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　　　　　∨/　　　　　　　　　　　　 |{ j |　 ||昨|　冂|ｏ|　 |Ξ|旦|　l|日l |朋|　 | |ｏ|　 |Ξ|┌┐|:|　 ||昨|　冂

　　　　　　　　　　 ,'::::::::::::::::::::::.ｲi::::::::::::.. ..::::i:::|::....:::::::::!::::::　　 :　|
　　　　　　　　　　,':::::::::::::::::,i::/ !;i!:::　::::::::::: ,|::!!::::::::::::::::!:::　 　:::: |
　　　　　　　　 　 '.::::::::::i::::::i'ﾘ"''ﾄﾏ:::,i::::::::::,ﾑ!,'_!::|!::::::::::|::::.　　::　|
　　　　　　　　　 i:::,:::::!::ﾑ:::ト{- ､tﾏ:} ﾏ_,ｨ/_,/＿ﾘ}':::::::::|:::::::.　 ::: |
　　　　　　　　　 |:/|:::ﾑ::::rﾑ.Y乂iヽﾏ　'　 /''i::::::孑:::::::/: :::::::.... ::::!　　　　　　リボンズさぁ……。
　　　　　　　　　 |'　i::::､:::t i　 ー'　　　　　 ,弋:У';ｨ:::/::　:::::::::: i::|
.　　　　　　　　　　　}:: ::､::iﾑ 　 　 　 i　　　　　 /'/;:':: ::::::::::::::: ﾘ|!　　　　　　女性を見たときに何処に魅力を感じるの？
　　　　　　　　　　　.|::,::::＼:ム　　　　　　　　 ,/ ,ｲ::　:::::,:: ::::: / !'
　　　　　　　　　　　 !:ii::i: ::::,:::::＼　　ー ､　　 , イ:: .::: :/!i ::: /　　　　　　　　いや、言い方変えよう。
　　　　　　　　　　　 !{ ﾏｋ i{ :／ﾏ＞ ､ _,,　 ＜ /'!:::,i::Y;/!:／
　　　　　　　　　　　　　 ' ﾑ!t!,>､　 　 〉　　　　　;!ｲ,ﾚ'::::::!:!ﾆト､　　　　　　　どこフェチなの。
　　　　　　　　　　　　　/　　　/7ﾆﾄ,, {　　　　　,/ﾆｲ:::::　 iﾆi　　＼



　　　　　　　／ 　　　　　　　ﾉ　　　　　　　　　｀ヽ､
　　　　　　イ　//　/　　　,イ　／{ /| {　　l　　 ヽヽミ=-
　　　　　　ﾘ1//　/ｲ　　/　{ / ､ |/ |.l|　　}　　　 ﾄ､
　　　　　　　l 　r ヽ{i　!/　ｨrミ､｀ヽ､ﾘ ﾍ　/!/ | l∧| ﾘ
.　　　　　　　} ﾊ　　| /　　弌少㍉　　　}ﾊｨﾉ // ,ﾘ
　　　　　　　ﾘ!　 > ﾍ{　　　　￣　　　 仗ｧ､ｲﾊ|
　　　　　　　/ ／ ﾊ　　u　　　　　　 ､㌣ﾊ/ﾘ
　　　　　　 〆､_　l　 ､　　 　､_　　　　' /　　　　　　　……何言ってるんだい？
　　　 ＿ｨf::::::::::::::ヽ､　ヽ､　　　｀ﾆ‐,／
　,ィ´'　　｀ ＞､::::::::::::＼ ,へ　　,. '´
/ /　　　　 ￣ ｀ ‐-=ミ/_　　｀´　　　　　　　　　　　　　　　　「え？いや、普通の会話として……あるにはあるでしょ？コレ。」
　　　　　　　　　　　　　　｀ ‐- ､
　　　　　　　　　　　　　　　　＿ ＞,
　　　　　　　　　　　,　-‐ '￣　|　 /　　　　　　　　　突然が過ぎるんだよ。
　　　　　　　　　 ＜､　　　　　 | /
　　　　　　　／　　　ヾ ‐-､＿ |'_
　　　　　　/　　　　　　｀ヽ､　 ｀　}
　　＼　　 {　　　　　　　　　｀ヽ ､L

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.:'　 .:　:　 　　ヽ　 　　　　:､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .:　　ﾊ　:　　　　:.　　　　　　 :.
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,:{j: :.､,⌒｀:　　　 .:　　　　:　　 :
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　:l {:､l ﾘ ﾉ } .:　　　:　　　　:.　　.:　　　　　　いや、実はこの手の質問に『胸』って答えてる人の事、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　:l. l'`　　ﾉｲ:　　　 :　　　　 :　　:!
　　　　　　　　　　　　　　　　.　　　　　 l__ .　　:　　　 .:　　　　 .:　 ,:　　　　　　僕全然理解が……できなかったんだよねー。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　､　　 .:　　　 .:　　,:　　ﾉﾊ,:
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .└r -;　　　,ﾊﾍ-==-､/　　　　　　　　　本心からというか、どう考えてもそこにたどり着かなかったというかさ。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_...| ,:　　 j´l三三三三≧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〈三!,:　:'イ/ l三三≧-く三ﾆ〉
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　V　l　/ﾉ ノ三l　l　　　ヽ={
　　　　　　　　　 _　　　　　　　　　　 / ｿ三l:j:!__l三ﾆﾆl.lzz--zzz≧､
　　　　　　　　　{.,!　　　　　　　　 rzzｲ三/_こ､｀ヽ三ﾆll｀¨¨¨´　　　ゝ､
　　　　r三ジ'⌒'　}　　　　　　　 /　 /,イvr-､ ／　 ｀¨{ {､　　　　/／⌒､
　　　　=={_{　　／｀ゝ ､　　　　./　　l　　 ﾄ,／ﾄﾍ　　　　ゝへ　　//　　　 ヽ
　　　　　　　｀ﾍ　 // ＼ヽ　　〈ヽ　 .|　　l:l::l　　 ＼　／　　/ 丶ｿ ゝ,　　 　 〉
　　　　　　　　 ヾ{ﾊ　　　｀　､/ ＼ヽj　 .l:l::l　　　　.＼　　 /　　｀´ /　　　 /
　　　　　　　　　 ヾ　＼　　 .:　　 /´|　 l:|::|　　　　 .l　＼/　　　_../　 　／



　　　　　　　　　　　　　　　　＿_, -―‐- ､
　　　　　　　　 　 　 　 　 ／　　 　 　　 　 ＼
　　　　　　　　　　　 　 , '　　 　 l　　　　　　　＼
.　　　　　　　　　　 　 /　　 / /｜　　　　　　　　`.='
　　　　　　　　　　　 /　　 / /l ∧ ＼ ＼　 ＼　ヽ.ヽ
　　　　　 　 　 　 　 |　｜｛V ｛'　 ヽl､l＼lヽl　 ＼｜｝
　　　　　　　　　　 ノｨ l ゝl-==､　　　ヽ_ -=V 「￣ﾄ､
　　　　　　　　　　-≦A ト「ﾘ汀`　 　 ´ﾘ汀`V,　Ｎ　　　　　　……ん？
　　　　　　　　　　　　ゝ`＼｀¨´　　/　 ｀¨´イＡ（
　　　　　　　　　　　　　 `ゝ　 　 　 ,　　　　/′ﾞ`　　　　　　　　「いや、進化論の一種として持ち上げられる類人猿時代の名残で、とか……。
　　　　　　　　　　　　　　　＼ 　 ,.　.､ 　／
　　　　　　　　 　 　　 　 　　 l＼　´　／|　　　　　　　　　　　　　子供を育てるのに母乳の出の良し悪しに関係がとかもわかるんだけど……。
　　　　　　　　　　　　 　 　 __lー｀ニ´―|__
　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／ /ｊ　　　　　∧ ＼＿　　　　　　　　　とにかく、理解できなかったんだよね。」
　　　　　　　　_　-―　 ´　∧　 , ⌒ヽ　 ∧　ヽ　　‐-､_
　　　　　,　　´　　　　 /　 {　`　ゝ　∠. ´　}　∧　　　　｀　 ､

　　　　　　　　　　　　　　　　_...
　　　　　　　　　　　　 　 ／´　　｀´　 ｀丶､
　　　　　　　　　　　　 ,:　　　　　　　､　　 　:ヽ
　　　　　　　　　　　 /　　:{　　:{　:l　 :,　　　:　 :､
　　　　　　　　　　　,: ,: 　 ﾊ:､　ﾄ､:､:.　:　　　;　　:､
　　　　　　　　　　 ,:､ﾊ.:ー':　ヽ‐:-:,ﾉヽ;　　　;　　.ﾊ
　　　　　　　　　　 : :ハｰ '､:　`ｰ‐　　ﾉ,:　　　:　 　 :､　　　　　子供を産む事を想定してかつ、母体の安全性の考えで言えば
　　　　　　　　　　 ':　 l　'　　　　　　 ./　　 ,:'　:.　　 :､
　　　　　　　　　　　　　､　こゝ　　　:'　　 ./　}:ヽ　 }`　　　　　それこそ下半身、骨盤の大きさ……
　　　　　　　　　　　　　　､　　　　 '/　..,　―⌒`　 `
　　　　　　　　　　　　　　　 フﾊ,　イ三三三三ﾆヽ　　　　　　ようするに『臀部』に重点を置くべきじゃないのか、って。
　　　　　　　　　　　　　　　　,イ三三三三三三三}
　　　　　　　　　　　　　　|´|三/三／　　　ヽ三ﾆ/　　　　　　現に僕は今の今までは胸なんて興味が無くて、
　　　　　　　　　　　　 ィ_|　!ﾆ三ﾆl {ヽ　　　 Vﾆ/
　　　　　　　　　　　　 .lﾆl ﾉ三ﾆﾆl .l ` ＜≧zzﾉﾍ、　　　　　　子供を安全に産めるだけの『体格』に拘ってたんだ……けど……。
　　　　　　　　　　　　 .{ﾆ/三三三､ﾍ ､　　　　ｨ==ヽ
　　　　　　　　　　　　_{､ヽ三三三ﾆ､ヽ:,　　／/ V　}
　　　　　　　　　　　　ﾄ､/⌒ヽ三三三ヽﾍイノ　　 V
　　　　　　　　　　　　　/､ヽ　　　｀￣￣´ﾉ　ﾍ,ィ　 :､
　　　　　　　　　　　　　|　:' `　　､＿＿イ　／　　　, 〉
　　　　　　　　　　　　　|　l　　　　　　/へ'."　　, イ

