
ファン待望の最新作であるガンダムブレイカー4ですが、蓋を開けて見れば期待していたものよりは微妙なものでした。ゲームとしてはクソゲーと断じるほどのものではないものの、こってり系のラーメンを期待してたら、出されたのはあっさり系のラーメンだったみたいな。そんな期待外れ感が強いです。
今回はガンダムブレイカー4のDLCすべてを含めた感想をまとめていきたいと思います。今回はネタバレもありです。
ゲームシステム面の感想
New開発スタッフが自我を出しすぎている
4の前にNewというクソゲーが販売されており、公式からも当然黒歴史扱いを受けホームページごと上書き抹消されるくらいの扱いだったんですけど、どうにも当時の製作スタッフ的にはクソゲーだと認めたくなかったようです。
その結果搭載されたのが、マスタースキルのホログラム化という奴です。例えばガンダムの頭部バルカンもレアリティを最大値まで上げれば、ザクの頭部で使えるというシステムなのですが、これをやると戦闘中にザクの頭部パーツがホログラム化してガンダムになります。
まるでNewガンダムブレイカーであった、戦闘中に自分の組んだガンプラがキメラになっていくような悪夢のシステムであり、なぜこれを実装してしまったのか。クソゲー判定を認めたくなかった当時スタッフの嫌がらせなんでしょうか。
当然多くのユーザーからやめろと言われていたし、バグの温床にすらなっていたのですが、現状においてもこのシステムはそのままとなっています。
せっかく組み上げた自分のガンプラが、一時的とはいえダッサイ見た目になってしまうので普通に考えて最悪だと思います。
旨味がなさ過ぎる大型ボス戦
このゲームの戦闘システムをつまらなくしている一番の要因が大型ボスという存在です。
このボスがつまらない理由を箇条書きしていくと、以下のようになります。
- あまりにも固くて時間がかかる
- 上に加えて途中でバリアまで使う
- 無敵技やブーストで逃げ回る
- 倒しても手に入るパーツが少ない
別に固いボスというものを否定するつもりはありません。しかし、強いボスというわけでなく、高耐久で逃げ回り、あまさえバリアまで貼るというのは、戦わされている立場からすれば、時間ばかりかかって非常につまらないのです。
加えて、そんなボスをやっとの思いで倒しても、手に入るのはパーツの強化に使うアイテムくらいですし、数も少ないとなれば喜びすら感じません。むしろ感じられるのは、やっと終わったという解放感と、俺なんでこんな苦行をしているんだろうという虚無感です。
しかも、実際問題として倒した時の報酬は雑魚敵の方がずっと旨味があるという事実があることを考えると、マジでやってられないのです。
さらに、アップデートでこれが改善されたかといえばそんなことはありません。一応破壊部位にはロックオンがいかなくなった点もあるのですが、結局硬さ自体は変わっていない上に、大型メイスや専用サーベルなどの、大型ボス相手に救済措置となっていた強武器が、下方修正されれしまったからです。むしろ悪化してるまであります。
一応現在はキャンセルコンボを駆使すれば、比較的素早く倒せるというのがユーザー側の研究で発覚しているのですが、このキャンセルコンボの火力を上げるためには、それなりに長いことプレイを続けて育成しなければならないので、お手軽な方法というわけではありません。
やる気がないDLCシステム編
このゲームにはストーリーDLCが5つ販売されていますが、これまたかなりボリューム不足でやる気がありません。一つ990円、セット販売で3960円という価格を考えても、かなり手抜き感があります。
まず追加されるガンプラですが。多くのモーションが使いまわしでしかなく、違いはほぼ見た目のみというものばかりです。また、追加期待のスキルもそんなに強いものではないため、攻略において助けになるかと言われるとノーでしかなくて、特に大型ボス戦を楽にしてくれるものがないというのは残念です。
そして最終決戦は本編ラスボス機体を使いまわした上、主人公、つまりこっちが組んだガンプラをそのまま使いまわしてくるという有り様でした。予算どんだけケチったんだよと。ゲーム本編だけであればまだ擁護しようがありましたが、明らかに購入者を舐め腐っているこのDLCは許せないレベルですね。
ストーリー面の感想
規模がミクロすぎる
前作ガンブレ3のシナリオと比べると、本作のシナリオはあまりにもミクロです。前作だと潰れかけの商店街を救うために奮闘して、最終的に世界の太陽光発電を担う軌道エレベーターを救ったりとコロコロホビー漫画みたいな規模に膨らんでいくのですが、本作はずっとゲーム内にログインして、唐突に乗っ取られたゲームを取り返すだけです。
言っちゃえばソードアート・オンラインのデスゲーム要素が無くなったみたいな。
ストーリー自体がこのように小さな規模だとしても、見せ方が上手であれば不満もないですが、もう本当にあっさりです。さらっと流して終わり!
