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r=ニニニニ=-､
/ニ≧=--=≦ﾆﾑ
,.ｨニニニニニニﾆ∧- ､
,ィニ{､ニニニニニニニﾊニ＼
ﾏニ ＼::::::::::::::::::::::::::::,..ｨニニ }
＼ニニ≧=====≦ニニﾆ／ ……さて、と。
|:｀ ＜ニニニニニ＞ｲﾊ
}ｲ: :{_|∧: :| ＝ﾐ/ イ/￣} やる夫君、今一度私達同士での『悪魔の実』に関しての見識の交換をしましょうか。
_}:从:叭 ＼ __〉:.:/^ ｰr/＼
/ﾆ〈∧ { ､ ｀ ｰ=/:.:.:/ :､_//ニニ＞､＿ 前回のミンクといい、貴方と私では持っている情報が違います。
イ|ニﾆ} ＼ ｀≧='､:.:.{_,..､//ニニニニ｀＼＞､
／ﾆﾆ|ニﾆ| ＼ / ﾏﾆ＼ニ{_{ニニニニニﾆﾆ｀ニ≧=-､ 念の認識もそうですが、純粋に『歴史や知識』として持っている部分も。
／ニニ l|ニﾆ ､ /¨´＼ }ニニ､ニニ＞､ニニニニニニﾆﾆ∧
,ｲニニニﾆ{ニニニ､ / }:::::::｣ ｀ﾏニﾆ＼ニニニ＞ ､ニニニニニム 特段、成否は置いておいて経験則部分の蓄積は貴方の方が多い。
/ニニニニﾆ|ニニニ}' |::::i:::| ﾏニニ ＼ー==ニニ｀ニニニニﾆﾆ} アレ
{-=ミ､ニニﾆl|ニニニ| }:::::: ! }:ﾏニニﾆ∧ ｀¨ ､ニニニ／ ´ ……何分、『悪魔の実』は『新世界』側から流れ着くモノですので。
|ニニ＼ニﾆi|ﾆ=ﾐニ | |:::::: | |:::}ニﾆ{(_)ﾆ} ｀¨¨¨´
_lニニニﾆ､ニL|(_)|lﾆﾑ |:::::: | /::::|ニニﾏﾆﾑ （まぁ、私達の群島人類圏が狭くて『新世界』が広いというだけかもしれませんが。）
＿＿＿＿
／ ＼
/ ─ ─ ＼ おお、そうだおね。
/（ ●） （ ●） ＼
| （__人__） | んじゃぁまず今の俺個人の見識抜き、
＼ ｀ ⌒´ ／
/ ー‐ ヽ 俺達ユミルの民の人間としての知識だけ話すお。
/ ｀
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼ 『悪魔の実』ってなぁ……俺達からしてもどこからから、海を伝って流れ着く、
| （__人__） |
＼ ｀ ⌒´ ,／ 食えば不思議な力が付いたり、人間以上の何者かに成れる実、って感じだった。
/⌒ヽ ー‐ ｨヽ
/ ,⊆ニ_ヽ、 | だが『悪魔』の名の通り……とは違うんだが、俺達ユミルの民はあの実をかなり忌避してた。
/ ／ r─--⊃、 |
| ヽ,.ｲ ｀二ﾆﾆうヽ. | デメリットの観点で特にな。
. __＿＿
. ／ ＼
／ ＼ あの実の共通の問題点は海・川を問わず『泳げなくなること』、
／ ⌒ ー ＼
| （●） （●） | そしてそれら多量の水に入れられると力が抜けちまう事。
＼ （__人__） ／
／ ｀⌒ ´ イ｀ヽ、 得た能力が使えなくなったり、能力は失わずともかなり弱くしか発揮できなかったり……様々だ。
. , ' ｀￣ ＼
.. ＿＿＿_
／ ― -＼ 海水をちょいと浴びた程度じゃぁ早々弱らねぇし瞬時に消えたりはしねぇが、
.. ／ （●） （●）
／ （__人__） ＼ 継続・持続して浴びたりしちまうと話しが変わるな。
| ｀ ⌒´ |
. ＼ ／ 匙加減にかなり開きがある。食ってみて能力を得てみてじゃないと分からない。
. ノ ＼
／´ ヽ ……が、どうやら一応、実の外見はある程度固定で、悪魔の実の『図鑑』ってのも一応持ってたは持ってた。
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ― ヽ 次に、『得た能力の弱点になりうるモノが弱点になる』ことだな。
／ （ ●） （ ●）' ﾊﾟﾗﾐｼｱ
| （__人__） | 実は様々な形質を取る。人体に能力を付加する古語『超人』、伝説や伝承を指す言葉だ。
＼ ｀ ⌒´ ,／ ｿﾞｵﾝ
／ ー‐ ヽ 生物を原型とし、その特質を与える『動物』……しかも、俺達が考えてる動物の分類とは違うモノが適応されている。
＿＿＿＿
／ ＼ そして通常、常時発揮できる効果、能力、そして耐性と突飛した『形質』を持つ事で
/ ─ ─ ＼ ﾛｷﾞｱ
/（ ●） （ ●） ＼ ３系統最強と長らく大勢から謳われ、もっとも希少性の高いとされていたのが……『自然』。
| （__人__） |
＼ ｀ ⌒´ ／ わが身に自然の形質を与えるというよりも自身を『それソノモノに変えている』と言っていい程に異質で、
/ ー‐ ヽ
/ ｀ 予想される全容の種類が少ない分、悪魔の実が持つ共通特質の一つである『唯一性』が悪戯して、最も価値の付きやすい実だお。
/ニニニﾆﾆ=､
/_ニニニニニ ＼
r-----＜:::: ＼ニニニニﾆ ＼
＼ニニニ＼:::::＼ニニニニニ}
＼ニニニ＞ ､::::::::::::::::::........|
/|: :｀ヽ､ニニニ＞ ､＿＿__ィ＞､
/ |: /:/ｲ: ｀ ＜＿ニニニニニニﾆ} 「悪魔の実が持つ最大の共通の特徴は“ひとつの実は世界に一つしか存在しえない”こと。
{/:/: {: : :|卞tｫ､: :/: 7-7-r--- '
{∧: l: :从 ｀¨/／イ ´/: / 世界中のどこかの誰かが食って能力を獲得して生きている間、
/ }:从{ ､ ´ _j .ｲ:イ
＿/＼| ＼ ｀＝'／ その『実』は２つとして発生することが無い……が。
r==イニ/ ＼ヽ ｀ T_´
,.ィニニ|ニニニ＼ ＼＿_! ＼＿_ 逆にその利用者が死ぬか、何等かの方法で能力を完全に喪失すると……
/ﾆ＼ニ !ニニニニ＼ /:::::::＼ }lﾆ＼ﾆ＞ ､
,'ニニ ＼ ＼ニニニニﾆ､ {､:::::::::::Ⅵ＼ニ､ニﾆ} どこからともなく産まれ、また流れてくる。」
/ニニニニ､ニ＞=､ニニ∧_｣ ＼:::_ﾉ ﾏﾆ}ニﾆ
,'ニニニニニ＼ニニ/ニニ∧ ﾏ:::＼ ﾏﾆ＼ニ､
./ニニニニニニニﾆ /ニニニ∧ ﾏ:::::ﾑ ﾏニ}ニﾆ えぇ、その通り。
'ニニニニニニニﾆ /ニニニニ∧ }:::::::ﾑ ﾏﾆ|ニﾆ}
ニニニニニニ/ニﾆ＼r==ﾐニニ ﾑ |:::::::::::} ﾏ !ニﾆ| ここまでは私達が持っている認識と変わりませんね。
ニニニニニﾆ/ マニﾆr=ミ/ニニﾆ∧ {::::::::: | Ⅵﾆﾆ{
／￣￣￣＼
／ ＼ ─────────普通に敵対するにおいては自然系こそが最強だと言われているが……。
/ ─ ─ ヽ.
| （●） （●） | そればかりではないし、俺達の伝承に残っているのはソイツらばかりじゃぁない。
＼∩（__人/777 ／
／（丶＿//// ＼ 俺達が分けている３区分以上に問題のある区分があるお……『モデル』、だ。
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼ 俺達ユミルの民は……群島のヤツらもだったけどさ、
／ （●） （●） ＼
| （__人__） | あくまでこの念の次くらいに曖昧な実の区分を３種に分けたが、
＼ ｀ ⌒´ ,／
r､ r､／ ヘ 結局俺達も利用者も『ソイツが強いか』が知りたいワケだ。
ヽヾ 三 |:l1 ヽ
＼>ヽ/ |｀ ｝ | | その強さに一番と言っていい程影響を与えるのがその実が内包している『原型の存在』。
ﾍ lノ `'ｿ | |
/´ / |. | さっき言ったけど自然系は何喰っても大概元の自然物や現象に形質変化できる、
＼. ｨ | |
| | | 一種の『無敵性』を持てるが、ズバ抜けた危険性を持つのは……俺達が知る限り──────『動物』だお。
|ニﾆ∧:＼ニニニニニニニニ＞:´::::::／ニニニニニ/
{ニニニ､:::＼ニニニニ＞ ´::::::,::::::＜ニニニニ＞:´｢
∨ニニﾆ＼::::::::::::::::::::::::::::::::＜ニニニニニ＞´}､: : :| 「『動物』こそが、歴史を動かしてきた。
＼ニニニニ====ニニニニニニニ＞ ´: : : /)}: : :{
＼ニニニニニニニニニｨォ7: : :/: : : : :/ /: : |｀＼ というか、内包しているモノが厄介過ぎるんだお。何せ─────」
｀ ＜ニニニ＞:イ:｢ ｀￣´ {: ｲ: :/: : :/¨｢ : 从
{:∧: :{ ∧:{从｀＼ /' j:.ｲ: :/ｲ 从:{:∧_
|' ∨ヽ ､｀_ _{/ |:ｲ / , / }ニ＼_ ……古代に生きた『古代種』、
＼ ､＿＿＿__／ ／ / / ,ニニ∧｀ヽ､
ヽ｀￣ ー ´ ／ , ／ /ニニﾆ∧ニニ＞ 伝説にしか残っていない……あるいは人の伝承からも消え失せてなお、
_, -=＜ ＼＿＿_,.イ /／ /ニニニﾆ∧ニニニニ＞ ､
＿＿ -=≦ニニニニ／ニﾆ} ヽ ／ ,'ニニニニﾆ∧ニニニニニニ＞ 深海深くに永く生きる海王類、新世界にあると言われる
/ニニニニニニニニニ／ニニﾆj /⌒ fく ,ニニニニニﾆ∧ニニニニニニニ
,'ニニニニニニニニ ／ニニニ / ｲ{::::::::::::::＼ {ニニニニニニ ∧ニニニニニニニ 超巨大大陸、『暗黒大陸』の生き物たちが人が生まれるより前に脅威とし、
{ニニニニニニニ ／ニニニニ/ｰ' 乂::::::::／ ＼ |ニニニニニニﾆ ﾑニニニニニニニ
|ニニニニニニﾆ/ニニニニﾆ/ /｀::::｢ ＼|ニニニニニニニ ∧ニニニニニニ 星が記憶しているから、という途方もない可能性で存在している
|ニニニニニニ,ｲニニニニﾆ,' /::::::::::| |ニニニニニニニﾆ ﾑニニニニニニ
|ニニニニニ /ニニニニニ/ ,:::::::::::: | |ニニニニニニニニ ∧ニニニニニ 動物系最強最悪、そして最高の能力をも持つモデル……『幻獣種』。
|ニニニニﾆ ,'ニニニニニ/ / ::::::::::: | |ニニニニニニニニニ }ニニニニ／
|ニニニニ／ニニニニニ,' /::::::::::::::: | |ニニニニニニニニニ∧ニニニ/ニ ソレすらも『モデル』として持ち得ているから……ですね？
＿＿＿_
／ ＼ その通りだお、ジジイ。
／ ─ ─＼
／ （●） （●） ＼ ）） 一応どうやら超人系もそういうヤツは居たらしいんだが……
| （__人__） |
./ ∩ノ ⊃ ／ それでも実の持ち主が起こした事で『ユミルの民が遺すと決めた事柄』に関係しているのは大概、
( ＼ ／ ＿ノ | |
.＼ “ ／＿＿| | 強力なモデルの『動物』の実を食ったヤツが引き起こした事だった。
＼ ／＿＿＿ ／
＿＿＿＿
／ ＼ 俺達の歴史、なんていう新世界とお前さんたちがデカく呼んでくれているトコの、
/ ─ ─ ＼
/（ ●） （ ●） ＼ 小さな小さな民族の歴史なんてこの星からしたら小さなモンだろうがな。
| （__人__） |
＼ ｀ ⌒´ ／ だがその小さな存在にとっては激動の事柄を引き起こし続けてきた。
/ ー‐ ヽ
/ ｀ 何が何を起こしたとかは多すぎたり古すぎたりするから一々クローズアップはしねぇがな。
,.. -―-､
r＝ニニ¨´ニニニﾆ＼
/ニニニニニニニニニ＞- ､＿,..ィﾆ}
|ニニニﾆ/ニニﾆ＞::::::::::::_,ィニニﾆ'
／}-- ア'ﾆ＞::´:::::::,.ィ＜ニニニ／
／／ r＝ニ／:::::::::::::／ニニニニ／:. ここまでが『ここに来る前のやる夫君の認識』。
/- ､ ／´￣二アｨｧ＜ニニニニ＞l´: : :ﾄ､
/:.:/／ ､／ __,..イニニニ＞. :´|:|-､{: : : :| ＼ ではここから。
/':./:.:.:.:.:.:.:／ニニニ_,.ｨ¨´ |:|: : : |ﾘ } |: : : :|
/'-､:.:.:.:.:.:./ニﾆ＞イ瓧ﾉ ﾘ|: : /{_,//: : /ﾘ 『“念”を知ったやる夫君の認識』をお聞きしたい。
_/ ＼:.:/Tｲ¨´;＼:{ ,: /{/_,ｲ: : :｛
r=/ ＼ イ j从 / ＼ /ｲ / jｲ: : :| ……アレは一体、なんです？
／ニ＼ ＼´ ｀ヽ ､＿_,..ｲ , }:从､
／ニニニﾆ、 O 〉 ｰ､｀こ´ ／ ／￣ }､ 何だと思います？『悪魔の実』とは。
／ﾆ､ニニニニ＼/ ヽ イ ／ |ニ＼＿
/ニニニ､ニニニニ＼ _,.. - ｀ﾆ´/{､-イ /ニニ}ニﾆ＞=- ､
〉､ニ(_)ニ}ニニニニﾆ/ /ニニニニ／ﾆ/{/|::::::Y＼ /ニニﾆ|ニニニニニ＞ ､
＿＿＿_
／ ＼
‐ ─ ＼
（ （ ●） ＼ ……誤解を恐れずに言えば。
（人__） |
｀⌒´ ／
｀ｌ ＼
ｌ ＼
に二`ー-+x., _
￣｀`'ー-こ¨ゝ-ー―ｔー-+七＿_＿廴
`j...:丁´￣`冖ー･ー-宀´
,.;rj;iYﾒﾉ'心ﾉﾊｧ;..
.,rj;Yij:X:ji;Xhil:X:'jiXil:i:ﾐXｘ;.,
.,r;'j:i:ji:XilXi:iXi:iXi:iXi:iXi:iXi:HX:Xix;.
.:xi:i;il:il:Xli:Xi:lXi:iXi:iXi:HiHi:Hi:HiXi:iM!i:. 「『死後に強まる“念”』を適用されている、
.;j'i;i:iX!:iX!:iX!iXiX!XiX!iX!iHiHiXi:XiM!M!i:.
.;j'i;i:iX!:iX!:iX!:iXiX!XiX!iX!XiHiHiXi:M!M!M!:. 食べたヤツに『才能も努力も関係なく能力“だけ”を継ぎ足す念の塊の物質』だお。」
,ｊi:j:il:i!:iXli:X!iX!:XliXi:XiX!:iXi:H!iHi:ilM!M!M!il;.
i':il:ii!i!:iX!i:X:iX!:iX:iX:iX!:!Xi:lXiH:Hi:M!iM!iM!il:
ij:ii:il!i:i!:iX!:iX!:iX!:iX!:iX!:iX!:iX!:iH!i:!M!M!iM!l:i.
.;ij:il:i!:l:i:il:Hi!:iX!:iX!iX!:iX!:iX!:iH!:iM!M!iM!iM!i: ＿＿＿＿_
.il:il:l!:i!!:iHi:H!:iX!:iX!:iX!:iX!:iX:M!M!iM!iM!M!: }＿＿_ /[}[}
':;il:i!:i!:i!iH!:iH!:iX!:iX!:iX!:i:iM!M!iM!iM!iM!i:' / /
';:i!:i!:i!iH!:iH!:iH!:iH!:iM!ilM!M!M!M!iM!:' ／ | fﾆ 7{]] ＿__00＿__00＿__00
' :i!:i!:i!iH!:iH!:iH!:iM!iM!iM!iM!iM!i!' / | / { ゝｧ/ ゝｧ/ ゝｧ/
`' .;:i!:i!:ih!:ih!:ih!:ih!:iM!iM!!' く /} ｣ く人_> 〈ﾍ〉 〈ﾍ〉 〈ﾍ〉 ○ O o ｡
｀`' ー --- 一 ' ´
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.....＜ニニニニニﾆ/ ､ Y:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.,
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ニニニニニニニニニニニニニ≧ｧヽ : : : !: : : } Ⅵ:.:.:､:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
ニニニニニニニニニニ＞:´:ｨi:ｵ ' : : : : |: |}:/ ､:.:.:.:.,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:〉､
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￣￣￣: : /::::::::::::::::/ : /} : : ∧ 从: / リ 乂￣＿_ / }
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: : : : /: / / ／/: :／ / /:ｲ,' ∧ :: / :.
: /: ｲ: / /´ /:／ ' /}/ / } ／ :.
:'}: /j:/ ／ , / ' /｀￣￣´ ∧
/ｲ / ､ ＿ - ´ /＿＿,.-=ニ二二ニ＝=､ ＼ ／ニ＼
＼ ｀ー _,.:: /ニニニニニニニニニニﾆ}ニ､ ／ニニニ ﾑ
l ｀ ､ ー ' /＼ニニニニニニニニニニ ﾏﾆﾑ ／ニニニニニﾑ
:. ＞ ..._ /ニﾆ＼ニニニニニニニニニニﾏﾆﾑ__,イニニニニニニﾆﾑ
､ ､ ／ }｀¨¨´ニニニニ ､ニニニニニニニニニ ∨ニニニニニニニニニ∧
＿＿＿_ それまでの努力も持っていた才能も関係ない。
／ ＼
／ ─ ─ ＼ ただ共通の唯一性と海や水に関する、そしてその手に入れた形質に沿った弱点を『制約』とし、
／ （●） （●） ＼
| （__人__） | それ以上の制約を求めず、天秤に合うとは思えない『誓約』の小ささで『能力』を手に入れられる……
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼ 『覚醒物質』、いや、『改変物質』だお。……あれは念の仕組みで動てそうだが、『念』を全然消費してねぇ。
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼ 始祖ユミルに近い時代の祖先はこう考えた。
| （__人__） |
＼ ｀ ⌒´ ,／ 『もしかして、どこか我々の知らないところで、その『エネルギー』を消耗しているのではないか。』……ってな。
/⌒ヽ ー‐ ｨヽ
/ ,⊆ニ_ヽ、 | ソレを恐れて、ユミルの民は余程の事が無ければ、悪魔の実を摂る事はないお。強い筈の貴族や王族、族長クラスは特にな。
/ ／ r─--⊃、 |
| ヽ,.ｲ ｀二ﾆﾆうヽ. | ……まぁ、ジジイにも言えない『俺達のカラダの構造』っていうか、持ってる『能力』が実との食い合わせが悪いのもあるけどな。
／￣￣￣＼
／ ＼ （……『エネルギー』に関して言えば、俺が持てなかった、
/ ─ ─ ヽ ・・
| （●） （●） | ユミルの民族の持つ『アレ』も同様であるから、って一節も伝わっているが……コレは教えられねぇなぁ。
＼ ∩（__人/777／
／ （丶＿//// ＼ 流石のジジイにも。ま、俺はソレを持ってないから、民族の弱点を探られないだろうと思って出てきたトコあるけどな。）
. ／二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二‐ _
{ニニニニニニ＞'"~: :|: : : : : : :|/ ＼:｜ : ｢´~"''＜二二二二二＼
. ＼二二二二/ : : : : : :|人: : : : :| |: : :|: : : : : :.}＼二二二二二＼
＼二二 /:｜:: :|＼＿｜: : : :|ｰー‐匕| : : : : : : : :/: : :＼ニニニニニ}
｀''＜ |: :.| : : :茫ｩミ八: : : |芒ｩ二ﾌ|: : ﾉ: : : : / : : : : : |二二二二ﾉ
. ｜/|:. :..Ν / ＼Ｎ ￣￣ |／: : : : /⌒ヽ: : | |二二二／ おやおや、まだ私に教えてくれない事があるようで。
|人 | ＼ |:. :. :. /-< |: Λ厂￣￣
И ＼ _. |:. :.／ ) ) ﾉ/ 悲しいですねぇ？しかしソレは仕方がありません。
Λ |／ イ: :|
Λ r-‐ - ., /⌒ : : : : Ｎ 信頼を積み上げ、教えて貰える時を待ちましょう。
Π ＼ ／/Λ ＼ :｜
イ / ／＾∨ ……で、ちなみに自然系はまぁ『大自然の物質や現象がモデルだから』で
{_ { ／ |〉
￣|〉 ／. |Λ ほぼハズレの無い不死性と言っていい程の耐性や回避・流動性能を持つ事はまぁ解る。
|Λ ／ /二＼
/⌒＼_.／ /二二二 では、それでいて何故自然の中で生きている『動物』のモデルが、歴史に名を遺す程に強いか、
|ニニﾆ〉 /二二二二＼
／二|ニニﾆΛ /二二二二二二＼ その見解をお教え願えますか？
／ニニ/⌒＼/ | /二二二二二二二二二―
＿＿＿_
／ ＼
／ ― ヽ
／ （ ●） '､ ……コッチに来てから俺の中で明確になったん事であり、
| （__ﾉ_）
＼ ｀_⌒ 気づいてから日の浅い結論なんだが……。
／ ＼
＿＿＿_ 『動物系』、“念を利用した構造を持つ『悪魔の実』”の性質上……
／ ＼
／ ─ ─ ＼ 全部が全部、『 念 獣 』に変質して納まってるだろ、あの実に。
／ （●） （●） ＼
| （__人__） | しかも動物系の悪魔の実は能力の上限を大幅に上げる『覚醒』って状態になると食ったヤツを乗っ取る事が多いんだが……。
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼ それ、『広義の動物っていう具体的な“念を使えうる構造の生物”』が念に内包されて相乗的に強まるからだな……？
. /: : : :.|: : : : : : :|:/ ‘，: : : : : : : : : : : : : :|:.: : : : : :
: : : : : |: : : : : : :|:l _,. -=: : : : : : : : : : : : :|⌒ヽ : : : :
| : : : :Λ : : : :ー''"´ 斗ｧ: : :..:|: : : : : : : :|＾ヽ : : : :| そこまで気づいちゃいましたかぁ～～……この短期間でぇ～……。
| : : : : ／ : : : : | ィｾ㌻'゛ ‘，.:.|: : : : : : : :|ヽ | : : |
| : : : :| ＼: : |: | ‘，|: /: : : : :/: 〉 / : : | ここに来てからは実際に悪魔の実の能力者に逢っていないのに……。
| : : : : ィ弐＾ : :.|八 ‘:|/ .|: : : /: | /:ｲ从|
|Λ..:..:Λ Λ:| | |: : Λ: |_､ｲ: :.| 「民族が遺してくれた膨大な歴史と伝承のおかげだお。ここに来るまでには一応逢った事はあるし。」
. ‘ :/ : :. / |: / 刈 | : :|
‘，: Λ 丶 u |/ / 从..:| だとしても君……以外とお勉強得意ですよねぇ？やる夫君。
|: ΛΛ =‐''゛ / ＼
|/ |: Λ ｖ ''"´ ‘， 「……まぁ、俺の身内の奴ら程じゃぁ無ぇが。」
| .|/ ／ ／＼ ､
_､く// ／ |ﾆ＼ おやおやおや……。
､__,､＜//// ／ |ニニ＼
＼ ／ /ニニニ}iト
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ ￣￣｀ヽ､ ＼＿,.ｨ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:}__,.---- ､ ＿＿,.___ノニニニニニニニニニニニニﾆ＞､__
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::＿,.ノ-=ﾆニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ＞ ､
＿_:.:.:.:.:.:.／ニニニニニニニニニニ＞- ､￣￣￣￣￣ ｀ ー-- ､＿ニニニニニニ ｀ヽ､
＼:／ニニニニニニニニニ＞ ´: : :.| ＼: : : : : : : : ､＿: : : : : _: : :｀ヽ､ニニニニﾆニ ＼
＞ ､__}:.{ニニニニニニニ＞: ´| ､: : : : :.| ＼: : : : :＼ : : i￣＼: : :＼: : :＼ニニニニニニ}
ニニﾆ＼ニニニニニニ /: : : :.| ＼: : /- 、 ＼: : : :,ム斗- '､: ＼: : }: : :｀ ＼ニニニニ /
ニニニニ＼ニニニニニ{:{: : : :| ｨﾏ{ r ,ｫ- ＼: :}ｨr, ｫ-､_, ｀ l:.＼:､: : : : : {ニニニﾆ,' しかし私が長年で気づいた動物系の構造にその年齢で気づきますかぁ。
ニニニニニ}､ニニニニ |:|: : : :{ }:l ¨´ ｀＼¨´ ;_＼:＼: : : :Ⅵニニ ／
ニニニニニ| ＼ニニニ l人: : : ＼ /ｲ : ,_ }: :}: : ＼: :.∨ニ／ 怖いですねぇ、ユミルの民。
ニニニニﾆ/ ｀¨¨ --|: : ＼: : : ＼ i. ,'l} |: :|: : : : :＼:} ¨´
ニニニニ./ }: : { l_＼: : : ＼ , ､ // / : ＼: : : { ｀＼ 敵には回したくありません。やる夫君、ここはひとつそちらのお偉い様に
ニニニニ' /:ｲ: :＼ }｀¨¨ ｀＼ '/ /: :--､:.＼:_:'，
ニニニﾆ' / 从: : :乂:. ､_,.. ‐ - ‐ ､＿, / イ:. _: :＼｀ ＼｀＼ 言づてお願いできませんか？
ニニニ { ＼: : : :､ こ ,.': : :./ ｀ ＼
ニニニ | ヽ: : :.＼ ｲ: : : / 『ハザマという人間は敵対する気はございません』、と。
ニニニ | 从:_:| ＼ ／ |: : : {
ニニニ | ,.ィ/ l| ､ ..::' | ヽ从
ニニニﾆ､ ／ﾆ/ | ｀¨´ | }ニ＼
＿＿＿＿
／ ＼
/ ─ ─ ＼
/（ ●） （ ●） ＼ 個人かよ、せめて手下の奴らも含めて集団の長として言えよ。
| （__人__） u |
＼ ｀ ⌒´ ／ 「とりあえず、ってコトですよ。貴方、故郷の方たちに状況伝えてますよね？こちらに来ている『鳥』のような念獣で。」
/ ー‐ ヽ
/ ｀ （……『予言』、いや、『進撃』の現部族長、エレンのオヤジの能力がバレてるッ……！？）
,.. -=ニニニ=- ､
/＜ニニニニニニ＞,
/､ニニニニニニニニl|
＿__/::::::＼ニニニニニニニ|
{ニニニ､:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}- ､
＼＿ﾆニ＞ ､:::::::::::::::::::::::::::／ニﾆ ヽ
/:, 7＞､ニニニニニニニニニニ／
{//: :/:./- ､{: : :T ー-r--r-: :r ¨´ 流石に着地点まではわかりませんが……素晴らしい距離まで届く『放出系』の念能力ですねぇ。
{: /: :|-=ﾐ ＼:}ｨ≠' |: :./: : ﾘ
|ｲ: : :{ / ｀ /:.ｲ: : / あ、貴方の民族ではまだ念の概念が無いので区分は出来てませんでしたか。
从:叭 ｰ {:イl: :从
ヽ ー‐ ' .: ∨j/
∧ ､＿／ ∧' いや？もしかしてやる夫君が『水見式』のやり方をお伝えしてますかね……？
/ﾆ} , ∧、
／{ニ|＼ : }＼ ……どうでしょう？
／ニ/ニ| ＼ / |ニ ＞､
＿,.イニﾆ/ニﾆ| ヽr-:、 |ニﾆ､ニ｀ヽ､＿__
,ィ´ニニニニﾆ/ニニl! ∧::::::∧/}ニニ＼ニ／ニ ﾊ
＿＿＿_
／ u＼
／ ─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼ ……黙ってはいたが、嘘は吐いてねぇ。
| u （__人__） |
＼ ｀ ⌒´ ,／ ──────────────これからもだお、ジジイ。
/⌒ヽ ー‐ ｨヽ
/ ,⊆ニ_ヽ、u | 「えぇ、貴方は私の良い弟子ですよ。」
/ ／ r─--⊃、 |
| ヽ,.ｲ ｀二ﾆﾆうヽ. | ……これからもよろしくお願い致します。
/: : :/: : /: : : : : : : /: : : : }､: : : : :∨:':,: :.|
|: : /: : /|: : : : : :／: : : : / ﾏ: : : :}: : ',: :}
|: /': :./: !: : : ／ }: : : :/ ／ !: : /: :r.､: ; そうそう、そうあるべきですよ、我々は。
}/r|:./: : |: ／｀ヽ./ : : /´ _＿,|: :/: / } }/
＿＿＿,...-{/{: : :|' _＿ /: :／ ,ｨゞﾟ'-'j:./: / // 貴方は何も間違ってはいません。
/ﾆ､ニニニニニ､: { ￣｀/／ /:イ{_'ｲﾊ
,ｲﾆニヽニニニニﾆ＼ ´ :. /ｲ!ニﾆ}＼ 貴方は私から知識も技術も、力も存在も何もかも吸収して成長なさい。
/ニニニﾆ､ニニニニﾆﾑ:. 、 _,l ,ｨ ,.:'}/|ニﾆ|ニ ｀ヽ､
＿／ニニニニニ､ニニ／ﾆ / ､ ＼-----／, / |ニﾆ|ニニニﾆ､ そしてソレを故郷に還元なさい。
{ニニニニニニニニﾏﾆ/ニﾆ/ { ＼｀ ¨¨ ´／,.:' }ニﾆ}ニニニニ ＼
／ニニニニ／￣￣￣￣ﾆ＞､ ＼ ｀ー ´／ /ニニ|ニニニニニﾆ ､
´ニニニニ／ニニニニニニニニ｀ヽ､ ／ーr ´ /ニニﾆ|ニニニニニニ ＼ 私もまた、貴方から学び、教えていただいているのですから。
ニニニニ/ニニﾆ＝＝ﾆニニニニニ ∨:::::::::::::､ ／ニニニ |ニニニニニニニム
ニニニニ{ニ/,-=ニ＝-､:::::::＼ニニニ }:::::::::::/ } /ニニニニ/ニニニ-=ニニニ= ム 何せ貴方は────────
ニニニニ| {^ヽニニニニニ､:::::＼ニニ |::::::::::{ ∨ニニニ ／ニ ＜´ニニニニニニニ､
ニニニ{｀Yj! }ニニ＼ニニ ヽ:::::::ﾏニﾆ:::::::::::| /ニニﾆ イ,..＜ニニニニニニニニニニ}
ニ／¨ | / /ニニニ ∨ニニ ､::::::ﾏニ|::::::::::|,ｲニ,. ィニニニニニニニニニニニニﾆ／
／ / ,.{ {ニニニニY⌒}ニ∧::::::}ニ|,.....イﾆ／ニニニニニニニニニニニニニ／
{ ﾏ:. ﾏニニニ / |ニニ}::::::|ニ!::/ﾆ／ニニニニニニニニニニニニニ／
∧ ＼ ｀ヽ､__,ｲ /ニニ |:::::jﾆ/,..イニニニニニニニニニニニニニ／
＿＿＿＿
,. -'"´ ｀¨ｰ ､ 「……今で『１５歳』。
／ ＼
/ ', 人間換算でなく、『我々と同じ時間と寿命感覚』での１５歳でしたよね？
./ Ｕ , -‐ 、 ',
l ＿＿＿ノ '´ ＼ .l 故郷でもまだ、成人目前の子供です。
l ( 乂ｿ ﾉ ヾ＝=ﾂ l
.', , ヽ lilil u / ……お酒等の事はこちらの法律では問題になりますが、私の土地です。お遊び全般、不問にしてあげましょう。」
＼ l 人＿,/l ／｀ヽ
/ ｀ー､｀ｰ´ 二二ノ ‐' ',.
