． ＜　￣¨＞ ．
　　　　　　　　　　　　／　γヽ　　　　　}
　　　　　　　　　　　　＼.r={≦＝二}}三}，
　　　　　　　　　 　 　 ／::::::::::::::::::イr'.提}
　　　 　 　 　 　 　 　 ー──イ 　 ﾚﾒ督j　　　　　　　　　　　　　 　 　 提督です
　　　　　　　　　　　　 　 ∧ﾑ　　　　 /圦
　　　　　　　　　　　　　　 ∧｀＝- ，'　　Ⅳ　　　　　　　　　 　 　 　 　 システムは日常生活に欠かせない存在になりました
　　　　　　　　　　　　　　　　 ー‐ｲ　 _ ｲ;ハ
　　　　　　　　　　　　　　　 　 r 'ｔイ＝イ ,＝三三三≧　　　　 　 　 　 しかし、どのようにして作られ、保守され、運用されているか
　　　　　　　　　　　　 　．≦ハ ,' ﾛ／√ 　./ ￣｀ ≦
　　　　　　　 　 　 ．≦イ ¨　√　　　　 　 /　 ／ 　　｀〉　　　　　　 　 .これはあまり知られていないように感じます
　　　 　 　 　 　 ,〈 ／　　　 /　　ｴｴｴｴｴ.' 　´ __＿＿ヽ
　　　　　　　　　{ﾄv二＝＝.'　　 　¨¨¨¨¨{ ニ二＿　　￣|
　　　　　　　　　ﾄｲ /　　 /}　　　　　　 　 ，: : ,　　 ￣￣，
　　　　　　　　 人’v.__,.ｲ　　　　　　　　　∧: : ;　　　 　 ∧　　 　 　 　 と言っても全部語ろうとすると大きすぎますし
　　　　　　　　　 ≧ｙﾊijij!　 　 　 　 　 ; : : :∧: ;／/ 　 　 ∧
　　　　 　 　 　 <≧ｲ　　| O　　　　 　 ;: : : : ∧: :/　　 　 　 ，　　　　　イメージしづらいと思いますので、何回かに分けて書いてみたいと思います
　　　 　 　 　 　 　 |　　 .l　 　 　 　 　 ; : : : : : |: :' , : :，‐--__〉
　　　 　 　 　 　 　 |　 　 .　　 　 　 　 ;: : : : : : ヽ: : :/: : ＞ ´　￣ ¨¨ヽ　　 「ふわっとシステム業界　～システム開発工程～」
　　　 　 　 　 　 　 |　　　|　　　　　　,. : : : : : : /: : : : _/ 　ーヽ二＿ ｲ
　　　　　 　 　 　 /.!　 　 l O　　　　,.': : : : : : : ≧一 ¨ 　．≦./ 　.〉
.　 　 　 　 　 　 /　|　　　|　　 　 　 ｀ : : : : :.!: :「＿＿ ﾉ__l三人__/〉
　　 　 　 　 　 /　 .|　 　 ;　 　 　 　 　 ｀ : : :!: : :|　 　 ﾏﾍ＝〈 ／ !　　 .※このシリーズでは用語が厳密に定義されていないことが多いです
　　　　　　 　 '　　..|　 　 |　　　　　　　　,.: : : : : |　　 　｀=二ｲ ／　　　　　.その為、提督の経験準拠で書いていくしかない所が出ますがご了承ください
　　 　 　 　 /　 　 .|　 　 i O　　　　　　,: : : : :., ' ，　　　　 　 ｀
　　　　 　 ./　　 　 !　 　.|　、　　　　 ,: : : : : : : ., ∨
　 　 　 　 '　 　 　./　 　 |　　、　　 ,: : : : : : : : : :.,　，
　　　 　 /　　　　/ 　 　 .!　　　、 ,: : : : : : : : : : : :., .∨
　　　 　 ｀ ≦≧,'　 　 　 ;　　　　、: : : : : : : : : : : : :.,ﾉ,
　　　 　 / ヽ≦ﾐﾄ．　　　|　 　 　 　、: : : : : : : ．＜
　 　 　 ,'　,　! .|-., ｀ ＜__|　 　 　 　 >: : : ．＜: Ⅵﾍ
.　　　 ∧ .ﾄ .し不　 |　　　￣ ¨.,￣￣　　　　 ; : :Ⅵ!
　　　　　 ヾⅣ¨´　 .|　　　　／∧　　＼　 　 ; : : : ::|