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　　　　 　 _ Ⅵヽ./{ }＼　､人_ヽ_V/∧.　　 　 　 /ｲ　丿i /
　 　 　 　 | ｀Ⅵ!　 Ⅵ、＼丶 _ ゝ 　 ∧　 _　　　 /／　 |′
.　　　　　┘　　　　 Ⅵ＼ /{ 　／　 ＼{　　 　 .ィ 人　　 ＼
　　　　　＼　　 ＼　　　　　ア　／.:ｉト介=≦ ⌒＼ ⌒ﾆ=-. ≧=-/_
　　　　　／　　　　＼　＼ 人　{ ||:.:.:.:.:.:}{〕i{　 　 } { /{ ／{-=≦{ ＜ ┐
.　　　　人　⌒〕iト　　　 ⌒ﾆ=-__--=ﾆL{:.:.:＼　 } {'ィi{　_､‐''゛　 ／､∧
:::〕iト..　 　 }　 ／ 　 -　 ／i〔/:.:.:.:｀`～､、 マ:.:寸 {ﾆ=- -=ﾆL_　 　 } ∧
::::::::::::::＾'マ{／　 ／　 ｱ´:.:√:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ＼ .寸'´　.｡o≦⌒:.:.:.:〕iト .´:::::｀YL
:::::::::::::::::::::::寸}乂　　/:.:.:.:.:{{:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ミ､:.寸}　/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.Ⅶ:.:.:Ⅵ::::::V/
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''^~::::::::::::::::::／:::／从:.:.:.:.:.:.:.寸:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ィi{=-:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.√:.:.:.:.}::::::/
:::::::::::::::::::／::::::::::::::: 込:.:.:.:.:.:.:.:＼ :＞'"⌒´ 　 ⌒V⌒' ､:.:.:.:.:.:.:./ .:.:.:.:/::~"''～　,,　_
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　　　 寸／ /＞　''^~⌒うぅo｡.{:.:.:.:Ⅵ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i!:.:.:.:.:.:.:.:.￣:i:Ⅵ::::::::::::::::::::::⌒ﾆ=-::::::::::＼
　/i:i:.　 寸´　 _ 　.-=ﾆ=-..　 _　寸:.Ⅵ!.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i!:.:.:.:.:.:.:.:.}}Ⅶ:i:i寸!::::::::::::::〕iト:::::::::::::::::::::⌒＼
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　　　　　　　　　　　　　 /.,:　 .{　　　ﾊ　　　 :.　　　　　:,　　　　　　　　　:.
　　　　　　　　　　　　　,' .!　　:　　r.￢―-　､　　　　　 :　　　　　　　　　 :,
　　　　　　　　　　　　 ,:　{　　 :､　l　 _.,ゝ､丶 ;　　.}　　　 :,　　　　　　　　　 :,
　　　　　　　　　　　　 !　 ､　:　､　{! 　レ!　ｿ ;　 ノ　　　　 :　　　　　　　　　:;､
　　　　　　　　　　　　 :　　:､ヽ:l､｀ｉヽ　lｿ　'ﾉ .／　　　　　.:　　　　　　　　 ﾄ ﾍ、　　　　　　　────────今回で、完全に変わったよ！！
　　　　　　　　　　　　　:　　　　.ノ　　 ´ ｲ:'/　　　　　　　}　　＿　　　　ハ})　`
　　　　　　　　　　　　　｀:　　　ヽ　　　　　 :'　　　　　z≦三三三三三三ﾆ=-　＿　　　　　なるほどね！！
　　　　　　　　　　　　　　｀:､　　　､ r―､　l　,:　イ､三三三三三三三三三三三ﾆﾗ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ:､_丿.! ::ヽ　　 ヽ三三三ﾆ_ﾆ_ﾆﾆﾆ三三三三'　　　　身長や体格を完全にクリアしたうえで、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　: ､　 .l ,:!　ヽ　　 Vﾆﾆ／´　　 ＼三三三三{
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,イ:､ :―{!　　 :､　　 V_/　　　　　　ヽ三三ﾆﾆﾆ､　　　　なおかつ胸部にもそう言った『本能から来る欲と興奮』が
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　Yﾍ　ﾉ ':　　 V　　　　　　　　､三三三ﾆ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　/l Y､ ヽ ヾV　ヽ{　}　　/.;　　　　　　　 l　l三三三ﾆﾉ　　　　備わってる事が理解できた！
　　　　　　 l｀; ,-､　　　_　　 ,ｲ {　ｌ　ｌ　 ｀　　＜　!j　　l l　　　　　　　 l ./}　}三三ﾉ
　　　　　　j ／r〈.　　 { ﾍ　/ { .{　{l　l､　　,ィ}　 ﾍ-　､j:ヽ　　　　　　 ／::l　}三ﾆ〈　　　　　　僕からしたら新発見なんだよ！すごいことだ！！
　　　　　　ﾍlｲ /≧､　 }ﾆ:､{　l ﾍ　'!　ﾍ　 .j　}　/　.._　l､:::ヽ.　　　.／:::／j　!三三ﾊ
　　　　　　　ヽ{/ ,ｲﾆl辷三ﾍ_j　j　 イ　 ヽj三} {　'　 ヽ! ＼:::ｰ::´:::::::イ // ﾉ三イ　 ﾄ,
　　　　　　　　ヽ 'ﾞ}三}三ﾆﾆヽ　　　_.. イ三ﾆj　｀{ (:::)' ｌ　　ヽ-　´　　/.|' /　　　　 .!}
　　　　　　　　　ヽ'ニj三三三ヽ三三三三ﾆﾆl　 ヽ /　ｌ　　　　　　 ./　|/　　　　　,:ﾊ
　　　　　　　　　　　＼三三三三＼三三三ニl　　 /　 |　　　　　 ./　　!　　　　　/　.}

　　　　　｜|{ 　 |　 lﾊ　/　　|ハ　 　 } ヽ　 l、　　　ヽ　{　　　|
　　　 　 ！lハ　l　　 |/　　　　｜ 　 ′ !　 !ヘ　　　 } ぃ　　 l
　　　　　 |_廴ﾑ.{　　 {　　 　 　 ｌ　 /　　|　 '　 l　 　 ハト＼Ｖ　　　 ,
　　 　 　 | {_ ￣　‐- ､_ 　 　 　 ! /　 　 ! / 　 | 　 /　 }　　}' 　 　 /
　　 　 　 !厶`二ﾆ弌__ ｀丶､_　ﾉ'　　　_｣厶　-}　, '^￢|　 /　　　/}
　 l ﾍ　:　!ﾍ、!{く_jＴ¨¨ヽﾐ　　ﾍ　　　 ´≫云ﾆ厶辷＿/　/　　　ﾊ/
　　Ｖ　l、| 　｀ヾ¨´ ─-　　　　ｌ　　　　　_ｊ〔ﾆツ　　_厶.ｲ　　／ /
　　 }　ハ{　　　　　　　　　　　 l　　　　　　　￣￣´　　/　イ　, '
　　 |/ヘ、　　　　　 　 　 　 　 |　　　　　　　　　　　／´ , ´ /　　　　そう……そうなのかい。
　　　　　 ｀| 　 　 　 　 　 　 　 }　　　　　　　　 　 　 　 厶イ
　　　 　 　 l　　　　　　　　　　,{　　　　　　　　　 　 　 / 　｀
　　　　　　∧　　　　　　　　 〈 l 　　　　　　　　u　　/　　　　　　　　　　　　　　「……でもちょっと困った事があるんだよね。」
　　　　 　 {　ﾍ　　　　　 　 　 ｀}　 ´　　 　 　 　 　 ｲ
　　　　　　〉 くヘ　　　 `ｰ--　　 ＿＿__,　　　　<　 }　　　　　　　　　　　何がだい、僕に理解できることか？
　　　　　　}ハ ヽ､>､　　　 　 ＿　　　　　　 ／{ / イ
　￣￣￣/|　 ／　　＼　　　 　 ￣ 　 　 ／⌒V　　}＼_　　　　　　　　　　　　　　　「言う前から解ってる、コレがそうでもなさそうでさ、
　　　　　{　Ｖ　 　 　 　 >､　　　　　　 イ　　　！　/}　　￣　　　─-
　　　　　j /　　　 　 ／　{ ＞--‐　´　 }　　 　 !／/　　　　　　　　　　　　　　　　　理解を得難い悩みなんだ。特に今までの僕と１８０°違う感性が産まれちゃってね。」