./ l ……ありがたいねぇ、ゼハッ、ゼハハハハ……。
|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=‐ ｀ _ -ニ／
|ﾆﾆﾆ=‐ ｀ _ -ﾆﾆﾆ イ:j ……ちなみに親御さんの身長、何ｍくらいあります？
人＿＿ -ﾆﾆﾆﾆ‐:｢: : :.| |
. ／ﾆﾆﾆﾆﾆ=‐: 「￣＼: :｢）Y | | ３ｍくらいになったりします？？？
ー冖Ｔ:Λ : : :|／⌒ Ｎ 人Ｎ
|: ⌒Vヽ| |｢ 〉ヽニ=- __
. r ､ jﾊ込､ ＿ ノ 八 ｜ニニニニニ=- __ こちらの人間にも時々いるんですよ、５ｍ級の方たちとか。
. | | ＶＶ＼ ｰ ′ｲ./ | /,ニニニニニニﾆﾆ_
. | | __ノﾆ〕T〔 /:::＼ |ﾆ/,ニニニニ/ニニニ_ 貴方はその年でそれだけカラダが出来上がっているので、
. | | ┐ |ﾆニ７ﾆ］ /:::::::: i＼|ニ/,ニニﾆ∨ニニニニ_
/⌒＼| | |ﾆﾆ/ﾆﾆ|/Λ____| |ニﾆ/,ニニﾆ|ニニニニﾆ| もしかしたら逆に、大人になる時にはもっと伸びて大きくなって、
/⌒＼__〉 |ノ＼ﾆﾆﾆﾆ| |:::::| |ニニ/,ニニ |ニニニニﾆ|
〈 ⌒＼_〉 |ニﾆ-|ﾆﾆﾆ| |:::::| |ニﾆﾆ/,ニニ|ニニニニﾆ| そういう遊びをするにも不便になってしまうかもと思いましてね？
Ｖへ._〉 |ニﾆ-|ﾆﾆﾆ| |:::::| |ニニﾆ/,ニ＼ニニニニニ
∨ イニﾆﾆ|ﾆﾆﾆ|＼|:::::| |ニニ|[)｢',ニニ＼ニニニニ 今の内にやった方が良いのかもと思って見逃していたんですが……どうでしょう？
|＼＿ノ|Vニﾆ| |[)|八:: |___| ＼ニ.|ﾆ｢/,ニニﾆ|ニニニニ|
. ｢＼＿_ノﾆ|ニﾆ| |ﾆ|ﾆﾆヽ::::::＼ /( ( ＼＼ニ-|ニニニニ|
. |ニニニニ|ニﾆ| |ﾆ「┐ Λ:::::::::/:::: ＼＼_,) ）ニ|ニニニニ|
/ /' / / ,:'くヽ／ ＼ ,、 ﾍ ／i
,:' / ,: ' / ' / / ,:'／ ／＼丶＼ゞ」 ﾉ 丿
' ,: /' ／￣￣ ;;＼＼へ＼ |｜ |／ （……『体長』の事まで聞いてきやがった！？！？
' / ,:'/,: ／（〇） （●）;＼ Y´ |ノ
/,: ／ （__人__） :::::::;;;;;;;;;＼ ,:'/,: /' いや、だが俺は古代巨人族の末裔の末裔とは伝えたんだ、ソレは想定の……！？
/ ,:'/, |;;;; ::::｀ ⌒´:::::;;;;;;∪;;;;;;;;;;| ' / / ,:'/,:
/ ＼;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,／' / ど、どっちだ……！？『形質』に気づいてるのか……！？だ、だが俺が捕まって調べられても、解りはしない……！）
/ /' ／ ∪ :::::::::;;;;;;;;;;;;;＼'/ /'
/ ,:'/,: ｜::Ｙ ::::∪;;;;;;;|;;;;;｜/ ,:'/,: お、親父と御袋はハザマのジジイと同じくらいだお……。
｜｜∪ :::::::;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;;｜ 「そうですか、では大丈夫かもしれませんねぇ。」
]ニニニニニニニニﾆ＞''゛:::::::::::_､くニニﾆ/
斗ニニニニニﾆﾆ＞''゛:::::::::::::_､＜二二二／
. ／ﾆﾆ|:: ｀¨¨¨¨¨¨¨¨´::::::::::::::_､＜二二ﾆﾆ＞''゛
. ／ニニ＞''⌒＼::::::::::::::::::::_､＜ニニﾆﾆ＞''゛: :.|
/二ﾆ厂 ／⌒ ＞ｲニニニニﾆ=-, -‐-､|: :. /ﾍﾊ
. 弋ニﾉ ／ ）ニニニﾆ＞ ﾉﾉ:/ ) ……私はこういうのが大得意。コレで生きてきた者ですのでね……。
. /￣´"' 、 ＾）￣￣ | ｲ/／
/:::::::::::::::::::＼ イΛ | /:{ 存分に学んで、隠すなり惑わすなりの方法も是非に身に着けてください。
. /:::::::::::::::::::::::／]ノ Λ __ ＿ノ . :八|
〈::::::::::::::::::::／ ＼ こ¨´ ／|/ 『君の立場では』、こういう者たちをこちらで孤軍奮闘して相手取るのかもしれないのですから。
＼::::::::::ノ ｣:::＼ ／ |
≧s｡＼〈 _,イ^＼ ｰ'ﾞ ／'ﾄ､
ニニﾆ≧s｡,.｡s≦二ﾆ| ＼__ _／ ∨)=-
ニニニニ/ニﾆﾆ|ニﾆ| /ニニﾍ ∨ニニﾆ7=-
二二ﾆﾆ/ニニﾆ.|ニﾆ| /ニニニﾍ /ニニニ/ニニ
ニニニ/ニニﾆﾆ|ニﾆ| ／ 〉ニﾆ/ ＼/二二ﾆ/ニニﾆ
＿＿
__ - ´´￣ ｀¨ ‐ ､
, -'"´: 丿 ヽ
／. : : : : ＿／ 、 丶 ……本格的な『群島』の領域に入って、
,,.'. : : : : / /::::::ヽ ｌ ヽ、
/. : : : : : { {:::::::::ﾉ ! ヽ 最初に逢えたのがアンタで良かったお、ジジイ。
/. : : : : : 丶 ｀ ´ ノ ヽ
/. : : : : : ｀ー‐ ´ / ヽ
./. : : : : : !、 人ノ 「えぇ、私も君が渡ってきてくれた事、幸運だと思ってますよ。
/. : : : : : Ｕ ｀i｀ ﾆ二-- i
/. : : : : : ｀´ l 心の底から。本当ですよ？」
,'. : : : : : : /
i : : : : : : : / 俺もだよ。
i : : : : : : : /
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､､､｀ヽ;';';';'_ノ'´ |... |: : : /:::::::/: : |::::::::::广＞く⌒ヽ__彡ﾍ__彡ィ⌒ヽ---ｧ'´＼
;';';';'),,fY'´ .| |: : /___ノ |: : |:::::::/|／::::::从⌒＼_彡__彡'､＿＿彡'ー=彡ヘ , -‐‐
;';';';';';';';'＼ -‐‐''' |...:ｉ|: : : : : | |: : ＼/| |＼,.ｲ |_彡ｲ:::::::》､:::》'´xく_彡'::::/_彡ﾍノ⌒ヽ ＿,,..-‐''く;';';';';';';';'
;';';';';';';';';';'((;';';';';';ｌ| |: : : : : | |: : : : : | |_,ノ´| |_彡ハ_ノ_ソ《__/ ヽ_ノ´ー=彡: : /'´:ﾞ:ﾞ:ﾞ:''´￣:.;:.;:.;:.;:.;:.;:.;:.;);';';';';';';'
;';';';';';';';' ;';';));';';';' |...:ｉ|: : : : : | |: : : : : | |: : : :| |: : : : | |: : : : | ｉ|: : : | |: : : : : : : :/⌒Ｖ⌒):.;:.;:.;:.;:.;:.;:.;:.;:.;:.;(;';';';';';';';'
;';';';';';';'彡ｲ;';';' ;';' | |: : : : : | |: : : : : | |: : : :| |: : : : | |: : : : | i|: : : | |: : : : : : :ノ-=彡::::ﾉ__/:.;:.;:.;:.;:.;:.;:.;:.;:.;:);';';';';';'
ﾞ'ry''´__ノ´;';'/;';';' |...:ｉ|: : : : : | |: : : : : | |: : : :| |: : : 斗-‐──‐-ミ |: : : : : : 彡'´_彡ｲﾉ》￣`ヽ､⌒::::::::ノ;';';';';';';'
;';';';';';';';';'ヽ/;';';';';',| |: : : : : | |: : : : : | |: : : :| | , ' ｀ . : : :彡'´_彡ｲ_》ヽ`ｰ=彡::::::::::|;';';';';';';';'
;';';';';';';';';';';'ヽ;';';';' |...:ｉ|: : : : : | |: : : : : | |: : : :| | /‐┐r───‐.┐ ____`､: : : : : : : ::::| || )｀Ｙ:.;:.;:.;:.;:.;ﾉ;';';';';';';';'
;';';';';';';';';';';';'ﾉ;';';';';| |: : : : : | |: : : : : | |: : :_:|__ﾚ'二ﾉﾘ二二二ﾆﾆ' ┴─┴ : :_:_: : : :| |~~ : || l´`YY'´｀YYYY
｀yyyｰ=彡ｲ⌒⌒| ／￣￣￣￣￣￣￣￣ ..::::::`､:::::＼ ￣｀丶､ |从 .|ｉ|: : : :|i|i||i|
Y'´:ﾞ:ﾞ:ﾞ:ﾞ:ﾞ:ﾞ:ﾞ:ﾞ:ﾞア´ ...::::::::::::::::`､:::::::'， ...::::｀ヽ从_ﾉｉ|:_:_:_:|i|i||i|
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￣￣￣￣,: |-- ..,,＿ ￣￣￣￣ ¨ ───--|--|‐''"￣￣￣￣￣￣|￣￣￣¨¨| |
,.:'´,.:'´,.:'´,.:''|...,,,,＿ ￣￣ ¨ ──-- ...,,,＿ ::::|: : | ..:|二二二二|
,.:'´,.:'´,.:'´,.:''|....,,,,,＿￣￣ ──-- ..,,__ ￣￣ :::|: : | ...::::|￣￣￣￣|
,.:'´,.:'´,.:'´,.:''| ::::|ﾌ７ァｧー- ＿ ::::::: ￣￣ ¨ ー──---|--| ......,,,,,,;;;;;;;;;;;| ..:|
,.:'´,.:'´,.:'´,.:''| ::::L＿/////| ...::::::|ﾌ7ァｧ─-- ．,,_＿ ....:::::|: : | ...::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;|､､､､ ..:::|
,.:'´,.:'´, '´ | ...::::::::::::￣¨¨:: ::::::::∟＿/////////| ￣....:::::|: : | ......:::::;;;;;;;;;;xwwく爻爻爻爻爻,ﾍ
￣￣￣￣ └─------:::::::::::;;＿＿ ::::::::: :::::::￣¨ ー--| ｀｀ ｰ--|-‐''"::::;;;;;;｡o≦爻爻爻爻爻爻爻爻ﾑ
爻爻爻爻爻爻爻爻爻爻爻爻爻爻爻爻爻爻────--:::: ＿ ...:::|＿|::::::xwく爻爻爻爻爻爻爻爻爻爻∧
爻爻爻爻爻爻爻爻爻爻爻爻爻爻爻爻爻爻爻爻爻爻爻爻爻爻爻爻爻爻爻爻爻爻爻爻爻爻爻爻爻爻
,,,..-―-、
i:::/`ｰ-､＼
_ -―-':::{ ｀ヽ＼
,,. '''´´:::::::::::::::::::::::`-､、 ｀＼
／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ｀ヽ. ＼
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ ｀
/:::::::::::::::::::::::::::::: : ,::::::::::::::::::｛::::::::::::＼
{:::::::::::, '::::::::::::::::::::,j:::::::::::::::::: ﾄ《薔》::::ゝ-_,,,
i:::::／::::::::::::::::::::ノ {:::::i:::::::::: : i ヽ;:::::::::ﾏ´
_,|ノ:::::::::::::::: i:メ, ヽ:::ﾄ、:::::::,'_,ノヽ::::´::.、
ー‐ﾆ二＿:::::::::::::::::,' ｀""''∨ ゝ:: /,ｨzzァ}:::/{::ﾘ 何よコレッ……！？
((⌒三>ゝ::: : {:::::i .ｨ笊芯ミx }/ {ｿﾉ〃,i,::{ ゝ}
｀ーソ /'{ヽ:::::i:::::{、 乂ソ _ `''゛ /,}:::i 全然情報が載ってないじゃない！！
_,..::‐/ ヽ、 ’、::::Ⅵ ヽ｀¨ ' _イ,/::/
,,∠:::::／_ヽ ＼ .＼::〈＼ｰu ｒ::::::::ｱ ,"´}:/ どういう事！？しかも書いてある情報がほぼ全部ッ……！
_,,／´:::〉¨~ ￣｀ ___ ..＼＼)h､ ー¨´ ィ､ /´
／::／'::::／ ,,, '''´ ｀｀＼＼､_ ≧=≦ ／ヽ'
／::／'::: ／-‐'" ,イ ＼ ｀ ---‐'´/ ./ゝ_
,. + ''''''''' +s., ､__人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_ 人
.／:::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ、 ） （
., '::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼::::::ヽ ） アイツら、ハザマ側から出されたモノですって！？ （
./:::::::::::,{:::::::::::::::::::::::::::::::ヽ({~` *､ ） 恥ずかしくないの！？こんなモノを堂々とッッッ！！！ （
/:::::::::::/.{:::::::::::::::.iv::::::::::::::ﾍ::V:::::::＼ ） （
i:::::-‐/- い::::::::斗弋''':::::::::ﾊ:::V::::::::::ヽ ⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒YＹ
i::::::::/ _,,,_V:::::::::.i ＼:::::::ヾi.f.V:::::::::::ﾍ
.i!Vﾒ<弋心＼ﾘヾ弌乃ｱir.x / ＼:::::::::ﾍ
'.,v ! f.ｿ}′ ヽ::::::::\
.`, u /イ´ .}ﾄ:::::} 事実よ、私達が持っている情報はソレが全部で、
＼ ﾓ"_> , イヾ .".\リ
.i`: .､. ィ" { " 生死に関しては彼らの言う通りであるだろう、という事くらい。
_,, xﾊ j-v
.厂- ' ＿ _ _,,.,＞ '" .| ' , イ ヽ ……なにせ彼女達の戦闘を感知もできていなければ、
/ k''ﾆﾆ-ラ ,..+''/./i iﾍ,..／ ＼､ .__
{ 彡三,, / // .i 乂" , イ~/:./` x／:.:.:_＼ 死体すら回収できていない。
.j f"￣ ./ j/ .i ／ ., イ /:./ .／:..x''" ＼＼
.! .ﾘ _f ＞'┴＜_zK _,. +" .{:.:i /:.:／ V＿_ノ:.:.} ……血痕程度よ、私達が確認できたのは。
| xf .jx'"ﾆоﾆﾆﾆﾆ` s、イ .ﾍi/／二二 -―-.ｲ
,,,, - ､
／ -＼::＼＿_
/／ ／´::: '::::::::::::｀｀ヽ、
// , ':::::::::::::::::::::::::::::::､:::',
// /::::::::::::::::::::::i:::::::::: :: ゝ}、
/ /:::::::::/|,:::::::ゝ},〈薔〉:::::ヽﾐ､ 能力者……念能力者はどういってるんです！？
´ /|::::::|/、i、:::::!_,!_,ｨ':::::::､:::::ゝ-
ノ }::::::弋ﾒ､.::::{乏ﾇﾉｌ::::::}フ::{::＼_ 私みたいな『悪魔の実』の能力を持ってる人もいるでしょう！？
_ﾉｊ:::::ヽ｀¨ ｀,ヽ u .i::::::}':::::}' ¨
''' }::Vヽ ﾏ￣ヽ 彡::::|::_/{, これだけの人が居れば、ひとりやふたりッ……！！
i:: j;:::＞､｀ﾆ’イ|:::/厂´く
V> -‐'´´ |:/,_,： 〉
,'＾`ｰ､__ ー ..イ彡´-‐' ﾐ、 探したり感じたり、こうッ、解ったりするッ……！！
/＼､ __ ＿｀¨,,,.‐'´´ {
,ﾉ /／ /＼'´ `ゝ、 ＼}
/, /,´ ./:. ｀¨:.:.:.:.:.: ＼ ＼
_アﾟ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ V:::::::::::::::::::::::V
_ｱﾟ::::::::::::::::::::::::::::,':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`､}:::::::::::::::::::::::::V
_∥:::::::::::::::::::::::::::::,'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::‘:,::::::::::::::::::::::i::}
j{::::::/:::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',::::::`､::::::::::V:::::::::::::::::::|
|:::::'::::::::::::::::::::: / |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::: V::::::::::::::: |
|::::i:::::::::::::::::::::/ W::::::::::::::::::::::::::::::: : |V:::::::|:::::::::::::W::::::::::::::|
|::::i::::::::::::::::::,:' V::::::::::::::::::::::::::::,':::ﾘ. V:::::|:::::::::::::::::::::::::::::::| ──────貴方自身もその程度の認知しかできていないからッ！
. W::::::::::::::::i/. V::::::::::::::::::: : / }/. V: :!::::::::::::: }::::::::::::: |
|::i::::::::::: : | " - ､,_V＼::::::::::::::/ _jI斗- .Vﾘ:::::::::::::::}::: : :{:::::| 私は今も何度も何度も言ってるんです！『行くな』と！！！
|::i::::::::::: : | {¨芹:示 ＼::::, ' 芹示" .}::::::::::::::: ,':::::::::{Vﾘ
|::|W:::::::::::| 乂_乂::::::::::::::::::::::::乂_乂 /:::::::::::::::/:::::::::::{
}( V::::::::::ﾄ ,_~^::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::^~ /::::::::::::::,:'::::::::::::::{ 『念』能力の事も知らなければ、習得もしておらず、
､::::::{ ' , '::::／::／}::::::::::::: |{
＼{ ＼ u ,"７::／ _ .}::::::::::::/|{ ハンターライセンスはおろか、試験だって受けていない貴方がッッッ！！！！
. ` ､ " ｀ " }:::::::: ,'
i＞ ｡, .ィ. }::::: /
i | 人ﾉ(
,ｨ==z､
. ／＾ ￣｀V:ヽ,.. ＞‐―‐- ミ 、 ,
. ／' _〉::∠-‐.ﾞ~~¨^''＜:::::＼ て_
/ ／:::::::/ ＼:: ＼:::::::::::＼::::＼ そ
,:::::::: : /:::::::::::'，:: ＼:::::::::::＼:::'， （
/::::::::: /:::::::::::: ::}＼:::: ＼:::::::::::/,:'，
/::::::::::: :{::::::::::: : :} ＼《薔》::::::/,:| ┌┐ 00 / ￣ 7
/::::::::::: ,: {::::::::::: : :}、斗‐‐'/:::::::}.::::/, ｜└‐┐ /_/¨7 / _ _
. /::::::::::::::::{八:::::::::: :/ ｨぅう笊:::::::::}:::::::::＼ ｜┌‐┘ / / 〈/〈/ 「¨7
/:::::{::::::::::::: ｨぅた､:/ 乂ツ }:::::八7/.:⌒＼ |__二二i /_/ ／／
/⌒八:::::::::::八乂リ ノ7／ノ/ ￣
＼{::::＼( i u // ≦=、
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＞ _ ／.:::::::{_=ノﾉ
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/:: :: :: :: :: ／:: ::./:: :: :: :: :: :: :: :: :: ＼:: ::＼
.: :: :: :: ::／:: :: : /:: :: ::|:: :: :: :: :: :|:: :: :: :: :: ::.＼
.: :: :: :: :: :: :: :: ::/:: :: :/:|:: :: :: :: :: :|:: :: :: :: ::.::|:: : ＼ 貴方の事情は理解している。
| : : :: :: :: :: :: :: /:: :: ,: |:: :: :: :: :: :| :: :: :: |:: ::|:: :: ::.::＼
|:: :: :: ::|:: :: :: :/:: :: / |:: :: :: :: :::＿:: :: ::.|:: 人:: :: ::|:: ::＼ ここに来ているのも……貴方が悪いのではなく、そもそもはハンター協会と政府側が悪いッ……！
|:: :: :: ::|:: :: ::/:: :: /――:: :: :: ::.::/ |:: :: ::.|:: :: ::＼:: |:／⌒＼
人:: :: :: |:: ::./:: :: /＿＿__从:: :: /ｨか:: :: ::从:: :: :: :＼ 念能力はおろか、ハンターライセンスの有無すら問わずに来れるようにしているのは、
＼r‐㍉ : :: : /＼ ﾋツ⌒) / ゞ'/::.::./:: ::＼:: :: :: :＼
{ { ( ∨::从 〉⌒:: :人:: :: :: :＼:: :: :(⌒ 彼らなんだからッ……！
＞ .,,__ ( 八:: : ＼:: :: :: :: :: :: ) 彼
⌒7:: / | ＼ u _ ， . :: :: ::./⌒＼:: :: :: : / 確かに『ハザマ』を止めるのには四の五の言っていられる戦力では不可能でしょう。
| ( | : . . . . ／:: :: : / ＼:: :: (
r＜:| ｒ―‐＜⌒＼: ( ／＼ ＼:: ＼ だからと言ってコレではッ……！犬死にが増えるだけ！！
＿/＼ノ |＼￣￣＼ ＼＿/ ＼ ＼ ＼:: )
／∨＼ ＼ |〈 ＼ |￣￣/ ／) ＼／ いい？『念』は教えてあげる、能力を得るまで待てとは言わない、でもせめて自衛くらいは『念』でやるの。
/ ＼ ＼ 〔∧ ＼ ＼__/ ／ / |へ
ヽ: : : |: :/ |: : : : : : :/ !: : : : : : : :': ゝﾊ: : : : :|
| : : |: :! |: : : : : : ! !: : : : : : : : |/ :ﾊ: : : : :!
|:'; : |: j i: : : : : :! -―ｷ:≠!: : : : :j: /: :人: : : :. ……じゃないと何もできず、一方的に殺されるわ。
|: :＼:{｢｀ヽ!: : : : :| ´ x,_ｚLﾊ:j : : : 人: : / ヽ: : i
| j: :个]｢マtミ-､: ! 7'ﾍ:tjﾃア : / ﾘ:ﾊ{ '; : ! 『彼』に、そして彼らに。
|ハ: i: ﾄ^ ゞ-^ ７ ~^/;イ:/ ,ｲ:{ , : :i
j ヾ: 从 ､ ´ 个:人｢｀ {ヽ__j!: :! ───────『念』側のアプローチは私達もしている。
/ V 八 __ u ／!/ ';_:_:八: :i
V ＞ 、｀ ﾟ ィ {L |: ! だけど彼らも当然の如く対策をしているの。
｀ ヽ イ ヽｰ､ i |
_ ィハ ﾉ ヽ ＿ ﾘ アチラが連れてきた軍隊も念能力者全員で構成はされていない、
＿＿ .／7 /ﾉ ／ 人/:i:iヽ,
／:／フ´￣/ ／´ ／ ／ .／:/⌒ヽ 割合としては少ないと言ってもいい……人数で考えればもしかしたら私達の方が多いかも。
/:i:/￣ /{/:f ／ ／ ｲ:i:/ ＞,
/:i:/ ｨ[ ﾑ / f:i:{_. ィ´_＿ ／ ｲ:i:i/ ￣| だけどこちらより全体、絶対の数もあって、念はソレを全て覆せる程万能でも便利でもなく、
/ｊ:i:/ィニヽｊ { |:i:i／ ./:i:i:i:i:ヽ. /:i:i:/ ／ !
| |:/ニニニ＼ ノ´ _./:i:i:iｧ､:i:i:i∨:i:i:/ ／ ｌ そもそも貴方が『仇』として見ているハザマ自身が、念能力者としては高位の存在なの。
ﾚ′ニニニニ≧ｭ＜./:i:i:i/ ヾ:i:i:i!:i/ ´
|:::::::::::::::::::::::::::::::: : ,' ＼::::: |:::::::|:::::: :',::::i::::::::::::_:::::::::::::::::::::::::::::i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
|::V::::::::::::::::::::::::::::,:' ＼:|:::::::|::::::::: ',::i::::::::: | ＼:::::::::::::::::::: !::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
V V::::::::::::::::::::::::/ _ - ^~ |::::/!::::::::::::::::::::::::: | V::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
V V:::::::::::::::::: /" j::/ .}:::::::::::::::::::::::::::| .}:::::::::::::::::::i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 彼と直接戦った事がある私が言うのよ？
V:::::::::::::::/ .x≦芋ﾘ // _ }:::::::::::::::::::::/::, ,::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
＼::::::::∧ Vr刈 .// }::::::::::::::::::/!: , /:::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
＼::{`､! 乂ｿ }:::::::::::::: /.:|:, .,.::::::::::::::::::::::::: !::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
` , " ,'::::::／／ / ^.V::::::::::::::::::::::::::|::::i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::, ……わかったら、今回は下がって。
/ /::／ V::::::::::::::::::: : |::::|､::::::::::::::::::::::::::::::::: /
, ､:::::::::::::::::: |::::|Λ:::::::::::::::::::::::::::::/ たとえあの要人や高職の者たちから押されても。
く ]is｡,::::::::::ﾊ:::| V:::::::::::::::::::::::/
＼ ＞-≦:|! V::::::: /::::: /
＼,, _, - ' }::::::/|::::::/
､ V＿_ /:::,:' _|:: /
＼ , ´ V _jI斗=ﾆ ￣ ｀ /:,.:' |:/
＼_. '’ .V _,｡s≦ / V
_､‐''~:::::::::::::: : ／::::::::::::::::::::::＿＿＿＞─┐ ＼:: ＼
_､‐''~::::／::::::::::::: ／::::::::::::::::::::／::::::::::: ／:::::::::::::| ＼:: ＼
､‐''~:::: : ／::::::::::::::::::::::::::::::: ／ :／:::::::: : ／:::::::::::: : √'， `､::::::.
─==ニ′:::::::::／ ／::::::::／ :／:::::::::: : /:::::::::::::::::::::/::::::'， `､:::::'，
:::::::::::/＿彡／ ／::::::::／/／::::::::::::: : /／::::::::: ／/::::::::::::. '，::::
乂＿＿ .／ ／::::::::／:::::{(::::::::::::: ／／::::::::: ／ ./ﾊ:::::::::::} '，:::: ……それじゃぁ、成長もしない。
. /::::／ ／ _､‐''~::::::::::::::::::::_ -;;;／::::::::::::::::::: /＼《薔》 } }:: :}
/.／::::_､‐''~::: : _､‐''~／-;;;;;; ／／::::::::: ／ /⌒ヽ }:.|::: :}'， .}:: : 遅いッ……！
_／ イ──==ニ￣.／;;;;;;;;;;;;;〈／::::::::: ／:jI斗--ミ :}:.|::: :}/, }:: :}
／ ／/／|::::::::::::: {;;;;;;;;;;;／::::::::: ／／ ^ヾ沁｀Ｙ＼|::: 八:'， ':::::: アイツらの好き勝手やる時間を作るだけ！！！
__彡イ::::／:::: |::::::::::|Ｎ;;;;;／_､‐''~／￣ ﾉ ```｀:::::／＼::::'， / ／
. 八:::::::乂| i: : |ト ￣￣ ／::::／::| ＼＼ ／ せッ、せめて前みたいに、基地を攻撃するのに参加させてよ！
ヽ::::/八 :l＼:乂 u <⌒ .／::::イ |:::::| ￣／
./::::/ /∧:|--＼────-- ￣ ﾉ八|:::| ＿／ 念は持ってなくても、私が役立つ事はわかったでしょ！？実戦が一番伸びる筈だよ！？
-=ﾆ￣:／￣＼ ￣＼￣￣~"''＜/|:Ｎ八
￣ =- ┐ ＼ あのコヤンスカヤだって、そう言ってたしッ……！
＿_
...::''"~:::::::::::::~"''::...、
／::::::::::::::::::::::::::::::::::､::::.〃⌒ーｧ
. /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼{{:::::::::::::＼
/:::::::::::|:::::::::::::::::|､:::::::::::::::::∨:::::::::::::::::＼
/ｲ:::::::::小:::::::::::::::}: ＼:::::::::::::圦:::::::::::::::｢⌒
|:::::::::/|―-::::}:/-―‐＼:::::::|::::::::::::::::::{
|::::::ｨ代^苡:/'′'^苡ﾌ' 〉::八:::::::::::::::/ えぇ、彼女は優秀だったわね。
从k{小 , '＾_ノ:::::::::::::::/
:. /:::ｲ::::::::::::::::{ そして殺されて、頭だけを彼らに供出されるような無惨な結末を送った……。
、 ‐－ .イイ｜::::::::::::八
＞ -＜ |、 }:八:::::/ 首から下はどうなったのかなんて……考えたくもないでしょう？
__,,／Ⅳ ﾉ:}＼'′ ∨
,.ィ/:::／| |:| ／:/ ∧ヽ、 , -┐ 調べられてるの？実験されてるの？それとももう用済みになって捨てられた？
. ／ j{:::/ | |:|／::／ / ∨:ヽ／／/
｜ У＿ 、 |::>'" ／ }:::/／:;イ_,.，ヘ、 解ってるだけでも……ただで死ねてないのよ？彼女は……！！
| ／二二二ﾆ=- __ ∨{:ｧく:::::::::::::／
|∠二二二二二二二二ﾆ=- Ⅵ:、｀ 厂´
|{二二二二二二二二二二二ﾆ}:|::} /
, 、二二二二二二二二二二ﾆﾉ:|:
_ - ￣￣￣ -=- _
／ _ -===-
_-
___-＿
-ﾆヽ:::::⌒＼｀:.､
／::::::/::::::::::::::::: : ＼::ヽ /
/::::::::::/:::::::::::: : ',::::::::::: ヽ.V ./ 「シャナもそう……！
/::::::j!::::{::::::::::l:::::::::',:::::::::::: : vV
/:/::::j{ /|:::::::::j!ヽ:::::《薔》:::v::}:::} 彼女の居たであろう場所、血痕だけじゃなく、
{λ::',|!-┼:::::::| ─-- V|:::::::}ﾘ.ﾘ
ﾍ:::::《芯v:::::! ''T芯7.ﾘ::::} ７/j_＿__ 臓器も多量に、かなりの範囲に飛んでたのよ……！？
∧::ﾍ｀ ´＼j ｀ ´ィ.:イノ::＞⌒ヾ:.;
/ ∧::ﾍ ,｀_ u∠ イ::::::/-ハヽ }::i 痕跡でわかるだけで！！」
/ ∧:::{＞ _ -=≦!:::::/／ .} } .l:.!