以下、システム開発工程の名前と基本的な順番です

詳細をこのシリーズで書いていきたいと思います


　　１．企画立案

　　２．要件定義

　　３．設計

　　４．製造

　　５．テスト・納品

　　６．運用開始

　　　　　　　　　　　　　　 　　 　 　 ,＞ ''' =-.ミ
　　　　　　　　　　　　　　　　　_,.+'" 　 　 　 　 ﾍ
　　　　　　　　　　　　.,＞ '' "￣｀ ''气ﾏ ''' ＜., 　ﾍ
　　　　　　　　　　,.+"　 　 　.｀ヽ、　`ヽ＼L__.Yﾐx ﾍ
　　　　　　　　 ／　　　 　 　 　 　ヽ　　 ＼x- | .|ﾐ.} }
　　　　 　 　 ,.' 　 　 !　　　　 　.l　　ヽ　 　 ＼j　!　Vl
　　　　　　../　　　　l　 　　　_,斗r ==‐　　　　`.<　　ﾍ　　　 　 　 　 　 まずは６つの工程の概要だけ見ていきましょう
　　　　　　/　 　 　v!　　　　　.l ! l从　W　　k __,..＞　 ﾍ
　　　　　 //! 　,z''7ﾏ.､　　　 ./l!,z芸符ミ　 .l-v＼　　　 ﾍ __　　　　 　 本当は各工程に関わる人達にも触れたいのですが……
　　　　　.{/ !　　　f　ヾ＼　 /　" fん;沁 l　/k .Y {.＼　　 .ﾍyY
　　　　　.l! j　 　　.lf了心､ヾ　 　 乂少　イ .| メ　＼`ｰ＜　.j j
　　　　　　/　V　l､l　之炒　　　　　　　　 |　|´　　　 `''＜_.\ ﾑ
　　　　　　` ｰ ヾ.|.ヽ　　　　　!::　　　　　 ,|　|　　 　 　 　.l/ ∧.V　　　..多分、全体像をイメージしていないと分かり辛いですよね
　　　　　　　　 　 | ./ヽ 　 　 　 　 ,　　 ,.1.!　!　　　　　　/ /　ﾊ .\
　　　　　　　　　メ/ ＿ﾐh､く＼ `　　.／ l从 .l　　　　　 /./!　　..V　 　 .ただでさえ関わる人達が関わる会社によっても変わって分かり辛いですし
　　　　　　　 ／,.'z斧､｀ヽヽ.ﾍ ヽ-.:く 　 lV ﾍ.V　　　　.f .fﾑ　 　 }
　　　 　 　 Y　 ｹ/ - ､ヽ..ﾍ }..ﾍ　V　　 .|...＼ヾヽ　　　 l./　 　　 ﾙ
　　　　　　 ゝ ｧ/ 　 　 ::.ﾍ..}ﾙ...ﾍ　V／~.Y.＼｀ヾヽ=L_/　　　　/
　　　　　　　 /.f 　 　 　 ::.ﾍ........ﾊ／ィ' ⌒ヽ... Y..ﾍ ヽ...ト､　　メ
　　　　　　,.ｲ.....|　　 　 :::... :ﾍ.....〈 '´- ''"~~v}　|.....ﾊ .ﾍ..!　Yｱ
　　　　 ／..........l　　　 　 :::::. :ﾍ.....V　　 k< .〉　.\......}　 }.l　l.!
　 　 ／_,.斗.ｾ7　　　　　　:::::. .}＼.V 　 .ﾍ" 　 ム....l　 j..l ,'.|
　 　 ￣　 　 　V _,斗 ｾ ''' =- ﾕ_　`V　 　 !　./.....l..川/...lV Y
　　　　　　　 ,.+'"...............................}　 }y　　　メ..v....!.......／　V.l
　　　　　 　 .{......................................{ .,ｲ　　　/ ｀ヽ Ｖz≦　 　.ﾊ:l
　　　　　　　{.V..........................＿_／　　　./　 　.○}　　　 　　 }l_
　　　　　　　.} !........,＞ '"￣.ィ"　 　 　 /　　　　　j　　　　　./-.}
　　　　　 　 .j {zｾ｢ 　.,.+'"　　　　　　./　　 　 　 ﾑ　　　　./.......|