　　　　 ,:　　　.{　　　　 　　　　　':　　　　　　　 :.
　　　　,:　　 ;　:.　　ﾍ　　　　　　　 ':　　　　　　　;
　　　 .:　　　 ｨrlｩ　　.}ヽ　　　;　　　 .;　　　　　　;､:､
　　　 : ,:　 ﾉﾉ/ｲ　 ': .{ _ヽ,ィ l ､　　　　:　　　　　: ヽ、　　　　　　　　　　　　今やってる遺伝子検査等の結果をクリアした前提なんだけど、
　　　.:ハl´{ ' ﾉ.ﾉ:、 丶l l　{´:l lヽ:}　　　:　　:　　j≧､／ﾆ、
　　　: :　{!　 　.{l lヽ､ ト､l l -='"　 } ﾊ　.:　:　　ﾉﾆ／ﾆィ==≧=-､　　　　　　僕は今まで見た限りで理想的な『体格』の女性を見つけてしまったわけなんだ。
　　　 ::.　l　　　 ,ヽｰ'l l 　 　　　　,:　.',　:　:　／∠ｲ三三三三三､
　　　　:､ ﾍ　　　}ハ　､　　　　　　　　}　ハ{／三三／⌒ヽ三三三ヽ　　　　家族と比べて僕に圧倒的に足りない体格をクリアして、
　　　　　　.､　　(　.:ヽ　　　 -='ゝ　／　　 /三三ﾆ'　　　　ﾊ} ヽ三ﾆj
　　　　　　 :､　　:.　:､　＞　-　-イ三!＞ .l三三三l　　　 /ﾆ'　 }ﾆﾆ.{　　　　遺る遺伝子を完全に補強してくれる、そんな相手を見つけてしまった。
　　　　　　　､　　 :､　　　 /--‐‐|三三≧!三三三lヽ_／ﾆ/　　ﾊﾆﾆl
　　　　　　　 ､　　　:､　 ノ￣￣￣ヽﾆ三､{三三三ﾄ､彡ｲ　　 ﾉ三三ﾊ、　　これ以上を探すのもいい、んだ。ソレもまだあきらめてない筈なんだけど……なんだろう。

　　　　　　　　　　　 _..　-―　-...._
　　　　　　　　,　　´　　　　　　　　 ｀ヽ､
　　　　 　 ／　　　　　　　　　　　　　　 ヽ
　　　　.／ 　 ,.:'　'　　　　　　､　　　:.,　　　:､
　　　,:'　　　.:　 .:　　　　:､　　丶　　　:.　　　、
　　 /　　　:'　　.:　　　　　:,　　 .:. 　　　:.　　　､
　　'　　　 :　 :　:　 :　　　 ﾊ　:　:　　　　:.　　　;
　 :'　　　 .:　,: ,:、 .:　　　:_,,:...__ ,::､　 　　.:.　　 :、
　.!　:　　　:　ﾊ-‐-､　　´:'　:,: : ,:: ,:　　　　:　　 ﾄ､　　　　　真逆だ。
　:ﾊ {:､ :.　 :､ 芹x:､:､ヽ:.　ィ斥｀ ,:　　　　.:　　 :}
　:　ヾﾍ　,､丶弋ﾘ　 :ゝ　　vソ ,: .:'　　 :　:　　:;
　 ､　　 丶:､ﾊ`　　 ､　　　　 ,.: .: 　　 :　:　; ﾉ
　　　　　 ,:　: ﾍ　　　ｒ　､　　　 ,:　　 ;　; ;ノ
　　　　　,:ﾊ :　 ヽ 　 ｀ｰ´　　／:l　 ,:　 ﾉ三≦Y
　　　　　 ハ :.　　 ＞　_　イ　　:! ｚ,:≦三三三!
　　　　　{≧x.:､ ,:'三三{ﾆ r¨ﾌ三三三三三三|
　　　　　ﾍ三三ヽ三ﾆr| ||:|　!三三三三/フ｀=!､



















　　　　　　　　　　　 _..　-―　-...._
　　　　　　　　,　　´　　　　　　　　 ｀ヽ､
　　　　 　 ／　　　　　　　　　　　　　　 ヽ
　　　　.／ 　 ,.:'　'　　　　　　､　　　:.,　　　:､
　　　,:'　　　.:　 .:　　　　:､　　丶　　　:.　　　、
　　 /　　　:'　　.:　　　　　:,　　 .:. 　　　:.　　　､
　　'　　　 :　 :　:　 :　　　 ﾊ　:　:　　　　:.　　　;
　 :'　　　 .:　,: ,:、 .:　　　:_,,:...__ ,::､　 　　.:.　　 :、
　.!　:　　　:　ﾊ-‐-､　　´:'　:,: : ,:: ,:　　　　:　　 ﾄ､　　　　　『子供を遺さない前提の女性』、というのも求めてる自分が居るんだ。
　:ﾊ {:､ :.　 :､::::::::::､:､ヽ:.:::::::::::｀ ,:　　　　.:　　 :}
　:　ヾﾍ　,､丶::::::::::::::ゝ::::::::::::::::,: .:'　　 :　:　　:;　　　　　　　理想を求めた末なのかな……まだたった一人見つけただけなのに、
　 ､　　 丶:､ﾊ`:::::::::､::::::::::::::::,.: .: 　　 :　:　; ﾉ
　　　　　 ,:　: ﾍ:::::::::::::::::::::::::::::::,:　　 ;　; ;ノ　　　　　　　　　明らかに非論理的で非合理な『相手と事象』を求めている。
　　　　　,:ﾊ :　 ヽ::::::::::::::::::::::／:l　 ,:　 ﾉ三≦Y
　　　　　 ハ :.　　 ＞　_　イ　　:! ｚ,:≦三三三!　　　　　　……何故だろうね？
　　　　　{≧x.:､ ,:'三三{ﾆ r¨ﾌ三三三三三三|
　　　　　ﾍ三三ヽ三ﾆr| ||:|　!三三三三/フ｀=!､

　　 | 　 　 　 :　|　 | ﾄ､　　　＼　　＼　　　＼　＼　｀ヽ｀ヽ　＼　　　　｀＞
　　 i　　　 　 :　|　 | i　＼　　 　 ､　 　 ､　　　ﾄ､　 Ｖ　ｉ　　!　　＼ヽﾐｰ''⌒ヽ
　　ﾉノ　　　! |　i　 乂.　　＼　 　:!､　 　ﾊ　　|　 ｀￢ﾆ=‐ 　 ､　　　トﾐｚ
　　　ｉ　| 　 Ｖヘ!　　　　　　 ヽ.　 ! ヽ　ﾉ!ﾑ　 !ﾍ.　　| 　 ＼　 ＼　ﾉ
.　　　Ⅵ　　 Ⅵミメ　　　　　　 >ｲ＿ﾑ _}二ヽ|　| 　 |　　　ｊﾍヽ　＼
　　 　 ヽ/　ｉ　｀￢ﾐヾ:::::::::::::::´ フﾑﾆ=七ぃｰﾘ　ｊ 　 ｊ　　 ｉ !ﾉ　} /￢'⌒
　　　 　 }　ﾉ>､ヽ Ｖソ:.::::::::::::::::::〃　　 Ｖ_ｿ〃 /　〃　　ﾉﾉ、.//
　　　　ノイノ　|｀ヽ￣ ｊ:::::::::::::::::::::::::ー‐＝-'　/／/　// ﾑノ//　　　　　　　ソレは……その、なんだ。
.　　　　　　 　 |　　　/　　　 　 　 　 　 　 　 / 　/　//　 .イ〃
　　　 　 　 　 　 　 く　　　　　　　　　　　 　 　 /　// ／　.!ｲ　　　　　　　　どういえばいいのか。
　　　　 　 　 　 ､　 　ヽ　、　 　 　 　 　 u 　 /.イイ´ｉ | 　 ! !
　　　　　　　　　 ＼　　　__　　　　　　　　　 　 ／　 /!　　　ﾘ　　　　　　　　……乱暴な言い方をすれば、非常に非常に『低俗』な話だな。
　　　　　　　　　　　ヽ　｀　 ｀丶.　　　 　 　 ／　　.〃|　|　i !
　　　　　　　　　　　 　 ､　￣　　　　　　 ／　　/ 　 ノ､ ｉﾊｊﾘ　　　　　　　　君の家や君自身の『スコア』から考えれば、持つだけでリスクだろうね。
　　　　　　　　　　　 　 　 ､　　 　 　 . イ　　　/''´　　　 ∨,ﾍ
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＞= ﾆ> ｀ヽ!. -‐'´　　　__／: : : : :､　　　　　　　だが……今の僕らの立場なら、いくらでも手に入ると言えば、入るな。



