金融庁が、毎年5月14日から20日までをギャンブル等依存症問題啓発週間としています
ttps://www.fsa.go.jp/policy/kashikin/gambling/20200514.html
と言う訳で、ギャンブルに前のめりになって、エンジョイしていた人などを紹介する読者投稿
「たのしいぱちすろ」～エンジョイ勢、或いは依存症患者の姿～始めます

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　　 {: {　　　个ﾊ　　 　 　 ヽ　}'　/　　　 　　　　 ＼}}_　 V.∨: /:}: : : :У　 　 ./　｀＼ : : : ∧　　　　　　　 悲しいけど美しいのがLIFE
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　　 |: |　　　　　　∨　　　　 { ./　　　 /　　　　＼ヽ　　　　Ⅵ}ヽ:|: : : : |　　./: : : : ＼ 　 ヽ: : :}
　　 |从　　　 　 　 ∨　　 　 l/　　　 /　　　　　　｀¨　　　　.}八　!: : : :八 ./＼: : : : : :＼　 V八
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本日のテーマソングとして、上木彩矢さんの「ピエロ」を置いておきますね、作詞は稲葉浩志さんだそうです
ttps://m.youtube.com/watch?v=ORPPJZhIRT4
疾走する欲望マシンとは、パチンコパチスロ機の事だった・・・？

近年、ギャンブルに関わる業界も、表向きはギャンブル依存症などに対する警鐘を鳴らしています
ttps://jra.jp/news/202305/051101.html

JRAもこの様にホームページに記載していますし、
パチンコ屋さんのトイレの個室とかには大抵「パチンコパチスロは適度に楽しむ遊びです」
そう書かれたチラシやポスターが貼られています。

ギャンブルの運営、胴元として警鐘を鳴らす必要があるのは分かりますが──


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　　　　　　　　　 ,:'　　　　　 ,r7 ./　　 .l　,l　　　 　 　 ヽ-‐'^.ニン^_,.ノ }
　　　　　　　　 ./　 ,　 /　, 'ﾞ j /.|　　　!./ﾟ|　 l　　 　 ヽﾍ: .　　　　　　ノ
　　　　　　　  / 　 i　,レ/''''＾{ﾒ　l　　 .ﾘ_,..j,_ .N　 　 　 ' １ 　 　 _,.ｧ'´
　　　　　　　  ' 　ｉ {/'j,/　　　　　1 　 }'　　'、'ト:、 　 　 V!^＜二..,__,.
　　　　　　　 ﾟ　 :{ |　´　　　　　　'、 .j　　　V|　ヽ. 　 　 V￣｀¨^"´
　　　　　　　.!　　{ |　 ,r===x、　　'.　| ､_,_　｀ﾞ 　 ヽ　　　1
　　　　　　  i　 　ｽﾍ　////　　 　 ヽj　'^''ヾ=x　　/＼　　i
　　　　　　 .ｌ　　 j^ﾄﾐ、　　　 　 '　　 　 ///// .／ノ　 ＼ l、
.　　　 　 　 |　　 l､ !　　　　　　　　　 　 　 　 ‐'^'´j　　　.}'ヾ
　　　　　　 .{　　!|　１　　　 rー--　 -:､　　　 　､_ﾉ　　 ./　　　　　　　　  お　前　が　言　う　な
　　　　　　  l 　 lj　 lﾍ､.　　 ヽ　＿ ,.ノ　　 　./. ∥　　/}
　　　　　　  j、　|　/ </>､　　　　　　　　 _ノjﾊ∥　 ./ j!
　　　　　　 .ハ　:V^:'::‐Vfj,ヽ　　 　 _,.｡‐'ﾌ//Zィ'　 /　.'
　　　　 r;::べ＾'､ １_ ... 〈:ﾚ/71`　 ´　 /7^/ｿﾞ /　ｨ^''''7::┐
　　　　 1::>:;.:ヽ.k } 入....ヾk/i{￣`777/jZｲ　/.／　　/:::/
　　　　 ./　 ヽ:::ヾN く.... ....｀ヾx＜///ｼ:ノ ./r'　　　/::::/ ヽ
　　　　/　　　 ヽ;:ヽ.　＼..r＜.....`ヾﾆ:／　/ﾞ　　　 〈 ::/　　.}




