
昨今ではゲーミングキーボードが激アツで、低価格ながら高性能な製品が多数登場しています。まさにお値段以上といった感じになっており、円安の時代でもこの値段でここまでの製品は、一昔前なら考えられないほどです。
今回の記事では12000円ほどの価格で購入できるメカニカルゲーミングキーボード、DAREU EK87PROについてレビューしていきたいと思います。
製品特徴
価格帯的にはなかなかに安価
メカニカルゲーミングキーボードとしてはなかなかに安価な製品です。筆者が購入したときにはクーポンと合わせて11000円ほどの価格となっていました。流石に激安メカニカルほどの超低価格ではないものの、後述しますが本製品はかなりの多機能となっています。
筐体はプラスチック製となっているので、流石に高級機にありがちな金属製ほどの高級感はないのですが、それでも安っぽさは感じないので見た目的にも十分なクオリティであるといえるでしょう。
無線対応だが技適がないことは注意
本製品は有線接続の他、Bluetoothと2.4Ghzドングルでの無線接続にも対応しています。ただ本製品は技適マークがついていなかったので、技適認証はされていない製品です。
まずBluetooth接続ですが、こちらはだいたいの場合が3m以上離れていても接続できるので、電波強度的には電波法に抵触することになります。
次にドングル接続ですが、こちらは微弱電流の製品もそれなりにあるようなので、こっちは使える可能性もあります。ただ実際に筆者は測ったわけでも、メーカーから回答があったわけでもないので、大丈夫か否かは不明です。
基本的にキーボードやマウス、スマホ程度の電波強度で何か実害があるわけではありませんし、逮捕されるようなこともありません。ただし法律違反にはなるので基本的には無線接続での使用は厳禁だと理解してください。
有線接続で使う場合は何も問題はありませんので、安心して使用可能です。
ガスケットマウント構造採用
本製品はガスケットマウント構造を採用しています。そのため、キーを底打ちした時にも反響音が発生せずに、心地よい打鍵感と打鍵音を提供してくれます。
実際、このキーボードの打鍵感と打鍵音は非常に素晴らしく、メカニカルキーボードとしては比較的安価な価格帯に位置しながらも、コトコトとした感じでかなり素晴らしいものとなっています。
筆者はこれまで有名メーカー製の、2万円から3万円の高級品を使ってきましたが、はっきりいってそれらと遜色ないどころか、明確にこっちの方が上といえるほどにすばらしいものとなっています。
オリジナルスイッチを採用

本製品のキースイッチは、DAERUが自社で開発したオリジナルである、DREAM HIFIスイッチを採用しています。系統としては赤軸系でスコスコとした気持ちいよい打鍵感になっています。
音はクリッキータイプみたいにうるさくはないので、ボイスチャットなんかでも邪魔にはならないでしょう。
このスイッチ自体は3ピンのものとなっています。
ホットスワップ対応

最近のメカニカルキーボードであれば多くの機種に採用されている、ホットスワップ機構も当然対応しています。なのでキースイッチの交換も可能ではあります。
ピン数も5個あいているので、よほど特殊な接続のキー出ない限りは、交換が可能となっています。
また、本製品のそれは上下が逆向きに設計されています。これは打鍵音を良くするための工夫としてあえてそうしているものです。
たまにホットスワップが固くて怖いという意見を見かけますので、比較的上手な抜き方を紹介します。引き抜き工具を持っていることが前提になりますが、それの爪部分を上と下に潜り込ませるように入れて、軽く力をいれて挟みます。するとキースイッチの上下部分の固定爪が撓んで緩むので、あとは上に持ち上げるだけでスポッと抜けるハズです。
ただしE元素みたいな簡易的な基盤直挿しタイプのなんちゃってホットスワップだと、この方法でも硬いので気をつけください。
キートップは非透過だが質は良い
キーキャップは2色整形、ダブルショットのPBT素材のものになっています。質感的には流石に3万円もするような高級品には勝てませんが、それでも指紋や皮脂汚れは目立ちにくいですし、耐久性も担保されているので十分実用性の高い良いものだと言えるでしょう。
ただし本製品のキーキャップは、透過式のものではありません。なのでRGBライティングは文字を光らせることはできないので注意です。
RGBLED対応だが注意点あり

前述の通り本製品はRGBライティング機能に対応しているので、バックライトを光らせることが可能です。本体だけの使用でもかなりのパターンの光り方が用意されていますし、メーカーページにあるゲーミングソフトウェアからもライティングパターンの変更が可能です。
ただし2つほど注意点があります。
まず一点は前述の項目で示した通り、文字が光らない、光らせにくい構造になっている点です。というのも本製品はキートップが非透過であること以外にも、キースイッチもライトの光を通す穴以外は非透過ですし、そもそもキースイッチが上下逆さまになっている関係で、ライトの位置も上下逆になっています。
なので仮にキースイッチとキートップを透明のものにしても、うまいこと文字を光らせるのは難しい構造になっています。
もう一つはたまにコイル鳴きすることです。いつもコイル鳴きしているわけではないのですが、筆者の環境だとRGBライティングを使っていると、たまに小さくコイル鳴きをしていることがあります。
もちろんパソコンの音が聞こえなくなるとか、そういう酷いレベルではないですし、していない時間の方が長いくらいですので、よほど神経質な人でなければ問題ないレベルではあると思います。
専用のソフトウェアあり
本製品は専用のソフトウェアが用意されています。昨今のゲーミングソフトウェアが、大手の製品であっても酷いものが多い中、DAERUのものは日本語こそ非対応なものの、直感的でわかりやすいUIになっています。
光らせ方の設定や、定型文入力、マクロやキーの置き換えなんかも可能で必要十分な機能は揃っています。
筆者の場合はおもにCapsLockキーの無効化を使っています。
豊富な付属品

付属品はなかなかに豪華です。
この三点が付属してきます。
まとめ
良い点
悪い点
- 技適がないので無線接続は駄目な可能性が高い
- RGBで文字は光らない
- コイル鳴きの可能性
無線接続が実質的に使えないという弱点こそあるものの、有線接続で使うつもりで買うならばかなり使い勝手がよく使用感のすばらしい製品だと思います。
実際筆者の満足度も高くて、1万ちょっとでここまで良いキーボードが買えるんだなと感心する出来栄えの製品となっています。
技適さえと言っていたらほとんど文句のない製品だっただけに惜しいです。
備考:ポーリングレートに関して
本製品はポーリングレートが記載されていません。一応、ネット上のスキャンレートを測定するサイトだと、1000Hzを超えることもありました。