　　　　　　　　　　　　　　　　　 ￣￣　　 .
　　　　　　　　　　　　　 ´　　　　　　　　 　 ＼
　　　　　　　　　　／　　 　 ｡o≦　￣ ヽ 　 　 丶　　　　　 　 　 　 　 .まず、１．企画立案　だが……
　　　　　　　　　 '　　 　 ／-=ﾆ{　 　　 }=-､　　　＼
　　　　　　　　/　　 　 ｲ-=ﾆニ乂 _＿ノﾆニ>､__　 /　　　　　 　 　 　 最も見えづらいし特定の形がない工程になる
　　　　　　 　〈　　　 /-=ﾆニニニニニニニニ=-X
　　　　　　　　｀ 7 r<ﾆ=-¨¨¨ ￣￣￣￣ ¨ 丶ﾆニ}
　　　　　　　 　 ﾉｨ从''|　　　 ┃　　　┃　　　|＞´　　　　　　　　　　　やっている事は簡単で
　　　　　　　 '⌒Y^ﾐ　|　　　 ┃　　　┃　　　|
　　　 　 　 　 　 {〈iﾐ　|　　　　　　　　　 　 　 |　　　　　　 　 　 　 　 　 　 「こんなシステムを作りたい」
　　　　　　　 　 从_ 　|　　 　 ｌ　 　 　 ｌ 　 　 |　　　　　　 　 　 　 　 　 　 「こんなシステムがないと業務上困る」
　　　　　　　 　 ^7ｨ{　|　　 　 |　 　 　 | 　 　 |
　　　　　　　　　ﾉｨ从 |　　　　`　--- ´ 　 　 |　　　　 　 　 　 　 　 　 といったニーズを元にしてシステム開発PJ（プロジェクト）を
　　　　　　　　　　ﾉ¨Ⅵ　　　　　　　　　　　 /
＿___,r‐ｭ _ ｡o≦´{　 └ ── …ｧｧ…─‐ '≧s｡r‐ｭ __ ＿__　　　　　.作るところまでが一区切りになるだろう
////V/∧//////>､　　　　　　//　　　　/{////{/{/{/{////{
////∧/∧///／　 ＼　　　　 {_{　　　イ　｀ ＜/V∧V∧//'}＼
￣ ￣ ¨¨¨¨¨ ´　　 　 　 --　 {￣　 ´　　　　　　 ￣￣ ￣￣　　ヽ