そう言う印象も受けるのは気の所為でしょうか？

近年のパチンコ、パチスロ機は、大当たり終了時に「パチスロは適度に楽しむ遊びです」
と言う文言が画面に表示される様になっています。

しかし、何万円か入れて、ようやく天井に到達して当たって、三千円にも満たない出玉でハイ終わり
そんな時に「パチスロは適度に楽しむ遊びです」とか言われても、ただの煽りでしか無いのでは？
適度に楽しめる仕様になっていないんだよ？

参考画像:大当たり終了画面と警告
ttps://dotup.org/uploda/dotup.org2987592.jpg

Twitterを見ていると、やたら金融庁の依存症啓発週間ツイートが出て来ます。
ひょっとして、競馬やスロット関係のアカウントをフォローしているからかな？
もっと、依存症が心配されるようなアカウントに表示して、どうぞ。

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　　　_／.:..:.／}人.: .:.|.: :: ::.{ 弋辷ﾂ　　　 　ー ′ ヽ : : |
　　｀￣￣´　　　 }: :.ﾊ.:. .:.∧////rv─‐ーvﾍ /// } : : |　　　殴られたって
　　　　　　　　　  |: :ゝ!: : : :.∧　　|　　 　 　 ;′ 　 ハ: :|
　　　　　　　　　 /: : : :.＼ﾄ､: ∧　 ゝ＿＿ ノ 　 イ: : : :/　　　 (ギャンブルを)やめないぞエジソン！
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ⌒＼＿_,ノ }ﾉ/⌒>一　-―-=ミ}ﾉ{ミ、　ヽ. ＼ ｝}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 厂 /⌒´　　:::/:::::.:.:　 /八 }〉　　}}ー=ﾐ}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｰ=彡イ:::....{.:..,_..::/＿_.x-'´{｛＿＼＼_乂 ミｿ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |＞_､,｝=／,‐fッ_ ＞乂＿_ .｀ﾆ=ミ∨
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　  }'宀ﾞ/, -=ヾ.￣ 　　　　}彡／⌒i }ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .　　 　 |　 /::'::...　　　 　 　 ..:::j／ノ⌒),|´
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l　ヾ{_,フ　 　 　 　 　 / 　_}::;ノ ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　  |　､_ _, _ ,,.. -┐ } 　/ .:辷.彡く　　　　　　　　　　　　　　　　  ほざくかッ！
.　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ',`'-ｰ‐_二}　　 ′ ,/ /
　　　 r=､　__　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ', 　}　/´.:.:.::/　 　　 丿 }　　　　　　＿ ___　　　　　　　　　  テスラーッ！
.　　_/‐-|/_ 」}　　 ,=<　　　　　　　　　　　　　　 　 jt_L,_,_.:/　　　／///＼　　　　/L _!L._|,_:
. ／,ﾄ- /__　 ﾉ　 /‐-'|　　 　 　 　 　　　　 　 　 ∧'---一　　 ／////, -:､＼ｰ--|.　　|　 .|_」
/‐/　 .,'￣ ｀l　./　 .r'　　 　 　 　 　_ .　 　 -―/ ∧　 　 　,／//////lL _.!　 ＼ ﾉ =-l=- }　|ﾆ=―-
　,ｌ　　.|　　.,|　.ｌ__ . ﾉ 　 　 -‐=ﾆ 　--―‐＝／//::::.ー‐=彡{////// .! _,,_l　 ／/　　/　 ｆ=､.!―--
　',-=　!=‐ .ﾍ f￣　.|／　　　　 　 　 　 　 ／＼/::::::::::,ｨ_,ｨ:::: ∨//:/　|.⌒.|／　/__　 | 　 |　 .!
= ﾍ　　',　　 ﾍ|　 　 !　　 　 　 　 　 　 ／ 　 　 .ヾ::Y´，，:}:::::::〉{//　 | .__ |　 /´￣`,!=､_.!.__ |
､　 V　λ　　 |　　 ｀＼＿.　　 　 　 　 ＼　 ／　.'::::}rｪｭr'′::/_У＼ ,} ￣ ',:/　　　/:　　l.｀ﾞ''.ト､
..ﾍ　| 　　i　　.!〔.　　　 ヘ‐ﾐ-､_　　　　　 ／　　/:::::::｀¨´:::::::/／　　　j 　 　.|'　　　/::　　ｆ: 　.,!: l
　 ',　.L_　〈__.　 ｀ 　　　　Y´｀ヽﾆ､x　 ／　 　 /::::::::::::::::::::::/　　 　 /.　　　 ヾ　　 ｀　　 .|　　l:　｀