　　　　　　　　　　　＿.....＿
　　　　　　　　,.　´　　　　　　｀` 丶
　　　　　　／　　　　　　　　　　　　　ヽ
　　　　 .,:'　　　　　　　　　　　　　　　　:,
　　　 .//　　　　　　　　　　　　　　　　　:,
　　　,: ,:　　 ./　 　　　　　　　　　　　　　:.
　　 ,:　　　　:　　　　　　　　　　　　　　　 :.
　　 l :　　　.:　　　　　　　　　　　　　　　　:　　　　　うん、明らかにおかしいんだよね。
　　 { :　　　|　　　　　　　　　　　　　　　　 :
　　　 :　　　!　　　　　　　　　　　　　　　　 .:　　　　そういうのは大抵、その人間が低俗でもなければ
　　　 .:　　 .!　　　　　　　　　　　　　　　　.:}
　　　　:　　.|　　　　　　　　　　　　　　　 ﾉﾉ　　　　学生や青年程度の身分で卒業するものだとも理解している。
　　　　{　　|　　　　　　　.,　　.,　ィ　ノレ'
　　 ＿{ﾍ__.|＿＿ィ-イイレイ-ｲレ三三三≧　　　　でも考えるとさ、僕は飛び級を繰り返して、君と１０近く離れた歳でここにいて、
　　 V三三三三三三ニ＝=――'三三ﾆﾆ/
　　　V三三三三三三三三三三三三三/　　　　　確かに言えばまだその身分の年代だ……そういう欲求がでてもおかしくはない、が。
　　　 V三三三三三三三三三三三ﾆﾆ/、
　　　 ≦ヽ三三三三三三三三三三三ﾉ}、
　 ／　 ﾊ　V三≧､三三三三三三ﾆイﾆ| }ヽ

　　　　　　　　　,:　　　　 /　 /　　　　　　　　j　　:.　　　　 ヽ　　:､
　　　　　　　　 ,:　　　　 .:　　,:　　　　　　　　,:　　 :.　　　　　 :.　 .:.
　　　　　　　　,'　　　l　 .:　 /　　　　　　　　ﾊ　　:､ :.　　　　　;　　.;
　　　　　　　 .;　!　　l　_,,!-≠=､　　　　 -;ﾌ￣:.¨l`:.-:.　　　　 ;　　 .:
　　　　　　　 ,:　:.　 .!　 ,ﾊ 　　　､　　　,:'ﾉ　　　　　　ヾ　.:　　　.:　　 :
　　　　　　　 lﾊ　:、ﾍ　 :　　　　ヽ　 ,{ :　　　　　　　;　:'　　　;　　 .!　　　　　　　　実験目的や、遺伝子的考えよりも原始的な、
　　　　　　　 l　: {ﾍ　ﾍ .{　　　　　 ＼:　　　　　　　.; /　　　 :　　　:
　　　　　　　　　ヾ ,ヽ :､.ﾍ　　　 ,　　　　　　　　　 ,:　　　　 :　　　 :　　　　　　　　僕らの家族が求めた『高み』のようなモノとは違うよねぇ……。
　　　　　　　　　　,:　 ＼:､l　　　　　　　　　　　　　',:　　　　 '　　,:l:､!
　　　　　　　　　　:　　　/ :.　　　　　__　　　　　　 ,:　　　　 .:　　;}:j　　　　　　　　　こういうの、どうやってみんなは超えてきたのか気になるよ。
　　　　　　　　　　l　　　:　 ヽ　　　 `ー｀　　　　　,:　　　　 .:　　.:ノ
　　　　　　　　　　l:　　 :　　.,:ﾊヽ､　 _ z≠ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ≧x､　,:_＿＿
　　　　　　　　　　:'{　　　　/,:　　≦三三三三三三三三三三三≧xz三辷-､
　　　　　　　　　　　:､　 ;ﾚ'≦ {三三三三三三三三三三三三三三三三三ﾌ
　　　　　　　　　　　　ヽ.:　 V三三三三三三三三三ﾆﾆ三三三三三三三ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　､三三三≦三二二二二三≧xz三三三ﾆﾆノ
　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ三ｲ´　　　 ＼三三三三三三三三三三ｲ
　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　　　　　ヽ三三三三三三三三三三}



　　　　　　　　　　_,　‐　´￣￣｀　 ､
　　　　　　　　,　´　　　　　　― ､.　 ＼
　　　 　 　 ／ｒ　　､　 ､　　　　　 ｀ ､　 ヽ
　　　　　 /　 { !　　ヽ　 ヽ　＼　　 　 ､　 ､
　　 　 ／　l !l ﾄ､　　 .ト､ .ﾄ､　 !　　　　＼_＼
　 ー 'ｿ/　 !l !｀､＼ ､ |_, >ｒ_ﾆ､ﾄ　!　`i ､＜､_ミ　　　　　そういうモノは多分、ある種の『破壊衝動』だ。
　　　 {ｲl　 {l!`　 ヽ .>ﾘ,xｨiﾁ} `ﾘ V 　 !'ﾍ´ .! ｀
　　　 川 l ､Yﾆ_ｭ､　 '　　ゞ’'´ 　 }　,ﾘﾐ　} .!　　　　　　考えやデモンストレーションの多様性の一つとも捉えられるが、
　　　　ハゝヽ代ﾘ 〉　　　　　　　/ 〃ン/ /
　　　　　 ` ｀弋　/　　　　　　 ノ ´　r:r'　!　　　　　　　どうにも……ソレを実行するのは君や僕らとは真逆の人間だよ。
　　　　　　　　 ､　ヽ ´　＿,　u　 　'ﾞ ﾘ! l
　　　　　　　　　ゝ　＜_,　´　　 　 　 /|!.|　　　　　　　　いや、だがそういう人間もどこにでも確かにいるにはいるか……。
　　　　 　 　 　 　 ＼　一　　 , ｨ　　__,」}`
　　　　　　　　　　　　＼__, イ,　‐　´　　l!　　　　　　　　……すまないが、その悩みの答えは僕一人相手じゃぁ出せないね。
　　　　　　　　　　　　　　 i!/　　 　 　 　 ､
　　　　　　　　　　　　　　 |{　　　　　　　　 ､
　　　　　　　 　 　 　 　 　 !!　　　　　　,..　　 ｀ フ ー--　 ...__
　　　　　　　　　　　　 　 ノj　 ＿,..　 ´　　 　 ,ｲ　　　　　　　　ヽ
　　　　　　　　　 _,..　‐ ´／ ＞ ､　　　　　　/　|　　　／　　　　 ｀､
　　　　　　 ｒ ' ´　/　 ／｀　　　　 ＼　　　./ 　.|　　/　 　 　 　 　 ｀､

　　　　　　　　　　　　　　　　　_　....　_
　　　　　　　　　　　　　 ＜´　 　　　　丶...、
　　　　　　　　　　 ／　　.,　　,:´　　:.　　　　＼
　　　　　　　　　,.:　　／　　/　　　　 }　　丶　 丶
　　　　　　　　/　　 ,: 　.　/　　　 /　j､ ヽ　':　　　':
　　　　　　　./　　　 ,:　, /{.,　　　:､.ﾉ､}.＿l　　　:.　:,
　　　　　　　':　'　 : {　_.;ィ:ヽ!　　{,:' 　,:　ﾞ:ﾞ!　 　 .:　:,
　　　　　　 ' l {　　:　:,{ 　　ヽ　!{　　　　ヽ.:　;　 .:　.l
　　　　　　:　:,l､.　 ｌ､ :､　　　　　　　　　　;　　　 .:　:l　　　　　　　こういうので身持ちを崩す人間がいるのは知ってる。
　　　　　　:　　': ､ :.　!｀　　　'　　　　　　'ﾌ　　　;　 .!
　　　　　　:　　　｀トヽ :.　　　, -　､　　　/　　　,:　 ﾊ　　　　　　　山ほどいるよね。
　　　　　　 :.　　　 l　l.　＼.　 _　　　　/＜.._,:' ﾉ ﾉ } `
　　　　　　　`　　　Vイﾊ　 `/.}　..　イ' 　/三≧x､　　　　　　　　ただ厄介だ。
　　　　　　　　　 ／三､ﾍﾊ././―― /　/三三三ﾆ}
　　　　　　　　　 ヽ三ニ、V .{／>:{ /　/三三三三!
　　　　　　　　　　 ＞-ゥ-ハ　 ' /V ／三三rｩ―'- ､
　　　　　　　　　 /　　/ / !ﾆﾆ≧ｩ!/三三ﾆl　ﾄ　 　　ヽ
　　　　　　　　　lｚ≦ { ,　{三ﾆﾆ7 ＼三ﾆﾆj　ﾄ ﾍ　　　l
　　　　　　　／／　　lﾚ'ﾆヽﾆﾆ/　／三ﾆﾆ|　|ヽ ヽ　　|