ｲ ー￣三 ￣二三[]=イ"ゝ } } }:.} ……ぅッ……！！
,弋＿ー ＝ ーノヤ彡ﾉヽ ﾞ/＿ //
/ _ムイ7ゞj,／:.:.:.:,ヽ. ￣ ' ,ー - ’ 「そんな風に、いいえ、それ以上のカタチで死にたいの？」
/,´_-==-' 〉〉´::.:.::.／ ', ' ,
/ "' ィ ' ￣:.:.:.:.::.:.:.:` ', ヽ ち、違ッ、私はッ……！！
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::こ二、''''' x ﾏ::::V=＜
/:::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::z'- ミ:::`*、 .ヽﾍミ:V::::::｀ヽ
,::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::/ `!''＜ ~”''y== ~ `ー‐-- =.ミ
,::::::::::::::::::::f:::::::::::::::,ィ′ l:::::::::::l｀` i!、 ,. '" ヽ
.!:::::::::i::::::::::!:::::::::ア"i!ヽ、!::::::::N i!.｢＞s、. / ',
!::::::::l:::::::::::V::／ i! !:::::/ 斗ミl::l:::::::} ヽ! ,
\"ヽl::::::::::::iえ芸ミx l／ l:i!:::::|-‐.l ,
{ ,x.ﾝ!::::::::N 辷;;炒 ㍉ _＿_ i!V::l::::l::l , 復讐したいのよね？
ﾊ ヾ .l:::!ヾ､ ,:: 乍;;;;心､ Y:::::l::l ,
＞.､ゞ ,':: ゞ斗"ソ:::::::j:::! , ハザマと刺し違えてでも殺したいのよね？
ヽ'., u ,.'::::/::ﾉ:::l ,
.ﾍ _ メ:::,.ｲ:/::::::! , わかったわ。でもその前提は貴方がハザマと戦えるために
ヽ ` ∠::ｧ':::::::::::::::! ,
}:＼ ,. イ:::::::::::::::::::, .; , 彼の『駒』との闘いを生き延びる上にある……！
／l:::. ` ､ ,. ｡r＜::::::::::/::::f:::::::::, ; ,
, ' /;l::i::.. ￣ ../ |アﾉ;/≧川＜,' :; , シャナとコヤンスカヤを殺したという、『協力者』にも。
,z/ ./;;;j:::i:::::... / ／z彡" ,' :; ,
／/ l, ィ :::i:::::::: /, '_,../;;;;;;} / ,' ; :', ……解るわね？今の貴方が復讐するにも生き延びるにも足りない事が。
／;;;/ | l:::i::: ., 'z";;/;;;;;;;/;Y , .: ',
,.斗:ｾ/;;;;;;/ .! ::::: //;;;;;;/;;;;;;;f;;;;;;} .: ! :: .l
v '".:. /;;;;;;;/ .! ..:: _ / f;;;;;;;;{;;;;;;;;ﾑ;;;;;j ..: v! .:: !
/ ::::. /;;;;;;/ | :: / .い;;;;;!;;;;;;ﾑ;;;;;j .:: , l l :: : l
,' v ::.. ::f;;;メ.:! ::! / V;;;;;;V;;;{;;;;;;;l..:::/ .,' ::V :: ,' ﾙ
_ ,,...,, _
..:.:´.;.:.:.:､:.:.:.:｀`く:.:＼
,..:.:.:.:イ.:.:.:.:.:.:.､:.:.:.:.:.’,:.:.’,
/.:.:.:.:.:.:{:.:.:.:.:.:ﾄ､:.＼:.:.:.‘,:.:.| ……基地は襲撃させる。
.′:.:.:{:.:∧.:.:.:.:| _＼:.}:.:.:.:.}.:.|
|.:.:|:.:.:Ⅳ_｣＼:.:｢,ィ斥､:.:ト.:.:.| 貴方も行って。
|.:.:|:.:.: ｨf笊＾ ヽ ゞ'ﾞ |:.:|ﾉ:.:.{
､:{､::.:. ゞﾞ ' Ⅵ.:.:. | これだけでも軽んじられない命がけの仕事だと解ってるわよね？
＼〉 -‐ ｲ.:.:.:.:八
｀ ..,,__ ／| |.:.イ 貴方の能力は周りにも自身も普通の銃弾や爆弾、戦闘で『守り』に使える。
-j{｢ ｢ﾉ 》〉ｰ- ､
／ j{{∨ﾊ､ // j{ へ 、 貴方が行ってくれるおかげで減らせている被害は少なくない。
/ { j{{ ∨ﾊ＼// /|ﾆ／ }
/ /三＼Ｖ∧'/ / }=〉 ､ あなた自身も鍛錬もしていて弱くなんて決してない、
/ ∨三三‐≧=- / }ﾆ＼ / ＼
｢､ /三三三三三三≧=-､ﾆﾆ〉 / ただ、今まで持っていなかったモノを手に入れるというのはそれだけ難しいのよ。特に『念』は。
/ ヽ {三三三三三三三三〈ﾊ'´ {
-――- __
,､丶`.:: .:: .: ＼.:: .:: .:＼ ／.:: :＼
／.:: .:: .:: .:: ヽ.:: .::＼.:: .:: .:ヽ.::: .::: .:ヽ
. '.: .: .: .: : .: .: .: .: : .: .: :ヽ.:: ／ :. .:: .:: .:: :.
/. . . . . . . . . . . . .:|.: .: .: .: .∨ .: .: :. .:: ｉ.:: .::ｉ
.:'.:: .:: i . . . |. . . . . .:ﾊ.:: .:: .:: .::ｉ.:: .:: .::i.:: :|.:: .::|
／.:: .:: .:: |.:: .:: | .:: .: .: , ', |:: .:: .::.|.:: .:/.::,.:: .|.:: .::|
⌒７.:: .:ｉ .:: |.:: .:: |.:: .::.::./ ,,.斗.:: .:: .:へ .: :/.:: :,.:: .:, 貴方でもまだセンスがある方。
,.:: ｉ.:: | .:八― :ト.:: .:,: ｨ苳|.:: .:: 八 八:'.:: :/ .: /
ｉ.:八.::|.: ｉ.: .:ｨ笂ﾐ:／ ｀¨从:／ｉ／.::/.::.:/.:: .:' 着実に近づいているんだから……焦らないで。
:/ ＼八{.:: ゝ } 八.:ｸ .: /.:: .::ｉ
＼ ,. ―込 ／/ ,.:: .::/.:: .:: :| 実戦が一番なのは一面においてその通り。
| | ＼ ＿＿／― ＼ ` ^ ／ / /.:: :/.:: .:: .::乂
へ ___＼/＿ ／ ＼ ＼ }≧‐＜ ,_ ,.:: .:/ｉ.:: .:: .::〈⌒ヽ だから、使えるだけの念を活かして今回も生き延びてきなさい。
＿＿ ＼ |::::ｉ ヽ { :{.:: /八.:: .:: .:: :.
―‐＜＼ ＼ |.:::ﾊ `､ヾ.:＼― - ミ.:: : .:. そうすれば能力までたどり着くかもしれないし、着かずとも、必ず強くなっている。
＼ :､ ＼ ＼ ∨ ::::,:Ｕ＼ `､ヽ:. ヽ＼ ＼.:: :.
::: : |`ヽ, /:::::::::::::::::::::::::::::::::: /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: | ;::::::!
::: : | |::::::::::: /:::::::::::::::::: /:::::::::::::::::::: ,:::::::::::::::::::::: | /／
:::::｜ { ||::::::::: /::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::／|:::::::::: : ,:: |:: | /
::: : | { |::::::::: |:::::::::::::::::: /::: : __. '´- 、|:::::::: : /:: |:: | ′ 「アイツのどうせロクでもないような計画……挫くわよ。
::: : 、ヽl:::::::::,|::::::::::::::::::厂 灯芋㍉ '|:::::::::/: : /|/
::: : ヽ |::: : /|::::::::::::::|:::{ {ﾄ､_jﾊ /〉／ / // 少しづつでも。」
::::::::: /: : ／ |:::::::::: : | } 乂rツ::::::/''／／/′
:::: : /::／ ｜:::::::::::,'|/ ｀¨ く ''´
:::::::/ |::::::::::: | | 〉
＜、 |:::::::::::｜ u ／ ……わかった、わかりました。
｀ 、 .|:::::::: : | ― - ′
` ＼|::::::::::: | ノ もし、『協力者』と思しきヤツが居ても……近づかない。
' ,::::::::::|､､ ,／´
＼_ 、 ヽ､:: |___｀､'''´ 今の私に解るか、分からないけど……。
｀ ＼_ ＼ ゝ::{ ￣¨'ｰ､､
｀＼､ ＼ ＼ ヽ,
＿＿
,､丶`-―――-｀`丶､
,､丶`.:: .:: .:／.:: .:: .:: .::＼.:: ＼ ＿
／ .:: .:: .:／.:: .:: .:: .:: .:: .:: :＼.: :／.: .: :＼
.:: .:: .:: .:: .:: .:: .:: .:: .:: .:: .:: .::V.:: .:: .:: .:: .::.
/ /.:: .:: .: /.:: .:: .:: .:: .:: .:: :/.:: .:: .::.:|.:: .:: .:: .:: .:: i
.:: .:: .: : /.:: .:: .:: .:: .:: .:: :/.:: .:: .:: .::|.:: .:: .:: .:: .:: | ＿
ｉ.:: .:: .:: .::/.:: .:: .:: .:: .:: .:: ./:|.:: .:: .:: .::,.:: .:: .:: .:: .:: , | |
|.: .: .: .: / :|.:: .:: .:: .:: .::. ' |.:: .:: .:: :/.:: .:: .:: .:: .::/ /| |
|.:: .:: : /＿|.:: .:: .: .:::／＿__|:ﾊ .: .: ,.:: .:: .:: .:: .: / //| | そう考えているのならいいわ。
|.:: .:: .ハ''^|.:: .: : ／ 斗rｯf ｱ .:: .:/.:: .:: .:: .:: .:/ ∧/| |
. 八 : .://∧ | .: ／ ｀¨¨¨´/ .: :ｲ.:: .:: :／.:: / ∧: | 解るように気を張りなさい。
＼i//叭 ／〈 /⌒ ／).::／i:(__:〈 | |
､ ' ,､丶` ￣￣| | |', 今の貴方は０ではなく、素養を持つ１以上。
＼ ` ⌒ ／ ／ ノ＼ | |∧
ー‐ ⌒/-‐=＝ ￣ ＼_ ＿| |∨__ ……意識するところからこそが『念』の始まりよ。
／―――- ＿ i|￣|⌒ヽ | | | |i |
／ ￣￣￣ ￢二=- _ 八 ∨〈 | | | |i |
,.｡sｮiI〔 ＼ ＼二＼＼＿>_＼＼| | |i |/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
━━━━━━━━━━━━━━━
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
━━━━━━━━
￣￣￣￣￣￣
￣￣
さて、と。（暗黒微笑）
,,,, - ､
／ -＼::＼...__
/／ ／´::: ':: :::::::＞
//／:::::::::::::::::::::::: ::::::::::ヽ
///:::::: ::::／:/::::::|::::::::::::::∧
/ /:::::/::::/::::/::::::::}《薔》:::::::::, （……今の私じゃ足りない……。
´ {/{::{::::::{:::/{:::::::/-.‐|:八:::::::i
八:{/::ｨ心 ゝ/ ｨ灯ﾐ､:::{¨７ わかる、解ってたけど……思っていた以上だ……。
ヾ:从.Vj / Vｿ八:|':::i __
込. ' _ u ﾉ::::::|:::/⌒)) ハザマ……アイツが戦っているところを見てたからって、
/:::＞. _ . イ 从:::!从__ﾉﾉ
＞三-‐=ﾆ 二 三 {.､:::∨、 せめて『見られる位置』にいるかと思ってた……。
, .:´＝ ‐=ﾆ二￣≧=-z_:::ヽ
,.イ ー- ≧=-三三厶 ¨ﾞ、::::＼ ただの偶然だったんだ……。
/≧-‐=ﾆ ¨ ￣ﾞ／:.:.:.:.:.ヽ ヽ. ',ヽ:::::::∨
/ ／:.:. : /´ . ＜ ´::.:. : ::.:Y ＼ } ',::::::::: 『アイツの近くに居て、奴の能力に包まれて、
i.′:.:.:.:/ /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : :} ' , } }::::::::}
l{:.:.:.:.: ′ /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : 八 ', | /:::::/ ただ接近戦をしていたところを見ただけ』……。
|ﾊ:. : :l{ {:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ｲ:.;.,! ',. |／::／
V/｀V-|{ {_-:..:.:.:.:.:ー: :';::.:.l | /{/:::／ それだけだった……。でも……だからってッ……！）
〃 }/ 《/::＞:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i | ′i::/
/、 《 {｀ ＜:::::＞..，:. : ::. '| .:: .lゝ:、
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
: : : : : : : : : : : : : : : : : ::´: ⌒）::::ノ...ニニニ/ __| 〔〕〔〕〔〕〔〕〔〕 |__
....: : : : : . .: : : : : : . .: : :::,.～ '~.ニニニニ＞:´｢ | |{三三三三三}|==| 「許せるかッ……忘れられるか、何もせずに居られるかッ……！」
....: : . . : ～'~: : . .::::.:～'~ソ: :,． ｙ'"...ニ＞´}､: : :| |==|| ／￣￣＼ || |
.... ｙ. : : : : : :）:y'"~）...ニニニニニニ＞ ´: : :... )}: : :{ | || l ＼ |.||==|
.. ＼ニニニニニニニニニｨォ7: : :/: : : : :/ /: : |｀＼ .|==|| l ￣ |.|| | おや、思った以上にまだ人が居ましたねぇ。
｀ ＜ニニニ＞:イ:｢ ｀￣´ {: ｲ: :/: : :/¨｢ : 从 | || ＼＿＿／ ||==|
{:∧: :{ ∧:{从｀＼ /' j:.ｲ: :/ｲ 从:{:∧_ | 幵幵幵幵幵幵 | 避難勧告を出すにも遅すぎましたか……ですが、仕方ありません。
|' ∨ヽ ､｀_ _{/ |:ｲ / , / }ニ＼_ |....上上上上上上Ｌ__| ミスト・ミステリー
＼ ､＿＿＿__／ ／ / / ,ニニ∧｀ヽ､ . | | | | | | 【紅い視界の向こうは霧の都】
ヽ｀￣ ー ´ ／ , ／ /ニニﾆ∧ニニ＞ .| | | | | | | |
_, -=＜ ＼＿＿_,.イ /／ /ニニニﾆ∧ニニニニ＞ ､ | | | | | .||_||
......＿＿ -=≦ニニニニ／ニﾆ} ヽ ／ ,'ニニニニﾆ∧ニニニニニニ＞.||￣||￣||￣||¨|. .:-､:: . ⌒: : . .,,. - ⌒: : : .y'" . ..,). . : : : ～ : :
. /ニニニニニニニニニ／ニニﾆj /⌒ fく ,ニニニニニﾆ∧ニニニニニニニ ￣￣￣￣￣| ∧....'": : : . . .: : :~"'y'´. . ... : : : ::: :）: : . .r'"~: .: : . . : : : :
.'ニニニニニニニニ ／ニニニ / ｲ{::::::::::::::＼ {ニニニニニニ ∧ニニニニニニニ.＿|＿＿|____|￣￣......～へ: :ノ ⌒: : . . {,,... : : . :.. .⌒ :～':" : . ｙ: ⌒.:
.ニニニニニニニ ／ニニニニ/ｰ' 乂::::::::／ ＼ |ニニニニニニﾆ ﾑニニニニニニニ.....＿|＿____|＼. :" : . ｙ: : : : .y'" . ..,). . : : : ～ ::::::::::,:' :～ { : . .
.ニニニニニニﾆ/ニニニニﾆ/ /｀::::｢ ＼|ニニニニニニニ ∧ニニニニニニ＿|＿＿|____|＼.,:' :～ { : . : : : ::: :）: : . .r'"~: .: : . . ''”~: ..、. . : : : : : : .
.ニニニニニニ,ｲニニニニﾆ,' /::::::::::| |ニニニニニニニﾆ ﾑニニニニニニ .:～.. :～''”~: ..、. . : : : : : : . .. :ノ ⌒: : .:ノ ⌒: : . . {,,... : : . :.. . . : :
.ニニニニニ /ニニニニニ/ ,:::::::::::: | |ニニニニニニニニ ∧ニニニニ "⌒ . ... :ノ ⌒: : . . {,,... : : . :.. . . : ⌒: : : .y'"⌒: : : .y'" . ..,). . : : : ～ : :
.ニニニニﾆ ,'ニニニニニ/ / ::::::::::: | |ニニニニニニニニニ }ニニニニ,,. - ⌒: : : .y'" . ..,). . : : : ～ : : ... : : : ::: :）:. : : : ::: :）: : . .r'"~: .: : . . : : : :
.ニニニニ／ニニニニニ,' /::::::::::::::: | |ニニニニニニニニニ∧ニニニ/'´. . ... : : : ::: :）: : . .r'"~: .: : . . : : : : :ノ ⌒: : .:ノ ⌒: : . . {,,... : : . :.. . . : :
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
害 虫
これだけの『ラハブローチ』の群れ、流石に本土や大都市に入れるわけにはいきません。
悲しいですねぇ、『島一つ』と他の人類の総数を比べられる立場にあるのは。
島民の皆様には哀悼の意を表し、これ以上の被害を出さない事だけを約束しましょう。
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／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ ￣￣｀ヽ､ ＼＿,.ｨ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}. 、 ／ |
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:}__,.---- ､ ＿＿,.___ノニニニニニニニニニニニニﾆ＞､__ 、 ___∠___、. ＼x≦圭|圭ミi、
. ｀ ｘ≦圭圭ﾐﾄ､::::::{:::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::＿,.ノ-=ﾆニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ＞ ､.... 〉"￣￣ヽ圭∩ _＼三ア.: : : :.=､
/圭圭ｱ::::;;;::｀、 ..、.／ニニニニニニニニニニ＞- ､￣￣￣￣￣ ｀ ー-- ､＿ニニニニニニ ｀ヽ､.●><●>:::｀ヽ斗 ＿/ﾆア.: : : :.<●ﾌ.:.:.ヽ
{iｱ:;;;;;;;::::;;'● （, 、 ...:::） ニニニニニニニニニ＞ ´: : :.| ＼: : : : : : : : ､＿: : : : : _: : :｀ヽ､ニニニニﾆニ ＼ ::::::::::::::::::/∧ ／ |ニ|.:.:<●ﾌﾐ.:..:.}:＜ﾉ
_i|:::{i●,仆ヾ:_:::::（ ,' ..;;,）.:.{ニニニニニニニ＞: ´| ､: : : : :.| ＼: : : : :＼ : : i￣＼: : :＼: : :＼ニニニニニニ}.｀:::、::::::::::::::::’. :.三＼|.:..:.｀¨´|==ｲ.:. .:.|
. 〈ﾊi::::::::::::{ﾊ;;;l}:::｀. （ ...::）.ﾆ＼ニニニニニニ /: : : :.| ＼: : /- 、 ＼: : : :,ム斗- '､: ＼: : }: : :｀ ＼ニニニニ /:::::::::::.、::::::|:::::::::＼ ニニ／＼ : : /: : : :.＼:.|、
Yﾊ::::::::;ｉ::::::::::::::::::.＿ .:) .ニニ＼ニニニニニ{:{: : : :| ｨﾏ{ r ,ｫ- ＼: :}ｨr, ｫ-､_, ｀ l:.＼:､:..K～ ) .ニニﾆ,'..:::::___::::::::::ﾉ:::::::::::::::＼ : :／.:..:.／＼l: : : : : : :／}
|/∧:::i{::::::::::::::::::（:::ニニニニニ}､ニニニニ |:|: : : :{ }:l ¨´ ｀＼¨´ ;_＼:＼: (⌒;;`(´｡`/／..ヾ￣￣｀:／:::::::::::::::::::::::＼... : : : : : : : : :./＼.: .:.／＿〉
. ///l∧::::::::::::::::::;;;x.） ）..ニニニ| ＼ニニニ l人: : : ＼ /ｲ : ,_ }: :}:. ノ(⌒;ﾞ;:ノ(;∵ .. ー―イ:::::::::::x::´￣ ｀ヽ::＼..／: :|.: : : : : :. :.￣￣ { .._
.､ //::::::::::::≧x;::::''"´:::（ ::（ニニニﾆ/ ｀¨¨ --|: : ＼: : : ＼ i. ,'l} |: :|: :,,)" ::(⌒;ﾞ;"_, .ヽ::::／:::::::::::::::::::::ii::::::ヽ ..... ｌ __/ ／≠ﾔ|
. ヽ .{:i:::::::::::::::::::::::::≧=--‐） ::） .ニニ./ }: : { l_＼: : : ＼ , ､ // / : ＼:.`´::..｡.:"'～ .)i::::::::::::::::::::::::::::ii::::::::::、 ,ofio)鈊.,､/ｩィ.ィ 丿
ヾ}! 〃⌒,ｰ ､ _ _.（:/／ニニニ' /:ｲ: :＼ }｀¨¨ ｀＼ '/ /: :--､:.＼:_:'.・;;,,)":( .／::|::::::::::::::::::::::::::∥::::::::::i. ｛;'‐ﾍ: :‘{:ﾉ ﾉf彡'´
.._, ′_ﾉ'^Y⌒ヾj! 〃⌒｀:） ） .ニﾆ' / 从: : :乂:. ､_,.. ‐ - ‐ ､＿, / イ:. _: :＼｀ ＼｀ /;;`(") .／:::::ノ::::::::、＿_:::::::. _ - '`::⌒;;` .|:_:_::}: ::从／
.一'⌒ヾ 人_, vｧ' jt/ しv}:';:（ ::（.ニニ { ＼: : : :､ こ ,.': : :./ ｀ ＼. /ﾞ;"・． (´.｡ ／`～;;;`(´::..｡ . 弋ゴ::ノ::::::＞.、
,ｨ^'~`ｿj!ン ヾー'｀ ﾉ′. ） ::） .一 ヽ: : :.＼ ｲ: : : /. _ - '`::⌒;;`.. ::(⌒;ﾞ;"_,' ,ノ' , '～;" : '`);,・;;,,)".....／:ｘﾍ: ::≠: : : : ヽ
.. ,r´ 〃⌒ヾ)}j! ｰ= 彡`ぃ,_/／ て, .| 从:_:| ＼ ／ |: : : { ／`～;;;`(´::..｡ ::⌒;;`(´::..｡.:"';` ／・;;,,)" ::(⌒;ﾞ;"(´ノ..／／-‐-;-=＝- ﾐ,'⌒
.ジ⌒ヾじﾍﾞノ ,.r ､{ j!),ゝく、ｆ⌒ヾ{´ |i ,.ィ/ l| ､ ..::' | ヽ从. , '～;" : '`);,・;;,,) ・;;,,)" ::(⌒)::/(::`./;;`(´;(´'";､,,;:・;;,,)"・;;).´::j : : : ト: : : : : ::ﾟ.: :
.. `ー≠" ゞ'′ _}r':ニニニﾆ､ ／ﾆ/ | ｀¨´ | }ニ.／・;;,,)" ::(⌒;ﾞ;"(´ノ.:"' `～/;､;;`(K丿:..｡.:"'`´ノ;((' `～;､:;: .:: : {: : : :ト: : : : : :::ゝ
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/::／ ´::::::::::!:}:|:::::::}::!＼::::::::::::V::ヽ
/: '. /::::::::::::::::!:}:|::::::,斗--ミ《薔》V::ﾊ
. /:/. ,'::!::::::::::;:斗}」::::/::/＿__ V:}::::::}|:::::: おじ、さん……観光の人、ってッ……。
/:/. ,::|:|:::::／:/ノ}:／}:ｱんﾊヾ{ﾄ:}:::::}|_:::::|
|/ ノ,:/!:!::/:::/7笊^ ´ ゞクノ'}:;:::::}' }:::!
. |. { |:|::':::〈 { ゞｸ , //:::/!rﾉ:::;
乂ﾚ!:::∧｀ _ uノ,::／::ﾚ::}::{_＿
):::{:∧ ¨ ーｧ':::::::八;:::/:⌒ヾ;、
ノレ{:::个s。_ //::::/::::/::{ }:i
＿＿＿
／＼
／二二ﾍ ／ ｀'
＿＿＿＿＿___／二二二二 ／ / ＼
/- ノヽニ二二二＼二二二二/ Λ `、
／ ﾉ二二二二二二二二二 ∥ _,ｧ＝ⅵ…‐- | `、
／二／⌒)二二二|二二二｜ ｉ{ / _____ | ` いえ、私は『下見』と言いましたよ？
／二／ ／]二二二|二二二｜ /, / ｨ广￣´∨ √__
ニ／ ／.二|二二二|二二二 | i:/, | ′ ￤ √⌒ヽ | そうですね、『私のシマにするか否か』の下見です。
-/ / 二二|二二二l二二二 | |/Λ|八{ i/ / √ｨ( i 八
/ /ニニニ|二二二l二二二 | |//ノ / ィｉ / ﾉ ﾉ / ここは人類圏境界に近いので、いい位置だと思ったのですがー……。
/ﾆ／￣￣￣ ノニl二二二八 八 ｀ヽ _ ｯ | ／i/彡／ /!
. /／ ＿-二二二二二二Λ/ |;沁、 ､_,. -ﾆ-‐ ￣ |/ 八／ / なるほど、もう少し『前』の島に行くべきのようですね。
_厂. /二 二二二二二二′ |;i;ｉハ /-|
[ /二 /二二,二二二 ,′ |;/ _ﾉﾆΛ | ココは攻められる地点ではいけません、あくまで『守られてる』ラインでなきゃ。
ト---ヘニ/二二/二二二/ _ -=ニ/ V八
|-/二二/二二二/ ､___ -=二二二/ ／ ＼ ですが一旦、私の能力に晒します。
|/二二/二二二/ _〔二二二二 ／ / ＼
|二二/二二二/ ／ 二＼ニﾆﾆ／ /ニニ＼- __ 大丈夫、貴方は生きられますよ。私が貴方に『印』をつけます。
ノ|二二二二二/ ＿＿ ／二二厂ニ＼ /二二二 ＼ 二‐- __
￣ ﾉ Ｖ二二二/ ＿＿＿／二二 ／ 二 / {二二二＼ ／ニニニニニ| 二二二二‐- 私の『街』は、私が区別した者達に牙は剥きません。
___,.､ l___∨ニニ/／ニ/二二二二／二二 / ﾉニニニ/. ＼ ／ /二二二二二＼二二二二二
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,. -――-､
／ﾆ,.ィニニﾆ＼
/ﾆﾆ/:::::/ニニ|ニヽ
|ニﾆ|::::::|ニrヽ { ヽ r､､
{ニﾆ|::::::|r､ヽ ヽ Y ',} 島民一人ひとりに『印』をつけたかったのですが……時間がありませんねぇ。
＿＿＿＿＿,.ィ{ﾏニﾆ､::::{ ヽ} l } |l!
/ニニ､ニニニ|ニ| ＼ニﾆ､:ゝ ' /} いやはや、やはり人間一人にできる事は限られている！
{ニニﾆ}ニニﾆl|ニ|､ ＼ニⅥ .ｲ/
|ニニニlニニ /ニ| ヽ介､ ｰ / /イ} 私もまだこの程度！
｛ニニニ|ニﾆ/ニﾆ| {::::| ｀ﾆ{ {ニ|
lニニニj!ニｲニニ/ |::::| |ニ!｀ ー ´}ﾆl!
|ニニﾆj!ニ/ﾆニ/ |::::| |ﾆ{ニニニｲﾆ}
|ニニﾆ|ﾆ/ニﾆｲ {::: | |ﾆ|ニニニﾆ}ﾆ
/ニニﾆ{ /-､ニ | l:::: | |ﾆ{ニニニﾆ|ﾆ|
{ニニ／｀ー-'-- '- 、 |:::::|/:|ニﾏニニニ'ﾆ|
＿ 二二二二二二二二二二二二二二二二二二
／＼ ￣-=二二二二二二二二二二二二
／二二ﾍ ／ ｀'く二二二二二二二二二二二
＿＿＿＿＿___／二二二二 ／ / ＼二二二二二二二二二二
/- ノヽニ二二二＼二二二二/ Λ ∨二二二二二二二二二
／ ﾉ二二二二二二二二二 ∥ _,ｧ＝ⅵ…‐- | ∨ 二二二二二二二二 直接攻撃、影響を与えられる範囲が……
／二／⌒)二二二|二二二｜ ｉ{ / _____ | ∨二二二二二二二二
／二／ ／]二二二|二二二｜ /, / ｨ广￣´∨ √__ 二二二二二二二二 この島の直径より長い程度だなんて！！
ニ／ ／.二|二二二|二二二 | i:/, | ′ ￤ √⌒ヽ |二二二二二二二二
-/ / 二二|二二二l二二二 | |/Λ|八{ i/ / √ｨ( i 八二二γ⌒Y二二二
/ /ニニニ|二二二l二二二 | |//ノ / ィｉ / ﾉ ﾉ /二二二 乂__ﾉ二|＼二
/ﾆ／￣￣￣ ノニl二二二八 八 ｀ヽ _ ｯ | ／i/彡／ /二二二二二二二! |二 まだまだ修行と鍛錬が必要ですねぇ、私も。
. /／ ＿-二二二二二二Λ/ |;沁、 ､_,. -ﾆ-‐ ￣ |/ 八／ / 二二二二二二二ﾉ !二
_厂. /二 二二二二二二′ |;i;ｉハ /-| 二二 |＼ニニニﾆ／ / 二
[ /二 /二二,二二二 ,′ |;/ _ﾉﾆΛ |二二. ＼＿＿＿＿_／ 二
ト---ヘニ/二二/二二二/ _ -=ニ/ V八 二二二二二二二二二二
|-/二二/二二二/ ､___ -=二二二/ ／ ＼二二二二二二二二二
|/二二/二二二/ _〔二二二二 ／ / ＼二二二二二二二二
|二二/二二二/ ／ 二＼ニﾆﾆ／ /ニニ＼-=二二二二二二
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i `ー '' i
| i '
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!、＿ ,,,;;,,, .└ ' ヽ
!... .:;:;;''''"""''';;:;:.; ,!
! :;;:: ‘.' ,.' : :;;'. ｽﾞｽﾞ…… i
i'. :;;:: , .' ::;;: .、_
!. ::;;:; ・,‘ ;:;:: `i
、. '''::;;..’ , .' .;;::'''' |
＼. '''';;;::;::;;;:'''' !