パチ屋開店前の並び時間に、荒木飛呂彦好きのスロプーとこんな会話をした記憶があります

ですが、我々はギャンブル依存症ではありません。
本当です、酔っ払いだって「酔ってねぇよ」と言うでしょう？

パチ屋で吉宗と言う台を打っているおばさんが、乱入して来た旦那さんらしきおっさんに、店から引き摺り出されて行きました
雀荘に毎日通い、時には徹夜で打ち、そのまま近くのWINSに出掛けるおっさんが居ました

私の見たこう言う例以外に、パチンコ代欲しさに身体を売る人、
パチ屋で自殺する人、子供を車に残してパチンコを打ち死なせる者──
こう言う人達こそ、真のギャンブル依存症なのでしょう。

では、此処で一つの実例をご紹介します。
私の投稿には既に何度か出ている人ですが。


　　　　　　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　　　　　  ／ _ノ　 ヽ､_ ＼
.　　　　　　　　　　 |　（ ●）（● ）　|
.　　　　　　　　　　 |　　（__人__） 　│　　　　　　　　　　　　　　 こちらのやらない夫さんとは、○○府のパチンコ屋で出会いました。
　　　　　　　　　　　| 　　｀⌒ ´　 　|　　　　　　　　　　　　　　　私がこのパチンコ屋にバイトとして入り、やらない夫は職場の先輩でした。
.　　　　　　　　　　　| 　 　 　 　 　 |
.　　　　　　　　　　　ヽ　　 　　　　/　　　　　　　　　　　　　　　 当時、某国立大学に通う大学生だったやらない夫。
　　　　　　　　　　　  iヽ　 　　　 / i
　　　　　　　　　　　　|　 ー-―'　 _|　　　　　　　　　　　　　　　 頭も良く、気配りが出来、男気があり、頼りになる──
　　　,,,,,,,....　　_,,. -‐''"´　　ゞ　　　｀゛''‐- .,,_　__....,,,,,,,　　　　　 そんなやらない夫はバイトのリーダー的存在でありました。
　／　　 ／""　　ー‐---、　　／ー‐---　 "''ヽ　　 ~ヽ、
./　ﾍ　/　　ソゞ　　　　　　　Y　　　　　　　　ゝﾍ　　ヾ　 ii　　　 このパチ屋のアルバイトは、ランクが振り分けられ、
i　ﾐ　Y　　　〆ﾐ　　　　　　 ミ|彡　　　　　　　三ヽ　　ｿ /i　　　 そのランクに応じて時給が変わるシステムでした。
ヽ　 人　　　入___　　　　　　水　　　　　　　　　》　　ノヽ/
￤　丶ヘー ヽ_三　　　　__彡|ゞ,,__　　　　　　／ゝ'　　　| |　　 当時、最高ランクに到達したバイトは二人だけしか居らず、
|ヽ　　||　　　　|ー―┬ーー''""''''''ー┬ー--‐/|　　　ヽ、 |　　 その内の一人が、このやらない夫だったのです。
|　　　｜　　　|ミ＜　ヽ、＿__::;;::＿　ノ　　彡　/　　　　　|/|



