今年も多くのVtuberがデビューしていく一方で、同じくらいのVtuberが引退していきます。特に近い時期だと、某大手の6年選手の有名Vtuberが引退したことも記憶に新しいです。
けどチャンネル登録者数が金の盾を貰えるくらいにはいて、多くのファンもついていて非常に多くの金銭をもらっているにも関わらず、何故事務所を辞めて引退するんだと思う人も一定数いるでしょう。
今回はその理由について考察していきます。
Vtuberが事務所を辞める理由
方向性の違い
某大手の6年選手も、これが理由で引退を決意しました。では、実際この方向性の違いというのはどういったものなのでしょうか。
まず事務所に所属するということは、ある程度の売り出し方というか方向性は、当然事務所の方針に従う必要があるんですよね。それはマネジメント契約だろうとエージェント契約だろうと、はたまた正社員雇用のVtuberであっても変わることはないでしょう。
たとえばデビュー当初は特に方向性が定まっておらず、おのおの好きにやらせるスタンスを事務所側がとっていたとしましょう。しかし、所属タレントが有名になって収益が増えていくと、事務所側もウチはこの方向性が売れると確信していくはずです。
それで突然、ゲーム配信に力を入れていたのに、事務所側の方針でアイドル路線に舵取りされて、歌やダンス練習を半ば強要され、ファン相手に変に媚びるように言われたとしたら、タレント側の中には当然不満を持つ人も出てくることでしょう。
某大手6年選手がこの理由で引退したかは、実際のところ定かではないのですが、こういったような事務所側の方針変更で辞めるようになるというのは結構ありえると思います。
単に他の事をやりたくなった
今の時代ってもう終身雇用の時代じゃなくなっていることは皆さんわかっていると思います。会社側も結構リストラをしてくるようになっていますし、社員側も新しい仕事に転職したり、起業する為に会社を辞めることは多くなってきました。
Vtuberだって今や一つの職業です。長年勤めているうちに、新しいことにチャレンジしたくなったという人も普通に出てきます。
まして某大手6年選手のような、比較的古参にあたるVtuberも、新しいことを初めたくなったとしても自然な事なのです。
配信業ってストレスが貯まるんだよ
基本的に配信業っていうのは人気商売で、多くの人に見られてなんぼな商売です。Vtuberであっても例外ではなく、たとえ顔と本名が隠されていても、時として心無い誹謗中傷に晒されることはあるのです。
もちろん所属事務所だってタレントを守るために法務部を設置したり、メンタルケアも業務に含めるなど対策はしています。しかし、これらには即効性はありません。基本後手に周りますし、裁判沙汰にしても結果が出るまでに半年くらいはかかるので、やはり精神的な負担というものは一般的な職業よりもかかりやすくなっています。
実際、某大手事務所にはこういった誹謗中傷から守りきれず、結果として事務所を見限って卒業し、独立したVtuberだっているので、こういうメンタル的な問題というのは馬鹿にできないのです。
またメンタル的な面以外でも、単純に病気や介護を理由に辞めるということもあります。これはもう普通の仕事でもありがちな事なので仕方ないですよね。
自由に制限がかかる
事務所所属のVtuberには、宣伝されやすい、初動が安定する、業務のサポートをしてくれるなどのメリットがある一方で、明確なデメリットが存在しています。
一つは報酬が分配されるという点ですが、ここは事務所側もソレに見合ったサポートをしないと辞められてしまうので、ちゃんとトレードオフになっていると思います。
しかし、もう一つの問題があり、それは自由な活動ができない。活動に制限がかかるというものがあります。
まず企業所属ということは、すなわち会社毎のコンプライアンスは守らないといけません。過激な事は言えないし、過激で攻めた内容の企画もできない。特に企画に関しては、実際そこまで過激じゃないし炎上はしないんじゃないかという内容でも、コンプライアンスに反するから、事務所の方向性とは違うからと、ストップがかかることは多いです。
それとゲーム配信にも制限がかかります。個人規模でやっているVtuberであれば、個人だから規約に引っかからずに普通に配信できるけれど、企業所属であれば個人ではないので会社側が許諾申請をしなければならないなんてことは往々にしてあります。
その許諾申請もすぐに降りるわけではないので、旬で視聴回数が稼げるはずだったゲームが3ヶ月後の配信となってしまい、そこまで視聴回数を伸ばせなくなってしまったという事がおきえます
また歌枠、カラオケ配信なども音源の許諾申請が必要で、事務所が用意したものしか使えないのに、その数が少なく視聴者層にマッチしていなかったり、やはり流行りの曲の音源が無くて歌えないなんてこともおきえます。
こうした面から自由を求めて事務所をやめて独立するということは結構あります。別の大手事務所所属Vtuberの中には、任天堂のゲームが大好きだけど、当時の事務所の制限でそれが配信できずに引退。しかし任天堂のライセンス更新でゲーム配信ができるタイトルが増えたから復活した、なかなかにエキセントリックなVtuberも存在するくらいです。
独立はメリットが大きい
売上の分配から事務所分がなくなる、個人の裁量で好きなように配信ができるようになるというのは、非常に大きなメリットになりえると考えます。
もちろんサポートは無くなりますが、たとえば税金周りに関しては税理士に頼めば良いですし、マネージャーも必要なら誰かを雇えばいい。一人親方としてやっていけると考えているのであれば、独立は利点が大きいのです。
Vtuberが事務所を辞めた場合、確かに多くの場合はその時に使っていたキャラクターは使えなくなるわけですが、実はそこから新しいガワに転生したとしても、ある程度のバフがついているんです。
これまでの配信のノウハウなんかはそのまま使えますから、手探りで色々始める必要だってありません。
そして例えば熱心なファンですと、当然前世、中の人のことも知っていますしこれまで知らなかったとしても、転生してくれると信じて中の人を調べる事が多いです。そうして転生した場合は、全員は無理にしても熱心なファンは、新しいガワをはじめましてを装って応援してくれます。
また大手から引退した一期生も、引退後に転生した際に、その転生アカウントをどうどうと同期にリツイートで応援してもらったりしていましたので、横の繋がりなんかも使えたりする可能性があります。
他にはそのキャラクターIPをそのまま引き継げる、買い取れるというパターンもあります。今は個人勢として活動しているASMRクソゲーVtuberも、もともとは企業所属だったります。
まとめ
長く続けていれば他の仕事をやりたくなるってのは自然なことですし、企業所属というのはメリットも大きいですがそれなりのデメリットも存在しています。なのでいつかはそれで引退してしまうことがあっても、仕方のないことなのです。
皆さんは推しが引退することがあれば、そのときはあまり文句はつけず、暖かく新たな門出を祝ってあげましょう。
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