　　　　　　　　　　,＞ｾﾆァ '''' ≦｡, 　 　＿ 　＿
　　　　　　　　,. '"　　, ' i　　.ヽ ヽ...＼ﾏ|llll|'" 　 ヽ
　　　　　 　 ,.' /　　 ,　　　 　 ﾊ　ﾑ　 .＼lll|　　 　ﾑ
　　　　 　 ./ ./ 　　,　　　　　　　　ﾊ　　ﾊN 　v　　ﾊ　　 　 　 　 .２．要件定義　では１．で出てきたニーズを
　　　　 　 f　f{　　　 j　　　　　　　 ﾊ　　ﾊ \　 V　 .ﾊ
　　　　 　.l.!ｨ笊`　　ﾊ-‐‐＜.i　　 　 }　　 l..l　　入　.ﾊ　　　 　 　 　 .・どのように実現するか
　　　　 　.| \,ｨﾐヾ　f. }_/j　.メ! .l　　.j　　　!.|､ィ／!.V　l　　　　 　 　 　 ※システム以外での実現についても視野に入れる
　　　　　 j .ﾘf;ﾘ　　　"て沁vj/li　　ﾑ　　 j jz㌦　}　\ .}
　　　 　 /''f.r.::　　　　込少ﾒ' ﾑ 　 {､　　.{/　　㌦!　.} ﾑ　　　　　 　 .・必要な機能の洗い出し
　　　　　　　`　　　　　,,,,,　 メ_,.ィ.从ﾙ　 .l　　　 》′j/　　　　 　 　 　 .※この工程ではざっくりとしたものになります
　　　　　　 ﾊ ゝ -　　　　 ￣ ./　 }ｲ .ゝ.,_ヽ　　./　ノ
　　　　　　　ﾊ　　　　　 __　 ./　/ﾘ／　 | ￣　/.／　 　 　 　 　 　 　 ・おおよその費用感を出す
　　　　　　　　｀FT " ~ヽ　メ.／ jj{　 　 |　　 .f
　　　　　　　　 j　|　　　ォ／_,,斗└-ﾐ .|V　　,!　　　　　　 　 　 　 　 ・稼働環境を決める
　　　　　　　　f ﾊ|　　/,z≦== ＜:::::::::l ﾄ､㌦ｲ!　　　　　　　 　 　 　 　 ※例えば、利用者が操作するのはパソコンかモバイルか
　　　　　　 　 { { }}　.〃ﾆﾆﾆﾆニY＼:::ﾍ F'^ヾ{　　　　　　　　　　　　 　 　 このレベルを決めておかないと、後々で大変です
　　　　　　　.八 \} ./ﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ\ﾆﾑ::::ヽ　　{
　　　　　　　　 ﾊ j/ﾕﾕL_ﾆﾆﾆﾆﾆ.lﾆﾆﾊ::::::ヽ　V　　　 　 　 　 　 .などの視点で整理して文書にしますね
　　　　　　　 　 /"/////＼ﾆﾆニjﾆﾆﾆ',::::::::ヽ .V
　　　　　　 　∠ｨ''''' ＜///∧ﾆﾆﾑﾆﾆﾆ.!:::::::::ﾑ　＼　　　　　　　 ここはエンジニア以外の人が中心になって進められる工程です
　　　　　　　/メ　　　　.ヽ//.ﾊﾆ/ﾆﾆﾆﾆ.}:::::::::::ﾊ≧ﾐ＼
　　　　　　／　　　　　　v\//j./ﾆﾆﾆﾆﾆj::::::::::::::}// ㌦.Y

.