　　　　　　　　　　　　　　　　_...
　　　　　　　　　　　　 　 ／´　　｀´　 ｀丶､
　　　　　　　　　　　　 ,:　　　　　　　､　　 　:ヽ
　　　　　　　　　　　 /　　:{　　:{　:l　 :,　　　:　 :､
　　　　　　　　　　　,: ,: 　 ﾊ:､　ﾄ､:､:.　:　　　;　　:､
　　　　　　　　　　 ,:､ﾊ.:ー':　ヽ‐:-:,ﾉヽ;　　　;　　.ﾊ
　　　　　　　　　　 : :ハ::::::::::::::::::::::::::ﾉ,:　　　:　 　 :､
　　　　　　　　　　 ':　 l::::'::::::::::::::::::::::::./　　 ,:'　:.　　 :､　　　　　家族の立場を使わなくても、
　　　　　　　　　　　　　､:::::::::::::::::::::::'　　 ./　}:ヽ　 }`
　　　　　　　　　　　　　　､::::::::::::::::'/　..,　―⌒`　 `　　　　　　この星での僕個人の立場ですら、揺るぐほど土台が弱くない。
　　　　　　　　　　　　　　　 フﾊ,　イ三三三三ﾆヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　,イ三三三三三三三}　　　　　　　惑星管理官だ、その星の中でかつ、他の星に害を及ぼさないなら『なんでもできる』。
　　　　　　　　　　　　　　|´|三/三／　　　ヽ三ﾆ/
　　　　　　　　　　　　 ィ_|　!ﾆ三ﾆl {ヽ　　　 Vﾆ/
　　　　　　　　　　　　 .lﾆl ﾉ三ﾆﾆl .l ` ＜≧zzﾉﾍ、　　　　　　　ましてや僕が相手してるのは反体制派の人間だ……。
　　　　　　　　　　　　 .{ﾆ/三三三､ﾍ ､　　　　ｨ==ヽ
　　　　　　　　　　　　_{､ヽ三三三ﾆ､ヽ:,　　／/ V　}　　　　　　何も咎められない。どうしような……。

　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 _ 　　-──-　　_
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ´　　　　　　　　 　 ｀丶､
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／　 　 　 　 　 　 　 　 　 . : : :` ー;=‐
　　　　　　　　　　　　　　,　　 　 　 　 　 　 　 ､ヽ: .　: : . : : ＜
　　　　　　　 　 　 　 　 /　　　　　　　 　 　 　 ｌ: :|: : . : : : : : ､ ヽ
　 　 　 　 　 　 　 　 　 l　　　　　　　　. :／　. :|: :|: :!: l、: : : : ヽ ｀、
　　　　　　　　　　　　　ｌ　 /　　 　./ : :/ . : :/: ﾊ/ ∧:|ﾊ: :l: : : : ぃ{
　　　　　　　　　　　　　| :/ 　 　 ./|: 〃 : ／／　}/　ﾉ' 　Ｖ: : : : |
　　　　　　　　　　　　　j// ,　: :/　}/ }: /} /　 ,　-‐ ﾆ二厶 ｌ |:l {　　　　　　咎められたいなら管理官である女性陣にすべて話せばいい。
　　　　 　 　 　 　 　 ／ｲ:! |　: :|二ﾆ厶{≪　　j　　ｲf_::T^}://:ﾄ|^＼
　　　　　　　　　　　　　 | Vl:　: |灯f:::Ｔ`　　　 {　　 ヾ='　´!ﾞＶ　　　　　　　　恐らく言葉や態度で表せる限りの侮蔑が得られると思うよ。
　　　　　　　　　　　　　ﾉイﾑ: . ヽ ヾ='-　　 　 |　　　　　　ｌ !|
　　　　　　　　　　　　　 ノﾍ ＞‐ミ=-　　 　 　 !　　　　u ﾑｲ　　　　　　　　　……一般で言う良識があり、この星の人間も平等と思う女性なら。
　　　　　　　　　　　　　　　　｀ト-ﾍ　 　 　 　 　 　 　 　 /: !´
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 Vﾍ: ＼　 　 ｰ-‐_ ' ´ 　/l /　　　　　　　　　──────────。
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ヽトﾐ 　.　　　　　,　　!{
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ﾑ　｀＞ -‐く_　ノﾍ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 } ｀7 　 /　　い　 !|
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 〕､|　　l　　　l　Ｖ ﾑ‐-　､＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_厶_]　　|　　　ヽ　｀＼　　　　￣　　 ‐-　 ､_
　　　　　　　　　　　　　　　　　_,. -‐ ´ 　　|　　!　　　　丶　　丶　　　　　　　 　 　 ｀丶、



　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ／　　　　　　　 　 　 　 　 ｀丶
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／　　　　　　　　　　　　　　　　　 ' .
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ／　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ﾊ
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 '.
　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／7　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 丶　　ﾊ
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 /　　　　 　 　 　.:i　　　　　　　　　　　　 ':,｜ |
　　　　　　　 　 　 　 　 　 ｲ　|　l　　　 　 .:∧ﾄ､　　　　　　　　 丶:　l l: ﾘ
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ﾘ :| .:|　　.:|/{ .:{ :.ﾍ:::N､　 ﾄ､　ヾ ､ 　} ',::.リﾍﾄ､
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 _ｆ | ::|　| /|:: ∨　 :Ⅵ:::ﾍ　}:: :: . ',::＼|　l::八::.'､　　　　　　（……この問題は、『そんな女性』が本当に惑星管理官になるか、だけどね。
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ｜| ::'､ |:ト|/　!　　 |:ﾄ､::::. |｀丶、|::: ::|　l::トﾍ＼
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 Ⅵ',:::ﾊ|:| :､:::丶、　 　 ＼:!　　.:≠´::|::ﾘ/):/　　　　　　　　そうだ、周りを見ればわかる。エルネスティが言うように、『僕が』ココでは異端だ。
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 !{ﾊﾍﾄ､'､弋ッｧミ:::､... ,斗ｨ卞ﾃ::ｱ:ｲ　/
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 |_,.＞ﾍ､ ￣￣:..:::: :.　:: :::::￣￣　:7＜　　　　　　　　　大抵はひとつの星を考えうる限り最大限、好き勝手出来る事を求めたり、
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 イ　　.: :::ﾊ 　 　 　 　 l　　　　　　 :/:::::..　｀丶、
　　　　　　　　　 　 　 ／　 　l 　. :　: ::::＼.　　 　 .:!_,　　u　.:イ:::::::: :.　　 }　 ｀　 、　　莫大な利益、自分の欲を満たすために目指す……。
　　　　　　 　 　 　 ／　　　　|　　　 : :::::{:::＼:::::.:.　　　　:::::／:::|::.::::::　　　 |　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　′　　　 　 ! 　　　 : :: ' ､::::｀丶::::　　::／::::::/.::::::.　　 　 l　　　　 　 ｀Y　　　　エルネスティが特段異様なワケじゃない。
　　　　　　 　 .Y 　　　　　　　'　　　　 . : : :::､::::::::::｀Ｙ:´::::::::::,'::::::::　　　　 ,′　　　　　 　 ､
　　 　 　 　 　 ′　　　　　　 . '、　 　 　 : ::::::':､:::::::人::::::::::::::::..　　 　 　 八　 　 　 /　 　 !　　むしろ、性別と対象が逆になっただけの女性が居てもおかしくはない……。）
　　　 　 　 　 .!:: 　 　 ' ､　　 :　ﾊ 　 　 　 :: :: :::::／::: :＼::::::　　　 　 　 / : :. 　 　 /:　　　:|

　　　　　｜|{ 　 |　 lﾊ　/　　|ハ　 　 } ヽ　 l、　　　ヽ　{　　　|
　　　 　 ！lハ　l　　 |/　　　　｜ 　 ′ !　 !ヘ　　　 } ぃ　　 l
　　　　　 |_廴ﾑ.{　　 {　　 　 　 ｌ　 /　　|　 '　 l　 　 ハト＼Ｖ　　　 ,
　　 　 　 | {_ ￣　‐- ､_ 　 　 　 ! /　 　 ! / 　 | 　 /　 }　　}' 　 　 /
　　 　 　 !厶`二ﾆ弌__ ｀丶､_　ﾉ'　　　_｣厶　-}　, '^￢|　 /　　　/}
　 l ﾍ　:　!ﾍ、!{く_jＴ¨¨ヽﾐ:::::::ﾍ:::::::::::::´≫云ﾆ厶辷＿/　/　　　ﾊ/
　　Ｖ　l、| 　｀ヾ¨´ ─-:::::::::::::::ｌ::::::::::::::::::_ｊ〔ﾆツ　　_厶.ｲ　　／ /
　　 }　ハ{　　　　　　　　　　　 l　　　　　　　￣￣´　　/　イ　, '　　　（分割されていても、惑星一つの全権は……一人の人間の欲を満たすのに、十分すぎる。
　　 |/ヘ、　　　　　 　 　 　 　 |　　　　　　　　　　　／´ , ´ /
　　　　　 ｀| 　 　 　 　 　 　 　 }　　　　　　　　 　 　 　 厶イ　　　　　宇宙は、僕らが住み、管理するには広すぎるんだね、やはり……。）
　　　 　 　 l　　　　　　　　　　,{　　　　　　　u　 　 　 / 　｀
　　　　　　∧　　　　　　　　 〈 l 　　　　　　　　　　　/
　　　　 　 {　ﾍ　　　　　 　 　 ｀}　 ´　　 　 　 　 　 ｲ