　　　　　　　　 xxﾒﾄ`´Ⅵゝ､ｨ
　　　　　　　 斗圦洲ﾄﾄﾄ州ﾄ`ﾄ､
　　　　　　　　.Y´ 　 {ﾊﾊﾊﾊﾊ;く
　　　　　　　　 { xrｪｧ.＼ }洲ﾄ`ﾄ`　　　　　　　..,_
　　／´} } } j　 ヾ ￣　　 ｀ }ﾄ州　　　　　///　　　ヽ
..／　 /ゝ―ﾋﾂ　`´,-ｧ　　 ゞミｿ　　　　 ゞﾏ´　ヽ、　　　 因みに、最高ランクに到達したもう一人は、
　　. /　　　　　 　 ＼___ ｨ.　　 }　　　　　　　　　　　　　  これも以前から私の投稿に登場している、こちらのシド・ヴィシャスさんです。
　 ::/　　　,　=≦Y＞'＼´　　 /　≧=-,　　　＿＿
　イ´⌒ ´　　　// } .{　 7ﾆｲ　　;　　　}　　　　　　　　　  やらない夫と同じ大学に通い、パンクを愛し、
　　　　　　､　 .{ {　}　＼｀='　　ｨ　　　 } /　　　　　　　　 大学を休学し、バイトも休業して世界中を周り、再びこのパチ屋に戻って来ました
‐-―　　　　ヽ } ｀´　　　≧=´　　　　.７´￣　 ￣　　　　今は警察官として社会を守るナイスガイですね
　　　　　　　  V　　　　　　　　 r-､ 　/
　　　　　　　　.}　　　　　　　　 ゝ.'　 /　　　　　　　　　　 ここのバイトの最高ランクは変人しか居ねえのか？
　　　　　　　　.|　　　　　　　　　　　 }


二人とも我が尊敬する先輩であります。

さて、そんな頼り甲斐のあるタフガイのやらない夫。

バイト先の同僚の女の子と付き合い、バイトに遊びに学業にと流れる日々。

そして、パチ屋でバイトしているからと言う訳ではありませんが、
やらない夫はパチスロが大好きであり、「北斗の拳」と言う台に特に夢中で、足繁くパチ屋に通っては、日夜打ち込んでおりました。


　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　／　　 _ノ　　＼
　　　　　　|　　　（ ●）（●）
.　　　　　　|　　　　（__人__）
　　　　　　 |　　　　 ｀ ⌒´ﾉ
.　　　　　 　|　　　 　　　　 }
.　　　　　 　ヽ　　　　　 　 }　　　　　　　　  アタァ！アタァ！ホーワッタァ！
　　　　　　　 ヽ　　　　　ノ
　　　　　　　 /　　ヾ　ｿU　　　　　　　　　　で、第三停止ボタン離した瞬間にギター！
　　　　　__／　　　　ヾ ! 　 ＼__
　/''"￣"'　　　　　＼ 　∠　　 ￣ヽ　　　　 流れ出すユワッシャー！
. |　/　　ゞ　　　　　　 ヾ/　　　　ヾ丿
　ヾ　　　ｿヽ　　　　　　ｿ　　　　　| |　　　　もうたまらねえだろ、常識的に考えて！
. / へ/　ヾ_　　　　　 　 |　　　　ソ |
｜　　|　　|丶、＿＿＿人＿＿_/_/　　　　 世紀末救世主に俺はなる！
｜　 人　∧ミ＜　ゝ、_UU＿ノ /'/
　ヾ　ｿ　/＼ミ巛　/　 人　ヾ //
　（　二ソ　 |　　　（ ￣ T　 ） |





パチ屋でバイトし、休みにはバイト仲間で連れ立ってパチスロを打ちに行き、
打ち終わったり、バイト上がりには、居酒屋や焼き鳥屋で、パチスロ談義などのバカ話に花を咲かせる──