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＿ ￣￣￣ `- 、 ノ
i' `.┐ `i ＿,-― ''
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. !、 , -' ＼ ノ
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..'´ ._,, -''"゛ _,,.. -‐'''"ﾞ,ﾞ.. -‐'''"´ ._,,,.. -ｰ'''''"ﾞ´ _____,,;;;;;;;;ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ二二二三三￣￣￣
...,.. ‐'" _,, ｰ''"゛_,, -''''"゛ _,,.. -‐'''"´ _,,,.... -―'ﾆ二二二二二二二二二＿____ 二二二
゛ _.. -''″._,, ‐''" _,, ｰ''"゛ .... -‐''二 -ｰ''''^ﾞ￣´ ￣￣ﾞﾞﾞ'''''''―-- ....,,,,_、
.'"゛ _.. -''" ._.. -''"゛ . _,,.. -‐''"゛ ＿,,,,,,..........----―一――――――----..........,,,,,＿. ｀゛
-'"゛ .,..-'"゛ ´ ._,,._,,,.. -ｰ'''''^＿ ＿＿..ﾞ=＝＝ﾆニ二二二二¨¨¨¨¨"''''''￢―- ....,,,,_、
.... ,..-'´ ／ _,,.ｙr=≦~"＿ ;, -─ '''...:;:;;''''"""ﾞﾞﾞ''';;:;:. .'''ー- ､ ﾞ¨≦-=ﾆ二二三≧s,、 . ｀ﾞ"''
,／ . ／ _..;;=｀-ﾞ´ .,.. -''',ﾞン.ﾞ／ :;;:: ‘.' ,.' : :;;' ＼ ｀ミｘ､ ｀ﾞ'''ｰ ..,,_｀ﾞ''ｰ ..,、
.. ./ ／ .,／″ ,／゛ /. :;;:: , .' ::;;: ﾍ. ,j}/ ＼ ｀'ﾐx ＼
. ! l| ./ ./ /゛ | :;;; ・, ::;; .|.ｲ' ｌj{ j} j} ヽ
'-､, iｌ, l{ |! }i i}l }ｌ, 心ﾞﾍ .:;;:: , .' ::;;: /. -"／ / }! }
.ｰ- 心ヽﾐｘ心 ＼ヽ､ _ﾞ''―--＼_ ::;;:; ・,‘ ;:;::.. ／.... ／ . /
.....,,,_、. /´〉,､ |￣|rﾍ.¨¨¨¨￣￣ '''::;;..’ , .' . ;;::''''.....￣￣´ _／゛ ／ ／ . ,
. l､￣￣了〈_ノ<_/（＾ｰヵ L__」L/ ∧ /~7 ／）'' -‐ ''"´......,..-'"ﾞ_,, -'". ,..-'゛ . _..-'"
. 二ｺ ,| r三'_」 r--､ （/ /二~|/_/∠／゛ ‐彡-‐'"゛ .,..-'" _,, ‐'″ .,
. /＿＿」 _,,,ﾆｺ〈 〈〉 /￣ 」 ／^ヽ､ ／〉....._.. ‐'" ‐'″ _..-'"゛
. '´ （__,,,-ｰ'' ~~￣ ャｰ-､フ /´く／／> .._.. ． _,, ‐'" ,
i' `.┐. '二ﾆ --ｰ丶 _,,,.. -ｰ''''"´ ..`ｰ-､__,| `" .'''"゛ . _,,, -'''"゛ ._..-‐″
. ,! ! ´_,,,,.... -―''''"ﾞ´ ._,,.. -‐'''"´ ._,,.. -‐''"゛ . ,,.. -‐'''"´ _.. -'''"
i 、'_. . _,,,,.. -ｰ''"ﾞ＿.... -ｰ''''"ﾞ´ : ._,,.. -‐ _,,, -''''" _,,.. -‐
| `i ｰ'''''"ﾞ´ ＿,,,,,,.. -ｰ'''''"ﾞ＿,,.. -ｰ'''"´ ._,,,.. -‐'''"´ ._,,,..．
,! .,!. =-------――ｰニニ二二二 --―''''''''ﾞﾞﾞ´ .__,,,.... -―'''''"´ .__,,.... --ｰ'''"ﾞ´
. !、 , -'... ｰ.￢''''''''''__二二_____＿,,,,,,,,,,,............--―￢'''''^,ﾞ__,ﾞ,,,,.. --ｰ'''''''ﾞﾞﾞ＿,,,.... -―'''' _,,,
ー― '. 二ニ二二＿ﾆニ二二ニﾆ--―ｰ￢''''''ﾞﾞﾞﾞﾞ__＿,,.. --ｰ￢''"ﾞ￣＿,,,.... -ｰ''''''ﾞﾞ＿,,,,....．
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「さ、お行きなさいお嬢さん。大丈夫！貴方は守られますよ！
視界が悪いから目を見張って！……あぁ、ですがあまり周りは見ないように。
申し訳ありませんがー……。」
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.::::::::::::::::::::::::::/::／ ´::::::::::!:}:|:::::::}::!＼::::::::::::V::ヽ::::::::::::::::::::::| え、えッ！？何！？ここ何処！？！？ |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ﾟ｡::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::/:::'.:::::::: /::::::::::::::::!:}:|::::::,斗--ミ《薔》V::.―― ｭ、. ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/___',::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::/:/.:::::::: ,'::!::::::::::;:斗}」::::/::/＿__ V:}::::::}|::::::.――ミ､ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|__」L_|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::/:/.::::::::::,::|:|:::::／:/ノ}:／}:ｱんﾊヾ{ﾄ:}:::::}|_:::::|..::::::::彡'::::::::::::::::::::::::::::::::::∧::::∧I::::::ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|/＿|i___ヽ|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
.::::::::::::::::::::|/::::::::::ノ,:/!:!::/:::/7笊^::::´::::::ゞクノ'}:;:::::}' }:::!::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::||_|::lﾆl(_)::.l::|::::::::::::::::::::::l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l|_|_|_|||_|_|_|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::|.:::::::::::::: { |:|::':::〈 { ゞｸ , //:::/!rﾉ:::;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::||_l,|::|::|__|_|::|::::::::::::::::::::.||:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|i⌒ｉ|||i⌒ｉ|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::乂ﾚ!:::∧｀ uノ,::／::ﾚ::}::{_＿::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::||_,,|::|::|＿,|::|::::::::::::::::::,八::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|ゝノ|ｉ||ゝノ|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
.::::::::::::::::::(:::::::::::::::::::: .):::{:∧ v' ) ーｧ':::::::八;:::/:⌒ヾ;、：::::::::::::::::::::::::::::::::||‐:|::|::|‐‐:|::|::::::::::::::::::|:|:|:|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|ＹＹＹＹＹY:|::::::::::::::::::::::::::::::::∧:::
.::::::::::::::（::::`::ｰ-- ...ノレ{:::个s。_ ' //::::/::::/::{ ::::::::::}:i::::::::::::::::::::::::::::::::::::||＾i|::|::|＾i＾|::|::::::::i::::::IIIIIIIII::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::II::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|_|＿|:||i:i|i:i|::::::::::::::::::::::::::::::::|::|:::::
.::::::::::::::::::`::ｰ--::::=≦7::ﾊ::{:::::|从:::::::≧=≦' |:::/::::/::ﾉ}γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ I I_,I_,I_,I___I_::::I::::::|:||::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::|￣:||i:i|i:i|::::::::::::::::::::::::::::::x==::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::: {:/ー=≦⌒ヾく’ { .乂}:V／ﾉ. | わッ、私の島の風景じゃないッッッ！！？ | ..|:|/||_||_||_||__||_VII::_|_||::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|_|＿,||i:i|i:i|::::ﾊ癶::::::::::／///::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: /乂｀ヽ : :＼ ＼:.、丶 }:| } :.ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ|i_|」」」」」」」」l|」」」_|_|]||]|__龠_＿___＿龠___|::|￣|:||i:i|i:i|,.|::|:::::|ﾊ:::://////::
.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::, 丶 : :＼ ＼::..、 .}:| } : :} }.|¨|_I_I_I_I_I_I_Ｉ..||l|/i|,i|_i|,i|_i|,i|_i|,||l||_|∠i|_i|_,i|_,ｉ|_,||__l|__l|__l|:|::|_||_||:|_,II_,II_,II_,II_,II_,II_,II_,II_,||_|＿|:||i:i|i:i|::|::|:::::|:::|::.|TTTTT::
:::::::::::::::::::::::::::::::::: / , : :/:. 丶 ｀ヾ::ﾚ| } : :ヽノ |=|ffffffffffffiii||l||l||l||l||l||l||l||l||l||l||廾廾廾廾廾.||ｰl|ｰl|ｰl|:|::|TＴＴ|‐||‐||‐||‐||‐||‐||‐||‐||‐||----|lｰlｰ|::|::|:::::|:::|::.|竺竺竺:
.::::::::::::::::::::::::::::／:ヽ , ,:.:.:.:.:.: ＼ ヽ:! } / : :丶=|i||i||i||i||i||i||i||i||i||i||i||i||i||i||i||i||i||]||]||]||]||]||]||]||_|||_|||_|||i|::|_||_||:|‐||‐||‐||‐||‐||‐||‐||‐||‐||‐「「「||i:i|i:i|ＺZZＺ≧::|_||_|_|_|::::::
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.::::::::::::::::_ノ￣￣ヾﾆ}::::／{ j:{:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ヽり ':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:：二二二二二二二二二二二二二二二二二二 二二二二二二二二二二二二二二二二二|zzzzzzzｭ＿|_||_|_|_|:::
.::::::_＞' ￣￣ヽ V'~ , ／八:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. /’ /:.:.:.:.:.:.:. : 人｡──＝ミ￣:::| | ,.｡s-=＝＝＝==-s｡ | | ,.｡o≦￣￣≧s｡..|::|,.｡o≦⌒≧s｡.,|::::::::`ー､_|_|ｉ|───---------::::
.r '￣￣￣ ヽ }ノ::::::::::r'’:. : :个s。 ＿ ,.. ィくー く_:.:.:.:.:.: ／.: : : :｀Y//////｀ヽ| |´: : : : : : :└─--==ﾆﾑ| |´: : :::ー────┴':::::::￣￣￣￣￣＼＿＿ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
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,. -――-､ ＿＿.0０ __
／ﾆ,.ィニニﾆ＼ ／.. └‐┐ | に二二l に二二l に二二l に二二l に二二l└┘/7 ○ ○ ○
/ﾆﾆ/:::::/ニニ|ニヽ ／. ┌‐┘ | ＜ノ ◎
|ニﾆ|::::::|ニrヽ { ヽ r､､. |.二二二二 . ￣￣
{ニﾆ|::::::|r､ヽ ヽ Y ',}. __| 〔〕〔〕〔〕〔〕〔〕 |__
＿＿＿＿＿,.ィ{ﾏニﾆ､::::{ ヽ} l } |l! | |{三三三三三}|==| 見分けが付かないかもしれませんが―……。
/ニニ､ニニニ|ニ| ＼ニﾆ､:ゝ ' /}.... |==|| ／￣￣＼ || |
{ニニﾆ}ニニﾆl|ニ|､ ＼ニⅥ .ｲ/ | || l Ｉi |.||==| この島に来た化け物ではなく、
|ニニニlニニ /ニ| ヽ介､ ｰ / /イ}. |==|| l |.|| |
｛ニニニ|ニﾆ/ニﾆ| {::::| ｀ﾆ{ {ニ|. | || ＼＿＿／ ||==| 私の能力の『住人』が、
lニニニj!ニｲニニ/ |::::| |ニ!｀ ー ´}ﾆl! . | 幵幵幵幵幵幵 |
|ニニﾆj!ニ/ﾆニ/ |::::| |ﾆ{ニニニｲﾆ} |....上上上上上上Ｌ__| 貴方のお知り合いを食べてしまっているかもしれませんので。
|ニニﾆ|ﾆ/ニﾆｲ {::: | |ﾆ|ニニニﾆ}ﾆ | | | | | |
/ニニﾆ{ /-､ニ | l:::: | |ﾆ{ニニニﾆ|ﾆ|.. | | | | | |
{ニニ／｀ー-'-- '- 、 |:::::|/:|ニﾏニニニ'ﾆ|.. | | | | | | 申し訳ありません、こればかりは、ね。
|ニﾆ´ニニニニニ /-r--'---r-ﾏニニニﾆ. |￣||￣||￣||￣||￣||¨|
{＿＿_ニニニニニ{ l| |: : : | ヽニニﾆ/.. |￣￣￣￣￣￣￣￣|. ＿＿.0０ __
|ニニ＼ニニニﾆ l! !: : : ! ∨ﾆイ |＿＿|＿＿|＿＿|____|￣￣. └‐┐ | に二二l に二二l に二二l└┘/7 ○ ○ ○
|ニニニ＞-.＿＿.0０ .__.‐ ' |＿|＿＿|＿＿|＿____|＼＼. ┌‐┘ | ＜ノ ◎
|ニニニﾆ|.└‐┐ | に二二l└┘/7 ○ ○ ○ ○ ○ ○ .|____|＼＼..... ￣￣
|ニニニﾆ|.┌‐┘ | ＜ノ ◎.__|￣
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／::::::::::::: ::::::::::::: ::::::::::::: ::::::::::::: ::::::::::::: :: ＼
￣￣／:::::::::::::::::::: :/::::::::::::::::::::::＼:::::::::::::＼::_＞
/:: ::/::::::::::::: : /::::::::::::: ::::::::::::: ::::::::::::: :: :ヽ
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/／:::::::::::: : /: |- |:::::::::::::|´＼::::::《薔》::::::::::: ＼ え？
|:::::::::::::jI抖≠ぅx::.|:: ::.| jI抖竿ミx ::::::::::::: ｌ⌒
|:: :/:: :圦 { ｉ V＼::| { ｉ j}:::: : :|:: |
|::/|／:: :. 乂ﾉ 乂ノ /::::::::::::|:: |
|/ |:::: : .｀`¨¨ , ¨¨´|::::::: /∨ヽ|
＿__|::: : 人 u ｲ:: : /====-_
八ﾆﾆ|:::: : :|ﾆ=-_ ( ） ／__| : /ﾆ二二/
＼从ﾊ::／⌒ヽ二二二二二|:: |ニニニ{
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.,／ / / ／ .'!ﾞ ／ ´ ＿____￣ﾞﾞ''フ ＿｀-ﾞ” ! ! ,! .! .| 廴ノ ＿_ ._..-'"
---'"゛ .／ / ／ .,／,..-r ｌ ./ ／ .,..‐'″ .| | l l .lﾞ.´ (＿_)_.. ‐'"
＿＿___ -'" /／ / ./ ! f￣｀ｌ ! ,／./ ／＿＿_ l ,!l lﾞ / ＿r‐'"
._,, ‐'''"´/″ / ./ ｌ, 廴_ノ 彡'" ¨´ .｀''‐､、 ! .l! | .| .／￣⌒ _...i、.,i'⌒
''"゛ / ,ﾉ_,,..二,ﾞ_￣ﾞ''′ ._..-'"..,..-''lレ＿＿___ ｀'-、ヽ. .l .! l ., ‐､ / .ｌ |
./ iﾘ ."″__,,＿__、 ￣ﾞﾞﾞ_,.. -'彡-'"゛ ｀ゝ､ .て￣ ヽ│| │ ,,=､, .! . ｌ l. l .ヽ_
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/ ./ .ir‐''''￣￣￣￣ ―-､ 厂.....!;ﾄｉ､ ｀'-、｀'-..,ﾞl .ｌ!.ｌ ヽ廴__l ¨ｉ
./ ／ ,.. ｰ''″ .ﾞﾞ=ﾆ二二ﾆ=‐､ ヽ. !. ＼!＼...＼ ｌ,` `< .,:,ｨ-ｲ
ﾉ゛.／, / ´,,, -‐'''' ￣￣ '''''― ..,,__,ﾞ"''i . ｌ .＼,＼＿_／ヽﾄ､| ﾞヽr:.､.. ヽ ヽ ...ｨ;-'''"! ,ｉメ/
ﾆ彡'ﾞ,／″ r‐ '"´ﾞ''-、 .r‐―ｯ ./ . | .｀'-..,_ ｀''''―''''"´ ＼ｉヽ､|._ |´￣ﾞ`ｉ´￣￣i´ i ,..,ノｉ´.ｉ/....
" .／_./ 'l / .! |._／./ ./ ｀'''-､ .‐''',ﾞ./ ＼. ｉ ｀ｰ┼―‐┼―‐┼一"´i ﾉ／ .／
./ ／ ..ｌ | . l .゛.／ ／ .／ ゛ ./. .ﾞﾒ､. ! | | ,i_..／ ../
. i＿, ヽ .ヽ、 . / ､＿＿＿＿ .. -.. ::￣￣｀:. ー‐.. ､ .l. "ﾞ;;;;;;;;;'ﾞー‐‐''ﾞー;;';;´ ./
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｀ﾞ''ｰ- ＿＿＿ --ｰ'″ ┴'´.／::::::::::::: ::::::::::::: ::::::::::::: ::::::::::::: :: ::.＼.＼ .|､ ヽ ! ｌ l
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. ｨ' イ工工工工ミヽ: .....,iｼﾞ. /:: ::/::::::::::::: : /::::::::::::: ::::::::::::: ::::::::::::: :: :ヽ .ｌ . ｌll、 .ｌ .| iｰ-､ .|
.'“ﾞ|コ" ｀├|....., ツ゛ /::.／::::::::::::: : / |:::::::::::::|､::::::::::::: :: :::::::::::::: |― 、 ! `.ｌ .ｌ .!.|＿_ゝ.!
...i |:」 :L|i.'ン゛..../／:::::::::::: : /: |- |:::::::::::::|´＼::::::《薔》::::::::::: ＼ ..! .| ! .｝ ー'､ ＼
' ｝l:::::::... ...:::::ｌ{ ..／,i.|:::::::::::::jI抖≠ぅx::.|:: ::.| jI抖竿ミx ::::::::::::: ｌ⌒....! ! .｝ │ ! ,ノ ｀'
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. i {:t-一 … ─ イ~} ....,/ﾞ./ |::/|／:: :. 乂ﾉ 乂ノ /::::::::::::|:: |....!│ / / l. ｌ.ｌ .l │
. 、`ー… ─- ' ノ./ ./.....|/ |:::: : .｀`¨¨ , ¨¨´|::::::: /∨ヽ|../ ! / ./ ，.| ｌゝ
.,／´ . ／ .／ / . /. ＿__|::: : 人 u ｲ:: : /====-_ .! / ｌ |.ｌ ヽ, ￣￣￣
_／゛ .／ ./ / 八ﾆﾆ|:::: : :|ﾆ=-_ ( ） ／__| : /ﾆ二二/../ / .i′ l .ｌ ｀'ｰ ＿
／ .,／ ./ ./ . ＼从ﾊ::／⌒ヽ二二二二二|:: |ニニニ{ ../ ./ . l l ｌ .〔--
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ｈ、 ヽ＼ ｀守爻ﾐ く_ ｀＼__. ／ ' ／::::::::::::::::::::: : ヽ .｀~＝圭圭圭≧､＿_＿__ ｀¨＝=='
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＼ ｀守x ＼ __∠::」:: ,:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 、:: l::_> ｰ.､_ ㍉( 炸 /k 仏ｘ
、 守 ｀守ｘ ｀¨..ノ;:|:: {::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: : }:::::|、 .¨'. ㍉ ﾏﾑ,ｲ7 リ 紗′ｰ-ｘｚ==ｧ
ミ ℃k ｀弋メ. ／ノi┌|、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/フ|ゝ､, ∴ﾐ )圭抄 〃 /′......'ﾆ＝ﾒ
了 ＼≧_ /＼＼:::::::::::::::::::::::::::::::::,/¨´/､ 寸圭|{:゛∴;．: 〃 _ ｀＼ｭ_
¨⌒ヽ 王笊ミ ﾉ／|＼ﾐ＼::／｢「＼:::::r/ﾐ/＼ﾐ 以{ ﾏﾑ心、∴ﾊ/淤{ .===彡 ￣
ｗ_ 弋{_⌒＼ ___......_ヽ,,,|>Ｘく| |-| |=ﾐく、/ .弓≧､_ ㍉ﾑ )圭圭才´)圭ｱ.＝､
}_ ｀ ｀ヽ `ﾆ=, '' ￣_／／￣| |::::| |￣＼＼￣｀ ､ ≧ｘ､. Ⅵ Ⅵ圭ﾘ´ }ソ ､__二ミ､
∨ ､.,,.'(――(' rく_￣''| |:::| |''― 〉 ),＿‐-〉､、.圭=､. リ :以Ⅳ:゛;．゛; .....｀~圭圭≧____
＋. '´ ｀`ｰ-＼＼､__,| |::::| |__／／'-‐''´ ヽ,圭弓≧､ Ⅵ7 ｀¨~＝圭ｘ
爻 xx.. | ｀¨¨'| |:::::| |¨'´´ ,. | 圭圭弓≧､_ 〃 ｀＝ミ__
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／.... ／''´´ ,￣＼‐-､、 ＼
／ ／ ' ／::::::::::::::::::::: : ヽ ＼
／ // /:::::::::::::::::::::::::::::::::: ＼ .＼
／ |l /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ＼ ＼
. ／ _ノ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ゝ、 .＼
. ／ ∠::」:: ,:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 、:: l::_> .＼ ３年経ったんだ……３年しか……３年も……。
.／. ノ;:|:: {::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: : }:::::|、 ＼
. ／ノi┌|、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/フ|ゝ､, ようやく、解ったんだ……。アイツが……。
/＼＼:::::::::::::::::::::::::::::::::,/¨´/､
ﾉ／|＼ﾐ＼::／｢「＼:::::r/ﾐ/＼ﾐ 島の人をなんの躊躇いもなく犠牲にする方を選んだって……。
_ヽ,,,|>Ｘく| |-| |=ﾐく、/
. , '' ￣_／／￣| |::::| |￣＼＼￣｀ ､ 助ける事よりも、逃がす事よりもあの魔獣を殺す事を優先したって……。
,,.'(――(' rく_￣''| |:::| |''― 〉 ),＿‐-〉､、
. '´ ｀`ｰ-＼＼､__,| |::::| |__／／'-‐''´ ヽ, それだけやって、結局その島に二度と行かず、今度はあの島の北のココに来て……ッ！
| ｀¨¨'| |:::::| |¨'´´ ,. |
───────────────────────────────────────
＿＿
,､丶`-―――-｀`丶､
,､丶`.:: .:: .:／.:: .:: .:: .::＼.:: ＼ ＿
／ .:: .:: .:／.:: .:: .:: .:: .:: .:: :＼.: :／.: .: :＼ （これだけ『念』の素質の伸びが速いのは、
.:: .:: .:: .:: .:: .:: .:: .:: .:: .:: .:: .::V.:: .:: .:: .:: .::.
/ /.:: .:: .: /.:: .:: .:: .:: .:: .:: :/.:: .:: .::.:|.:: .:: .:: .:: .:: i 彼女の才能もあるでしょうけど、それ以上に……
.:: .:: .: : /.:: .:: .:: .:: .:: .:: :/.:: .:: .:: .::|.:: .:: .:: .:: .:: | ＿
ｉ.:: .:: .:: .::/.:: .:: .:: .:: .:: .:: ./:|.:: .:: .:: .::,.:: .:: .:: .:: .:: , | | 恐らく、ハザマのあの大規模な『念による攻撃』に巻き込まれた事……！
|.: .: .: .: / :|.:: .:: .:: .:: .::. ' |.:: .:: .:: :/.:: .:: .:: .:: .::/ /| |
|.:: .:: : /＿|.:: .:: .: .:::／＿__|:ﾊ .: .: ,.:: .:: .:: .:: .: / //| | 外法ね……急速に念に目覚めさせる方法ッ……！
|.:: .:: .ハ''^|.:: .: : ／ 斗rｯf ｱ .:: .:/.:: .:: .:: .:: .:/ ∧/| |
. 八 : .://∧ | .: ／ ｀¨¨¨´/ .: :ｲ.:: .:: :／.:: / ∧: | だけど彼女はソレを継続して受けては居なかった。
＼i//叭 ／〈 /⌒ ／).::／i:(__:〈 | |
､ u ' ,､丶` ￣￣| | |', だから、寿命をソレで削られる事はなかったようだけどッ……！）
＼ ` ⌒ ／ ／ ノ＼ | |∧
ー‐ ⌒/-‐=＝ ￣ ＼_ ＿| |∨__
／―――- ＿ i|￣|⌒ヽ | | | |i |
───────────────────────────────────────
/::::::::::/:::::::::::: : ',::::::::::: ヽ.V ./
/::::::j!::::{::::::::::l:::::::::',:::::::::::: : vV （彼女には言えないわよね、そんな事実はッ……！）
/:/::::j{ /|:::::::::j!ヽ:::::《薔》:::v::}:::}
{λ::',|!ゝ、::::::::| _ノ V|:::::::::::}ﾘ.ﾘ：
ﾍ:::::《芯v:::::! ''T芯7.ﾘ::::} ７/j_＿__ あんな方法を選ぶヤツがやろうとしてる事なんて！！！
∧::ﾍ｀ ´＼j ｀ ´ィ.:イノ::＞⌒ヾ:.;：
/ ∧::ﾍ v' )u イ::::::/-ハヽ }::i また同じに決まってるッ！！！
/ ∧:::{＞ _' -=≦!:::::/／ .} } .l:.!
ヽ::| _ｊ ,{__l::/::', } } .}:.}： １人多い方を守るだけで、違った方は巻き込んで殺してもいいと思ってるッッッ！！！
,メh.', ,イ:.:., 'ー -',__ム'＿//
,..---イ 7ゞj,／:.:.:.:, ´ ' ,ー - ’： そんなのをまた、私が見る事になるなんて……許せないッ！！！
,´_-==-' 〉〉´::.:.:.:.／ ' ,
/ "' ィ ' ￣:.:.:.:.::.:.:.:` ヽ： 止める、止めるッ……！！念能力がなくったって、なんだってッ……！！
_､ ''´, ィ´:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.', ｀ヽ ' ,
/:.:., ｲ,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:. : :, i:`､ ヽ
/:.:.〃,:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.: l:.:.:.:.:. : ,. }:.ハ ` 、：
i:.:::{ {:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.: ':.:.:.:.:./:., /:.:} ' , ' ,：
，i二二ニﾆﾆ＼ ／´ :从ﾊ ヽ ヽ| ∧ .:{二ﾆﾟ. {:ﾟ，
＼二ニニニニ＼. ﾍ / .:/ﾟ，二∧ |={
寸ニニニニﾆ≧o｡ ＼ ￣ ´ ／- | :/二。ﾆﾆ∧ {ﾆ
ヽ二二二二ニﾆﾆ≧ｭ､. ＞ - t イ ／ /二=:}二二∧ ∨‘，
＼二二二二二二ニﾆ＼ {≧o｡、_} ／ :／二ニニニニ∧ ﾟ.ニ} でもあるに越したことはないよー？
ヽ二二二二二二∨ニ＼二二/ /::／二二／二ニﾆﾆ∧ i
＼二二ﾆﾆﾆﾆﾆⅥ二二ニ―― 、二／二二二ニニ∧ :} 『念』能力。
＜ニﾆ=}ﾆﾆゝ‐=≦＿＿＿＿＼二二二二二二:∧ φ
‐=≦二二} 7=‐ ￣ ゝヽ、二二二ニニニ/ １００でなくてもさー、０か１かは大きいよ～？
‐=≦‐= ／／// } } ヽヽ二ニニニﾆ％
/ ／ 〈 / {/ // ﾟ。二二二∧ 確かに『念』を自覚して0.5くらいにはなってるけど～、
./／ ゝ__//ゝ/ { ，ニﾆ=/ ∨
// // { ',i }二ﾆノ二ﾆ∨ 使える『１』じゃぁないよぉ～。
{/ // 八 {{ ｲ二/二二二∨
ｉ // /ヽ{ /ⅱ ,′二ニﾆ=∨
八 {{ { ∬ ／ ∬/}二二二二=
/::::／ ／::::::::::::::::::::::!::::::::::::ヾ:::..、
/::／ ´::::::::::!:}:|:::::::}::!＼::::::::::::V::ヽ
/: '. /::::::::::::::::!:}:|::::::,斗--ミ《薔》V::ﾊ
. /:/. ,'::!::::::::::;:斗}」::::/::/＿__ V:}::::::}|:::::: ……貴方、誰……？
/:/. ,::|:|:::::／:/ノ}:／}:ｱんﾊヾ{ﾄ:}:::::}|_:::::|
|/ ノ,:/!:!::/:::/7笊^ ´ ゞクノ'}:;:::::}' }:::! この基地の人……だった……？
. |. { |:|::':::〈 { ゞｸ , //:::/!rﾉ:::;
乂ﾚ!:::∧｀ ノ,::／::ﾚ::}::{_＿ いえ、違うわよね。私、大体ここの人とは会って……。
):::{:∧u '^ ーｧ':::::::八;:::/:⌒ヾ;、
ノレ{:::个s。_ //::::/::::/::{ }:i
ー=≦7::ﾊ::{:::::|从:::::::≧=≦' |:::/::::/::ﾉ}、____//
{:/ー=≦⌒ヾく’ { .乂}:V／ﾉ＿¨¨´ 「うん、私はココ初めてだよ？
/乂｀ヽ : :＼ ＼:.、丶 }:| } : :}｀ 、
, 丶 : :＼ ＼::..、 .}:| } : :} } 援軍って考えてくれればいいよー！」
/ , : :/:. 丶 ｀ヾ::ﾚ| } : :ヽノ
／:ヽ , ,:.:.:.:.:.: ＼ ヽ:! } / : :丶
_,ｲニﾆく ／ :},:.:.:.:.:.:.:.:.:. ＼ j:{ ﾚ:.:.:.:.:.:. : 、