　　　　　　　　　　　　　 _,, －=-―ｰ　 ､
　　　　　　　　　　　 ／　　　　　　　　　 ヽ
　　　　　　　　　　 /　　　　　 ,　"´　　　　 :＼
　　 　 　 　 　 　 / 　 　 　 , '　　　　　　 :∨ ∧　　　　　　　　　　　　　　　　ﾁﾁﾁﾁ……
　　　　　　　 _,,,ｨ ./　 /　 /　 　 /　 }　　　:i::　 ',
　　　　　　　 ./,　/　/　 ,'　　　/　　,ｨ　 　 }い:　',
　　　　　　　 {/i!　　,'　　　 　 '　　//{i　　_,イ:}:::i!i　　　　　ま、この問題とも向き合おうか。
　　　　　　　ｨ:∧!　:i　,'　　　 {　,ｨ/＿ﾏi! ,ｨｱﾚ: ,iﾘ
　　　　　　/:::　∧､ {　!i　　　 {''/　 _ ./イ ":ﾘ ｨ∥　　　　抑圧するか満たすか、やり方はわからないけどね。
　　　　　　ﾏ､　 :::::::ヽ i! {　　ﾄヽ"''"´　　 〉ﾉ::/ﾚ′
　　 　 　 　 ﾏ＞ ,_:::::::':'､!　　 ﾄ,,_　　　- ｲ:::::{ｲ　　　　　　満たすとしたら、さすがにコレは君にも欠片も話せないねぇ……。
　　　　　　 ／≧=-｀ヽ:::ヽ', 　 ∨≧ｔ－'::::>､{''
　　　　　 ,/´￣＼＼ ＼::"''ー---}!-i!,::/ｱ　丶　　　　　　でも、今はただ喜ぼうかな。
.　　　　 /　　　　 .＼＼　　:::::::::.. }　/:/:,'
　　　　/　　　 　 　 }ﾆ､∨　　　 /''〕!ｱ/
.　　　/　　　　　　　|ﾆi!　}　 　 /　:/イ



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ..　-―　:￢　- ､　　　　　　　　　　　　　　 /l三三三三三
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／　　　.　 　 　　　　｀ヽ、　　　　　　　　　　 .:' .{三三三三三
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／　　　. :'　　　　　　｀: ..　　ヽ　　　　　　　　　　,:　:､三三三三ﾆ
　　　　　　　　　　　　　 　　　　,:'　　　　　　,:　,　　　　 ､　ヽ　 ﾊ　　　　　　　　　 .{　 ﾍ三三三ﾆﾆ
　　　　　　　　　　　　　　　　 ./　　　 ./　　/　　　　　　 ヽ　ヽ　ﾊ　　　　　　　　　ﾊ　 .ﾍ三三三三
　　　　　　　　　　　　　　　　:'　　　　,:　,:' ,:! {　　　　ﾊ:､　ヽ　　 ﾊ:　　　　　　 　 /　ヽ　　＼三三ﾆ
　　　　　　　　　　　　　　　 :':,'　　　 ,:_,:-‐-:､　　　 :,!--:,_ﾊ:､　　　;　　　　　__ ノ　　　ヽ　 　 ｀＜ニ
　　　　　　　　　　　　　　　:' !.,!　　　{ /-- :､:､　　　　 ‐‐　､;　　 ; !}　　　／イ　　　　　　 > ､
　　　　　　　　　　　　　　 :l　:.{':　　　 l! 苡斥ヽ: ､　{ 苡斥 ﾉ ,:　 }ノ!　,ィ//　　　　　　　／　　　￣　　　　　　───────『結果』が出た！
　　　　　　　　　　　　　　 :!　':{　､　:. :､弋砂　 ` ヽ:! 弋砂' .ﾉ ／ﾆﾉｲ !//{　　　　　 ／
　　　　　　　　　　　　　　 :l　　 ﾉ!ヽ :ﾄ､:､　　　　,　　　　　 イ三ﾆﾉ　　{//j　　　　／　　　　　　　　　　　　　　僕が見つけた理想的な女性は……
　　　　　　　　　　　　　　　　 ノ...!　｀,:ﾍ.　　　 ､　_ ,　　〈　､三ﾆ/　　　∨ﾊ　 .／ ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ､!　 ,:　 ..>､　　　　　　.ィ､　〉ﾆ'　　　　　Vﾊ／　 /　　　　　　　　　　　　　　　遺伝子のスコアをどの観点で見ても合格している！！
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ三ﾆ￢从}､.ヽ _　イ//ﾉ　ﾉﾊ　　　　　　Vﾊ　　/
　　　　　　　　　　　　　　　　 ./　〉､三､ V　　｀丁::ィ{／ ノﾆ{ V　　　　　 .}//! ﾉ　　　　　　　　　　　　　　　　　素晴らしい！！一目見たときからそう思ったんだよね！！
　　　　　　　　　　　　　　　　 l　 /j {≧ﾍ ヽ　　 {::::ﾚ' ／三ﾆl　､　　 ∠　-'―´
　　　　　　　　　　　　　　　　 l ｲﾆﾉ {三三､ ＞､}::/ /三三三l ､　／

　　　　　　　　　　　　 ,:'./ /　　/　:'　　　{　/　ﾍ　　　　:.　　　　　　　:,
　　　　　　　　　　　　' .:　'　　 ﾊ　:　　　:_,,/-―ﾍ‐　:　　:　　　　　　　 :,
　　　　　　　　　　　.:　'　{　　　:⌒:､　 :'´ﾊ{ ｫ芹"気 }　 :　　　　　　　　:.
　　　　　　　　　　 :'　 l ﾊ　:　 ｲ茫ｭ　　　　　{:: cﾉ ノ　}　　　　　.　　　　!
　　　　　　　　　　:　　 ':{ﾍ　ﾄ､:l l::ｿ　　　　　` ―　ﾉノ　,:　　　　.:　　　: .l　　　　　　僕の最大の欠陥、コンプレックスを埋める子供が遺せる！！
　　　　　　　　　 .:　　　',　トﾍヽ:､l´　　　　　　　　ノ　ｲ　　　　　:　　　 : l
　　　　　　ィ-くヽ{　　　　 !　　|　 　, ―　､　　　　￣/　　　　　,:　　　　:ﾉ　　　　　　事故さえなければ僕は最良の結果が得られる！！
　　　　ｨ/　 ／ヽ__〉.　　　:　　ﾍ 　 ':　　　 }　　　　 /　　　　　ﾉ　　　､ ﾉ
　　　/ﾍ ／　　,. ゝ　　　 l　 :　:丶　＼_...ノ　　　　'　　　　 ／　 ﾉ　,: ﾚｩ　　　　　　　いいや……最良の結果を『試行回数』だけで得られる可能性を手に入れた！
　　　{､ﾆヽ　／　 ..〉、　 .|　 :　　: 丶　　　　　_.. /　 _　　ｩ-=ﾆ辷三／/ﾆ､
　　　 vﾆﾆ＼　／´ ヽ　,ｲ ! :　　 :　　 >―≦　　 ,:　 }三三三三三／/三三}　　　　これだけ喜ばしい事は少ないよ！！
　　　　V三三＼　,ｲﾉ/ﾆ:!{:. :. ﾊ /ｲ三ﾆﾆ≧ﾆﾆ{:'　.l三三三三／／´　　 ｀ヽ
　　　　　､三三三三v＼ﾆ:､.: {三三三ﾆ／ﾍ:j:!　V l三三三ﾆ／/　 　　　　　 :､　　　　あとは！！！
　　　　　,ﾍ三三ﾆﾆﾉ　　＼ﾍ:.{三三.／/　　ﾍ:j:|　 j三三三ﾆ' .:'　　　　　　　　 :.
　　　　 /三≧==≦{　　　 .:＼三ﾆ/　　　　　}:!:l　l三三三ﾆ{　l　　　　　　　　　 :.
　　　 ./三三三三ﾆ､　　 /　　＼/　　　　　 ｲ,:ﾉﾉﾆ三三三|　.l　　　　　　　　　　}、
　　　/三三三三ﾆﾆﾍ　 /　≦ {　　ヽ辷､　 ｌイ三三三三ﾆ{　.ヽ　　　　　　　　　l　＼



　　　　　　　　　　　.:　:　　　: ,:　ﾊﾍ .:　　　　 ﾊ }､　;　　.:　　 .:.
　　　　　　　　　　　:　:　　　.!-:7´ :!:｀ :　　 7´l'¨ﾊ!7　　.:　:.　: :,
　　　　　　　　　　　l　!　　　{ｲ´芯ｘ　l ,:　 ,:} ｲ斧ｧヽ:　　:　,:　ﾊ ;
　　　　　　　　　　　l　:　 :､　:､弋炒 .ﾉ': ,.ィ' '弋炒 .ﾉ ｲ ,:　,:j ﾉ }:!
　　　　　　　　　　　l　:.　　　:､`　　　　´　,　　　　 ' ﾉ .ﾉ; ,:'　'　 !:
　　　　　　　　　　　!　 :　　　｀ト　　　, _‐‐_ 、　　 'ィ:　,;ｲ,:　　 .;'　　　　　　……理想の時間だ！
　　　　　　　　　　 .!　　:　　　 ;.､　　　:､　　,ｿ　　　ﾉ　　　:、　.ﾉ
　　　　　　　　　　 .l　　 :　　　 ! ヽ､　　｀　´　　イ　　　 ﾊ` .ノ　　　　　　　悪かったね、リボンズ！！
　　　　　　　　　　　{ :､　:､､__zｨ 7ﾉ! ｀　､　 イ　r ､＿ ; {ト ゝ
　　　　　　　　　　　 r≦三三三 {::ﾆ―:::::::r‐‐/ ,三三≧z　　　　　　　　　じゃぁ僕は行くから！！！
　　　　　　　　　　　ﾍ三三三三､ V　 .|::|:::|　/ /三三三!
　　　　　　　　　　　　':三三三三ﾍ　 r=-､:!./ /三三三j　　　　　　　　　　　仕事頑張ってねー。
　　　　　　　　　　／　l 三三≧x､ﾍｲ=ﾆﾆヽイ≦ﾆﾆ三l　l⌒:､
　　　　　　　 　 /　／:| !三三三三.ﾉrく二ﾍ}三三三三　|　　ヽ　　　　　　　……あ、僕もちゃんと割り当ては終わらせてるからね？
　　　　　　rﾆﾆﾆﾆｲ　 | |三三三r 7≧ｭj_ィﾆト､ニニ三　!ミヽ、ﾍ＿
　　　　　ﾉ　　　　　　 | .|三三___Y'三三l三ﾆ!.ﾉ__ﾆﾆ三　!　`　≠===､
　　　∠ﾆﾆヽ､　　　 イﾆ≦三三三ﾆﾆ人ﾆﾆ三三≧x､! |　　　　　　 ｀‐　､
　　 l　／　 ゝ:ヽ ―{　ﾆﾆﾆﾆﾆ イ三ｦ'i::i::ﾄ三三三三三三}ヽ　　　／ィﾆこ:､
　　 l/　' ´　　　　　!‐　´ ／三三／　|::|::| ヽ三三ヽ｀ヽ三j ｀　 く:／　　ヽ　}
　 ./　　　　　　　　　 ｨ.三三三／　　 l::|::|　　ヽ三三 ＼　　 　　　　　｀ヽ ヽ

