生した場合、普通のインディーズゲームでは真っ先にそれを修正してアップデートするものなのですが、本製品の開発スタッフはなぞのこだわりがあるのか、ゲーム自体のアップデートと同じタイミングばかりにしかそれを修正しません。
それどころかバグを放置していることもあるので、このあたりもかなり不親切だと思いました。
まとめ
キャラクターは可愛いですし、ボイスもあるしでキャラゲーとしては頑張っていると思います。パーティ編成して戦うというのも中々に熱いポイントでしょう。
一方でいまいちユーザビリティが低かったり、バグ修正に意欲的でなかったりして、だめな部分も多いのが賛否両論の評価になってしまっていると思います。
光るものはありますが、いろいろと惜しいゲームでした。