_ノ￣￣ヾﾆ} ／{ j:{:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ヽり ':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
_＞' ￣￣ヽ V'~ , ／八:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. /’ /:.:.:.:.:.:.:. : 人
r '￣￣￣ ヽ }ノ r'’:. : :个s。 ＿ ,.. ィくー く_:.:.:.:.:.: ／
, ￣￣￣￣ ヽ }r'~ ｀}ィi〔ニ|ニニ|ﾆﾆ|ﾆﾆ{ニﾆ}ﾆ}≧´
イ ∨iﾏ＜ゝ=二＜
, ''´ ヽ ヽ
イ ヽ ヽ
/ ／／ ／ l ヽ ﾄ
/ / / /l/-l =ﾉ-=、ﾍ 彡
l l l /ｨ=ﾐ､.l /l/lﾍ ﾍ l/ﾍ ﾊ 【ハンターライセンス】>>6799
l .l /l.“ r'ﾊ ＼ |'ﾆｵﾐ､:.il il ﾊ l
／//〉〉 ﾚ l/ ﾊ. ﾟ^” j ｀.辷j ”i! // ｲ k {
/////777ヽ ,' ,ハ r- ､ ／ィ / / ﾄ 私、できない子っていうの！！公認のハンターだよ？
‐=//////:} ヘ L ﾉ ィ/二二ヽﾊ∧ 从ﾊ
〉//// ＞＜__{二二二二ﾆﾟ，二二二}
{二二={ ‰＜ :/::::::::: : ﾍ ＼二ニニﾆヾ二二:/ こう見えても、加賀さんくらいには強い方だよー！
i二二=i: : ∧ :{::::::::::::::::∧ }二ニニﾆ}ー=彡
|二二=}::::::::ﾟ。 i:::::::::::::::::::::} /二ニﾆ=////////ヽ ……でさー、貴方、『ハザマ』の事少し知ってるらしいね。
|二二:入:::::::::::ヽﾟ.:::::::::::::::::/:/二二ﾆﾆ//ヽ/77////ア
|二二=} ヽ‐=≦ ゞ‐=≦/ニニﾆﾆ=／ニﾆ/ヽ////∧
|二二/二/ :{二二=}二二/ニニﾆ/ ＼ヽヽ:}
ヽ二二／ iニﾆﾆ={二=/二二=/ 〉}し′
／ﾆﾆ=¨/ :{二二ﾆ!ニ/二二=/ニニ
＿＿
＜::r=＝―‐-:...,
＼ ＼
__ ＼､--:::::... ＼
／:::::::::⌒:::: ⌒ヽ＼
, '::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ヽ
/:::::::｜/'|:::::::: : i:::《薔》 : ｉ
_ノ::: : |:::ゝ、::::::::::::_ノ ﾊ､::: : |､ 知ってる、っていうか……。
⌒7j|:::_:_xｨ弐ﾐﾞ::::::: ｨ≠ﾐ. :::::八:＼
/:::ヽ 狄 Vｒﾘﾞ＼( 込ﾘ / ７:ヽ⌒ 「彼の何を知ってるー？」
/:::::ﾑ::ﾊ ' ﾊｲ/⌒ヽ
⌒ ',::::ﾞ、 ‐ ‐ uｲ:::/ ……能力、の、中っていうか……。
{i⌒{i:＞ _ ＜:i}ｖ⌒i}
ゞ=ｲ::} {:::{ゞ=ｲ
／ V-､ , -/ 八ﾆ=-.､
., ＜ { '. / /:.:.:.:.:.:. : 》、 「ウソ！『アレ』を見たのー！？
, 'ヽ / ∧ ∧ ／ ./:.:.:.:.:.:.i:. / ',
; /´:. : :'. ／ ／:.:.:.:.:.:.: {// ', 加賀さん以外に居たんだ、アレと戦って生きてた人！！」
| .′:.:.:.:.:.У ／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.'{ { ,
| { ､:.:.:.:.:.:/ ./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. / 八 , 戦ったわけじゃないの……巻き込まれて……。
.}ﾊ:. ヽ:. / /:.:.:.:.:.:.:.:.:. : :/:.:.,'∧ ,
l∧:.:.:.:′ ./:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ／:. :/ ∧ , 「……ははーん、あー……なるほど？なんとなくわかった。」
'. ∧ ､{＿.'＿.:.:.:.:.: ／ :.:. : }ヽ_ ∧ ∨
' {ニニoo.二二二二二ﾆﾆ { ∧ .∨ ……で、その……何？なんだった？
l }＿ ＿＿＿＿＿＿＿{ ∧ ＿ ノ∨
! .ヽ.: :{￣{ｰ-:.:.:.:.:.:.＿＿ : :ｨ《 .∧＿ ノ∨ 次の基地の攻撃に一緒に出る……とか……だった？
;ー/≧￣ ;_; ;_; ; ;_;_; ; ; ;_;_; ; ∧ ∧＿ ノ V
, イ／ , イ ヽ ヽ ￣ヽ、＿__ ソレも正解！！！
／ / ／ / ヽ ヽ ヽ´
{ 〃 /ｉ | | | ヽ ヽ ヽヽ だけどソレだけじゃないよ！！
∨. ,' .| | | | ', ', ',ヽヽ
/ ＼{ ! ! | |ヽ ／} } } ヽ! ……なんかさー、ここの連中、こう、才能がないヤツが多いって言うか……。
. .,' ヽ､才ヽ l 7／ ﾘ l } /
{ { |ィ乏云 ＼ l 斥云ﾊ!从ｲﾘヽ、 念使いの方は面白いのが多いんだけど、
|,ゞi {､弋ｚリ ヽ! 弋ｚリ/ }/⌒ヾ _＿
. 人 l ', 、｀´ , /´i／￣_＿_＿ ≧o｡、 他の使えないヤツがてんでセンスがなさそうっていうか……。
‐=ﾆ二イヽ! ｝ ', 一 { {./二二二二ﾆ=‐ ≧o｡、
‐=≦ ‐=ﾆ二二二二∧ {ヽ＞ ＜ﾘ ./二ニニニニニニﾆ≧o｡、 使い捨てになりそうなヤツらばっかでさ～？
,ｨ仁二二二二二二二二/＼二＼ ¨ .／∨二二二二二二二二二二
. {二二二二二二二二二/二≧o｡、i___／-=≦ﾆﾆニニ}二二二二二二ニ いや、ハンター協会から来たのはともかく、世界政府から遣わされるヤツなんて
＼二二二二＼￣￣ /二二＞'"´¨TT¨¨¨¨¨＜二ﾆﾆ:i ／二
｀マ二ニニﾆ＼ i:/ ＼ :{_| _/ }∨ |: ／二二 最初から使い捨てだと思ってたんだけど―……それはいいや！！
｀マ二二二＼ {::: : ≧ｭ､ { ／:::::::::::ヽﾏ:| ,ｨ仁二二
｀マ二二二 人:::::::::::: : ヽ/_ゝ／:::::::::::::::::::ﾉ∧ﾟ. ／二二二／／
＼二二二二ﾆ‐=≦ ∬≧ｭ､:::::::::／ {//／二二二／／ ともかくね！？
ヽ二二二ﾆ/ヽ ゝ' ￣ ∨二二二 / //
/ イ // へ ﾘ/ ヽ ヽ ヽ
ﾉ´/ ヽ /" ', ＼ ヽ
/ { } ヽ ヽ | ヽ ＼! 才能ある人いないかなー、って小さくちいさーく『円』張ってたらさ。
,' ﾊ ハ }ヽ ', / ｝ ＼
{ T7寸 / 寸7T } }/ ,' ヽ! アンタが歩いてきてたの。
!ﾊ / {戊テ、/ 〒テｱ| ﾘ､ /| ハ }
ヽ∧ﾊ''｀´ ｀¨´ }. /ノ/{ jノ ヽ! で、なんか『念』が使えそうな一歩手前っていうかー、
＿＿ |ﾘ 、" ' "" |. /ｲ从.／
／ニニニニ＞..イ'tｯ' ／|/二二二ﾆヽ さっきは0.5って言ったけど、ほら、0.8くらいありそうだったから～。
,'ﾆ＞‘￣ ￣-ｒ≦∧ ｰ／二二二二二二}
.〃＿ 刈ニニヽ/二二二二二二イ ０から教えるより楽で早くて、使えそうな人になってくれそうだなー、って。
:}二ニ=ｒ‐:‐:,r'ノ二二ﾆ／{二二二二二／ﾟ，
/二二/二／二二ﾆ／ ＼二二二ニニニﾆ} ……どこまで覚えたの？
〉ニニ/=／二＞'" ／: /!＼ﾆ=/二ニﾆﾆ=l
//ﾆ/__〃_￣￣ ／ __/ { }://!二二二=}
,ｨ==z､
. ／＾ ￣｀V:ヽ,.. ＞‐―‐- ミ 、
. ／' _〉::∠-‐.ﾞ~~¨^''＜:::::＼
/ ／:::::::/ ＼:: ＼:::::::::::＼::::＼ 『念』はまだ使えないけど……。
,:::::::: : /:::::::::::'，:: ＼:::::::::::＼:::'，
/::::::::: /:::::::::::: ::}＼:::: ＼:::::::::::/,:'，
/::::::::::: :{::::::::::: : :} ＼《薔》::::::/,:| 「けど？ん？？？なんか変わりの芸があるとか？」
/::::::::::: ,: {::::::::::: : :}、斗‐‐'/:::::::}.::::/,
. /::::::::::::::::{八:::::::::: :/ ｨぅう笊:::::::::}:::::::::＼
/:::::{::::::::::::: ｨぅた､:/ 乂ツ }:::::八7/.:⌒＼ 私、『悪魔の実』を……。
/⌒八:::::::::::八乂リ ノ7／ノ/
＼{::::＼( i u // ≦=、
＼(⌒ ､ 、 - ...:::::{ }:}
＞ _ ／.:::::::{_=ノﾉ
|＼_ ￣ﾄ､ｰ―-､
＿＿＿＿_＞ ＼| Ｌ＿＿_|
＞＿＿＿__ __＿ ＜
l／ ヽ ／ ＼!ゝ
／ ／ﾐヽ Vr勿＼ ＼ヾ
／／ ＞-―┴┴- ∠.:＼lVVV＼＼
∠／ ／: . : . : . : . : . : . : . : . : ヽ ゝ 》
/:/: . : /: . : . : . : . : . : . : . : . : . : .. :ヽ: . :}: | ﾉ え！？！？
/:/|: . /: . : . : . : . :/: . : . : . : . : . ',:.:| :∧
|/ :|: /: . : .:/: . : . ﾊ: . : . ://ﾚ'|i ト . ', |' |
j:/!: . : .,': . ヽ､＿､|: . : ./,＿,.ハ､|: . : . :Ｎ ｌ アンタ『実の能力者』なの！？！？
ハl l i: .ﾚ示ﾐ ヽ: . | x≦､ ＼ヽ: . :i |.| l l|
ヽ! ハ 〃 r勿} ヽ.i {r勿!} 〉: . : l !.| l | マジで！？！？念能力者よりよっぽどレアじゃん！！！？
i Y/ Y ｀ ¨´ , ｀ ¨´ / 》 : //i |. |
,ｨ仁ミｔ､ﾍ ´´ __ __ ´´ u/,' / /ﾚ'| i ト､| 「そ、そうなの……かな……？」
. ／二二二＼＼ ゞ ﾉ ∠/,/ /ﾚﾍ ﾄヽﾊﾉ
/ ―‐＜辷ヽ }二＞ -｀¨ イム .‐,ﾆﾆﾆﾆ} そうだよ！！その辺の念よりよっぽど強いし！！余程のハズレじゃなきゃ！
(＿＿ , -- ､二二＞ ´ ⌒ ヽ二二二＼
/ /二〈 __ } } r‐===≦二二二二＼ いいなー、私だったら売っぱらって、お金に変えちゃうかもだけど。
/ /ﾆ/ニ＼ 乂_iゝ‐＜ ＞‐=≦二二二二＼ﾆﾆ}
. /＞＜二二二二7‐―=≦ ＼二二二}二二二}／ ソレである程度暮らせるし～？ハズレ引きたくないしー？あ、アレマズいって本当？？？
,ｨ仁二二二二二二/二／ ＼二二i二二二i
/::::／ ／::::::::::::::::::::::!::::::::::::ヾ:::..、
/::／ ´::::::::::!:}:|:::::::}::!＼::::::::::::V::ヽ
/: '. /::::::::::::::::!:}:|::::::,::j､ ミ《薔》V::ﾊ
. /:/. ,'::!:::::::::_,ノ}」::::/::/_ ｀"'''V:}::::::}|:::::: まぁ、不味かった、ね……。
/:/. ,::|:|::::: '´:/ノ}:／}:ｱ 笊亦{ﾄ:}:::::}|_:::::|
|/ ノ,:/!:!::: :::/7笊^ ´ ゞクノ'}:;:::::}' }:::! あの時は頼れるトコもなくて、食べられるモノを食べてただけなんだけど……。
. |. { |:|::::::〈 { ゞｸ , u //:::/!rﾉ:::;
乂ﾚ!:::∧｀ ,.._.､ ノ,::／::ﾚ::}::{_＿ 能力は食べてすぐにわかったけど。泳げなくなったのも……。近くにハンター志望の人が居たから……。
):::{:∧ ーｧ':::::::八;:::/:⌒ヾ;、
ノレ{:::个s。_ //::::/::::/::{ }:i 「そうなんだー、なるほどねー。……で、『念』との二刀流にはあと一歩、と。」
＿ _,
＿__,＞ Ｙ´'ー -､
＿>ｚ二_ ＿ __`ー≧＿_
＞┴'´￣｀ ‐-､￣ ７ ＜
, '" ヽ ｀Ｙ′之＞
／ ﾍ ヽ＼', :/
/ .:./ ハ. ! ＼ ヽ ',:::| ゞ
l ,/:.:.|!＿| | ヽ. ﾄ､ ＿ﾞ_ 、 ', !::l iﾄ
|//.:.:.:lレ_|从 ヽ__＼ ﾍ. |、 i!Ｎ i| 悪魔の実の方は以外だったけどー、うん！
| /!:|. |z=ﾐ､ x=ｧｫzｘ ｲ |: |弌i| | /
ﾚ'.|:.', ゞ' ゞ-’ .ｌ !/ノ | ﾙ' 『念』の方があと一歩なのは変わらないね！！
/ヽ iｼｌ ､ ,ｌ ｌ /i;'八ﾉ
/ } ´ ヽ - 一 . イ/イ==≦ ……あのさ、提案なんだけどー……。
イ ﾉi ＞ ／ﾆニニニニ＼
ノ ヽ ＜＿_ /ﾆﾆ≧≦/ﾆニニニ≦ニﾆ＼
} ＼ }､＿__ノ /ニニニニ}=ニニニ/ /}ニﾆ/ 私、そのあと一歩を引き出すのが得意なんだけど、どう？？？
/廴＼_ﾉ ﾏ二二＞＜/イ二ﾆ/ / iﾆﾆ/
{ |二ﾆ} .}｡s≦二／{ﾆ/ﾆ=/ /ﾆ:}〈¨ 「……え…………？」
ｉ |二={ /二／//{二／ﾆ=/ /二/∧
| |二=ｉ .｡＜ 〃｡s≦/ :i=/二ﾆ/ /二/二∧ アンタに手っ取り早く念能力を使えるようにしてあげるって言ってるの。
| |二=| ／::::::::::: /:::::::::::::::: {/二ﾆ/ /二/二ニ∧
| |二=| f:::::::::::::: : {::::::::::::::::::/二ﾆ/ /二/二ニニ∧
::: : |`ヽ, /:::::::::::::::::::::::::::::::::: /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |
::: : | |::::::::::: /:::::::::::::::::: /:::::::::::::::::::: ,:::::::::::::::::::::: |
:::::｜ { ||::::::::: /::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::／|:::::::::: : ,:: |:: |
::: : | { |::::::::: |:::::::::::::::::: /::: : __. '´- 、|:::::::: : /:: |:: |
::: : 、ヽl:::::::::,|::::::::::::::::::厂 灯芋㍉ '|:::::::::/: : /|/
::: : ヽ |::: : /|::::::::::::::|:::{ {ﾄ､_jﾊ /〉／ / // …………！？
::::::::: /: : ／ |:::::::::: : | } 乂rツ /''／／/′
:::: : /::／ ｜:::::::::::,'|/ ｀¨ く ''´ そ、そんな方法あるの！？
:::::::/ |::::::::::: | | 〉
＜、 |:::::::::::｜ u ／ …………いや、でも加賀さんの話を聞く限り……
｀ 、 .|:::::::: : | ― - ′
` ＼|::::::::::: | ノ 念にそんな道、ないよね。
' ,::::::::::|､､ ,／´
＼_ 、 ヽ､:: |___｀､'''´ あるとしたら死にかけるか、寿命を削る方法だ、って……。
｀ ＼_ ＼ ゝ::{ ￣¨'ｰ､､
｀＼､ ＼ ＼ ヽ, 手っ取り早く手に入るかもしれないけど、手に入れる前に死ぬかも、って……。
＿z‐ ､ｲ＿
__ __＿_≧∨ ﾚ ＞
┌'´,.-.、 `ー 、 .￣＼
.～-' ヽｌ ハ ` ┐. ＜ヽ ｨ
. ／ ヽ/ `ｰ ､ ￣ /
. / ｰ┐ i､ .＜
/ iｰ /} .ｨ ｿ
' / :!. |／ i ﾚ1 .≦
.ｉ /_l / /｜ i ヽ,. く ソレも正しいけどー、ソレはあの人が天才の部類だから言えることだよ。
.| Ｎ |/| /./ __! /!. ～ ノ. r＜_ノ
.|. i: N下ｨﾃ|／l/ |/｀| j.＿_. ｲ: .| 「天才の部類……だから……？」
.|. | { ' 下ｨテｱ| /r‐ }/| _人′
. ﾉＮ| l＼ ｰ ./ /r'_,／. |/ そんな悠長な事言ってられる？？？
| / ｀丶、 _ イ/ / 二ﾆヽ
. f二ニニﾆ＞､１'´/￣ }＼二ﾆﾍ 次ので銃で撃たれるかもなのにー？撃たれてもアンタが平気な能力持ってても、
. / /二二二ﾆ≧ f{ i二}二ﾆ/
/ /二二／}二ﾆﾆ|ｉ |二iﾆ／ 他のヤツが死ぬじゃん。ソレ待ってられる程強い？普通のヒトって。
｡s≦二二／ iニﾆﾆ:|| |二|¨
／:: { ／ ／ ＜ :|| |二| あの人は念なんて持つ前から中々強い方だったからできただけで、
/:::::: : ｉ ‰／:::::: : ＼=|| |二|＼
{::::::::::: ﾍ f ／:::::::::::::::::::::::|| |二|二＼ 普通の人はそんな人のヒト１倍、２倍、５倍の努力程度じゃぁ追いつけないよ。リスクを背負わなきゃ。
__L__ __ ヽ、ﾞﾍ,
,r''"~__,,￣｀'´￣｀ヽ、 ヽ, ',
／ィ''"~／⌒ ＼ ヽ
／ __ ヽ, ',
イ ´ ~ヘ, ', ﾍl
／ / ヽ ', ', それに『円』張ってたから感情とか鋭敏に感じられたんだけど―……。
l / il l ヽ ',.
l / / lﾍ j ﾍ .', | 'i アンタ、ハザマに結構強い恨みみたいなの持ってるでしょ。
l/lﾊ ‐/-- lﾍ-/l/-ﾍ } .l .l
ﾏ ｨ气ﾒ :l ,ィfzx,ヽil ﾊ彡 ヽ ここにきてるヤツら、アイツのバックに着いてるヤツに恨みあるか、
ｲ 杙ツ＼lﾍ | 弋んｿ ﾘ / ﾊ ﾍ
/／l ﾄ、 , ヽ `¨ﾟ / / /ﾍ ﾊ そういう奴らに鉄砲玉にされてるかとかばっかだけどー……。
l ﾍ ／ｲ /ﾊ从 ﾊ 从
_-ﾏﾊ /l :ヘ ` ' ィ,へ从-‐'l 从 ヘ ミﾄ アイツ本人にってのは意外といないモンだよね。
__.-＜////从/ﾊ///}＞ イゥ/:::::::::〉
＜///////////////ﾉ ／:::::::::/--――‐。 それこそ加賀さんとかそこらくらい？
. ￣￣‐‐-､////,／ ／::::::::::::/::::::::::::::::::::::::ﾟ。
/:::::::::::::}//／､ { ヽ::::::／::::::::::::::::::::::::::::::， ……で、アンタはアイツに何されたの？
/:::::::::::::/／´ .｀ ´ ヽヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}
/::::::::.／l/ У ヽ＼::::::::::::::::::::::::::::::: :ｉ アタシも実はある側で、結構な嫌がらせされたー。
. /::::::::./:l〃 .／ ／.l:ヽヽ:::::::::/::::::::::::::::::|
. ∨::::,':l:l:ｌ / ／:l:l:l:l:l:lﾟ，ﾟ，:::|::::::::::::::::::::|
,,,, - ､
／ -＼::＼...__
/／ ／´::: ':: :::::::＞
//／:::::::::::::::::::::::: ::::::::::ヽ
///:::::: ::::／:/::::::|::::::::::::::∧
/ /:::::/::::/::::/::::::::}《薔》:::::::::, ……何をされたかは、明確に言い切れないけど……。
´ {/{::{::::::{:::/{:::::::/-.‐|:八:::::::i
八:{/::ｨ心 ゝ/ ｨ灯ﾐ､:::{¨７ アイツに……復讐したいんだ。
ヾ:从.Vj / Vｿ八:|':::i __
込. ' _ uﾉ::::::|:::/⌒))
/:::＞´_ . イ 从:::!从__ﾉﾉ 「そうなんだー！どのくらいの想いで？」
／::ノ ｨ} /ﾉ:::ﾘ- ､:::∨、
_{::/_＜{ｰ イ::::／::.:∠ヽ.:::ヽ え？
/_}:./ j／ ./:.:从{:. :, ¨ `,＼:::::＼
／:.:.:/ ／ .／:.:.:.:.:. |./ i ヽ:::::::∨ 「軽く？それとも刺し違えてやる！……ってくらい？」
／:.:. : /´ . ＜ ´::.:. : ::.:Y | ',:::::::::
′:.:.:.:/ /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : :} } }::::::::} ……刺し違える、って、くらい……。
{:.:.:.:.: ′ /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : 八 | /:::::/
／{ ／!
/ V }
_{ / 厶_
／ { ´ ｀ヽ、
､__／ _x≦三三≧､ ＼_,
`ーｧ ´ ｀}ﾄﾍ く
{/L_ WN ﾄ|
/ / , ､＿ｊ } V丿
ﾑ__｣{､ i ＴV二厶｣ Li〔
{ ￣「ヽl、 :ト 斗=x }|A{^V＼_, ──────だったらさ、寿命とか、いる？？？
ヽ _|rf¨:ri＼l. 之_リ″ ;〉 厂
. r'くヽ:.从. 辷ﾝ ,:ｲ¨´
. {ヽ _ﾉヽ: ヽ ｀ /:/
く／二二ヾ:ゝ - ´ ／;/ミｔ､
{二二二∧ﾆ≧r ´ |ニﾆﾆﾆ!
Ⅷﾆﾆﾆﾆ:ﾊﾆ:≧t≦二二二/
j二二二二:}二/＼‐=≦二≧=‐‐=
. {ﾆ＼ニニﾆﾆ}=/{__} ＼二ﾆﾍニニニ}
. ∧ﾆﾆ}二二ﾆ:}/} TT＜∨ﾆﾆﾆ:!
iﾆﾆ}二ニニ}ⅱ Y ∬: ＼ニﾆﾆ|
lニ/二二ﾆﾘ:::::＼:, ／:::::＼ i二二
,ｨ==z､
. ／＾ ￣｀V:ヽ,.. ＞‐―‐- ミ 、
. ／' _〉::∠-‐.ﾞ~~¨^''＜:::::＼
/ ／:::::::/ ＼:: ＼:::::::::::＼::::＼
,:::::::: : /:::::::::::'，:: ＼:::::::::::＼:::'， 「命を削る？どうせ死ぬ気なら今死ぬ気になって念を覚えて、
/::::::::: /:::::::::::: ::}＼:::: ＼:::::::::::/,:'，
/::::::::::: :{::::::::::: : :} _,メ《薔》::::::/,:| アイツに刃……でいいのかな？剣？刀？持ってるし。
/::::::::::: ,: {::::::::::: : :} '´ '/:::::::::}.:::::/,
. /::::::::::::::::{八:::::::::: :/ ｨぅう笊:::::::::}:::::::::＼ とにかくソレ向けられるようになった方が良くない？」
/:::::{::::::::::::: ｨぅた､:/ 乂ツ }:::::八7/.:⌒＼
/⌒八:::::::::::八乂リ ノ7／ノ/
＼{::::＼( i u // ≦=、 ……！
＼(⌒ ､ v' ) ...::::{ }:}
＞ _' ／.:::::::{_=ノﾉ 「それとも、復讐をした後も生きていたい？でもアイツめっちゃ強いよー？」
| ／ `､ ＼ , く⌒｀＼
| ヽ ＼ `､ ＼ ＼
| | ＼ `､ ＼ ＼
/ | | .i| | |`､-`､ |｀`＼ ＼ 誰かが命を張らないと、っていうかみんなが張らないと無理だね。
. / , i| |＼/ l `x雫ﾐ || ||¨⌒
/ ／| i| ' |＼| / ＼|ｨそ(_ 从 | i| 加賀さんだけだとか私だけだとかの話じゃないよー？
. /／ | ＼ ＼ ||ｰ ヾ ノ夂こソ i | | ',
/´ .| i| 弋＼-|＼ i|. ー ''´ | | |＼ ', それに他のアイツ側のハンターや念能力者が居るんだよ？忘れてない？
从 |＼ ',ィ≠巧ぅ| | | | ＼',
/ ＼| ＼ ﾏ 乂zｿゝ | ∧| | ＼ ……ソイツら退けてアイツに噛みつくんだよ？わかってる？
/￣¨⌒ ''´ ､ ./i| ./ }. `、
/／´| /入 ー ´ / | /ユミ|＼ `、 念が無いとその前に死んじゃうよ？もしかしたら、今日だよ……どう思う？
/´ i| ./| ≧=- ｲ }'ニニi|:＼＼＼
i|/ ,'／⌒／ニ==<￣＿＿,ィニニ=|ﾆﾆ＼｀⌒
,,,, - ､
／ -＼::＼...__
/／ ／´::: ':: :::::::＞
//／:::::::::::::::::::::::: ::::::::::ヽ
///:::::: ::::／:/::::::|::::::::::::::∧
/ /:::::/::::/::::/::::::::}《薔》:::::::::, ……。
´ {/{::{::::::{:::/{:::::::/-.‐|:八:::::::i
八:{/::ｨ心 ゝ/ ｨ灯ﾐ､:::{¨７
ヾ:从.Vj / Vｿ八:|':::i __
込. ' _ u ﾉ::::::|:::/⌒))
/:::＞´_ . イ 从:::!从__ﾉﾉ
───────────────────────────────────────
＿＿
,､丶`-―――-｀`丶､
,､丶`.:: .:: .:／.:: .:: .:: .::＼.:: ＼ ＿
／ .:: .:: .:／.:: .:: .:: .:: .:: .:: :＼.: :／.: .: :＼
.:: .:: .:: .:: .:: .:: .:: .:: .:: .:: .:: .::V.:: .:: .:: .:: .::.
/ /.:: .:: .: /.:: .:: .:: .:: .:: .:: :/.:: .:: .::.:|.:: .:: .:: .:: .:: i
.:: .:: .: : /.:: .:: .:: .:: .:: .:: :/.:: .:: .:: .::|.:: .:: .:: .:: .:: | ＿
ｉ.:: .:: .:: .::/.:: .:: .:: .:: .:: .:: ./:|.:: .:: .:: .::,.:: .:: .:: .:: .:: , | |
|.: .: .: .: / :|.:: .:: .:: .:: .::. ' |.:: .:: .:: :/.:: .:: .:: .:: .::/ /| |
|.:: .:: : /＿|.:: .:: .: .:::／＿__|:ﾊ .: .: ,.:: .:: .:: .:: .: / //| | まだ、待ちなさい。
|.:: .:: .ハ''^|.:: .: : ／ 斗rｯf ｱ .:: .:/.:: .:: .:: .:: .:/ ∧/| |
. 八 : .://∧ | .: ／ ｀¨¨¨´/ .: :ｲ.:: .:: :／.:: / ∧: |
＼i//叭 ／〈 /⌒ ／).::／i:(__:〈 | |
､ ' ,､丶` ￣￣| | |', 「…………。」
＼ ` ⌒ ／ ／ ノ＼ | |∧
ー‐ ⌒/-‐=＝ ￣ ＼_ ＿| |∨__
／―――- ＿ i|￣|⌒ヽ | | | |i |
／ ￣￣￣ ￢二=- _ 八 ∨〈 | | | |i |
───────────────────────────────────────
/::/ /::::::::::::::::::::: : i:::::::::::::::::i:::::::::::::::::::::::::: V:: :｝ー’
|/ ,'::::::::::::,::::::::::::: |:::::::::::: : :ﾄ,:::::::::::::: 、::::::::i::: i
| l:::::::::::: |::::::::: :/|:::::::::::: : :|ヽ:::::::::: :: |::::: : |:: j_
/:::::::::: : i: : ／ i::::::::::::::::::} ＼《薔》 :::::::|::/i こ ヽ ……欲しい。
/::::::::::::::::|／｀"'' ヽ:::::::::: : ,' ''"´ `ｰ┤::::::: |/¨７＿) )
/:: ,, }::: :::::| 笊ミ､ ﾚ',:::::::斗笊斧ﾐ |::::::::: |ｱ/:::::-_´ 念能力が、欲しい。
ノ／/,ｲ::::::::::| 乂ソ ゝ::::/ 乂ｒソ }::::::,::::j/｀`ｰ､::::: 、
´´ ′.i:::::::::::ﾄ, ｀¨ '／ ¨´ ﾉ::: /:::/’ /ヽ`丶'､ 一度は付け焼刃でもいい。
|::::::::::::込, ｀ u /:: /:::/ ./ ＼､ ｀丶､_
,}:::::::::|ゝ:::::’、 ∨ > -=彡::／:ノ /ヽ ＼ ｀` ソレを研いで、あるいは打ち直して刃にできて、
/ ’::: : { ｀ゝ;:.::> ＜‐ '´ ^ / /| ＼ ＼、
| ヽ:: ゝ、 ､ ¨¨ ´ ,ｲ | ', ＼ アイツに突き立てられればッ……！！
|__ ＼| 、 ＼ __,..-‐'´ ,ﾉ i ＼
/ `丶､_` ヽ ＼ ,／く | ＼
/ ｀`ｰ､ ＼､＿＿__.... '''' _..<´´ ＼ | ＼
/ / / /{ /! ヽ ＼ ヽ 彡ﾑ_i| ⌒
/ / / .! / ! .}! } ヽ } ノ}八
,ｲ / ｜ /| ／|/ ｜./} /| ／ ∨ ﾉj: ＼
{! } ' | /｜/｀丶、 |/ i/ ,ｨ'爪抔ﾄ､.} }ヽ }⌒）
|/│ ./|ﾊ /ｨ爪芥ﾄ ´ 弋):リ_'}}/ / } /! ……だよねー！
/／! / .|. ∧ヾ弋j:リ_ ¨¨´ / /._人ﾙ
／´ ﾚ' !/ﾉ . ¨´ /／'"!!三!! そう言ってくれると思ってた！
/'∥ .ハ ′ /´.∧. }|三|!
／￣ ／ ￣｀ヽ、 ー ' ｲ }/ ~⌒~ アンタは見込みがありそうだったから！！
/ ／ ＼ ／ﾄ､ '
〃 / ＼‐- .. '´ │∧＿ でも運がいいね！私は確かに無茶をさせるけど、
! ,′ }＼＿ ＿ ｿ//｀77)ｼヽ
∠| / f⌒＼ / │ﾆ≧>{(卍)}<≦7/////ﾄ､＿＿ 才能があるのでー！
∠三.∨ 八 ｀ / ｛三ﾆ/／~￣＼///≧////////∧
∠三三../ ヽ }: ＼ ＿人 ＼人＼ ＼///7////彡777} 加賀さんに念能力の区分は聞いたかな？
/三三三〈 :ﾊ. { { 三/＼ ） ｀ ´ ||ヽ//////////ヽ、
｛三三三ﾆ.ヽ. `{ '; :}ﾆ/三/｀ーr‐ﾍ.＼ ||::::.＼///////｀⌒＼ 得意な方向性の話とか……あ、流石にまだかな？
三三三三＼ ヽ. ∨ﾆ/|三ﾆ.|::::::.＼＼ 、 .}.}:::::::::.＼//////////＞──――-_＿
＼､三三三 ヽ_,∧ ' }_/ﾆ!ニ=/:::::::::::::.＼＼ヽ.//.::::::::::::::.＼///////////////////// ＼ ま、でもわかるように言ってあげる！
＼ｰ――――ﾍ.弋__ﾉ/ﾆ/ニ/.:::::::::::::::::::::.＼∨/.::::::::::::::::::::::.＼/////////////////////_＼
＼////////＼ }ﾆ/ニ/.::::::::::::::::::::::::::::::.∨.:::::::::::::::::::::::::::::.∨//////////∠三三三三＼￣｝
／ ,, '' ’
' . ／ | 十/､. ／ ', ’
|／ ' ./}/ ／! _ /| | ﾍ}
∨_.| :.／ |: / :|｀ヽ '' | | |
ﾉ以!／ |/ | / ,
／_,ノ { ､zx_ i|: /| / / 从
/ ﾊ _)ヾ :i|/ i|: / / ,, {⌒ 私自身の得意な系統が『強化系』！
/ :. 乂ｯふ､ i|/ .! ./|/ ，
/／ } ､ ¨¨／ ! ./リ ∧ しかも自分より他の人を強化する方が得意なのよ。
/´ | ー .／ ／|/ ,, ｲ./ ! / ｀ ＼
ﾆ=- ＿＿／ ／､イ ﾍ / | / ｀` 厄介だよねー、私が功績上げてお金貰いたいのに、中々世の中甘くないねー。
ィﾆﾆﾆﾆ/ ／ !=〕iト., i! / ヽi{
＿_／|/ﾆ=/i:i:| ／ |i:i/=‐∧| でも、その分こういうのに向いてる。ここに居る人で一番向いてるんだ。
＿＿___/ﾆニニ/ﾆ=‐＼ｉ|∧ ／二=‐/＼
／‐=二二＼ニニ∨ ‐=二〕iト.,＿_,.ィi〔ニﾆﾆ／=‐∧ ……アンタに私の『発』を纏わせて、あんたのカラダに精孔の開き方を『覚えさせる』。
. √‐=ﾆニニニ〕iト.,ニ＼ニニニニニニニﾆィi〔二二二〕iト.,
／／‐==ﾆji斗fｾﾁ^⌒^ ＜,､丶`/ //Vﾆニニニ二二二二／`～､ 一人で鍛錬をするんじゃなくて、私はソレを手伝えるってコト！
／／‐=ニィi〔 /, .〈_〈/＞―――＜ニﾆﾆィi〔二ニ=‐〉
. ／／‐=ﾆ,.:.:::::{ /, ／ ＼}二二ﾆﾆﾆ=‐∧ わかる？……アンタはすくなくとも今回、今までより強くなるんだ。
. ／／=ﾆﾆﾆ√:: ∧ '／ )ﾏニﾆﾆﾆ=‐∨∧
_／‐==ﾆﾆニ{ ::::::::: ＼ , ,､丶`::::Ⅵ二ニ==‐∨∧ これでアンタに声かけた理由もわかった？
ニニニニﾆﾆ{ :::::::::::::: ｀`～､､ / ji斗fｾﾁ:::::::::::::::: }二ﾆﾆﾆ==‐∨∧
／⌒ヽ / ｜ /,^⌒
| ′ 八 .ﾄ, ＼ ｜ ∧
| ノｲ | .＼ | | ヽ／＼| i⌒＼/ 才能の無い、言っちゃ悪いけど雑魚を強化しても、意味がな～い！
|{ | 斗忝ミ,|＼| f忝ミ､|＼ | ({
八 /八 ∧ 乂;ｿ 乂;ｿ /＿_＼ 効果が薄いっていうか、成果が出ずらい！仕事量に期待できないからー！！！
/ ﾆ、、込 "" ' "",ふｲニ〕iト
/=／.‐)/二 s｡ ｀ ´ ｨ,／=ﾆニ/二＼ でもアンタは違うよ？才能も少しあって、かつ！想定外にも悪魔の実の能力者！！！！
/／ ‐=/ﾆﾆﾆ=ﾍ＞ ＜ i}=ﾆニ／二ﾆ=∧
_/=ﾆニ二/ﾆ二ﾆ乂＿___ノ=ﾆ／ﾆﾆﾆ==‐/} 私もアンタも運がいいー！
／__,7ニ二ノ-ﾆﾆﾆﾆ=＞＜‐=ﾆﾆニ二ﾆ=‐/ ′
/ /ニニ二/／/ 、 |__| V,＼ ,=‐} } 強めでかつ、次からも活きる『念能力者』を増やせるかもしれない！
/ /ニニ二,.::::::/ ヽ / V/,/,ﾆ!| ,
. / /=ﾆﾆ二/::::::/ } V:::V,/ 八 しかも実と念の二刀流！！！コレが弱いワケがないよねぇ！？ハザマ程でもなくても───。
/ /,ﾆﾆ二, 厂::::{ :. }::::ﾊ} ,
__
.:￣｀ '´￣ ｀ヽ、 /二≧ｭ､ ゝﾍ ヽ
...::´ / /二ﾆ=| ﾟ 。 丶､ ＼
,..:' / .、 .{二二=| ﾟ.ﾆ， ヽ￣
ー=彡' .'､＼＼ ｀ヽ l i二二=| }ﾆ} | }
,' .i.i.|. ＼＼＼ ! ﾄ､ |ニニ=| ｉﾆ! ﾄ､!