　　　　　　　　　　_,　‐　´￣￣｀　 ､
　　　　　　　　,　´　　　　　　― ､.　 ＼
　　　 　 　 ／ｒ　　､　 ､　　　　　 ｀ ､　 ヽ
　　　　　 /　 { !　　ヽ　 ヽ　＼　　 　 ､　 ､
　　 　 ／　l !l ﾄ､　　 .ト､ .ﾄ､　 !　　　　＼_＼
　 ー 'ｿ/　 !l !｀､＼ ､ |_, >ｒ_ﾆ､ﾄ　!　`i ､＜､_ミ
　　　 {ｲl　 {l!`　 ヽ .>ﾘ,xｨiﾁ} `ﾘ V 　 !'ﾍ´ .! ｀
　　　 川 l ､Yﾆ_ｭ､　 '　　ゞ’'´ 　 }　,ﾘﾐ　} .!
　　　　ハゝヽ代ﾘ 〉　　　　　　　/ 〃ン/ /
　　　　　 ` ｀弋　/　　　　　u ノ ´　r:r'　!　　　　　そ、そうかい……。
　　　　　　　　 ､　ヽ ´　＿,　　　 　'ﾞ ﾘ! l
　　　　　　　　　ゝ　＜_,　´　　 　 　 /|!.|　　　　　　　　　　　「うん、またねー！」
　　　　 　 　 　 　 ＼　一　　 , ｨ　　__,」}`
　　　　　　　　　　　　＼__, イ,　‐　´　　l!　　　　…………。
　　　　　　　　　　　　　　 i!/　　 　 　 　 ､
　　　　　　　　　　　　　　 |{　　　　　　　　 ､
　　　　　　　 　 　 　 　 　 !!　　　　　　,..　　 ｀ フ ー--　 ...__
　　　　　　　　　　　　 　 ノj　 ＿,..　 ´　　 　 ,ｲ　　　　　　　　ヽ
　　　　　　　　　 _,..　‐ ´／ ＞ ､　　　　　　/　|　　　／　　　　 ｀､
　　　　　　 ｒ ' ´　/　 ／｀　　　　 ＼　　　./ 　.|　　/　 　 　 　 　 ｀､



　　 | 　 　 　 :　|　 | ﾄ､　　　＼　　＼　　　＼　＼　｀ヽ｀ヽ　＼　　　　｀＞
　　 i　　　 　 :　|　 | i　＼　　 　 ､　 　 ､　　　ﾄ､　 Ｖ　ｉ　　!　　＼ヽﾐｰ''⌒ヽ
　　ﾉノ　　　! |　i　 乂.　　＼　 　:!､　 　ﾊ　　|　 ｀￢ﾆ=‐ 　 ､　　　トﾐｚ
　　　ｉ　| 　 Ｖヘ!　　　　　　 ヽ.　 ! ヽ　ﾉ!ﾑ　 !ﾍ.　　| 　 ＼　 ＼　ﾉ
.　　　Ⅵ　　 Ⅵミメ　　　　　　 >ｲ＿ﾑ _}二ヽ|　| 　 |　　　ｊﾍヽ　＼
　　 　 ヽ/　ｉ　｀￢ﾐヾ　　　　´ フﾑﾆ=七ぃｰﾘ　ｊ 　 ｊ　　 ｉ !ﾉ　} /￢'⌒
　　　 　 }　ﾉ>､ヽ Ｖソ:.　　　　　〃　　 Ｖ_ｿ〃 /　〃　　ﾉﾉ、.//　　　　　　　　──────管理している先の星で、
　　　　ノイノ　|｀ヽ￣ ｊ　　　　　 　 ー‐＝-'　/／/　// ﾑノ//
.　　　　　　 　 |　　　/　　　 　 　 　 　 　 　 / 　/　//　 .イ〃　　　　　　　　　将来の相手を探すのは止した方がよさそうだな、僕は。
　　　 　 　 　 　 　 く　　　　　　　　　　　 　 　 /　// ／　.!ｲ
　　　　 　 　 　 ､　 　ヽ　、　 　 　 　 　 u 　 /.イイ´ｉ | 　 ! !　　　　　　　　　　僕ももしかしたら、無意識の格差を持っているかもしれない。
　　　　　　　　　 ＼　　　__　　　　　　　　　 　 ／　 /!　　　ﾘ
　　　　　　　　　　　ヽ　｀　 ｀丶.　　　 　 　 ／　　.〃|　|　i !　　　　　　　　　　……立場が変われば人が変わる、か……。
　　　　　　　　　　　 　 ､　￣　　　　　　 ／　　/ 　 ノ､ ｉﾊｊﾘ
　　　　　　　　　　　 　 　 ､　　 　 　 . イ　　　/''´　　　 ∨,ﾍ　　　　　　　　　　嫌な話だ、同じ人間の筈なんだがね。
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＞= ﾆ> ｀ヽ!. -‐'´　　　__／: : : : :､



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━━━━
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じゃ、元服と悪趣味に入ろうか。
警告じゃ！！
どこまでやれるかはわからないけどね！

　　　　　　　　　　　　　　-　―――　 ､
　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　｀ ､
　　　　　　　　　　　:'　　　　　　　　　　､　　:､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　;
　　　　　　　　　/　　　　　　　　　ヽ　　　:.　　;
　　　　　　　　 ' :'　　　 /´　　　　　｀　　　,:　: }
　　　　　　　　; :　　　 ,:　　　　　　　　　　　:　j.:ヽ､　　　　　　　　ほんと、初めてだ。
　　　　　　　r l　 {　　 !　.l　　　　　　　l　l　　ﾉﾍノjj＼
　　　　　 ／　l :､ ':､ }､:　l､: ､　　　,:　ﾉ　ﾉ　}　≦ｲ　　＼　　　　こんなに加減しないというか、本能的になったのは。
　　　　〈{ヽ　　':{ヽ{:､ﾍ:ヾ.!ヽヽ:､　 ﾉj ﾉl ,:　 ,:￣　　　　　ノ/ﾊ
　　　 ／ヽ＼　　　':　｀:!ﾆ≧ ､从ﾉ イ_l,:　ﾉ,:≧x　　　／/／ ヽ　　凄く良かった。
　　ィ　､...　_＞ヽ イ:､　lヽイ ぐﾆフトイ;ノﾉ/　/三ﾊ≦イ￣｀　　〉
　　｀　､　　　　／ﾆﾆヽj＼}.､　 {:l:{　　 ´ｲ|　/三≧く　　　　, イ　　あぁ……だけど……。やっぱりだね。