　　　　　　　　　　　　　　　　　 ￣￣　　 .
　　　　　　　　　　　　　 ´　　　　　　　　 　 ＼
　　　　　　　　　　／　　 　 ｡o≦　￣ ヽ 　 　 丶　　 　 　 　 　 　 　 ３．設計　は大きく２種類の設計書が存在する
　　　　　　　　　 '　　 　 ／-=ﾆ{　 　　 }=-､　　　＼
　　　　　　　　/　　 　 ｲ-=ﾆニ乂 _＿ノﾆニ>､__　 /　　　　　　　　　　　 ・エンジニア以外の為の設計書
　　　　　　 　〈　　　 /-=ﾆニニニニニニニニ=-X　　　　 　 　 　 　 　 　 例）画面設計書、UML（Unified Modeling Language）の一部
　　　　　　　　｀ 7 r<ﾆ=-¨¨¨ ￣￣￣￣ ¨ 丶ﾆニ}
　　　　　　　 　 ﾉｨ从''|　　　 ∩　　　∩　　　|＞´　　 　 　 　 　 　 　 　 ・エンジニア向け設計書
　　　　　　　 '⌒Y^ﾐ　|　　　 ∪　　　∪　　　|　　　　　　　　　　　 　 　 　 例）クラス図、ER図などの詳細設計書
　　　 　 　 　 　 {〈iﾐ　|　　　　　　　　　 　 　 |
　　　　　　　 　 从_ 　|　　 　 ｌ　 　 　 ｌ 　 　 |　　　　　　　　 　 　 　 何故２種類になるかというと、前工程である要件定義までは
　　　　　　　 　 ^7ｨ{　|　　 　 |　 　 　 | 　 　 |
　　　　　　　　　ﾉｨ从 |　　　　`　--- ´ 　 　 |　　　　　　　　 　 　 　 エンジニア以外が中心になる事が多いが
　　　　　　　　　　ﾉ¨Ⅵ　　　　　　　　　　　 /
＿___,r‐ｭ _ ｡o≦´{　 └ ── …ｧｧ…─‐ '≧s｡r‐ｭ __ ＿__　　　 　 設計以降はエンジニアが中心になるので
////V/∧//////>､　　　　　　//　　　　/{////{/{/{/{////{
////∧/∧///／　 ＼　　　　 {_{　　　イ　｀ ＜/V∧V∧//'}＼.　 　システムを見る視点が大きく変わるのが一つの原因だ
￣ ￣ ¨¨¨¨¨ ´　　 　 　 --　 {￣　 ´　　　　　　 ￣￣ ￣￣　　ヽ









　　　　　 　 　 　 　 　 　 〈∨〉.||||
　　　　　　　　　　　´￣｀　∨'´||||￣¨¨7丶、
　　　　　　　 ／ 　 　 　 ､＼＼圭]＿_///三丶、　　　　　　　 　 　 　 　 　 ４．製造
　　　　　　　′ /　　＼_　丶＼｀丶‐///￣　　 厶
　 　 　 　 / /　{ _ 　 '´八ﾊ V、Ⅵ⌒＼　　　　///ヽ　　 　 　 　 　 　 　 　 これは一番システム開発らしい工程ですね
　　　　　/　′ ´V＼ノｨf衍'| V）/ 　 　 }三三///‐三＼
　　　 　 ⌒ｌ ＼}ｨ衍　　 "´｜ {'′　　　 ｀＼///　 　 　 ﾑ　　 　 　 　 　 　 プログラミングをして、実行して、正しく動くように組み上げていく
　　　 　 　 | Ⅳ　､ 　' _ ,　 ｲ /=ｰ ､　　　　〈//　　　　　 }ﾊ
　　　 　 　 |｜　　｀　 -イ:::｣/- ､::::::＼　　　 ｀＼　　 　 //ﾊ　　　　　 　 　 .そんな工程です
.　 　 　 -‐丶＼　　　　{/　ﾑ　　 ＼::::::＞..┐ 　〈三‐三三三}
　　　 //////＼＞　　 〉　{　〉 　 V ⌒＼;;ﾉ　　　ヽ ノ///　‘,
　　　 ∨ V/｢＼〈＼　/　　∨　　　＼　 Vﾊ　　　　 ∨／　　 }〉　　 　 　 　 多くの「SE」と言われる人たちはこの工程に従事していることが多いですね
　 　 　 〉　￣　 }∧ﾉ　｀T::::::::‐- ...イ´ 　 } ｲ　　　 　 }　 　 ／{
　 　 　 ヽ、　　　＼〉＼ Ｌ_:::::::::::::::::|　 　 }ノ　　　　　∨三‐三}　 　 　 　 　 ……「SE」についても言及したいと考えています
　　　　　　｀ｰ-､　　｀　 ｰ{　￣｢￣´　　　｀ ｰ- .．-‐…￢三‐-::_::::￢
　　　　　　　　　 丶　　　　　　|　　　　　 　／::_:::￣::｀::::::::::::::::::::::::｀/|＿
　　　　　　　　　　　 ｀　　　＿八　　 　 ／_:::::::::::｀＼:::::::::::｀丶、:::/､:::::::{
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 、　∧:::::::::＼:::::::::::＼::::::::::::::::｀{ ､::＼:〉
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ＼{::::｀/:::::::::‘,::::::::::::::＼:::::::::::/　 ::::/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ＼/::::j{:::::::‘,::::::::::::::::::ヽ／　　 :〈
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ｲ:::::j{::::::::::‘,::::::: -‐ ´}　　 　 !/
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ／:/::::::j{:::::-‐￢／　 　 .′　 　 }
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /::::ん､::/'´　　　 　 　 　 ′ 　 　 ′
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ⌒ヽ::::/　　　　　　　　 /　 　 　 .′