そんな日々を送っていたのです。

しかし、そんな日々で、いつしか彼の歯車が狂い出して行きました

少しずつパチスロでの負けが込み始め、懐には氷河期が訪れ、ケツには火が着き始めて行ったのです


　　　　　　　／￣￣＼
　　　　　 ／　　 _ノ　　＼
　　　　　 |　　　 （ ○）（○）
　　　　 .　|　し　　 （__人__）
　　　　　　|　　　　　｀ ⌒´ﾉ
　　　　 .　 |　　　　　　 　 }
　　　　 .　 ヽ　　　　　 　 }　　　　　　　　　 あ、もしもしアクアか？
　　　　　　　ヽ　　　　　ノ
　 ＿＿　　_ノﾉ ヽ、　 ,仆---､＿_　　　　　こんな夜中にすまんだろ、
⌒ヽ. 　 　　　　　＼　　　　　／ ⌒ヽ　　　 実は今月厳しくて、金貸して欲しいだろ・・・
　　　Ｙ´￣￣￣￣　｀Ｙ´￣￣｀ヽ　　 `､
　｀ヽ | 　 　　　　　　　|　　　　　 } 　　　i
　　　ﾉ 　 　　　　　　　|　　　　　 |　　丿|
　　　）、 　 　 　 　　 人　　 ／￣￣｀｀ﾝ
　　ヾヽ`ｰ─── ￢ ￣￣´




私には、夜中に彼からの借金の申し入れの電話が掛かって来る様になり、
消費者金融からも金を引っ張って来る様になって行きました

そんな日々で、彼は少しずつ冷静さを失って行く事になります。

他店統計、頭取りと言う、パチンコ屋の従業員が他のパチンコ屋に行って、客の数や出玉を集計する仕事があるのですが、
私達が他店統計に行けば・・・


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　  . : :‐‐: : .、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 〃:. : : : : : : :.
　　　　　　　　　　　  ..斗r: :…: : . 　: : :_:/⌒ヽ:.:. :.
　　　　　　　　,. : ´ : : : ､: : : : : : : : Y...℃ﾊ__,,ﾉ : : ;
　　　　　　　 / : : ﾊ: : : : ＼: : :´￣:.乂.....ノ___: : :ノ
　　　　　　 /: ': : : i!: : ':,: : : ヽ: : ／: :.八: : ｀ヽ
　　　　　  .′i{: : :八: : : ; : : : :Y:. :.／:.:込、:.八
　　　　　  i: : i{: :/　／、 ; : : : :|: : : : : : : : )ｲ⌒
　　　　　  |:.:从:.:イィぅヽ:i!: : : :.|ヽ: r心: : : :
..　　　　　从:ﾙﾍ　 v)　ﾉ}!:i: : : |ｿ:/ ７: : : :.ｉ
　　　　　　　　 }ﾊ　　　""ｲ: : :.〈ヽ_/〉: : : : :.
.　 　 　 　 　 八:ゝ v'⌒)/: :ｲ/　 ７: : : : : :∧　　　　　　　　　　 え？やらない夫？
　　　　　　　　　｀　く/::Yィ::}ｲ 　./: :八: : /:.∧
　　　　　　 f:たY´斗{:::(ﾟ)::/..ゝ..ｲ: : :. :.＼: /: : .、　　　　　　　　 今日シフト入ってるよね？
　　　　　　  ￣　　 人ﾉｲ/..........∧_:. : : : :.＼: : :.＼__
　　　　　　　　　　 ゞ´V/.........ノ＜(＼: : : : : : :ー: : : : :｀: .、　　 もう出勤まで1時間だけど、なんで現金投資で打ってんの？
　　　　　　　　　　　　 i{0...........／人__｀ ＜: : : : : : : : : : :: : ヽ
　　　　　　　　　　　　〈八__.／／V/〉ﾌ　　　￣￣￣￣ )ﾉ):ﾉ
　　　　　　　　　　　　 ノ//Y´∧/ノイィﾍ
　　　　　　　　　　　　｀ヽ{__V/ノ　/ァ ⌒′
　　　　　　　　　　　　　　　  .′ ,
　　　　　　　　　　　　　　　 ィ ´/
　　　　　　　　　　　　　　　 }￣,
　　　　　　　　　　　　　　 ノ__/


