デスクトップパソコンを使う利点として、自分でパーツ交換やメンテナンスがしやすいというものがあります。基本的にミドルタワー以上のサイズのデスクトップパソコンであれば、横のパネルを開けば簡単に内部にアクセスできるからです。
しかしながら、確かにノートパソコンよりは簡単に内部を弄くることができるとはいえ、それで中身を簡単にあれこれできるよと言われると、素人がそんなんできるわけないと思う方も多いでしょう。そこで、この記事では、デスクトップパソコンを整備したり、パーツ交換する際に、どこが簡単でどこが難しいかをまとめていきたいと思います。
基本知識
まず中身を開く前に、絶対にやっておかないといけないことがあります。それはコンセントを抜いた上で、しっかりと放電しておくことです。ただコンセントを抜いただけですと、まだ電気が残っていることがあって、その状態で下手に弄ると故障の原因になるからです。
放電のやり方はコンセントを抜いたあと、電源ユニット部分のスイッチをオフにしてから、5分以上放置。
5分待つのが嫌なのであれば、パソコン本体側の電源スイッチを何度か連打すると放電ができるようです。
あとは本人の静電気も逃がしておきましょう。何か金属製のものにあらかじめ触っておけば問題ありません。
デスクトップパソコンの整備、パーツ交換の難易度別評価
単純な掃除
これは簡単です。基本的には横のパネルを開いてから、ホコリが多い部分をエアダスターで吹き飛ばすだけでできます。ファン周りが汚れやすいので、そこを重点的にエアダスターを吹き付けると良いでしょう。
本当にわかっていない人がやりがちなのですが、水拭きやアルコール清掃はNGです。普通に破損の原因になりますので、清掃はエアダスターで行うようにしてください。
あとエアダスターで吹き飛ばすなら掃除機の方が、という方もいるでしょうが、掃除機はエアダスターと比べるとどうしても大きくて取り回しがわるく、最悪どこかにぶつけてそれが故障の原因になりかねませんので、エアダスターを推奨します。
CPU周り
これはわりと難易度が高いです。使用されている空冷ファンによっては、固定しているネジなんかはわりと簡単に取り外すことができるのですが、冷却用に塗られたグリスが張り付いてしまっており、カチカチになって固着してしまっている可能性があるからです。
これを無理に取り外そうとすると、最悪マザーボード自体を破損したり、CPUごと引っこ抜いてしまいピンを破損してしまうなんてことにもなります。
グリスを温めることで取り外しやすくなるので、ドライヤーでCPUファンの金属部分を温めるという方法を取る場合もあります。ただし、どうしても固くて普通に取り外せそうにないならこの方法を取らざる得ませんが、熱しすぎてマザーボードにも負担がかかることもあるので、そこは気をつけたほうが良いでしょう。
基本的にCPU自体を交換するということは少ない筈なので、グリスを塗ってファンを戻すという事が多いと思います。グリスの塗り方は色々あれど、そんなに難しくはないですし、ファンも外せたならとりつけも難しくはないはずです。
メモリ
個人的には難しいと思います。
メモリの増設や交換自体は、たぶんポピュラーな方で、なんならノートパソコンでも出来るやつは出来る感じなのですが、少なくともデスクトップパソコンのメモリはちょっとやりにくいです。
固定用のラッチを解除して、ゲームのカセットみたいに抜いたり差し込むだけの単純作業ではあるのですが、引き抜くのはともかく差し込むのは本気でカチカチで、中々うまく刺さらないんですよね。
変に半端に刺さった状態で、これで大丈夫かと勘違いしたままだと、パソコンが認識しないばかりかそもそも起動すらしなくなったりもするので、この硬さがネックになってきます。
SSD
本当に簡単です。斜めに刺して、マザボに押し付けるように倒したあと、ネジ止めするだけです。場合によって先にヒートシンクなどもつけますが、それも単純作業ですから。
HDD
基本的には難しくないと思います。
今更個人で内蔵HDD使い人いるのという感じですが、ケーブルで色々繋いだあと、3.5インチベイの余ってる部分に固定するだけですから。
ただ最近はSSDが主流になってきた影響もあって、HDD用の3.5インチベイが余っていないケースもありますので、そこはあらかじめ確認しておいたほうが良いでしょう。
グラフィックボード
なんなら一番簡単まであります。
補助電源用のケーブルが刺さっていたらそれを抜いて、コネクタを出す部分がネジ止めされている筈なので、そこを取り外したらば、マザーボードの固定用ラッチを解除して引き抜くだけです。
メモリの抜き差しと似ているのですが、メモリと違ってグラボの抜き差しは固くはなく、本当にゲームのカセットと同じ感じで簡単にできます。
電源ユニット
しんどいです。重たい。ケーブルが多い。配線も大変。難しいというよりはひたすら面倒くさいですし、本当にきれいに配線するのは大変です。
マザーボード本体
ようはそうとっかえです。大人しく買い替えたほうが無難です。
まとめ
メンテナンス自体はそう難しいことはないです。CPUのグリスの固着だけ気をつければ、そこまで警戒しなくても大丈夫でしょう。
あとはどのパーツが不調かさえわかっていれば、だいたいのパーツは交換対応も余裕でしょう。
ただし電源ユニットおよびマザーボード。これらは故障したら終わりと考えてください。マザーボードは全部取り外して付け替える必要がでてきますし、電源ユニットの破損は他のパーツにも飛び火していることも考えられるからです。
上のフルサイズバージョン。テンキーが欲しい人におすすめ。