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,　-　''''' ーーーｰ ､
　　　　　　　　　　　　　　　　 , ＜:::::　::::::::::::, -;;;　 :::::::..＼
　　　　　　　　　　　　　　 ／..:::::::::　.__:::　:::::_::　 ::　　:::::::::..ヽ
　　　　　　　　　　　　　,/ ...::::::,::＜　:::_,:::::_:....:::＞､　　:::::::::::..ﾑ
　　　　　　　　　 　 　 /.::::::::::':::　　／:::::....:ﾑ;::　　:::':,　::::::::::::::　',
　　　　　　　　　　　 /.::::::::::::::::::: ,:'::　　::　 :::::!:　　 ,:ﾑ ::::::::::::　　i
　　　　　　　　　　　' .::::::::::::::::::::',::::::...:::　　 :::::i::　　::::::i::::::::::　 　 i
　　　　　　　　　　 ,'::::::::::::::::::::::.ｲi::::::::::::.. ..::::i:::|::....:::::::::!::::::　　 :　|
　　　　　　　　　　,':::::::::::::::::,i::/ !;i!:::　::::::::::: ,|::!!::::::::::::::::!:::　 　:::: |
　　　　　　　　 　 '.::::::::::i::::::i'ﾘ"''ﾄﾏ:::,i::::::::::,ﾑ!,'_!::|!::::::::::|::::.　　::　|　　　　今度があるなら、最初からなんの加減も、
　　　　　　　　　 i:::,:::::!::ﾑ:::ト{:::::::tﾏ:} ﾏ_,ｨ/_,/::::ﾘ}':::::::::|:::::::.　 ::: |
　　　　　　　　　 |:/|:::ﾑ::::rﾑ.:::::::::::ヽﾏ　'　 /::::::::::::::::::/: :::::::.... ::::!　　　　　労りも必要が無い事が、したいな。
　　　　　　　　　 |'　i::::､:::t i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::';ｨ:::/::　:::::::::: i::|
.　　　　　　　　　　　}:: ::､::iﾑ::::::::::::::::::i::::::::::::::::::::/'/;:':: ::::::::::::::: ﾘ|!　　　　子供は、この２人でも十分だ。もっと見つかればソレでいいけど、
　　　　　　　　　　　.|::,::::＼:ム:::::::::::::::::::::::::::::::,/ ,ｲ::　:::::,:: ::::: / !'
　　　　　　　　　　　 !:ii::i: ::::,:::::＼::::::::::::::::::::::::, イ:: .::: :/!i ::: /　　　　　　　そうじゃなければソレでいいし、
　　　　　　　　　　　 !{ ﾏｋ i{ :／ﾏ＞ ､ _,,:::::＜ /'!:::,i::Y;/!:／
　　　　　　　　　　　　　 ' ﾑ!t!,>､　 　 〉　　　　　;!ｲ,ﾚ'::::::!:!ﾆト､　　　　　　本星でいい相手を『宛がってもらえばいい』。
　　　　　　　　　　　　　/　　　/7ﾆﾄ,, {　　　　　,/ﾆｲ:::::　 iﾆi　　＼
　　　　　　　　　　　　 i　　 ,/ﾆ':::::::｀ <i　　　 ,ｨｱ::::::　　　 iﾆi　　　　､　　　ここでは……できれば……。
　　　　　　　　　　　　 | _,ｨﾆｲ::::　　　　ト､ ／'　　　　　　　ﾏﾄ,　　 　 i

　　　　　　　　　　　　　　　　　 _..　　―　　--　　.._
　　　　　　　　　　　　　　　＜　　　　　　　⌒:､　　　｀:　､
　　　　　　　　　　　　 ／　　　　　　　　　　　　:.　　　　　＼
　　　　　　　　　　　,.:´　　　　　　　　　　　　　　ヽ　　　　　 ヽ
　　　　　　　　　　/　　　　　　 /　　　　　　　　　、　　　　　　 ヽ
　　　　　　　　　,:　　　　 /　 /　　　　　　　　j　　:.　　　　 ヽ　　:､
　　　　　　　　 ,:　　　　 .:　　,:　　　　　　　　,:　　 :.　　　　　 :.　 .:.
　　　　　　　　,'　　　l　 .:　 /　　　　　　　　ﾊ　　:､ :.　　　　　;　　.;
　　　　　　　 .;　!　　l　_,,!-≠=､　　　　 -;ﾌ￣:.¨l`:.-:.　　　　 ;　　 .:
　　　　　　　 ,:　:.　 .!　 ,ﾊ _,:::::::､　　　,:'ﾉ::::::::::::::::､ヾ　.:　　　.:　　 :
　　　　　　　 lﾊ　:、ﾍ　 :::::::::::::::::ヽ　 ,{ :::::::::::::::::::::::〉;　:'　　　;　　 .!
　　　　　　　 l　: {ﾍ　ﾍ .{::::::::::::::::::::::＼:::::::::::::::::::::::::::.; /　　　 :　　　:　　　　　　　　やりたいことを、一度はやってみようかな。
　　　　　　　　　ヾ ,ヽ :､.ﾍ::::::::::::::,:::::::::::::::::::::::::::::::::::,:　　　　 :　　　 :
　　　　　　　　　　,:　 ＼:､l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',:　　　　 '　　,:l:､!　　　　　　　　今の僕みたいに……何か。
　　　　　　　　　　:　　　/ :.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,:　　　　 .:　　;}:j
　　　　　　　　　　l　　　:　 ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,:　　　　 .:　　.:ノ　　　　　　　　　　『コンプレックス』のあるような。
　　　　　　　　　　l:　　 :　　.,:ﾊヽ､:::::_ z≠ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ≧x､　,:_＿＿
　　　　　　　　　　:'{　　　　/,:　　≦三三三三三三三三三三三≧xz三辷-､　　　安定しないような相手を探そう。
　　　　　　　　　　　:､　 ;ﾚ'≦ {三三三三三三三三三三三三三三三三三ﾌ
　　　　　　　　　　　　ヽ.:　 V三三三三三三三三三ﾆﾆ三三三三三三三ﾉ　　　　生物としての使命も、度外視だ。
　　　　　　　　　　　　　　　　､三三三≦三二二二二三≧xz三三三ﾆﾆノ
　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ三ｲ´　　　 ＼三三三三三三三三三三ｲ　　　　　増やすことを抜きにするような、相手をね。
　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　　　　　ヽ三三三三三三三三三三}　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【続く】

　/7　｢!　　　　　　　　　　　 ｛
.〈/　 .|｣　ア ⌒ー'⌒ｰ ‐ ‐　ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　}_,___,.__,
　　　なんて刺激的　　　／冖宀￢‐-､
　　　なんだ　　　　　　／　 　- ─ -　_ヽ　　　_i_
　　　　 　 　 　 　 　／-‐　　 _ ,　　　/__　＼ 　 !
ー┐r--─┬=ﾆ二, --──'⌒ヽ　　 {'⌒￢}
　　| L_　　_|　　　/ ／ ⌒ヽ　 　　',　 ﾉ⌒ヽ〔　　　　 ＿|＿
　　丁￣　｢　　 　 _,r‐ｰｔ=ｧぅ 　; 　 i　{rt=ｧｧ{　 　 　 　 |
　　｜_　　} 　　 　 '￣￣￣　　　　　　ヽ￣　 Y
　　 .廴　/ 　　　　　　　　　 　 　 　 　 _}　 　/
　　 jr､ Y　　　　　　　　　　　　／＿{　　〉 rｲ　 　_i_
　　 |rｸi L＿ _　　　＿／__,.イ ゝ,(⌒ーｲ　{. |　　　|
　　_{ { { |　　　＼,r-＿　_,-─'＿,ﾆ二⌒) |　|　　:: : :
＿/{＼__}　　　　 ゝ　￣下￣`ー-─┴｢　L∧　　:: : :
　 |　＼ `ー‐-　＿　　 　 　 ｀ーｰ--イ　　.{　|＿＿:: : :
　｜　　＼　　　二 ｀ー-､＿　　　　 　 　 /　 ト　　　￣
　　〉　　　 ＼　　二 　 　 ＼`ｰ───イ　　 ト辷つ

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三￣≧─^~￣: : : : : : :ﾞﾞヽ､
ラ￣: : ;;;; : : : : : : : : .　: : : : :ヽ
ミヽ､､: : :;;; : : : : : : : .　　: :; : : .＼
ミミ三ヽ: : : ;: : : : : : : : : . : :; : : : .ヽ
i三三三ﾉ : : :;;; : : : : : : : : . : : :　 ::ヽ..　　　　　　　やりすぎだよ、坊や。（時間的に）
i三三/ 〆／=ミ≧=-､､: : :　:　: . : /i
i三／:ノ: /!／; :　: : : . ﾞﾞヾ=-､ヽ:、|/ヽ,
i／: ﾉ: : :ﾚ″: : :,,;-､-: : : :::: .ﾞﾞゝ |ﾉ./>)　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「もっと丁寧にやりたくもあったが……！！
: : :《:: : : ! : : :／: : ::: : ＼: : :､( ! /, くノ　　　　　　　　　／^ヽ
: : : )ゝ: : : ／_,=-─三､_ : : : .; ;:((=┤　　　 ／⌒ヽ～′　　　　　　　　　　　練るのとエンジンの始動に時間がかかったッ……！！」
: :ノ″:-=＝≦二ﾞこフ′: . :　: : ): ） )⌒ヽノ　　　　　 　┌─
: : : ,／￣~　　　 ￣ノ: : : : :ﾞヽ,!=─＜￣￣二二ニミ彳~|
: : ,--─- ､. . . ., , ; : : , ⌒ vﾞ ､　　 　　....... 　　=ﾆ二.／|　　　　　　悪趣味は止められない代わりに始めるのにも時間がかかるからね、仕方ないね。
_,;-=＝~￣^ﾆ二ﾌ′ﾉ(: : : :く　 > ヽ|　::.　　　二ニ′:::;;;;|
: : :／~ . : : :-─ :／ : し┬-､）　　 ＼ :::: : :..　 ヽ　: :: );;|
: :/: .／.:,,-─=.イ: : : : . : |　　)　　＼､ヽ）ﾉ:::..:: :: ::　ノ;;;;;|
:/ : / （(ヽ､: : : : : :._,ィ彡ノ　　(ノ⌒~)ヾi |　::　　　　　 .::|
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ヽ: : ヽ: : :ヽ: :￣ヽ、　　　　　　　 （_／^ﾌ　 :　　　　;: 　/＼
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--─彳￣￣″／(　　 ノて　　　 (ノ⌒~⌒ヽ　　　　ノ
∵∴∵∴∵／^＼ﾞ＝′(　　　　　　　　　　し-;;＜＿
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∵∴∵・/^ﾞ､､､二ヽ: : : ヽ: : : : : :_ノﾌ　　　　　（ ／

ではもう寝もす！！！
オタッシャデー！！