{:i 川 ＼＼＼} !ミﾐﾄ､.|ニニ=|: }:/ }
. ‐=≦二=| i , |.| .斗-┼ !ミﾐﾄ､{二ニ=|: i .人 要注意っていう、『駒』とかは何とかなるかも。
‐= ,ｨ仁ﾆﾆﾆ=| |.i i | ´ ,,,r=≠i| ﾄ､ﾐＹ´:ニニ=l: 。 ゝ
γ ‐=≦二二ニﾆ=! |ﾘ ﾘ .〃弋::::ｿi | !ｉ { Ⅷニ=| { ヾ アンタに頑張らせるばっかりじゃないよ？
{ ／ニ=＼二二二ニ:| |ｆトﾐ " ｜｜ ﾘ ｒ' {ニニ| ﾟ。
ﾟ。 {二ニﾆﾆ＼ﾆﾆ' ﾉ人川弋ﾘ） .! i ,, .Ⅶﾆ={ i: 私も頑張るんだ。
，i二二ニﾆﾆ＼ ／´ :从ﾊ ヽ ヽ| ∧ .:{二ﾆﾟ. {:ﾟ，
＼二ニニニニ＼. ﾍ / .:/ﾟ，二∧ |={ ……協力してくれる？私は刺し違えるんじゃなくて、アイツに嫌がらせがしたい。
寸ニニニニﾆ≧o｡ ＼ ￣ ´ ／- | :/二。ﾆﾆ∧ {ﾆ
ヽ二二二二ニﾆﾆ≧ｭ､. ＞ - t イ ／ /二=:}二二∧ ∨‘， アイツとは戦っても、生き延びたいの。
＼二二二二二二ニﾆ＼ {≧o｡、_} ／ :／二ニニニニ∧ ﾟ.ニ}
ヽ二二二二二二∨ニ＼二二/ /::／二二／二ニﾆﾆ∧ i アイツが居ない世の中を生きたんだ。
＼二二ﾆﾆﾆﾆﾆⅥ二二ニ―― 、二／二二二ニニ∧ :}
＜ニﾆ=}ﾆﾆゝ‐=≦＿＿＿＿＼二二二二二二:∧ φ アンタもできれば生きられるに越した事ないでしょ？
/::/ /::::::::::::::::::::: : i:::::::::::::::::i:::::::::::::::::::::::::: V:: :｝ー’
|/ ,'::::::::::::,::::::::::::: |:::::::::::: : :ﾄ,:::::::::::::: 、::::::::i::: i
| l:::::::::::: |::::::::: :/|:::::::::::: : :|ヽ:::::::::: :: |::::: : |:: j_
/:::::::::: : i: : ／ i::::::::::::::::::} ＼《薔》 :::::::|::/i こ ヽ
/::::::::::::::::|／｀"'' ヽ:::::::::: : ,' ''"´ `ｰ┤::::::: |/¨７＿) ) ……アイツはなんとかしなきゃいけない。
/:: ,, }::: :::::| 笊ミ､ ﾚ',:::::::斗笊斧ﾐ |:::::::::: |ｱ/:::::-_´
ノ／/,ｲ::::::::::| 乂ソ ゝ::::/ 乂ｒソ }::::::,:::::j/｀`ｰ､::::: 、 私達が。
´´ ′.i:::::::::::ﾄ, ｀¨ '／ ¨´ ﾉ::: /:::/’ /ヽ`丶'､
|::::::::::::込, ｀ /:: /:::/ ./ ＼､ ｀丶､_ それに、世界政府やハンター協会みたいな大きなところも言ってるんでしょ？
,}:::::::::|ゝ:::::’、 _ _ -=彡::／:ノ /ヽ ＼ ｀`
/ ’::: : { ｀ゝ;:.::> ＜‐ '´ ^ / /| ＼ ＼、 『アイツは止めた方がいい』、って。
| ヽ:: ゝ、 ､ ¨¨ ´ ,ｲ | ', ＼
|__ ＼| 、 ＼ __,..-‐'´ ,ﾉ i ＼ 生きるのは生きたい人に任せるよ。私は……２の次。
/ `丶､_` ヽ ＼ ,／く | ＼
/ ｀`ｰ､ ＼､＿＿__.... '''' _..<´´ ＼ | ＼
ｲ´／￣イ-
{、 | {/ ＿―二ア、
ゝ ＼´＿_ ´ ＞、
, イ´ ￣ ￣ ヽ、"´ ＼
／´｀/、 _ ／´￣｀ヽ 、 ,
/ ／ ｀ ヽ ',
,' / ヽ } }
ｉ / / ヽ ', } .l | だけど、３くらいには生きてたいでしょ？
|' _i 斗-‐＝/、.ｉ 斗-‐=| 、 ﾘ , }
| ´ } | /、_ { | }. | ｀ / / ﾘ 「…………。」
| :| ゞ‐-r、_ヽﾊ }_z-r=ｧ , { ﾄ
, .| { | ら云ド ヽ /ら云} " ﾊ、ﾊ { ほらね。
ヽ ! 、ヾ 弋-ソ ｀"弋‐ｿ / ｲ } ヽ |ヽ
ヾ ゝ ＼_ , //} ノ ヽ ヽ l じゃ、やり方を教えるよ。
‐=≦二二二＼ヽ￣ 人===:、 ヽﾐ 、
‐=≦二二二二ニニニﾆ＼＼ ` -' .ｲ二二ﾆﾆ＼ ヽ 今からやるワケじゃないけどいきなりじゃ怖いでしょ？
r二二二二二二二二二二二ニニニ＞ , '/二二二ニﾆ/
{二二二二二ニニニニﾆ/二二 ＼二ニニ≧ ≦ /イヽ二二二 / 私がこうしたら合図ってコト！私の能力は─────
寸二二ﾆ{: /二二二二＼二二ヽ__／ニﾆﾆﾆヽ:二
イ
, -―-、 ／/
{ {⌒/ /
_ゝ、 ∨ {／⌒｀ミ、＿＿_
f, /7 ━=三≦ミ、ヽ 、／
／ // / ヽ ヽ ', ヽ
/ / } } } ﾍ ヽ ＼
/ イ // へ ﾘ/ ヽ ヽ ヽ
ﾉ´/ ヽ /" ', ＼ ヽ （────────私の能力は『操作系』だよ、バーカ。
/ { } ヽ ヽ | ヽ ＼!
,' ﾊ ハ }ヽ ', / ｝ ＼ 初対面の相手のいう事信じちゃって～。
{ T7寸 / 寸7T } }/ ,' ヽ!
!ﾊ / {戊テ、/ 〒テｱ| ﾘ､ /| ハ }......｀x コレがハザマ側のヤツだったらどうすんの～？
ヽ∧ﾊ''｀´ ｀¨´ }. /ノ/{ jノ ヽ! ナ
＿＿ |ﾘ 、" ' "" |. /ｲ从.／. メ、 ま、私は加賀とかハンター協会側っていうより、『世界政府側』だけどー。
／ニニニニ＞..イ'tｯ' ／|/二二二ﾆヽ
,'ﾆ＞‘￣ ￣-ｒ≦∧ ｰ／二二二二二二} だってお金、たくさんくれるしねー？
.〃＿ 刈ニニヽ/二二二二二二イ
:}二ニ=ｒ‐:‐:,r'ノ二二ﾆ／{二二二二二／ﾟ， ブラックリストにさえ入っていれば殺しても懸賞金が出るんだもん！
/二二/二／二二ﾆ／ ＼二二二ニニニﾆ}
〉ニニ/=／二＞'" ／: /!＼ﾆ=/二ニﾆﾆ=l その中でもトップクラスの『ハザマ』なら、もう仕事もしなくて済むよ！）
//ﾆ/__〃_￣￣ ／ __/ { }://!二二二=}
//ﾆ/:::::::::::: ＼ :/ ％:::::::::: ∧ { | Ⅷ二ニニi
//ﾆ/::::::::::::::::::::: ＼, ／::::::::::::::::::::∧ }j/∧ニﾆﾆﾆl
, ‐-､、
／::::::::::::: ＼_ _＿__
／:::::::::／⌒＞:: `￣::::::::: ￣｀-､､_
/:::::::::／ ／´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ` 、
/::::::／ ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: : ＼
/::: ' , '::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ､:: ＼ ））
/::/ /:::::::::::::::::::::: , '::::::::::: 、:::::::::::::::::::::: ∨::::ゝ、 （『円』を使ってたのは本当。
/::/ /::::::::::::::::::::: : i:::::::::::::::::i:::::::::::::::::::::::::: V:: :｝ー’
|/ ,'::::::::::::,::::::::::::: |:::::::::::: : :ﾄ,:::::::::::::: 、::::::::i::: i ただし、私の『発』の為♪）
| l:::::::::::: |::::::::: :/|:::::::::::: : :|ヽ:::::::::: :: |::::: : |:: j_ うん……うん……。
/:::::::::: : i: : ／ i::::::::::::::::::} ＼《薔》 :::::::|::/i こ ヽ
/::::::::::::::::|／｀"'' ヽ:::::::::: : ,' ''"´ `ｰ┤::::::: |/¨７＿) ) ……え？そんなに強く、なれるの……！？
/:: ,, }::: :::::| 笊ミ､ ﾚ',:::::::斗笊斧ﾐ |:::::::::: |ｱ/:::::-_´
ノ／/,ｲ::::::::::| 乂ソ ゝ::::/ 乂ｒソ }::::::,:::::j/｀`ｰ､::::: 、
´´ ′.i:::::::::::ﾄ, ｀¨ '／ ¨´ ﾉ::: /:::/’ /ヽ`丶'､ （アンタの感情の起伏を強くして、
|::::::::::::込, ｀ /:: /:::/ ./ ＼､ ｀丶､_
,}:::::::::|ゝ:::::’、 _ _ -=彡::／:ノ /ヽ ＼ ｀` 加賀の言ってた事を振り切る為♪）
/ ’::: : { ｀ゝ;:.::> ＜‐ '´ ^ / /| ＼ ＼、
| ヽ:: ゝ、 ､ ¨¨ ´ ,ｲ | ', ＼
|__ ＼| 、 ＼ __,..-‐'´ ,ﾉ i ＼
′ / | ＼ :. :.
! ′ ト ､ ∧ ｜｜ : ヽ }
| /{｜ | {ヽ ! | !｜｜｀ ｜ ∨
| .'! | 乂 | ー＼＼ | j＿}/| | | | ､ ヽ （お偉いさんはよっぽど、自分のトコロで悪魔の実を譲られたり、
り | !仡禾.｀ ＼ﾉ´乏ﾐx ! ! ! .′{ヽ {
∧ ! |. 乂{ 乂ﾉ,.ﾉ ｜)jノ | }′ コヤンスカヤとかいうのが人類圏の人間じゃなかった事、
i{ |从 } ′__ 从 j ＼ .|
ゞ-─＜⌒ ､ < ノ ｲ /{ i{ ト从 ソレをアッチに先に指摘されたのが嫌だったみたいよー？
ﾉ ヾ≧..... _／イ二二≧ｭ､ . }ﾉ コイツ
r‐く〈 こーくこ〈_ノＶ＼ /二＜二二二} 私には関係ないけど！私に関するのは『実の能力者』にある程度成果出させて、
|ニニニニﾆ7二二二二ヽ/二二二二二ﾆ＼
{二二二ニﾄi二二二二二{二二二二二二／ﾟ， ハザマの『協力者』とやらを殺して持ち帰る事！
i二二二ニﾆVニУﾆ＞'"´＜ニニニﾆj二二ﾆ》
;ニニニニﾆ≦／ // :i ヾ、 :＼二=＼ アイツに嫌がらせしたいのも本当だしー？でもそれ以上にー……。）
/二ニニニlﾆ/ ／::::＼ :. ／::::≧o∨二ﾆ∨
＿
.: '":. :. :. :.＼_ノ:)＿＿
_／:. :. :. :. /:. :.､: ヽ:. :. :. :. : : ＼
⌒7:. :. :. : /:ノ} : : ﾊ :. ｉ:. :. ＼￣）:. ）
{:. :. :. :.x=ﾐ }:. ノ__}i: ト:. :. :. ＼／
从:. :./ ゞ' ⌒ vﾒ从 ＼:. :ｉ:＼ （アイツの事が気に入らないね……加賀……！
{:.ト ゝ ' 八:{ ):.八 :.)
＿ ゝへ ' ` イ__ ヽ ／ )/ 私より１年後からハンター試験受け始めたクセに、
／⌒ヽ＼ ∧` -:／＞ ' ⌒ヽ ／'
／ / ｸ ハ ／／ ／⌒ヽ 〉 私より早く受かりやがって……！
/ / /人:{／:ﾍ::＼/ ／人
{ ＼ ／￣{／人:＼ ',::::〕 ／ --- ) しかもアイツが受かる年、私が試験の時組んでやろうって言ってやったのに、アイツは蹴った……！
} ／￣￣＼ ヽノ ＞＜／＼::V::{ /:. :./￣￣ヽ-,／'￣￣ ＼
} ' ―=ミ＼ ／////// Y⌒＞ { ゞイ /:::::::V ヽ ソレで落ちたんならまだしも、受かるってのはどういう事だよッ……！
/ ／ /￣ハ } 八/////'八:/:::::: ７ | /::::::::::::. ＼ }i /=
, ／ {: :// ∨ ∨/////∧:::::: 人 ∨'::::::::::／:::､ ) 八 '== ホント気に入らない……！
j ＿__／￣＼_／ }￣/￣￣ ＼:／}＼ ∧:::::::::::::::::::∧ / /==
八 ＼_:／:. :. ／ヽ}/> 〈{ { ／ ／ヽ_ ＼:＼:::::::::::/::∧ / ' /== 金より未知だの人だのと……綺麗事ばっかり言いやがって……！
＼＿人:. :/:. :. :.{:＼ 〉､ ＼＿＿／ ／:. :.〉 {― ＼::::::::/::::》, ／/ }==_/
爪 ﾐ:. しハ人_ ＞'": : :.／ :. :／ヽ八 ＼:::::::::::::》,／ /==/ 政府のヤツらの言う通りでしょー……！？）
乂＞ ､＼::}{: : : : : : :／:. :.／: : : : :} ､ ､／::::::》 /==/
（:. :.＼､￣:. :. :. :.／ : : : : : : { ＼ 〈:::::::::::::》. /==/
／ ― ＼､―=7: ／￣￣: :八 ヽ 〈:::::::::::::/==,
／／ ￣￣ ＼､/:/: : : : : :.／: :.ｉ } 〈〉:::／=／､
// / ＼､: : : ＿: : : : : : ､ / V=,／::::::::》,
/ / Λ ,/ ',,
' ∨/ l! } ,,
ハ i| _」L}--- ---}-}-- ii
{/ | /| |{ﾉ芹苳ﾐ､ {＼}ノ / .::
|/ 八| 从 之ﾂ 丶 斥ﾊ ′ / （金がなくって、何ができるってぇ～の……！！
ｲ 从 /ハ ＼{ “ﾟ / /}ノ
八{ ΛΛﾘ ' 厶イ アンタもハザマにお熱なようだからさぁ、加賀。
ハ{ V ハ/心、 `ー ィ }リ＿_
人/ /イ{/ 会ト イ}ノ ノ二二ﾆ:、 そんだけハザマに傾けてる船、沈めてやるよ。
／二ニ-=ﾆﾆ圦 jﾄ.{ニニニﾆﾆ∧
／ﾆ＞―＜二二＼二／二二ニニﾆ二} で、金も信用も名誉もぜ～んぶ無くして、
/:／/__:／二＼二ニニニ=/∨ﾆﾆ二二ﾆﾍ
/:八:.{／ ―――ヲ／⌒ヽⅱﾆﾏ二二二二| 身売りでもしないといけないようにさせてやる……！
/=/{´＼ ⊂ニﾆ´ ⅱ二∨ニニニ=ﾘ
/ﾆ{ ∧ , ――┘ ∬ ヽ=ﾍ二二ニ从 最初っから持ってる側のヤツがさぁ、金の為にハンターになった私や、
|ニﾍニ＼／/ :∨. ヾ、ﾆﾆV二二二ﾍ
|二=iﾆ／/:::{ ′ :}ヽﾆﾆﾏ二二ﾆﾆﾊ この子みたいなヤツの気持ちなんてわかりっこないって～の！！）
〈二ﾆﾆ／:::: : ＼ /: : ＼ :ｉニニニ=/
|ニﾆ.′::::::::::::::::＼ .: ／::::::::::::::::|二ニニ/
{二=|:::::::::::::::::::::::::::ヽ | ／:::::::::::::::: : ハﾆﾆﾆ/
／ ｀ヽ⌒ヽ
)Ｖ У ） |i
/ヽ ／ 〃 ｢￣ ｀`丶 （ ( 八 そういうことで！
r┐ ｉ .〃 { ; ヽ ヽ /|
.＞ } } /ｉl ｉ| ､ ＼ | |ｉ ﾊ / ﾘ じゃ、私もちゃんと加賀に挨拶してくるわ。
./___/_ﾉ ｉ| 八 ヽトミヽ.ﾉ i⌒Ｙ '. /
f二二{___ ｉ| ヽX´「ヽ Ｙ |) 八ｲヽ l/ 知ってる者同士ではあるけど、ココじゃアイツの方が上だからね～。
Ⅵ二二} 八 {＼ ヽ＼z=ﾐ. ! ﾙﾍｉ 八 } ﾉ
. }二ﾆﾆ} ＼ ヽﾄ.ゝ} | /ｊ／ﾉﾍ、 /′
. {二二=! |八′ _ ノ l /Tノ´ ソ （だから、全部無くして持ってないヤツのトコまで落ちろ！落ちろ！！
. i二二二ヘ ﾉヘi≧=- イl'＾{＿ ％⌒＼
ﾏ二二二=＼ ／￣ ⌒//} {{/ ＼ 私の下にアンタはなれってｪ～のッッッ！！！
＼二二二ﾆ}＿＿＿＿ / ,// / ⅱ ヽ
. ﾍ二二二/二二二=/ ,..:.´／ /| 入 __＼ お偉いさんは私の味方なんだ、アンタの味方なんてアンタの部下だけー！
. ∨二ﾆ/二二二=/ ／:.:./ /:.:ｌ ' i ＼'/////ヽ‐=≦: : 二二＞｡.
ﾏ二/二ニニ=/77/:.:.:.:.:l ./ /:.:.:.ｌ ∨/,＼///⌒/ヽ＜二二二二二 金もないのにハザマがだの人の為だのご苦労様！！
ﾏ/二二二=/// i:.:.:.:.:.:! / i!:.:.:.:.:l ｌ////ヽ{ 〃二}二ﾟ.二二二二二
. {二ニニ=////.ｌ:.:.:.:.:.:ｌ ｌ ｉ!:.:.:.:.:.:.i! ｌ/ ／∨/{二二/二ヽヽ二二二二 私は私の為にやるから！仕事して、金もらって、一抜けするよ！）
!二二二′///ゝ:.:.:.:∧ '. i!:.:.:.:.:.:.:.:.'., /,'/ ///:i二ﾆ/二二∨＼二二二
ｲ´／￣イ-
{、 | {/ ＿―二ア、
ゝ ＼´＿_ ´ ＞、
, イ´ ￣ ￣ ヽ、"´ ＼
／´｀/、 _ ／´￣｀ヽ 、 ,
/ ／ ｀ ヽ ',
,' / ヽ } }
ｉ / / ヽ ', } .l |
|' _i 斗-‐＝/、.ｉ 斗-‐=| 、 ﾘ , }} ふふーん……。
| ´ } | / { | }. | ｀ / / ﾘ
| :| ゞ,. -―-ヽﾊ } -―-l､ , { ﾄ
, .| { ,.=＝= ､ ヽ /,.=＝=､ ,'ﾊ、ﾊ {{ （死にたいヤツは死ねばいい！！
ヽ ! 、ヾ ｀ ./ ｲ } ヽ |ヽ
ヾ ゝ ＼_ , //} ノ ヽ ヽ ll 私は死にたくなんてないしお金も欲しいから、
', ヽ￣ 人 ヽﾐ
. ,.-―', ｉ＼ ｀ ´ イ ヽ、 両方も～らうッ！！）
/ニ二厶ｨ'_/ﾐiｘ. ィ=ﾆニニ`．
／二二二二二ニ==≧=≦=7二ニニﾆﾆ}}
{ニニ二二二二二二二二二二二二二ﾆﾍ
弋二二二二二二二二二二二二二二二ニﾍ
| |二}二二二二二二/⌒＼二二二二二二}
| |二i二二二ニﾆ=‐ | !乂二二ニニﾆﾆi
| |二|二二二＞'"´ |＿__| ＼二二二二:}
| |二|二二≧ ⅱ ＼ ヽ二ヽ二:/
{ {ニ|ﾆ=／ ∬ . ヽヽ￣￣ﾏ
ﾏ ﾏ=|=:/ /:: ＼: ヽ 〉 ＼ :ヽ
ﾏ ﾏﾆ/ ／::::::::::: ＼ }/ ／::::::::: ＼ ﾟ，
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│ _ │
│ x ´: :｀Y´:） │
│ ´: : : :.｀Y: : ﾉメ、 │
│ ／.: : : : : : : : .-=≡＝=- │
│ ζ´: : : : .。 ﾟ ｀χ_ ノ} .│
│ ｰ=彡／. : : : / _ ﾉ .│
│ ζ´: : : / ヽ へ く │
│ .ノｲ : : ::ｌi __/ ヽヽ .│
│ |: : : ｉｌ|: : ￣7 i ヽ 八ﾘ │
│ ﾚ: : :リ: : : ./.: / |i卜、 卜、 ヽ ) │
│ }人: : {:. : :{: : 仏孑升 ）,才ｧ} !メ .│ 「…………。」
│ ノ' ∨＼ 人: . ｛人ﾋ:ｿi ´ ゞイ从ｊ .│
│ ′ i|⌒ヾ、}′｀¨ ´ 八ｊ │
│ ゝ―＝==..ヽ、 ｰ ‐ ／:::::L_ .│
│ __|::::::::::::::::::::::::.＼____／.::／::::::‘， .│
│ |::::::::::::::::::≧x､::::::ヽ | ヽ/:::::::::::::/ .│
│. |:::::::::::::::::::::::::::::≧x､:∨:::::::::::／:::::::ヽ . │
│ L＿＿＿＿＿＿＿ヽ/ 7/::::::::::::::ヽ:ヽ │
│ // /:::::::/:::::::::::::::::::::::/ | |＼::::::::::::::',:i .│
│. i::i i::::: /:::::::::::::::::::::::/ ゝ┘ ｀ヽ:::::::ヽ､ │
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│ ///:::::::::/:::::::::::::::::::::::/::::::::::::＼ } ／:::::::::',} .│
└──────────────────────────┘
＿＿
,､丶`-―――-｀`丶､
,､丶`.:: .:: .:／.:: .:: .:: .::＼.:: ＼ ＿
／ .:: .:: .:／.:: .:: .:: .:: .:: .:: :＼.: :／.: .: :＼
.:: .:: .:: .:: .:: .:: .:: .:: .:: .:: .:: .::V.:: .:: .:: .:: .::.
/ /.:: .:: .: /.:: .:: .:: .:: .:: .:: :/.:: .:: .::.:|.:: .:: .:: .:: .:: i
.:: .:: .: : /.:: .:: .:: .:: .:: .:: :/.:: .:: .:: .::|.:: .:: .:: .:: .:: | ＿ （できない子……。
ｉ.:: .:: .:: .::/.:: .:: .:: .:: .:: .:: ./:|.:: .:: .:: .::,.:: .:: .:: .:: .:: , | |
|.: .: .: .: / :|.:: .:: .:: .:: .::. ' |.:: .:: .:: :/.:: .:: .:: .:: .::/ /| | この人が、誰かの為にだとか新世界の危険性だとか……
|.:: .:: : /＿|.:: .:: .: .:::／＿__|:ﾊ .: .: ,.:: .:: .:: .:: .: / //| |
|.:: .:: .ハ''^|.:: .: : ／ 斗rｯf ｱ .:: .:/.:: .:: .:: .:: .:/ ∧/| | ハザマを止めないと、だなんて理由で来る人かしら？
. 八 : .://∧ | .: ／ ｀¨¨¨´/ .: :ｲ.:: .:: :／.:: / ∧: |
＼i//叭 ／〈 /⌒ ／).::／i:(__:〈 | | ……私の知ってる限りの彼女の人物像では、あり得ないのだけれど。
､ ' ,､丶` ￣￣| | |',
＼ ` ⌒ ／ ／ ノ＼ | |∧ でも、もしも───────だなんて思うとおもって？貴方に対して？？？
ー‐ ⌒/-‐=＝ ￣ ＼_ ＿| |∨__
／―――- ＿ i|￣|⌒ヽ | | | |i | コヤンスカヤに思ったように？流石に無理よ。
／ ￣￣￣ ￢二=- _ 八 ∨〈 | | | |i |
,.｡sｮiI〔 ＼ ＼二＼＼＿>_＼＼| | |i |/ 彼女はまだ信用と友好を重視してたもの……だから怪しみ、後は追わせなかった。）
,.｡sｮi〔[〔〔〔〔二ﾆ=- ＼二＼〔二二〕 | | |ｉ / /
_アﾟ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ V:::::::::::::::::::::::V
_ｱﾟ::::::::::::::::::::::::::::,':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`､}:::::::::::::::::::::::::V
_∥:::::::::::::::::::::::::::::,'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::‘:,::::::::::::::::::::::i::}
j{::::::/:::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',::::::`､::::::::::V:::::::::::::::::::|
|:::::'::::::::::::::::::::: / |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::: V::::::::::::::: |
|::::i:::::::::::::::::::::/ W::::::::::::::::::::::::::::::: : |V:::::::|:::::::::::::W::::::::::::::| （方向性は真逆、だけれどもコヤンスカヤと結論は同じよ。
|::::i::::::::::::::::::,:' V::::::::::::::::::::::::::::,':::ﾘ. V:::::|:::::::::::::::::::::::::::::::|
. W::::::::::::::::i/. V::::::::::::::::::: : / }/. V: :!::::::::::::: }::::::::::::: | あの子……長には言っておかないとね。
|::i::::::::::: : | " - ､,_V＼::::::::::::::/ _jI斗- .Vﾘ:::::::::::::::}::: : :{:::::|
|::i::::::::::: : | {¨芹:示 ＼::::, ' 芹示" .}::::::::::::::: ,':::::::::{Vﾘ 私が消耗する事を許すと思って？）
|::|W:::::::::::| 乂_乂 乂_乂 /:::::::::::::::/:::::::::::{
}( V::::::::::ﾄ ,_~^ ^~ /::::::::::::::,:'::::::::::::::{
､::::::{ ' , '::::／::／}::::::::::::: |{
＼{ ＼ ,"７::／ _ .}::::::::::::/|{
. ` ､ " ｀ " }:::::::: ,'
i＞ ｡, .ィ. }::::: /
i | 人ﾉ(
,ｲ {､
,..---...､
__/:::::::::::---...､
＿＿_/:::r=ﾐ/::::::::::::::::::::＼
..::´:::::::::::::::::::::::::::::::￣:::｀::...、:::-::、:::.
／::::::::::::::::::／::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼::::::＼〉
/:::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼:::::::.
/:::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::＼:::::::＼::::.
/:::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::ﾊ:::::::::::＼:.
. /:::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::!､::::::::::::::::::::::|:::::::::∨:ﾊ
::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::/ ∨:::::::::::::::::|:::::::::::|::::::!
|::::::::::l:::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::/ ∨ :::::::::::::|ヽ:::::::|::::::! （念能力者より珍しい……『悪魔の実の能力者』を。
l::::::::::∨:::::|:::::::::::::::::::::::::::/ ∨:::::::::斗-l :::::|::::ﾘ
l:::::::::::::V::::|:::::::::::::::::::斗/ ´￣￣ V:::::::::/ ;:::::::|::::l| メンツで動いてハザマを止められるワケが無いでしょう？
∨:::::::::::＼|:::::::::l:::::::::::/ V::::斧7从::::|:リ|
∨::::::::::::::∨:::::|::::::::/__,.ィ劣芋ﾐヽ ∨以 ;::::::l:/ ::::| 彼らの留飲を下げたら新世界からキメラアントのような生物が消えるの？
＼::::::://∨:::∨:::ｌ ヘ以ノ ヽ｜:::ﾉ :::::::|
＼ヽ＼,＼圦:::! / 从:ﾍ:::::::::| そんな事はない、一切繋がらない。
＞＼ゝヽﾚ′ /:::::::::i、::::::.
(/l/ﾘﾊ ｰ ， ｲ ::::::::::| ＼::::. だけど、長の念能力の目覚めには……手を貸してもらうわよ。
＿r} ≧s｡ ／l:::|:::::::::从 ヽ:!