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /7　,-,
　　　　　　　　　　　　　　 ＿＿ 　 　 　 　 　　/ i／∠＿
　　　　　　　　　　　　　／丶　ノ＼　 　 　 　/l　　 <二_ '
　　　　　　　　　　　　　|（●）（●）|　　　 　 ヽl　　 :i─ -'
　　　　　　　　　　　　　 |　（_人_） .|　 　 　 ,　 '　 ／
　　　　　　　　　　　　　 | 　｀⌒´　|　　 _ ノ　　 , ′
　　　　　　　　　　　　　 i　　　 　 |　／　 ／　/
　　　　　　　　　　　 ,・　ヽ 　　　/:¨ ─‐ ,　／　　　　　　　 大丈夫だろ
　　　　　　　　　　 /　 ／　　....ノ＿....:::::.／
　　　　　　　　　　i　　､.....:::::::::::::, -'"￣ i　　　　　　　　　　  バイトもする、今この台で勝つ、両方ともやってみせるだろ
　　　　_.ｨ二｀ヽ.　ﾔ　　　 '_￣イ　 ,-.,／
　　　　　／　　 ｀──　¨　 ., ─'　,/
　　　　(／ｨ_=､＿＿＿　　- - ､　/:i
　　　　　｀　　　　　　　ヽ￣￣￣　 .＼
　　　　　　　　　　　　　　ヽ


などと、現実的に不可能な事を口走りながら負け──

　　　　　　　　　　 (ヽ三/)　））
　　　　　　　＿＿　 ( i)))
　　　　　 ／⌒　　⌒＼　＼
　　　　／（ ●） 　（●）＼ ）
.　　／:::::: ⌒（__人__）⌒::::＼　　　　やらない夫！
　　| 　 　(⌒)|r┬-|　　　　　|
　 ,┌､-､!.~〈`ー´/　　　 ＿/　　　 バイト終わったから呑みに行くお！
　 | |　|　|　 __ヽ、　　 　/
　 ﾚレ'､ﾉ‐´　　￣〉　　|
　　｀ｰ---‐一'￣




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／　　　　　　　 ＼
　　　　　　　　 :..:..:／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　 　 　 　 　　 　＼
　　　　　　　　 :..:/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 /　　　　　 　　　　　　　　ヽ
　　　　　　　　 :/　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 |　　　　　　　　　　　　 　　ヽ
　　　　　　　　,′　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　　　　　　　　　　 　 　 l
　 /　 　 　 　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 |　　　､　 　 　 　 　 　 　 　 l
　,′　　　 　 j　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/._ノ'′　　`､　　　　　　　　 l
j .|　　　　　 ,′　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /　● ）　　　　"ｰ--　　　 　/　　　　　　　　　　 おう！
'　i 　 　 　 /　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l　　　　　　　　（●　）　　　/
　!　 　 　 / 　 　 　 　 　 　 　 　 　 _ ＿_　　 　 　 　 　　__,.|　l　　　　j　　　 　　 　　／　　　　　　　　　　　  お、財布に金無かったわ
　i　　　 / 　 　 -―-　.　　 ,． "´　　 　 　 ｀ヽ　 ,.． '"´　　l,　‐' .-‐"ヽ.　　　　)　　/
　　 ..:.:i'　／　　　　　　 ｀ヽ{:ｉ′　　　　　　　　 }´　　　　　 i }　　　` ー-`ｰ-一'′/ｰ＜　　　　　　　　　　　  ちょっと下ろして来るから
　　:..{:.^ﾌ:　　　　　　　　　　:.}　　　　　　'"´￣ - ､　　 　 /|！　　　　　　　　　／//　　｀丶､　　　　　　　　　待ってて欲しいだろ
　　　  :{.:..　　　　　　　 　 　 :.,　　　　　　　　　　　ヽ　 　 :..! :`:...、 　 _,,.. -‐ '´ / /　 　 　 　 ＼
　　　　　:..:.　　　　　 　 　 　 :.ヽ　　　　　　 　 　 　 丶　.:..:..　i:..:..:.￣　　　　　/ /　　　　　　　　 ヽ
　　　　　 ｀ ｰ　_　　　　　　　 ;.､:＼.　　　　 　 　 　 　 ＼:..:..:　!.　　　　　 　 ./　:..
.　　　　　　　 ＿ ｀二　‐- 、 {､__>､.{:..:.,:..　　　　　　　 　 ＼:. ヽ:.　　　　 ..:../　.:..:i　　　　　　　　 ___,,.〉‐ ､
:..:.　　´--￣－　 ´￣｀　 ..:..:..ヽ　 '⌒ヽ:.':..:'　　　　　　　 　 ｀丶､:...　...:..:..:/ ,.:':..:..:!　　 _,. -‐'´　´
:..､:..:...　　　　　　　 ..:..:..:..:..:..:..:..__＼　 　 ＼:.　　　　　__　　　　　 ＼:..:..:../../:.._;,. -‐'"´　　'
｀¨`ｰ--　.._.....:..:..:..:..__;,.:　-‐＝-- .」`　　　 ヽ　　　　　　｀　　､　　　Y:..;. - '´　 .._　 　 .| 　 /
　　　　　　　￣ヾ´ヽ:t:_＿..　　　　 　 　 　 　 V　　　　　　　 　 ｀　　 {　　　　　　 ｀ヽ　 ｉ :/ ..