よく馬鹿にされているようななろう小説とかありますけど、文章量があるぶんあっちのほうがマシかもしれません。
キャラクターの関係はネット上のものでしかない
ゲーム内から外には出ない、出れないので外の描写が本当に少ないです。というか主人公含め多くのメンバーは現実で対面したことがないですし、キャラクターもアバターでしかないので本来の姿は知らないという関係性になります。
それでヒロインが主人公に恋しているような描写が入っても、いやネットでしか知らない人に恋愛感情を抱くのやばくないかという感想が来ます。
前作3だと実際に現実で交流がありますし、なんだかんだ命の危機を共に乗り越えたりしているので、そういう恋バナがあってもまったく違和感はないのですが、ただネット上で、ゲーム内でピンチを救われ一緒にチームを組んだだけの相手に気を許しすぎなんですよね。もちろん、描写外でなんらかのエピソードがあったとかなら別ですけど、結局そういう想像すら掻き立てられないシナリオ自体に問題があるとしか。
加えてネット上の付き合いでしかないので、他のキャラがなにか問題や苦悩を抱えていても、主人公は相談に乗るくらいしかできないし、ゲームクリア後にDLCにて問題は解決しましたとかさらっと流してくる有り様なので、なんともやる気のないシナリオだなと。
キャラ多すぎ
まず主人公と同じクランになるキャラクターは5人いるわけですが、正直こんなにいらなかったと思います。まずこのゲームって3人小隊制なわけですから、主人の他に二人いれば十分かと。
実際3だと主人公と一緒にゲーム内で戦うのは二人でしたし、一部のステージでもライバルが追加で一人入るだけでした。
この人数が無駄に多くなったせいで、ただでさえボリューム不足なストーリー面において、キャラの掘り下げが少なくなっています。ぶっちゃけ話の本筋にかかわらないキャラはストーリー上では不要であり、この時点で中盤仲間になるシーナとマシマは不要といえます。
この二人の分の尺をメインであるタオやリンに割り振ってやれば、もう少しキャラクターに魅力が出ていたのではないかと思っています。
マシマ、お前クラン降りろ
この不要といったキャラの一人、マシマという男なのですが、ぶっちゃけかなりやばいです。出会い厨です。まず主人公のクランに近づいた理由がクランメンバーの女性をナンパしたかったというものです。ガンダムゲーを遊ぶそう、オタク連中にはこういうヤリモクチャラ男は受けないでしょう。
ここまで聞くとそれお前が嫌いなだけじゃねと思うかもしれませんが、マシマはDLCでやらかします。彼はいつもどおりクラン内外とはずGBBBの女性プレイヤーをナンパしていくわけですが、ついに確定女子高生のプレイヤーまでナンパし始めます。
いままでのキャラクターは、少なくともアバター上は未成年だとしても実年齢は公表していなかったのでわかりますが、DLCで登場する女子高生プレイヤーも容赦なくナンパします。
マシマはまちがいなく成人男性です。実際ガンプラバトルの元プロプレイヤーで、企業チームに所属していたので間違いないです。成人男性が未成年と関わり持とうとするのはいかんでしょ。犯罪だよ。
まとめ
- New制作陣の追加した不要な機能
- 大型ボス戦が怠すぎる
- 虚無なストーリー
- よりにもよって味方に不快なキャラ
- やる気のないDLC
Newガンダムブレイカーよりはマシですけど、ガンブレ3と比べると微妙。遊べなくはないけど、ちらほら不満点が目立つ。
結論としては賛否両論ゲームです。もし過去の自分にこのゲームの評価を伝えることができるなら、期待外れだし買わなくても良いよと教えるでしょうか。
セールとかでDLC含めて半額とかならまあ妥当かなというゲームです。
入門向けのエミュ機。