〈Ｖ {: ＞ |≧s｡ ﾍ:::::ﾄ､:::::::::::::::: ﾉ 貴方の能力は丁度いい。）
／￣/ ｀ ＜:.＞ ｜ )ﾉ ＼::::::::::}
_＿ -ー-. . ､
. . : :´ィ⌒: :ー: ､: : : ミ: ､
／: : :／: : : : : : : : :ヽ: : :ー: ＼ .-ー､
／:/: : :/: : : : : : : : ; : : : ＼ミ:ｰア´ : : : : ヽ
/: : /: : :/: : : : : : : : /|: : : : : :ヽ_:7: : :i: : : : : :i
/: : : : : : j : : : : : : : :/ !: : : : : : :Vﾊ: : |: : : : : j
/: : : :|: : :/!: : : : : : : / |: : : : : : : ',: {: ｲ: : : : : {
ヽ: : : |: :/ |: : : : : : :/ !: : : : : : : :': ゝﾊ: : : : :| （他力本願、『誰かに何とかしてもらおうとする貴方のような人が持つ能力』は。
| : : |: :! |: : : : : : ! !: : : : : : : : |/ :ﾊ: : : : :!
|:'; : |: j i: : : : : :! -―ｷ:≠!: : : : :j: /: :人: : : :. 忘れているの？できない子。
|: :＼:{｢｀ヽ!: : : : :| ´ x,_ｚLﾊ:j : : : 人: : / ヽ: : i
| j: :个]｢マtミ-､: ! 7'ﾍ:tjﾃア : / ﾘ:ﾊ{ '; : ! 念能力は自身の資質、自分の生き方が大きく反映される……。
|ハ: i: ﾄ^ ゞ-^ ７ ~^/;イ:/ ,ｲ:{ , : :i
j ヾ: 从 ､ ´ 个:人｢｀ {ヽ__j!: :! 根底に持っているモノが違ったとしても、
/ V 八 __ ／!/ ';_:_:八: :i
V ＞ 、｀ ﾟ ィ {L |: ! 積み上げてきたモノがより大きく多ければ『そうなってしまう』。
｀ ヽ イ ヽｰ､ i |
_ ィハ ﾉ ヽ ＿ ﾘ 貴方の能力は『操作系』よね？できない子。
＿＿ .／7 /ﾉ ／ 人/:i:iヽ,
／:／フ´￣/ ／´ ／ ／ .／:/⌒ヽ 貴方の事を知ってる私が居たのが、貴方の想定外。
/:i:/￣ /{/:f ／ ／ ｲ:i:/ ＞,
/:i:/ ｨ[ ﾑ / f:i:{_. ィ´_＿ ／ ｲ:i:i/ ￣| 私、貴方の事を試験を受けていた間ずっと見ていたのよ？）
/ｊ:i:/ィニヽｊ { |:i:i／ ./:i:i:i:i:ヽ. /:i:i:/ ／ !
| |:/ニニニ＼ ノ´ _./:i:i:iｧ､:i:i:i∨:i:i:/ ／ ｌ
|:::::::::::::::::::::::::::::::: : ,' ＼::::: |:::::::|:::::: :',::::i::::::::::::_:::::::::::::::::::::::::::::i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
|::V::::::::::::::::::::::::::::,:' ＼:|:::::::|::::::::: ',::i::::::::: | ＼:::::::::::::::::::: !::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
V V::::::::::::::::::::::::/ _ - ^~ |::::/!::::::::::::::::::::::::: | V::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
V V:::::::::::::::::: /" j::/ .}:::::::::::::::::::::::::::| .}:::::::::::::::::::i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
V:::::::::::::::/ .x≦芋ﾘ // _ }:::::::::::::::::::::/::, ,::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: （あそこまで来て……ハンター試験を自分との闘いとも、
＼::::::::∧ Vr刈 .// }::::::::::::::::::/!: , /:::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
＼::{`､! 乂ｿ }:::::::::::::: /.:|:, .,.::::::::::::::::::::::::: !:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 試験官との勝負とも、
` , " ,'::::::／／ / ^.V::::::::::::::::::::::::::|::::i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,
/ /::／ V::::::::::::::::::: : |::::|､::::::::::::::::::::::::::::::::: / 課題との立ち合いとも思わず、
, ､:::::::::::::::::: |::::|Λ:::::::::::::::::::::::::::::/
く ]is｡,::::::::::ﾊ:::| V:::::::::::::::::::::::/ 他者との競争としか見ておらず、
＼ ＞-≦:|! V::::::: /::::: /
＼,, _, - ' }::::::/|::::::/ 他者の足を引っ張れば合格できると思っていただろうから。
､ V＿_ /:::,:' _|:: /
＼ , ´ V _jI斗=ﾆ ￣ ｀ /:,.:' |:/ 貴方は才能があったわよね、できない子。
＼_. '’ .V _,｡s≦ / V
.｡si「 V 試験官や試練を騙したり潜り抜ける才能が。）
／ V
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::こ二、''''' x ﾏ::::V=＜
/:::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::z'- ミ:::`*、 .ヽﾍミ:V::::::｀ヽ
,::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::/ `!''＜ ~”''y== ~ `ー‐-- =.ミ
,::::::::::::::::::::f:::::::::::::::,ィ′ l:::::::::::l｀` i!、 ,. '" ヽ
.!:::::::::i::::::::::!:::::::::ア"i!ヽ、!::::::::N i!.｢＞s、. / ',
!::::::::l:::::::::::V::／ i! !:::::/ 斗ミl::l:::::::} ヽ! ,
\"ヽl::::::::::::iえ芸ミx l／ l:i!:::::|-‐.l , （だけど『飛び越えよう』とは終ぞしなかった。
{ ,x.ﾝ!::::::::N 辷;;炒 ㍉ _＿_ i!V::l::::l::l ,
ﾊ ヾ .l:::!ヾ､ ,:: 乍;;;;心､ Y:::::l::l , だから私は、貴方が近くに居る事は危険だと考えた。
＞.､ゞ ,':: ゞ斗"ソ:::::::j:::! ,
ヽ'., ,.'::::/::ﾉ:::l , ……えぇ、そういうハンターが居てもいいわ。
.ﾍ _ メ:::,.ｲ:/::::::! ,
ヽ ` ∠::ｧ':::::::::::::::! , だけど私が親しくなりたい人でも、目標にしたい人でも、
}:＼ ,. イ:::::::::::::::::::, .; ,
／l:::. ` ､ ,. ｡r＜::::::::::/::::f:::::::::, ; , 仲間内に居て欲しい人だとも思わなかった。
, ' /;l::i::.. ￣ ../ |アﾉ;/≧川＜,' :; ,
,z/ ./;;;j:::i:::::... / ／z彡" ,' :; , だから貴方の提案は『３年連続で』蹴らせてもらった。
／/ l, ィ :::i:::::::: /, '_,../;;;;;;} / ,' ; :',
／;;;/ | l:::i::: ., 'z";;/;;;;;;;/;Y , .: ', 毎年声を掛けて来たわよね……憶えてるかしら？）
_ ,,...,, _
..:.:´.;.:.:.:､:.:.:.:｀`く:.:＼
,..:.:.:.:イ.:.:.:.:.:.:.､:.:.:.:.:.’,:.:.’,
/.:.:.:.:.:.:{:.:.:.:.:.:ﾄ､:.＼:.:.:.‘,:.:.|
.′:.:.:{:.:∧.:.:.:.:| _＼:.}:.:.:.:.}.:.|
|.:.:|:.:.:Ⅳ_｣＼:.:｢,ィ斥､:.:ト.:.:.| （私は憶えてるわよ。
|.:.:|:.:.: ｨf笊＾ ヽ ゞ'ﾞ |:.:|ﾉ:.:.{
､:{､::.:. ゞﾞ ' Ⅵ.:.:. | 忘れたくても忘れられなかったわ。
＼〉 -‐ ｲ.:.:.:.:八
｀ ..,,__ ／| |.:.イ 貴方が合格した後、足を引っ張ってくる事があるだろうと思ってね。）
-j{｢ ｢ﾉ 》〉ｰ- ､
／ j{{∨ﾊ､ // j{ へ 、
/ { j{{ ∨ﾊ＼// /|ﾆ／ }
/ /三＼Ｖ∧'/ / }=〉 ､
/ ∨三三‐≧=- / }ﾆ＼ / ＼
｢､ /三三三三三三≧=-､ﾆﾆ〉 /
/ ヽ {三三三三三三三三〈ﾊ'´ {
／ ､ﾆ三三三三三三三三} 、
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
/).／／／l
,っ／／／〈´／‐７
/ くヽヽ､ 丶 ヽ／っ
/､ヽ､ ヽ 丶 l ´ l／
/ ヽ ', ', ', ll |
／/ / l ', l l l l
/〃 / / 〉l | | } !
i 〃､ / / ! | | | l
/〃ﾐ / / l | | }|
/ //ミ / / / / .}/
//彡ミﾐ ' / ./ ./ ..ﾚ
＿_＿ノ ∟ミﾐ､ / ./ / /
iﾆ´三彡 ｀‐､ ､ ，／ / ／
＼ 〉 ___ ｀‐､ .ノ ノ
)､ l｢ﾆ､ヽ､ ｀‐､
／l '‐- ､ ` ´ ｀ '｀ ‐ ｀｀､ ､
/ //巛彡ﾐ＼ ＼ ﾆ，-､_ ＼｀ ‐､
／／〃《 .i X´ ｀‐､‐- ､__ >､､〉｀ ,‐ ､_
/ /ﾚﾌ 〉 ヽ ,===´- ／ / ｀ ‐､〈 ＞ヾ､> /ﾐ｀.i
/ ´' ,イ ゝ ) 〕 l ./ ｀ ＜´´ >彡､ ﾉ
／ヽ___ __, -/ 〉〈─´< / ｀ ‐､,-／
/､｀‐-､__, - l|／´ ／ _ノ ,， 'ヽ
./ ､_｀‐- -- > _, -‐´ ／´ ／ ﾉ
7､_ ｀ ‐- -‐´_, -／ ／丶、 ／ ,,｡*''⌒; ……お、帰ってきた。
ﾚ'| ﾌ‐- -‐ ´ ／ ／ ／ ,.，､ ´ ノ
| ||ヽl､ヽ､ l´ / ヽ 厂｀ヾ ヾ_ イ 良かった、まだ俺の使いじゃないんだっけ……
｀' l .l l !ヽ) / ｀j{.，.｡,j l__ イ
｀' ﾘ ` / j{ _}ー'"´￣l~"''＝=-､ えっと、なんだったか。そう、『ネン』、ネンだ。
./ -‐ ┤__ 二 }ゝ、 _j__ ノ
/ ｀l l ｀rﾆ二 __ ￣ 放出系？とかいうらしいな。
./ ㍉、} !ノ 、 ,: ｀ゝ､
〈 / ！ ｀ｋ～ ､ `ｰｱ とにかく届いて帰ってこれる範囲で……。
＿＿＿＿
ﾄ､__ , '´ .: .:.:.::｀＞
Y t ｀ヽ / .: .:.::,. '´
,ﾊ:.::. ﾑく:.. . .:r '´
/::.:ゞ:.:. .: .:.::/
. _L:. ',:.::..:.:/
/ '.:／
'. ..::i:. ヽ.
'. ',:.::.:.ﾍ.:.. ｀ヽ、 おー、よしよしよし。
'.. .::Ｖ^~｀ヽ.:.. ..:.>
r ､ ∧:.::.. '. ＼:. . :.>' ﾊ さ、今度はどんな頼りを送ってくれた？
| |/ /∧:.:... '. ＼>'′ / 卜
| | | i |＼:.:. '. . ,. ､ / /卜 ……おや……コレ、はー……。
｢＼.Ｌ LＬﾊ ＼_} / l／ / / |
ｌ ∟..__ ＼. / / / / /
＼ ￣｀ヽ＼ / / /
丶、 ヽ / / , '
｀Y ｉ 〈 /
| | ｉ ,/
| | | |
| | | |
/:i:i:i/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i
,i:i:i:i/i:i:i:i:i:i∧i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ
「｀Ｙ. |i:i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ:/ ∨i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:
| _| |i:i:i:i:i:i:i:ｉ:/ ＼ Vi:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ
| | |i:i:i:i:i:ｉ:ｉ:|~""'''‐∨i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ
| | |i:i:i:i:i:ｉ:ｉ:|＿__ ∨i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i 【エルディア王国 ユミル９部族『予言』、旧称『進撃』の部族。
| ノ| li:i:i:i:i:i:i:i|二ヽ｀~''‐∨i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:
! |. li:i:i:i:i:i:i:|弋ソﾐ ｀∨i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ 『前族長』第二夫人長男────『現族長』 エレン・イェーガー】
. / .|. ,i:i:i:i:i:ｉ:|`¨¨~i} .:.:.:寸i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:
/￣ ､ ノ| ',i:i:i:i:ｉ:| / /:.:.:.:.:.:. 寸i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ
ノ ｀''＜ ｧ‐ 、Vi:i:ｉ:ｉﾍ 廴___:.:.:.:.:.:.:.:.:. 寸i:i:i:i:i:i:i:i ───────ちょっとマズいかもだな。付いてる“オマケ”が。
. | ＼ / 〉 Vi:i:ｉ:ｉ:ﾍ ｀ヾ､､､､:.:.:.:.:. : ヾi:i:i:i:ｉ:
. / ヽ ＼. {'￣l / ∨i:i:i:i:i:h、 ﾏﾆﾆﾆ＞:.:.:.:.:. : ',i:i:i:ｉ 父さんや兄さん達に相談しよう。
| ヽ Ｙﾞ ゝ彡. |i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ:h、ー‐'':.:.:.:.:.:. : ,ィ州i:i
| >、 ヽ__ノ /. |i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉﾊ :. : :,ィ:.:.:.:.:州i: ……ミカサ！ミカサ！！父さんを呼んでくれないか！
| ＼_ノ / |i:i:i:i:i:ｉ:ｉ:ア `'廾'''"}:.:.:.:. 州ｉ
| ／^Ｙ / ＿＿|i:i:i:i:i:i:i| / {:人. 州 うん、ジーク兄さんの所に行くよ！
| 八_／＞'''~ 从i:i:i:i从 /| 乂 ヽ ／川
. /|乂_. イ∥ /∧''~￣￣彡彡ｿｿｿ. / | .ﾊl|l|ヽ {ﾊ..川 ちょっと聞きたい事があるんだ！
./ | ／/ / { 〈. / . | / { /ハ
.＼.|. ／ / / . { ∧ /. |／ ＼// ＼
／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;:::::::::::::::::::::＼
／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::.
..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ,〈::::::::::::::::::::::::::::::::::.
. / :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ;::::::::::: ∧:;::::::::::::::::::::::::::::::::::::. 【『予言』部族族長夫人 ミカサ・“アッカーマン”・イェーガー】
/ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: /:::::::::::/ '/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::.
.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/!:::::::: / '/ ::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ﾉ :::: / '/::::::::::::::::::::::::::::::: ｉ
ｉ:::::::::::::::::::::::::::::::::::／}／ ::::: / __ '/ ::::::::::::::::::::::::::: l! ジークの所に……？
|::::::::::::::::::::::::／芹=ミ、::::::::/ r '"⌒^`}:::::::::::::::::::::::::::::: |!
. 八 :::::::::::: ／／^乂__j::::::: / ｘ芹'^￢ﾁ::; ::::::::::::::::::::::::::: |l 「リヴァイ義兄さんにもだ。」
l＼「:::::(::::(__ 八::::/ ー=ｲ::/::::::::::::::::::::::::::: 「ﾘ
|::::::ヽ::::::::､｢ )' |/:::::::::::::::::::::::::::::: | あの人にあまり頼ると痛い目を見る……あのチビに何の用が……。
|:::::::::::::::::::::＼ 、 ,:'::::::::::::::::::::::::::::::::｢|
l:ｌｉ::::::::::::::::爪^＼ ´ ／^|::::::::::::::::i::::::::::::八 「君の兄だろう……？
j八::::::::::::::i:|::::..、 - 、 j:!::::::::: !::|::::!:: /
＼从八!::::::::＼ ` イ八从八ﾊ八/__,,彡ヘ、__ ともかく相談があるんだ、特にジーク兄さんに聞かないといけない。」
)ﾊ八｢＾ __,,.. ＜二ﾆ=-=ﾆ二三二ﾆ=…-=ﾆ_ﾉ
／三二ニ＝…―=ﾆ二.,,__三二ニ＝…―=彡, 適正があったとはいえ……貴方の家から出て『獣』の族長になったあの人に？？？
く三二ﾆ＝…―=ﾆ二三,,_三二ﾆ=…―=ﾆ二三<
／⌒ヾ三二ﾆ=…―=ﾆ二三.,__三二ニ＝…=ﾆニ ＼ 便りは『戦槌』、タイバー家産まれのアッカーマンでしょう？どうして彼に用が？
／ ｝三二ﾆ=…―=ﾆ二三二ニ＝=…―=ﾆ二三_＼
l:::l /::/ - l/. '/::::::::::::::::::::::::::::::::: :::::::::::::::::::::::::::::::: |
|::l:::::::､,,,- _ '/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::::::::::::::::::::::| 便りの方はまぁ問題なかった。
|::|:::∧ ^ミｘ - _ '/:::::::: :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |
|::|::::::::抃ｭ､} ＼ '/::::::|i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| 『ミズミシキ』程画期的なモノではなかったけど、素晴らしい事だ。
|::|:::::::: 二 / .＼. '/:::::|i:::::::::::::::::::::::::::::::: ::::::::::::::::: ::|
|::|:::::::: ./ "" ､ '/::::|i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| 全く別件───────────できれば大事にせず、
|::|:::::::::. / ヽ:::::|i::::::::::::::::: ::::::::::::::::::::::::::::::::: |
|::|:::::::::::.丶 - |l::::|i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::::::::| 知られる人数は最小限にしながら……
|::|:::::::::::::::. ､__ |l::::|i::: |l:::＿___::::::::::::::::::::::::::::::::
乂l:::::::::::::::. ト ヽ |l::::|i:::从ﾄ-.､ ＼::::::::::::::::::::::::::: だけどできるだけ総力戦でやらないといけない事ができてしまった。
}:::::::::::::::::. ￣ ￣ |l:::::|i_-=≦ l |::::::::::::::::::::::::::
|::::::::::::::::::. |l-≦ ./ |.┐::::::::::::::::::::.
|:::::::::::::::::::>------=≦ﾆ /￣ } / :l l_::::::::::::::::::::::
|:::|l::∨／ l /ﾆﾆ=- .} ｢__/ / }､-=＝ニ::::::.
|::八イ/ l ＼_ l ./ / } -=ニ
ニ=- / :i } | / ∧ 、
ニ=- '" _ -./ '. ∧ l } ＼
／￣＼＼__ - l '. ./ l l /-=ニ
/ 二二 二∥￣￣ ─‐i!二=､i!二二=､二二 二ニ二
l 二ﾆ 二ﾆi! ヾ二ﾆi l二ﾄ二l!二 二二､二=
| 二 二二i!＝=_- . ＿＿_」二=i!ヽﾆiヽ二ll二 二二二=
|二二二ﾆ| ＿_ﾐ､ `＼￣i二ﾆiﾞ､ﾆ|-|二i!二l二二二-
|!二 二二「 {:fｯ>:}! ﾞ::ヽ ﾞ,二li! ､i! |二l l二l!二二=
|= 二 二ﾆﾄ､ ゝ-'ノi! ﾞ :::i!ヾ=l ﾞ=l l二|!二l二二ニ
|=二 二二| ￣´ l! ヽヽ=`-ﾞ､ lﾆil 二l二二ニ 『王家』─────フリッツ家の３番目の王女様、今何処にいる？……って。
i! 二二二ﾆ、 / 丶 =l ヾlﾆi|二二二二=
ﾞi! 二二二∧ 〈 ヾﾞ､ iﾞﾆ|!|二,二二二
i! 二二二二､ ヽ ー.: ヾ､ |=||二i!二二二
i! 二二二二＼ ｀; ; ;;､, ,,、 iﾄヽ|=||二l l二二l二
i 二二二i二二 ､ ' rtー--ｭ､ﾞ;,, i! ﾞ|=||二| |二二i!ﾆ
ﾞ､ 二二ﾆi二二込 ｀辷ー‐ ´ i! |=||ﾆ| i!二二l 二
ヾ二ﾆ ﾆl 二二二､ ﾞﾞﾞﾞﾞ" l|=l l=| i!|二ﾆ| |二
ﾄﾆl二､=i二二二∧ i=lｲ=l l l二ﾆ| |二
i!=ヽ二､= 二二二ﾆ､ ,,;;;, ／=l l=l i! 二ﾆ| |二
∧ _/:::::::/|/::::::人::| ＼::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::} ﾊ/::::::::.
i /∨∨ﾚ'::/::::::/│::::::| ｌ| ∨:::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::∨|:::::::::::::i
| |::::::::::::::::::|:::::/ |:::::::| ｌ| ∨:|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::|
| |::::::::::::::::::|:::/ |:::::::L斗＜￣￣ ∨:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::|
| |::::::::::::::|:::|:::|_ |:::/| 厂テーｰ-L|:ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::|:::|
| |::::::::::::::|:::|丁≧v:::/ | ｆ´ (_・） ノ|| i::::|:::::::::::::::|::::::::::|:::|::::::::::|:::| …………………………。
| |::::::::::::::|:::|_j´ (･|:::| ﾄ､ ≧== '＾｀ | |:::|:::::::::::::::|::::::::::|:::|::::::::::|:::|
| |::::::::::::::|:::｢ﾞﾐー |:::| | / |::|:::::::::::::::|::::::::::|:::|::::::::::|::|
| |::::::::::::::|:::l人｀ l:::| |:|:::::::::::::::|:::::::::::::::|::::::::::|:|
| |::::::::::|:::|:::|::∧ |人 r lﾊ:::|:::::::::|:::::::::::::/:::/::::ﾘ:{
| 人::::::|:::|:::l::::圦 | ﾉ |:::|:::::::::|:::::::::::/:::/::::/:::|
|{ |:::::|:::|:::|:::::::::ﾄ､ r__―- l:::l|::::::/:::::/::/:::/::::/:::人
|{ |:::::|:::|:::|::::|::::|:::＼ ／ |::||::::/::::/:::/j:/|:::/|:/
ﾘ ∨:|:::|:::l::::|::::l|::::::::}ヽ ´ ／|::||::/|::::|::://´ lﾊ{ |{
∨:::|:::|:::|::::|:|::::/|:::::::＼__ イ ／ ∨|/ j/ |/ ＿_|＿＿＿＿_
∨:l:::|:∧ﾊ ∨ j人／ ／|／ |＼ ／￣￣￣￣￣ ＼
. ∨从{ |ヽ/￣´ | ／ |
∧ _/:::::::/|/::::::人::| ＼::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::} ﾊ/::::::::.
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| |::::::::::::::|:::|:::|_ |:::/| 厂テーｰ-L|:ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::|:::|
| |::::::::::::::|:::|丁≧v:::/ | ｆ´ (_・） ノ|| i::::|:::::::::::::::|::::::::::|:::|::::::::::|:::| 貴方が自分より先に唯一、ヤルダバオト様と便りを交換している事に怒って、
| |::::::::::::::|:::|_j´ (･|:::| ﾄ､ ≧== '＾｀ | |:::|:::::::::::::::|::::::::::|:::|::::::::::|:::|
| |::::::::::::::|:::｢ﾞﾐー |:::| | / |::|:::::::::::::::|::::::::::|:::|::::::::::|::| 貴方の顔半分を青痣にしたあの子が……？
| |::::::::::::::|:::l人｀ l:::| |:|:::::::::::::::|:::::::::::::::|::::::::::|:|
| |::::::::::|:::|:::|::∧ |人 r lﾊ:::|:::::::::|:::::::::::::/:::/::::ﾘ:{
| 人::::::|:::|:::l::::圦 | ﾉ |:::|:::::::::|:::::::::::/:::/::::/:::|
|{ |:::::|:::|:::|:::::::::ﾄ､ r__―- l:::l|::::::/:::::/::/:::/::::/:::人
|{ |:::::|:::|:::|::::|::::|:::＼ ／ |::||::::/::::/:::/j:/|:::/|:/
ﾘ ∨:|:::|:::l::::|::::l|::::::::}ヽ ´ ／|::||::/|::::|::://´ lﾊ{ |{
∨:::|:::|:::|::::|:|::::/|:::::::＼__ イ ／ ∨|/ j/ |/ ＿_|＿＿＿＿_
∨:l:::|:∧ﾊ ∨ j人／ ／|／ |＼ ／￣￣￣￣￣ ＼
. ∨从{ |ヽ/￣´ | ／ |
l::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::: /::::/＼ |::|::::|::::::::::: |
l::::::::::::::::/:::::::/::::::::::::::::::::: / ::/ ＼ ｌ::|::::l::l:::::::: ﾄ.
|:::::::::::::/:::::::/::::::::::::::::::::: / ::/￣ ‐- ＼_,ｌ::|::::l::| :::::: | |
|::::::::::: |:::: /::::::::::::::::::::: / ::/ |::|::::| |:::::::::| |
|::::::::::: |:::::|::::::::::::::::::::::/ ::/￣￣｀`:.、＿＿ｌ::|::::l::|:::::::::| |
|::::::::::: |:::::|::l::::::::::::::::: | :/===ミ:.:.:.:.: ＼ ‘,:::::l::|::::::: | | ←
ｌ::::::::::: |:::::|::|:::: l:::::::::: |/ （ ・ﾉﾍ:.:.:./ |:.:‘:, ‘,:::|::| ::::: | |
ｌ:::::::::::::|:::::|::|:::: |l::::::|:::|≧=‐彡 ／ |:.:.:.‘:,. ‘,::::|::::::::| |
l:::::::::::: |:::::|::|:::: |.ｌ::: |:::| |:.:.:.:.:‘:,/ :::::::::: ｌ | お前の方がよっぽど凶悪だっただろう……あの歳の頃とかその前とか……。
.l::::::::::::::|:::::|::|::i: |｜ |:::| ノ:.:.:.:.:.:/〉::::::::::://
ｌ::::::::::::::|::ｌ::|::|::|::|.｜:|:::| u ,,,,,,,,,,^〈:.:.:.:.:.:.: /ｲ:::::::::::// 俺が喧嘩するって時に『アッカーマン』の力を一切隠さずに
l::::::::::::: |::|::|::|::|::| |:::|l::| __,,.. -- ､'':,,::／|:::::/〉:://
/:::::: ｨi〔 |｜|::|::|::| |:::| l:| ￣ 二 ￣:.:./l |::|: //::// 全員ブン投げたり……俺ごと……。
/:::／ / ｌ｜|::|::|::| |:::ﾄ l:| |:.:.:.:.:./::ｌ |::|//::/ ′
/／ / .|::| |::|::|::| |:::| l:|iﾄ . |:.:.:／|:::| |::|/::/
／ ./ |::| |::|::|::| |:::| ｌ:| ￣/ |:::| |::|::::| いや、ソレはいいんだよ、うん。居ないかもしれないかなー……って……。
／: : : : :.|: : : : : : ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. /
: : : : ﾄ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. ′
/ : : : :..:| ＼::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. /
. /: : : : : :/: : :.:j ,.斗ﾍ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. ′
′: : : :.:′: :.孑'y=＝ミk:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::._____ /
ｉ : : : : : : ::::::::/ j_迅)ｨ彡!:i::::::::::::::::::::::::ｉ:::::::::::::::::::::::::::iﾆﾆﾆヽ-------
|:..:.|::::::::::::::: / 三¨¨ l|::::::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::|=/ﾆﾆハﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=- 『ヤルダバオト様を目指して抜け出した』として、
|:::::|:::::::::i::::/ l|::::::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::|/ﾆﾆﾆニ}ﾆﾆﾆﾆﾆニ二
|:::::|:::::::::|:〈 l| ｉ::::l::::::::::::::::l ::::::::::|::::::::::::::;=ﾆニ二/ﾆﾆニ二二二 どうやって王宮や壁を超えたのよ……『巨人』の力も使わず……。
|:::::|:::::::::|::i丶 ｌ| |::::|::::|::::::::::l::::::::::::|::::::::::::/ﾆ二二/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ二
|:::::|:::::::::|::| r ﾆﾆﾆヽ ﾘ |::::|::::|::::::::::l::::::::::::|:::::::::/ﾆ二二/ﾆﾆ二二二二二 彼女は『アッカーマン』ではないでしょう……？
:::::|:::::::::l八 ゝ- ´￣ |::::|::::|:::::::::::::::::::::/! ::::/ﾆニ二/ﾆﾆﾆニ二二二二
Ｖｉl!::::::::|:::::::.. | :/::::|::::: /::/|:::/ｨ|／=ﾆ二／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ二二二
Ⅵ ､:: |:::::::::::ヽ ／ |/ | ::|::::/::/ :|/=ﾆﾆﾆニ／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ
∨:::::|::::::::::ｰr―＜ ,ﾉイ::/l:::ﾊ/ ／ﾆ二二／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ二二二
∨::ト:::::l∨ﾚﾆ/__／///ｲ..l/:/ｨﾆﾆﾆ二／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ二
| i:i:i:i:i:i:i:i:i /─ _ :V/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:
|i:i:i:i:i:i:i:i: / ─┐￣＼ V/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:
| i:i:i:i:i:i: / ー─ ､::::｜ ＼|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:
| i:i:i:i:i: ゝ 代rテ:::::::| |i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:
|i:i:i:i:i:i: ￣` :::::. |i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i: 今なら俺達にも一応あるだろう？『ネン』。ま俺達は『４タイギョウ』？までしかできていないけど。
|i:i:i:i: 〈 / |i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:
|i:i:i:i:i:i:i. |i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i: ソレ飛ばして各部族適正のある『発』は使ってたみたいだけど。
|i:i:i:i:i ∧ ` ┐ |i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:
|i:i:i:i / ∧ ,､,､,､ ^ |i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i: 多分、ソレで。
|i:i:i:i:i:i/ ∧ ┌ ==- '｀ ｜i:i:i: |i:i:i:i:i:i:i:i:
|i:i:i:i:i:i:i/ ∧ ゝ. ‐┘ ｜i:i:i: |i:i:i:i:i:i:i:i: 流石は１番目の母さんやジーク兄さんと同じく『始祖』を継ぐ一族だ……。
|i:i:i:i:i:i:i /〕 ￣ |i:i:i:i: |i:i:i:i:i:i:i:i:
|i:i:i:i:i:i: |〈 ＼ ﾅi:i:i /i:i:i:i:i:i:i 八 俺達よりも素質があってもなんらおかしくないだろう？
八i:i:i:i:i: | :＼ _ -＜ /i:i:i:i/:i:i:i:i:i:i:i:/
／: : : : :.|: : : : : : ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. /
: : : : ﾄ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. ′
/ : : : :..:| ＼::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. /
. /: : : : : :/: : :.:j ,.斗ﾍ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. ′
′: : : :.:′: :.孑'y=＝ミk:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::._____ /
ｉ : : : : : : ::::::::/ j_迅)ｨ彡!:i::::::::::::::::::::::::ｉ:::::::::::::::::::::::::::iﾆﾆﾆヽ-------
|:..:.|::::::::::::::: / 三¨¨ l|::::::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::|=/ﾆﾆハﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=-
|:::::|:::::::::i::::/ l|::::::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::|/ﾆﾆﾆニ}ﾆﾆﾆﾆﾆニ二
|:::::|:::::::::|:〈 l| ｉ::::l::::::::::::::::l ::::::::::|::::::::::::::;=ﾆニ二/ﾆﾆニ二二二
|:::::|:::::::::|::i丶 ｌ| |::::|::::|::::::::::l::::::::::::|::::::::::::/ﾆ二二/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ二
|:::::|:::::::::|::| r ﾆﾆﾆヽ ﾘ |::::|::::|::::::::::l::::::::::::|:::::::::/ﾆ二二/ﾆﾆ二二二二二
:::::|:::::::::l八 ゝ- ´￣ |::::|::::|:::::::::::::::::::::/! ::::/ﾆニ二/ﾆﾆﾆニ二二二二
Ｖｉl!::::::::|:::::::.. | :/::::|::::: /::/|:::/ｨ|／=ﾆ二／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ二二二
Ⅵ ､:: |:::::::::::ヽ ／ |/ | ::|::::/::/ :|/=ﾆﾆﾆニ／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ
∨:::::|::::::::::ｰr―＜ ,ﾉイ::/l:::ﾊ/ ／ﾆ二二／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ二二二
∨::ト:::::l∨ﾚﾆ/__／///ｲ..l/:/ｨﾆﾆﾆ二／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ二
| i:i:i:i:i:i:i:i:i /─ _ :V/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:
|i:i:i:i:i:i:i:i: / ─┐￣＼ V/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:
| i:i:i:i:i:i: / ー─ ､::::｜ ＼|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:
| i:i:i:i:i: ゝ 代rテ:::::::| |i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:
|i:i:i:i:i:i: ￣` :::::. |i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:
|i:i:i:i: 〈 / |i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:
|i:i:i:i:i:i:i. |i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:
|i:i:i:i:i ∧ ` ┐ |i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:
|i:i:i:i / ∧ ,､,､,､ ^ |i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:
|i:i:i:i:i:i/ ∧ ┌ ==- '｀ ｜i:i:i: |i:i:i:i:i:i:i:i
|i:i:i:i:i:i:i/ ∧ ゝ. ‐┘ ｜i:i:i: |i:i:i:i:i:i:i:i
|i:i:i:i:i:i:i /〕 ￣ |i:i:i:i: |i:i:i:i:i:i:i:i
|i:i:i:i:i:i: |〈 ＼ ﾅi:i:i /i:i:i:i:i:i:i
八i:i:i:i:i: | :＼ _ -＜ /i:i:i:i/:i:i:i:i:i:i:i:/
向こうからも追加来るのかw
||||||!|!,;;::::::::::::::::::::::::::::::: : ,ノノ / :| |::,,. λ;;|:＼ |λ|i.
.,il{||| ,,;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::: .ノ/.. iii::| ;::| ∥ヽ:.. ヾ:::::::,. `|||i.
i|||||;;;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/.i.i／||::| ;::: /::::ヽ::::.. |::::::::::::,,. !!||i|i
／ !l|||;;;;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::``ii!|||:i:l||::j .,;:::,!||i::::::||;:::::,,. ,. ﾍ::::::::::::::,. !!||||i 海を渡られる前に見つけるわよ。
//| ,;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ﾞj久ﾞ!:!l|!`::::ﾉ ,;::::::/;::::::!!`ﾍ";;:,.`::,. ﾍﾞ::::::::::::::,.. ヽ
|j∥,;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ツ:V:ヽ/＿,,,:ﾉﾉ;::::ﾉ,,＿_,,,,=-ゞ::::::,.`;::,. ﾍ:::::::::::::::,. 入 〉 ヤルダバオト様と自分を同一視しやがって、ガキが……！！
( ,;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::￣"""`二∥:::／|:二＝=─::),;:::::::,;:::::,. ＼::::::::::::,. ΛI 義父様
/ ,;::::::::::::::::::::::::::::::::::::"|∥´("ﾐ=ﾌ”/ /／::::{:::::て∈ﾃフﾌ |:;入::::::::::,. へヽ;::::::"| |,,| ) 彼はエレンと前部族長の『予言』に従って力を示し、
/,、( `;:::::::::ii|iii7;::::::::::::ﾉゝ|ﾉ"''//;｀￣ﾞ"",／'"⌒"'ヘ"￣ﾞ J /λ::::::::::,. ヽ)::::::) } jミ|∧|
{ /ヽ : ::::::"|||!';;::::::::::ｼ^(ヾ|λ "'" "'" ,ｲЙヽ;:::::::::ﾍ |∧:/ |丿)ヽ)ゝ 海に渡って我らユミルの民の血の拡大と、
（ ＼ y／ /;::::::／(＼ゝへ ＼ !i, ..i..i|ン⌒ｊ ）入:::::::)ヽ | ＼| / 》 ヾj ﾘﾀｰﾝ
!|l|/ |:::::人 丶 ゞ ＼ こヽ∠... ｀二〆￣￣ 丿ノ ／ ヽ;::| V ﾍ i丿 ｜ この国に『恩恵』を齎す為に最強の『戦鎚』の貴族に産まれながらも
!|I (|;:ハ |li,. ﾍi,. ＼、 ミ≪""'" ,／.il||li!ｿ )/ | λ|i.