そう言って、当たり前の様に消費者金融のATMに向かう様になり──

　　　　　　　　　 ﾄ VVVVVVVVﾉ＼
　　　　　　　　　  ＼　 　 　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　　 ヽ 　 　 　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　　 ⌒≧x　　 ／＾^＼/ ＼　＼
　　　　　　　　　　  彡　 〆　　　　 ） 　 丶　∨
　　　　　　　　　　  〃　ﾊ 　 　 _ノ　　 ―　Y:ｉ|　　　　 この前、やらない夫さんと一緒に打ちに行ったら
　　　　　　　　　　 ｲ　从§　 （ ●）　（●） |从　　　　やらない夫さんメッチャ負けて、帰り道にそこらの看板とか蹴り壊し始めたっシュ
　　　　　　　　　　 乂ｲ§　　 　 （__人__）　 |
　　　　　　　　　　　　 / ﾟ o 　 　 ｀ ー´　／ ∩ノつ　 でも、前からヤクザみたいなのが歩いて来たら、大人しくなったッシュ
　　　　　　　　　　　 （　　　∽　　　　∽　／＿_ノ
　　　　　　　　　　　　  ＼　　＼∞∞＿／　／
　　　　　　　　　　　　　　 ＼＿＿＿＿＿／


: : : : :＼: : : : : : : : : :.∨
: : : :.:/　＼: : : : : : : : :}
: : : : |　　 _}_:_:_:_: : : :/　　＿＿＿
: : : :∧ ./三三:ム__/..: : : : : : : : : : : : ~"''*､
: : : : :.:Ⅵ三三㌢´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :＼
: : : : : :圦三㌢: : : : : : : : : : : : : : : :＼: : : : : : : ヽ
＼; : : :{⌒У: :./: : : : : : :.|: :.|!: : : : : ﾑ＼: : : : : :.‘,
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: : : : : : |＼: : |: : : : |: : :.|　,.zzzx　＼}＼} .んﾊ 〉 |: : :.!
一＝彡!: :.:＼!: : : :.圦: :|〃.んﾊ　　 　 　 乂:ｿ　 |: :.: !
　　　　′: ＼|: : : : |　`;| ` .Ｖ:ソ　　　　、　　 　 .ヽ: :.|
　　　/: : : :.:.∧: : : ‘,　　　　　　　　　　　　　　　　 ‘,:|　　　 おっ、まだ冷静やな
　　./: : : :.:./:.∧: : : ‘,　　　　　　　　　　　　　 　。　从
　 /: : : :.:./: : :.∧: : : ‘,　　　○　　　　　　　　　　 ｲ:.:|　　　 まだまだ大丈夫ではありそうやな
. /: : : : :/: : : : :.∧: :.:.:‘,　　　　　　 　 ）ノ^ 　　 ｲ: : :.|
/: : : :.:/: : : : : /: :.＼:.:.:‘,　　　　o.　　　　　｡o个|: : :/
: : : :.:/: : : :.:.:/: : : :/ ＼:‘,￣　７　　‐=≦　　　　|: :/
: :.:／: : : : :./: : : :/￣￣＼}ー┴---ｧ　　　　 　 |:/
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: : : : : ／　　.| .|　　　　　　　　 |