　　　　　　　　　　　　 ￣￣￣￣￣￣　　 ヽ
　　　　　　　´　　　　　　　　　　　　 　 　 　 }
　　　 ／　　 　 　 　 　 　 　 　 _＿__　　 　 '　　　　５．テスト・納品
.　 ／　　　　　　 　 　 　 　 ィ〔　　　 }>､／
／　　　　　　　　　　 ｡o≦ﾆﾆ乂　　ﾉﾆ/　　　　 　 .ある意味一番厳しい工程だ
　　 '　　　　　 ｡o≦ﾆニニニニニニﾆ<_
　 /　　｡o≦ﾆニニニニニニニニニニﾆ=-__　　　 .テストも設計同様に２種類に分けられて
｡o≦ﾆニニニニﾆ=-¨¨ ￣￣￣￣ ¨ヽﾆニニ〉
.ｱア彡彡ミミｱ'"|　　 　　　　 ┃　 ┃| ￣￣´　　　 　 .・エンジニアが中心になって行うテスト
ﾉｨ/ﾐミY＾ﾐﾐ/　　|　　　　　 　 ┃　 ┃|　　　　 　 　 　 　 例）単体テスト、結合テストといったプログラム寄りのテスト
. Ⅳ}iミ{ 〈 ﾐ{　　 |　　　　　 　 　 　 　 |
　V从ミV; ﾞ　 　 |　　　　　　 {　　　　 |　　　 　 　 　 　 ・発注元企業や一次請けが中心になって行うテスト
　ﾉｨ 彳{i:`　　　 | 　 　 　 　 乂 ___.ノ |　　　　 　 　 　 　 例）総合テスト、受入テストといった要件を満たすことを確認するテスト
　　} ｨﾊⅥ　　　 |　　　　　 　 　 　 　 |
　 ﾉｨ从}/込、　 |　　　　　 　 　 　 　 |　 　 　 　 　 これらテストを行ったうえでシステムが納品される
　　　　7: : : : ＞ ＼__ ＞ ‐─── ､ |
　　　__{ _＿＿ __ : : : : : : : : : :＞─ ¨　　　　　　　 .ここで開発する側のSEとしてはひと段落だな
　　「　　　　　　　　￣　7ｧ､´
. 　 }i　　　　　　　　　　 }{　{
ィi〔八　　　　　 　 　 　 }{　 >､

.