ι| |ﾍ| ＼|||i. ;:||i,,. ”'＼,,. iii/ |!!|l!" |!/ | ||!i 巨人に成れぬ『アッカーマン』に産まれたというのに……！
｜｜ ｜ |||||li. "'ヽ i,, ／ ／ 丿 丿!|ii
i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:∨ /
i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/≧≦i:i:i:i:i:i:i:i:i:i: ∨ /
i:i:i:i:i:i:/i:i:i:i:i:i:i:i: / ､ V/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:∨
i:i:i:i:i/i:i:i:i:i:i:i:i: / ＼ V/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i |
i:i:i:/i:i:i:i:i:i:i:i: / -=ﾆ＼'/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i|
i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i: / '/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i|
i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/ ﾆ=- _ |i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:| お前、さっきから不敬罪適用範囲内の言動が出過ぎてて怖いよ……。
i:i:i:i:i:i:i:i:i:/￣ ミ |i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:|
i:i:i:i:i:i:i: /ゝ玳rﾃ::::::: 〉|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:|
i:i:i|i:i:i:i:i: ￣ ::::／ : |i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:| 「貴方は王女に惚れられて婿に渡った、前部族長の息子……！
i:i:i|i:i:i:i:i ´ | |i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:|
i:i:i|i:i:i:i:| 乂i:i:i:i:i:i:i:i:i: | だから貴方は王子様で、私はその妻、つまり王女様ッ……！」
i:i:i|i:i:i:i:| ,､,､,､,^ ／ 从 :i:i:i:i:i:i |
i:i:i|i:i:i:i:| ── ^' /i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i| ２番目、俺の実の母親は父さんと同じ『予言』の部族の人間だし、自分を王族と呼ぶのはもう完全にアウトなんだよ……。
i:i:i|i:i:i:i:| ー‐ . i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i|
i:i:i|i:i:i:i:| ／i:i|i:i:i:i:/i:i:i:i:i:i:i| １番目の母さんが異様に俺の事気に入ってくれて、『王家の始祖の力』を分けてくれたけど……。
i:i:i|i:i:i:i:〕ト ,､,､,／i:i:i:i:i|i:i:i/i:i:i:|i:i:i:i |
i:i:i|i:i:i:i:| ─< i:i |i:i:i: |i:/i:i:i:i:i|i:i:i:i八 今考えても意味わかんねぇよ、ジーク兄さんが生まれる前は刃物沙汰になるくらい仲悪かったらしいのに……。
_＿_!:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:,、 : : :
＿＿__/´弋ニ_|;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;ﾈﾐ;,、 :
＿＿寸 ´ ｀.!:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:x :.`ﾞ ､
XXXXﾔ 冫:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;::;,:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;::;:;:;:;丶 : : この際あのガキはいい。
XXXX| , メ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:iﾞ`ﾞ｀ヽ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;'ヾﾐ.,、
r―え＿,--|;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;ﾈ;:;:;:;:;:;;:;:;:! ＼;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;', : : :` 問題はあのガキが私やヤルダバオト様と違って『巨人』に成れる力を持ってる事。
./´ |:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:| ヾ;:;:;:;:;:ﾞ, _斗、;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:', : : : :
. |:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:| ヽ:;:;:::',.、__,,xｸニ_ヽ;:;:,、:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;ｧ、 : しかもユミルまで遡れる『始祖の巨人』。
. |;:;:;::;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:| ＼:::ﾔ~ ,;.仔::::ｿ ﾈ::i ヾ、;;:;:;:;:;:;:;;卞;:;:;:;:;:;:ﾞ， ､:.
从;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:ﾇ ,-=ﾐヾ`ﾞ.刈 ゞ=ｚ孑ﾞ´';:! 刈:;:;:;ﾈ:;:;:! ｀ﾞ､;:;:;:;:',:./ 名前まで馬鹿素直に名乗ろうものならとんでもないことになる。
ﾘメ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:乢戈::ﾘヽ、 ﾇ´`ﾞ ;' ./ﾏ:;ｧ´ﾞメ : : : : ｀ﾇ'
ﾇ冫:;:;:;:;:;i刈 ￣´ ｉ:: ヾ､ / !:i:;:;|. |. | |｀､: : : : ……で、エレン。
,'仆;:;!:;:;:ﾔヾ､ |:::.. _ / /:;:|ｿ |. | !: : : : : :
ｿ ｀､;:;:;:',＼ ｀`ﾞ ＿ / /;:;:ｿ. |. !ｿ./: : : : : 『止められるの』？
ヾ:i;:;:;:｀:､ rｧ孑´- ｦﾞ ｧﾞ / /_ //／: : : :.／
|ヾ:;丶 ≧:..._ ￣‐´゜ ..::ﾈ,、ﾒ 《ヘヾ／: : : : :／: : :
i : : ｀`ﾞﾇ、|ソ｀ﾞ;;－/´～～彡} 》/´: : : : _／: : :／
/:i:i:i:i:i:i:i:i/:i{￣ 二二ﾆ=-- __.: .:/.:.:/ .:.:.:.:.: .: .: .: .: .: .: .: .:.:V:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ:i
:i:i:i:i:i:i:i:i/:i八::::::::::￣￣--=ﾆﾆヽ.:./ .:.:.:.:./.: .: .: .: .: .: .: .:.:.:.ミi:i:i:i:i:i:i:i:i:i:
:i:i:i:i:i:i:/:i/_＿ ...::::::::￣ --=V .:.:.:.:.:/.: .: .: .: .: .: .: .:.: .:.ミ:i:i:i:i:i:i:i:i:':i:
:i:i:i:i:i/:i/__ ---====ミ､ ...:::::::::::::' .:.:.:.:.:.:/二二ﾆ=- _.: .: .: :ミ:i:i:i:i:i:i:i:/i:i:
:i:i:i:ｉ:|:i〈〈／ ￣￣ ヽ ＼:::::::/ .:.:.:./::::/ .:.:.:.￣￣-=ﾆ=- ':i:ｉ:i:i:i:i:i:i:/:i/
:i:i:i:ｉ:|:i:Ⅳ --ミ ＼::::::: .:.:.:/:::::/ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.....￣ /:i:i:i:i:i:i:i:i:/i:i: ←見聞色【１００】（打ち込み数値：未来視方面特化）
:i:i:i:ｉ:|:i{八 ' t;;y } }､::i ///.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. /:i:i:i:ｉ:i:i:i:i:/:i/
:i:i:i:ｉ:|八::::::､ 乂｀¨ノ 八:: //／ ￣￣ -= .:ｉ:i:i:i:i:ｉ:i:i:i:/:i/
:i:i:|:i:|.:.:. -=ﾆ三≧=---彡:::::: {〃 -ミ }〉 ':i:i:i:i:i:i:i://:i/
:i:i:|:i:|:. .: .: .: .: . '， ' t;y } 八/:i:i:i:i:i:i:i//:i:, 無 理 。
:i:i:|:i:| . .: .: .: .: .: . V=-乂_ ノ //:i:i:i:i:i:i:|//:i
:i:i:|八 .: .: . . . . .: .: .: .: .: .: .: . ＼三=-彡/:i:i:i:i:i:i:ｉ:|/:i
:i:i:|:i|i:i::. .: .: .: .: .: .: .: .: .: .:／, - }:::::::::::::/:i:i:i:i:i:i:i:i:i|:i 「は？？？？？？？？？？？？」
:i:i:|八:i:i}.: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: ... ‐ ´.::::::::::/:i:i:i:i:i:i:i:i:i
:i:i:| )/.: .: .: .: .:＿＿__ .: .: .: .: .: ´ ...:::::::::::::/:i:i:i:i:i:i:i お前だから言うんだよ？？？でもダメなモノはダメで、
:i:i:| ,.: .: .: .:〃└─‐､二=- _ ...:::::::::::::::/:i:i:i:i
:i:i:| { .: .: .: 乂─‐ ､ ＼＿/〉...:::::::::::::::::,乍 無理なモノは無理なんだよー……。
:i:八 .: .: .: .: .:.ﾆ=- ｀ー┐/:::::::〈＼:::::,乍炒
八 .: .::`ﾆ=- ￣￣´::::::::::∧:i:i寸炒:i だけどちゃんと動かないと、ヤルダバオト様に
:i:i:) .: .: .: .:ﾆﾆ=-__/::::::::::::/∧:i:炒:i:i
:i/、 .: .: .: .: .: .: .::::::::::::::::／〉圭:i:|:i 『向かわせた』と思われるかもしれない、というか思われる。
:i{:::＼ . . .: .: .: .: .:...::::::::::::::::／ ,
八:::::::＼ . .: .: .: .:..:::::::::::::／ だから、ヤルダバオト様の為にも、止めに行かないといけない。駄目なんだけど。無理なんだけど。
/___ﾉ八:::::| |::::V::::::｢＼:::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::_} /∧
∧ _/:::::::/|/::::::人::| ＼::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::} ﾊ/::::::::.
i /∨∨ﾚ'::/::::::/│::::::| ｌ| ∨:::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::∨|:::::::::::::i
| |::::::::::::::::::|:::::/ |:::::::| ｌ| ∨:|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::|
| |::::::::::::::::::|:::/ |:::::::L斗＜￣￣ ∨:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::| 『変えられる未来を見る』のが『予言』の部族の特徴でしょうッ……！
| |::::::::::::::|:::|:::|_ |:::/| 厂テーｰ-L|:ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::|:::|
| |::::::::::::::|:::|丁≧v:::/ | ｆ´ (_・） ノ|| i::::|:::::::::::::::|::::::::::|:::|::::::::::|:::|
| |::::::::::::::|:::|_j´ (･|:::| ﾄ､ ≧== '＾｀ | |:::|:::::::::::::::|::::::::::|:::|::::::::::|:::|
| |::::::::::::::|:::｢ﾞﾐー |:::| | / |::|:::::::::::::::|::::::::::|:::|::::::::::|::|
| |::::::::::::::|:::l人｀ l:::| |:|:::::::::::::::|:::::::::::::::|::::::::::|:|
| |::::::::::|:::|:::|::∧ |人 r lﾊ:::|:::::::::|:::::::::::::/:::/::::ﾘ:{
| 人::::::|:::|:::l::::圦 | ﾉ |:::|:::::::::|:::::::::::/:::/::::/:::|
|{ |:::::|:::|:::|:::::::::ﾄ､ r__―- l:::l|::::::/:::::/::/:::/::::/:::人
|{ |:::::|:::|:::|::::|::::|:::＼ ／ |::||::::/::::/:::/j:/|:::/|:/
ﾘ ∨:|:::|:::l::::|::::l|::::::::}ヽ ´ ／|::||::/|::::|::://´ lﾊ{ |{
∨:::|:::|:::|::::|:|::::/|:::::::＼__ イ ／ ∨|/ j/ |/ ＿_|＿＿＿＿_
∨:l:::|:∧ﾊ ∨ j人／ ／|／ |＼ ／￣￣￣￣￣
／i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i
. i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i: ／^^/,i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:
/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i: < /,i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:
. /i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/ ＼ :i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:
.′i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/─ _ ＼ V/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i
i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/ ￣￣:V/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:
| i:i:i:i:i:i:i:i:i /─ _ :V/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:
|i:i:i:i:i:i:i:i: / ─┐￣＼ V/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:
| i:i:i:i:i:i: / ー─ ､::::｜ ＼|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:
| i:i:i:i:i: ゝ 代rテ:::::::| |i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i: ソレ全ッ然視えてないヤツの見る『予言』なんだヨォ！！！！
|i:i:i:i:i:i: ￣` :::::. |i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:
|i:i:i:i: 〈 / |i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i: ヤルダバオト様のおかげで『ネン』を知った今だから言えるけどぉッッッ！！！！
|i:i:i:i:i:i:i. |i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:
|i:i:i:i:i ∧ ` ┐ |i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i: ソレ、なんつーか『深度』が足りてないんだよぉ！！現実に対しての読める深さっていうか、
|i:i:i:i / ∧ ,､,､,､ ^ u .|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:
|i:i:i:i:i:i/ ∧ ┌ ==- '｀ ｜i:i:i: |i:i:i:i:i:i:i:i: 視えてる視界の長さっていうか、鮮明さがァ！！！！
|i:i:i:i:i:i:i/ ∧ ゝ. ‐┘ ｜i:i:i: |i:i:i:i:i:i:i:i:
|i:i:i:i:i:i:i /〕 ￣ |i:i:i:i: |i:i:i:i:i:i:i:i: 確かに変えられるトコあるよ？あるよ？？でも変えられないモノこそ視るべきでしょぉ！？災害とかぁ！！
|i:i:i:i:i:i: |〈 ＼ ﾅi:i:i /i:i:i:i:i:i:i 八
八i:i:i:i:i: | :＼ _ -＜ /i:i:i:i/:i:i:i:i:i:i:i:/
|i:i:i:i|=-／ '/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i
|i:i:i:i|／ '/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i
|i:i:i:i| -＜ V/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i
|i:i:i:i|_ ／⌒ -=ﾆ V/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:
i:i:i:i{´⌒ヽ V/ i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i V/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i: 今回のはなんていうか、『変えない方が良い未来』だな
| i:i:i＼代rﾃ '/ i:i:i:i:i:i:|i:i:i:i:i:i:iV/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i
| i:i:i:i:i ｀¨ﾉ: '/i:i:i:i:i:i:|i:i:i:i:i:i |:V/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i: 止めた場合のも視えたが、うん。
|i:i:i:i:i:i:i:i/ _ '/V/i:i:|∨ :i:i |i:iV/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:
|i:i:i:i:i:i:i:i〕ト _ ,､,､,､,､ }i V/ | ∨i:i: | V/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i: ユミルの民全体、エルディア王国国民としても、
| i:i:i:i:i:i:i:i: ハ ' ─┐⌒V/| ∨:i | 〉､i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:
|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i. ー─ ' V| ∨i:| / /,i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i: 『予言』の部族としても、何より父さんから始まった新興貴族である
|i:i:i:i:i:i|i:i:i:i:|i:i:i:i:＼""´ '| ∨| .i:i:＼i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:
|i:i:i:i:i:i|i:i:i:i:|i:i:i:i | ヽ. | 〉:| ＼i: ＼i:i:i:i:i:i:i: 『イェーガー家』の長としてはこの方が格段にいい。
|i:i:i:i:i:i|i:i:i:i:|i:i:i:i | 个 ー─┤:／ l! >､i:i:＼i:i:i:i
人i:i:i:i:i|i:i:i:i:|i:i:i 八 .|:⌒ヽ l! ／／＼i:i:＼i:i ヤルダバオト様との交信が俺の特権になっている。今や国の最重要職だ。王様の次に。
/ ／／:/' ／ ／ ／ / :|ﾞ． ＼ ＼
,'|/／l／ ／ ／ , ' / ! ﾄ､ ﾞ． ヽ
| / // ,.' ／ / ' !｜ ＼ * ＼
/ .,// / / ,ィ / ｜ / | :|､ !＼ ﾞ． ﾞ． ﾞ.､＼＿_,
. /／' | // ' ,..':/ / ／! ' ,' |:ﾞ.l: : :ﾞ.． l l l ｀￣´
/' /／|l// | /::/ ' . ': : :|// ,':.:|l ヽ | | |
| |:| :|l// | .'::/ ──‐|-/＿＿ ! | ,ｲ|__|L...-─|t─‐ | !|ヽ!
| |:! !/ /::| ':::,' -=≦7＝示≧ﾒ/ /イ!ィﾁ示ら≧=ｧ- | . ! || | ……なら、子供も１０人くらい居ても大丈夫ね……？養えるわね……？
ヽ !| !、 .{ |｜ l V./｀ |,込_ソ_ヾ|,'∧' ﾘ〃込_ソrr|!'ﾞ. ｜ ｜:! |! /
ヽ | l ヽ! | | .､〈 |! / / / / }{ﾘ V , ﾘ | :| ﾘ/ 妻は私一人で、子供は１０人程でも大丈夫ね……？
｜ | ! | | / ＼ハ. |l /,/ / / i! /ﾚ’ ,' ,'| ,'
|! ﾊ ｜ | ﾊ | |｀ｰ､｜＼_ |/| ,'|´ ´ ‘ /<| / / /.! ./
||{ ヽ | | !∧.! !:::::∧ヽ ｜ヽ ヽ! ,' ハ: ! , ,ｲ '!/ |/ 「え、いや、あの、始祖の子でも３人なんだが……？
|l:| ＼!､.| |ﾊ::ヽ |:イ {＼ ヽ' _ /／| !ﾘ // |,ｲノ /
ヽ＼ X､!≦＼ﾄ.{ ＼:l＼ ⌒ﾆ￣ イ彡'’/ :/' | //､ / 今の部族が始祖併せて１０に分かれているだけで、３人なんだが？」
`ー ,'⌒:＼_ ＼)､ ＼ :丶、 .ィﾁ''" /／ /' ,､ﾍ
|:::::∧ :∧､ `ー-ﾐ=-≦'" ／ハ ∧ﾊ ﾞ. 新興貴族なんだから、継げる人間なんて多い方がいいに決まってる……！！
／................................................................＼
............................................................................
...................∧ .......................................................l
ｌ................./-三丶......................|........ｌ................|
|....ｌ........./三三三 ＼...............|........|................|
|....|.....l/三三三三- |..............|........|................|
|....|.....l三三三三三 |l..＼ ....|........|................|
|....|.....|=== －､三三|| |..||.....|........|................|
|....|.....l 亡」l ＼＼|| |..||.....|........|................| ………………。
|....|.....| ￣∥ ＼l| |..||.....|........|................|
|....|....... ､＿ l| |..||.....|........|................|
....|.../∧ ... ........ l| |..||.....|........|................|
l...|....../∧ こ二 l| |..||.....|........|................|
l...|....... /∧ ￣ l| |..||...人......|＼......... |
l...|.................. ……‐ l| |..||..l l.....| |....ｌ " ＜
|..........|.......八 l| |..||..l l.....| |....| "＜
i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:∨：
i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/≧≦i:i:i:i:i:i:i:i:i:i: ∨：
i:i:i:i:i:i:/i:i:i:i:i:i:i:i: / ､ V/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:∨
i:i:i:i:i/i:i:i:i:i:i:i:i: / ＼ V/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i |
i:i:i:/i:i:i:i:i:i:i:i: / -=ﾆ＼'/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i|：
i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i: / '/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i| アンタの所為だぞ……ヤルダバオト様……！！
i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/ ﾆ=- _ |i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:|：
i:i:i:i:i:i:i:i:i:/￣ ミ |i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:| いや、俺も思ったけどッ……！視た時に思ったけどッ……！
i:i:i:i:i:i:i: /ゝ玳rﾃ::::::: 〉|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:|
i:i:i|i:i:i:i:i: ￣ ::::／ : |i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:|： せめて結婚しないでもいいからコッチで子供作って、『血』を確約させてから行けって思ったけどッ……！
i:i:i|i:i:i:i:i ´ | |i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:|
i:i:i|i:i:i:i:| 乂i:i:i:i:i:i:i:i:i: |： だけど本人が捨て鉢っつーか、
i:i:i|i:i:i:i:| u ,､,､,､,^ ／ 从 :i:i:i:i:i:i |
i:i:i|i:i:i:i:| ── ^' /i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i| 出る時は『力はあっても自分の血の価値は最低』って思ってないと思い切りヤってくれない未来見えたしっ……！
i:i:i|i:i:i:i:| ー‐ . i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i|：
i:i:i|i:i:i:i:| ／i:i|i:i:i:i:/i:i:i:i:i:i:i| 俺の所為じゃねぇッ……！子孫の繁栄を願う始祖ユミルとフリッツ王とが悪いんだ……！！
i:i:i|i:i:i:i:〕ト ,､,､,／i:i:i:i:i|i:i:i/i:i:i:|i:i:i:i |：
i:i:i|i:i:i:i:| ─< i:i |i:i:i: |i:/i:i:i:i:i|i:i:i:i八 あの人らがある意味『死後強まるネン』とやらで俺らに未来視せてンだッ……！俺は悪くねぇッ……！！
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ ＼ ;:/ |:::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/. ＼ ;::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/､ ヽ .|l ﾍ|::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ミミ.>､ ＼ ﾍﾘ|::::::::::::/;:::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ Ｙ::::::::::::ヽ､ヽ | Ｙ:::::::::/.,'/|::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::/;::::/ ､＼_:::ノヽﾊ .ﾉ./,'::::::,' ,'/ .|:::::::::: 問題提起の進言だけしてテキトーにブラついて『居ませんでした』、って言ったら、
::::::::::::::::::::::::/ ;:/ﾘ ゝ= ﾘ / ;::::::,ゝ/ !::::::::::
:::::::::/,':::::::/ ;/ |::::ﾘ / |::::/|:: 帰ってきて家族の事を進めましょう？家族の計画を。
:::::::/ ;::::::/ / |:| ./-＜'.!::/ヽ::
:::::/ ,':::::/ ノ ||/:::::ミ､ |::|.ノ:: リヴァイはどうせ相手が見つからないままだからいいけど、
::::ｲ ;::::/ |彡ｲ ハ|:::::::::::
:/ ',;::,' ＿__ ∠::::::::::::::::::::: ジーク義兄さんのところはもう子供２人も居る……！
.ﾘ （{::::::＼＼ `─''" /::::::::::::::::::::::::::::
. ', ヾ ﾉﾉ＼＼ ノ::::::::::::::::::::/|:::::::: 私も欲しい……！！早ければ早い程良い……！
ﾍ ', ヽゝ-''"´´ ,, ＜::::::::::::::::::::::::::/ ;::::::::
ヽ. ﾍ _ ＜:::::::::::::::::::/{:::::::::::::::/ ,':::::::::: たくさんの子に出会える機会が得られる……！！
ヽ_ ヽ .＜::::::::::::::::::::::::/;::/l:,' .|:::::::::／ .,' /:::::/
/........|:::::::::::::::::::::::/ ;./ .ﾘ |::::::/ ; /::::/
ﾉ..........|::::::::::::ｲ:::::ｲ ../. |:/ﾘ ,' ,':::/
ィ'"´..............|ﾘ.（＼::::/ ノ .ﾘ ;ノ
i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:∨ /
i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/≧≦i:i:i:i:i:i:i:i:i:i: ∨ /
i:i:i:i:i:i:/i:i:i:i:i:i:i:i: / ､ V/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:∨
i:i:i:i:i/i:i:i:i:i:i:i:i: / ＼ V/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i |
i:i:i:/i:i:i:i:i:i:i:i: / -=ﾆ＼'/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i|
i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i: / '/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i|
i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/ ﾆ=- _ |i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:|
i:i:i:i:i:i:i:i:i:/￣ ミ |i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:| （何が問題だって、
i:i:i:i:i:i:i: /ゝ玳rﾃ::::::: 〉|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:|
i:i:i|i:i:i:i:i: ￣ ::::／ : |i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:| ミカサが言ってる事全部正しいんだよな……。
i:i:i|i:i:i:i:i ´ | |i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:|
i:i:i|i:i:i:i:| 乂i:i:i:i:i:i:i:i:i: | いや、リヴァイ義兄さんだってモテるんだぞ……？
i:i:i|i:i:i:i:| ,､,､,､,^ ／ 从 :i:i:i:i:i:i |
i:i:i|i:i:i:i:| ── ^' /i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i| でもそこが違うだけで他は全部正しいんだよな……。
i:i:i|i:i:i:i:| ー‐ . i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i|
i:i:i|i:i:i:i:| ／i:i|i:i:i:i:/i:i:i:i:i:i:i| 不敬罪発現してる以外は正しい…………。）
i:i:i|i:i:i:i:〕ト ,､,､,／i:i:i:i:i|i:i:i/i:i:i:|i:i:i:i |
i:i:i|i:i:i:i:| ─< i:i |i:i:i: |i:/i:i:i:i:i|i:i:i:i八
/ 二二 二∥￣￣ ─‐i!二=､i!二二=､二二 二ニ二
l 二ﾆ 二ﾆi! ヾ二ﾆi l二ﾄ二l!二 二二､二=
| 二 二二i!＝=_- . ＿＿_」二=i!ヽﾆiヽ二ll二 二二二=
|二二二ﾆ| ＿_ﾐ､ `＼￣i二ﾆiﾞ､ﾆ|-|二i!二l二二二- （───────ヤルダバオト様も、な。
|!二 二二「 {:fｯ>:}! ﾞ::ヽ ﾞ,二li! ､i! |二l l二l!二二=
|= 二 二ﾆﾄ､ ゝ-'ノi! ﾞ :::i!ヾ=l ﾞ=l l二|!二l二二ニ 俺が視える範囲で彼がやる事は正しい。
|=二 二二| ￣´ l! ヽヽ=`-ﾞ､ lﾆil 二l二二ニ
i! 二二二ﾆ、 / 丶 =l ヾlﾆi|二二二二= 視えない範囲の事なんて知らないね。
ﾞi! 二二二∧ 〈 ヾﾞ､ iﾞﾆ|!|二,二二二
i! 二二二二､ ヽ ー.: ヾ､ |=||二i!二二二 あぁは言ったが視えるからこそ解る……視えないモノは、無理して見なくてもいい事もある。）
i! 二二二二＼ ｀; ; ;;､, ,,、 iﾄヽ|=||二l l二二l
l:::l /::/ - l/. '/::::::::::::::::::::::::::::::::: :::::::::::::::::::::::::::::::: |
|::l:::::::､,,,- _ '/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::::::::::::::::::::::|
|::|:::∧ ^ミｘ - _ '/:::::::: :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: | （真実や事実や現実が正しいとしても、
|::|::::::::抃ｭ､} ＼ '/::::::|i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
|::|:::::::: 二 / .＼. '/:::::|i:::::::::::::::::::::::::::::::: ::::::::::::::::: ::| 俺達に優しいとも有利とも徳があるとは言ってないしなぁ……。
|::|:::::::: ./ "" ､ '/::::|i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
|::|:::::::::. / ヽ:::::|i::::::::::::::::: ::::::::::::::::::::::::::::::::: | 今の俺達は『特権』を持ってるんだ。
|::|:::::::::::.丶 - |l::::|i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::::::::|
|::|:::::::::::::::. ､__ |l::::|i::: |l:::＿___:::::::::::::::::::::::::::::::: ヤルダバオト様の齎す革新的な『群島』の知恵。
乂l:::::::::::::::. ト ヽ |l::::|i:::从ﾄ-.､ ＼:::::::::::::::::::::::::::
}:::::::::::::::::. ￣ ￣ |l:::::|i_-=≦ l |:::::::::::::::::::::::::: ソレを伝える重職を伴う、な。
|::::::::::::::::::. |l-≦ ./ |.┐::::::::::::::::::::.
|:::::::::::::::::::>------=≦ﾆ /￣ } / :l l_:::::::::::::::::::::: 万が一、ヤルダバオト様が『始祖』を使って群島に向かって
|:::|l::∨／ l /ﾆﾆ=- .} ｢__/ / }､-=＝ニ::::::.
|::八イ/ l ＼_ l ./ / } -= 全員で『均す』方がいいと判断されたら……。）
l::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::: /::::/＼ |::|::::|::::::::::: |
l::::::::::::::::/:::::::/::::::::::::::::::::: / ::/ ＼ ｌ::|::::l::l:::::::: ﾄ.
|:::::::::::::/:::::::/::::::::::::::::::::: / ::/￣ ‐- ＼_,ｌ::|::::l::| :::::: | |
|::::::::::: |:::: /::::::::::::::::::::: / ::/ |::|::::| |:::::::::| | （序列第一位貴族、首都当パラディ島と大陸側領土の経済を支えるタイバー家の第二子。
|::::::::::: |:::::|::::::::::::::::::::::/ ::/￣￣｀`:.、＿＿ｌ::|::::l::|:::::::::| |
|::::::::::: |:::::|::l::::::::::::::::: | :/===ミ:.:.:.:.: ＼ ‘,:::::l::|::::::: | | 武力最強、『具現化系』の血族から生まれたアッカーマンにして第三王女の本命……。
ｌ::::::::::: |:::::|::|:::: l:::::::::: |/ （ ・ﾉﾍ:.:.:./ |:.:‘:, ‘,:::|::| ::::: | |
ｌ:::::::::::::|:::::|::|:::: |l::::::|:::|≧=‐彡 ／ |:.:.:.‘:,. ‘,::::|::::::::| | 出ていく前に俺を含めた全『９部族長』に『王』まで倒されて武勇を示し、
l:::::::::::: |:::::|::|:::: |.ｌ::: |:::| |:.:.:.:.:‘:,/ :::::::::: ｌ |
.l::::::::::::::|:::::|::|::i: |｜ |:::| ノ:.:.:.:.:.:/〉:::::::::::// 渡って直ぐ『ネン』の術を持ち帰られたお方だ。
ｌ::::::::::::::|::ｌ::|::|::|::|.｜:|:::| ,,,,,,,,,,^〈:.:.:.:.:.:.: /ｲ::::::::::://
l::::::::::::: |::|::|::|::|::| |:::|l::| __,,.. -- ､'':,,::／|:::::/〉::// そのお方の『進言』、か……。）
/:::::: ｨi〔 |｜|::|::|::| |:::| l:| ￣ 二 ￣:.:./l |::|: //:://
/:::／ / ｌ｜|::|::|::| |:::ﾄ l:| |:.:.:.:.:./::ｌ |::|//::/ ′
/／ / .|::| |::|::|::| |:::| l:|iﾄ . |:.:.:／|:::| |::|/::/
／ ./ |::| |::|::|::| |:::| ｌ:| ￣/ |:::| |::|::::|
∥::/:/:::::::∥丶:|l ∨::::::::::::::::::::::::::::::: ::::::::: |:::::::::::::
∥:::::/:::::: ∥ .|l. ∨:::::::::::::::::::::::::|:::::::::::|::|:::::::::::::
|}:::::::/::::::∥―‐ |l ――――.∨::::::: |l:::::::::::|:::::::::::|:::::::::::::::::
|l:::::::|::::::::|l＿＿_|l＿＿＿＿＿∨::::::|l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
|l:::::::|::::::ｰ―‐ ､ヽ. ＼＼ :|∨ ::|l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 未来視で『進撃』の可否を司っていた俺達の仕事は終わっていたのかもな。
|l:::::::|::::::::|玳ｒﾃ7 |: ＼＼ :|l ∨:::::::|l:::::::::::::::::::::::::::::::::::
|l:::::::|:::::: |l￣￣ | ￣＼|l |l::::: |l::::::::::::::::::::::::::::::::|:: これからは、現在を見ている民や貴族、
|l:::::::::::::::.|l / |l |l:::|::::::::::::::::::::::::::::::::::: |::
|l:::::::::::::l::: 〈 |l |l:::| :::::::::::::::::::::::::::::::::::|:: そしてそれらが支持する『最大支持者』が進撃の合図を決める。
/∧::::::::::::|:::::. ` |l |l:::::: |::::: :::::::::::::::::::::::: |::
/∧::::::::::|::::::::. , ; ;_;_;;_;_; , .|l |l::::|: |:::: :::::::::::::::::::: :::::|:: コレから少しの間の『現在』は……ヤルダバオト様だ。
./∧::::::::|:::::::::::. V＿＿ノ |l |l::: l: |:::| :l:::::::::::::: ::::::: |::
/∧::::::|:::::|::::::::. |l |l:::／|:::|: |:::::::＼::::::::::::::: ヤルダバオト・“アッカーマン”・タイバーが決めうる。
/∧::::::::::|::::::|::::. |l .／ :l:::|八 ::::::: |＼:::::::::
丶:::::|::::::|:::::丶,,,,,,,,,,,,,,,,,,/'イ |l .l:::| |:::|:::::| |丶:::: 彼は右を向くかな？それとも左か？群島か……エルディア王国か、だ。
ヽ:::::::::|::::::l ￣￣￣ l ∥ // | |:::||::::| | ヽ
}:::::::l:|::::::} // l | ∥ .// / :|:::||::::| / 【続く】
それでは寝モス！
オタッシャデー！
オタッシャデー！
こっちの進撃組は仲良くて草
オタッシャデー！
オタッシャデー！
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