　 　 　 　 　 　 　 ￣￣ ヽ
　　　　　／　 　 　 _＿__　}
　　　 ／　　　 ィi〔/(__)/{´
　　 く　　　／-=ﾆニニニ>､
　　　 >ｧチｱ|¨-=ﾆニニニﾆ>
　 　 ﾉｨY'＾ﾐ |　 　┃ ┃|
　　　 ﾉﾊ:{ 　|　 　 　 　 |
　　　　从ﾄ､ |　　 乂_.ﾉ |
　　 　 　_}:::`|　 　 　 　 |　　　　　　　　　　　　　　　　 　 では何故　６．運用開始　を入れたのかというと
　　　　 { ≧sﾆ=---rｧ‐'
__　,. ィi〔`　　　 　 __} ト--　__　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ・運用、保守業務の闇に触れたいから
　　｡o≦　　　　　 { o　 ￣ ¨¨≧s｡__
￣　　　　　　　　　'，　　　　　　　 } j{ >､　　　　　　 　 　 　 .・運用、保守から新規開発が発生するケースがあるから
　　　　　　　　　　　V　　　　　　　j /　　L_
∧　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,　　 　 }　 　 　 　 　 .という関りがあるので実業務を語る上で外すのはよろしくないという考えからだ
　 '， 　 　 　 　 　 　 vo　　　　　　{　 　 　 ¨ヽ
　　〉　　　　　　　　　 i　　　　　　　} --　　　　}
,.イ/　　　　　　　　　　　　　　　 　 : ' ¨¨ ￣　　丶
ﾊ/// 　 　 　 　 　 　 }　　　　　　 jト .　　　　　 　 ＼
　V//　　　　　　　 　 } o　　　 　 　 　 ＼ _ .ィ^::..　　}
　 V/ 　 　 　 　 　 　 }　　　　 　 i　 　 　 〉' ¨¨　 　 ′
　　v/　 　 　 　 　 　 {　　　　　　l　　　　′　　　 /
　　 }　　　　　　 　 　 {　　　　　　|　 　 /　　　　 /
　　,　　　　　　　　 　 { o　　　　　　 　 '　　　　 /
　 /　　　　　　　　　　{　　　　　　{ ／ 　 　 　 /













　　　　　　　　　 .,＞ '"　　　 ''' ""~"''く＝＝ミ､　　　　 ﾍ
　　　　　　　 ,.+'" =---= ミ 　 .／　　.ﾍ.＼ z彡'　　　 　 ﾍ
　　　　 　 ／　　 　‐‐-- ミ ｀丶､ 　 　 ﾊ　^.k　　　　 　　.ﾊ　　　　　　　　　　　　　　今回の投稿はこれで終わらせていただきますが
　　　　 ／　　　　　 ､　　 　｀丶､ ｀ヽ、　i　　 ﾑ＜　　　　　}V
　　　 .f　 　 　 ＼　　＼　　　　　｀ヽ　`:..､　　..ﾑ'*､` ＜　 j .}v　　　 　 　 　 　 　 　 これを前提にして、このシリーズを書いていきたいと考えています
　　　.\l　　　　　 .ヽ　　 ヽ　　　　　　ヽ　　` ｰz .!　 ` ＜｀/./ V
　　　,'　V　　　　　 ﾍ＼　 ﾍ_,.斗　　　.ﾊ￣￣ 　 }v　　　 / /㍉!
　 　 !　　V　　　 　_,ﾑ斗.≦v ＼　　　　}v　　 　 ! V　　/ /　 .ヾ　　　　　 　 　 　 　 思いとしては
　 　 l　　 .ヽ　　 　 　.ﾍ 　 ,ィ斧灯v 　 .ハヽ 　 .ﾑ　V　f f　　　ﾊ
　　　V　　　.＼/　　 　_ヽｵ .乂ツ　!N/　.ﾊ }　./　　 ヽ ! !　　　..ﾊ　　　　　　 　 　 　 　 .「システムは既に社会に欠かせない存在になった」
　　　 .V　　　ｲ ヾ` ｰ ミ　　　　 .:.:. l!/ v　 l'　/　　　　 .N　　　　 ﾊ
　　　　 Vv　　.ﾍjf^ﾏ心　　　 .:.:.:.:.　　　l　 .!.ｲ　　　　　　.V　　　　jV　　　　　　　　　　　「にもかかわらず、システムに関して知らない人が多い」
　　　　　}|.＼　　ヽ　`" .}　　 　　 　 　 ﾊ　.|ヽ　 ＿_ 　 　 .ヽ　　　l..}v
　　　　　l!　 .}＼ヾ..ヽ .:.:` ｰ　_ ノ　 　.,'　}　l.＜´ _,.斗--.､　 ヽ.,_　! | V　　　 　 　 　 というものがあるので
　　　　　　　 l/　　 ﾍ ゝ｡..,_ 　 　 　 ,ｲ .vl .ﾑ　 ./ 　 　 　 ﾍ　 .ヽﾐ| .|　ヽ
　　　　　　　　　　　 .ﾍ　　 }｀≧= ｨ'z X　!/ 　 f　　　　　　 ﾊ　　ヽ! |ミ＜ヽ　　　　　..ふわっとでも良いから知っておいていただきたいのです
　　　　　　　　　　　　 ﾍ 　 l,.斗rくzァ ,.k〃､ィf　　　　　　　 ﾊ　　.∧V ｀ヾxヽ
　　　　　　　　　　　　　.ﾍ　.|　.ﾉ<　l　 Vf　　 .l　　　　 　 　　 l　　　..`ヾ x 　 ヾ、
　　　　　　　　　　rv　_　 N !∠ィ.V、 f　!　　 .!　　　　　　　　.}　　　　　　 ＼　　＼__
　　　　　　　　 .(ヽﾄ.ﾒ./／ｲ,k　　 / ﾊ.!　!　　 j　　　　＿ ::::::..ﾉ　　　　　　　　 ヽ　　ヽN
　　　　　　　 て'''//-'／⌒''＜　/　, .{　.!　　 l,.　'' "..:::::::::::::/ |　　　　　　　　　..ﾍ　　 }.\
　　　　　　　 _,.斗'_ /　　　　 /｀ヽ.／.!　V　 f:::::::.　　::::::::::::f　|　　　　　　　　　　ﾍv　.l .}ヽ
　　　　　　　`弋~　f　　　　 /　 ::.　＼ゞ､ヽ .j::::::　　 .....::::､:j....|　　　　　　　　　　　.ゝﾐ!/＜.V
　　　　 　　./　 ＼.,!　 　 　/　　 ::.　　ミｈ､｢::::..　....:::::::::::::::\　!　　　　　　　　　　　　V ｀`ヽﾐv
　　　　　　 f　 　 / !　　　 .{　　　 ::.　　　::::｀ヽ:::...::::::::::::::::/　 l　　　　　　　　　　　　 .}　 　　 }
　　　　　　 .}＼.Y　 `.7 =- ミ_　　　::..　　　 　 .V::::::::::::::::1　　.!　　　　　　　　　　　　 l　　　　!
　　　　　　八　..{ 　 .f　 　 　.ヽ`v　 :::.　 ::.　　　.V:::::::::::::j　　 .!　　　　　　　　　　　　f}　　　 j
　　　　　　　 N　V　 |　　 　 　 `.l≧ - ､　::.　　....::::::::::::::j　　　!　　　　　　　　　　　　{V　　 .l
　　　　　　　 | :..　V､.!　　　　..::::: l　　　 ｀丶、:::::::::::::::／　　　 Y　　　　　　　　　　　∧V　,ﾉl
　　　　　　　 l　 ::...l　|≧-r　　　　.V　　　　 个c｡...／　　　　　 V　　　　　　　　　　/,.斗彡/


予告編兼前提の投稿おしまい

以上、ありがとうございました

はい、非常に大きなネタなので、まずは全体像からという感じです

>>3356
システム業界は建築や製造業と比べて後発なので、かなり影響受けていると思います

>>3359
「どこにどう関わってくる」は今回の主眼の一つです
これがわからないと「SEって何？」が分からないはずなのです

沼という点では既に悩んだうえで割り切ることに決めた「ウオーターフォールとアジャイル」がありますね
他にも多数なのですが……前途多難ｗ