やらない夫の、物に対する八つ当たり等も増え始めました

やらない夫は賃貸物件に住んでいましたが、部屋の壁や戸棚などには穴が空いていたり、破壊されたりしていました

賃貸でコレをやると、敷金に別れを告げる事になるので気を付けましょうね。

因みに、この部屋は駅近くの好立地物件だった為、
後にやらない夫が卒業して退去する時に、後輩がそのまま引き継いで入居しました。

そうこうしている内に、付き合っていた彼女が後輩と浮気したりと、やらない夫へのダメージは加速します。
浮気話の顛末はこちらをどうぞ
ttps://yaruonichijou.com/blog-entry-49201.html


　　　　　　　　　　　　　　 ／: : : : :.~"''*､
　　　　　　　　　　　　　 /: ⌒ヾ: : : : }: : }
　　　　　　　　　　　　　 |: : : : :.γﾆﾆﾑ:.ﾉ
　　　　　　　　　　　　　乂: _:jI斗号号':.-ミ、
　　　　　　　　　　　　 __,／: : : : : : : : : : : :.:＼
　　　　  ＼----‐=≦:./:./:.:/: :./: : : : :}: : : : :.:ヽ
　　　　　　 ＼: : : : : :./:./: :;′/.|: : : :.从: }: :､: :.ﾑ　　　　　　 そんなこんなで、追い詰められるやらない夫
　　　　　　　　`''＜:.:;′: : :|:/＼Ⅳ: : }／从､;.＼:.}　　　　　　  消費者金融への借金も、百を超えて膨れ上がります
　　　　　　　　　　　 |: :|: :/,ィ斧x ∨:| ｼ芹ﾐx ＼＼
　　　　　　　　　　　 |: :|/! ` .Ｖｿ　 `´　Ｖｿ ' ､|: : |⌒　　　　　しかし、我々バイト仲間の誰一人として、
　　　　　　　　　　　 |: :{/　　　　　　{:. 　 　 　 Y: |　　　　　　 彼を悪く言ったり、見捨てる者は居ませんでした
　　　　　　　　　　　ﾊ: :{　o　　ﾟ　､___,.　　○　.从|!
　　　　　　　　　　 /: |:个o｡.　 　 ´ｰ ` 　 　 ,.:': :.八　　　　　  後輩に浮気され、傷付く彼を心配して
　　　　　　　　　 /: :r.|: {---≧=‐､＿ｧ‐=≦-!: /7:.‘,　　　　  皆、ない夫の部屋に、泊まりで呑みに行ったりしていました
　　　　　　　　 /: : /∨|　 }、ノ　ふうふ ノ　.|/ハ: :.‘,
　　　　　　　　/: : :.|　 `t､　ｒ--ミ_,....,r―‐ｧ //　 |: : :.}　　　　いかに負けて借金が増えようとも、
　　　　　　　 /: : :.:_|　 . |:!__,}　　.（駄）_　 ｝､.}.} ,　|-ｧ: }　　　  仕事場でそんな事はおくびにも出さず
　　　　　　 /: : : : | ＼_::}ﾆﾆゝィ　 ハ　ミﾆﾆ≧::_／.|: :|
　　　　　  /: : : : : }_　 ./ﾆﾆﾆﾆ__/:|.圦_ﾉﾆﾆニﾊ_.／: :.|　　　  完璧に仕事を熟し、私への返済は必ず果たし、
　　　　　 .|: : : : : : |⌒{ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ| |ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}　.|: :.|　　　  自分の彼女と浮気した後輩を気にかける──
　　　　　 .|: : : : : : | .从ﾆﾆニニニ|｜ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ从..|: : |
　　　　　 .|: : : : : :.:|　 分ニニﾆ㌢|｜㍉ﾆﾆニノ 　 |: : |　　　  そう言う男でしたから
　　　　　 .|:.: : : : : :|　　　}ﾆﾆニニ|｜ﾆﾆﾆﾆﾆ} . 　 |: : |
　　　　　  |: : : : : : |　　　|ﾆﾆﾆﾆﾆ|｜ﾆﾆﾆﾆﾆ| . 　 |: : |




やらない夫をはじめ、私は当時このパチ屋のバイト仲間の大半に、金を貸したり、代打ちとして雇っていましたが、
皆、ちゃんと返してくれましたね。

学生や若いフリーターばかり、みんなお金が有りませんでしたから。

パチンコ屋の社員も、私が皆に貸しているのは知っていたので、
貸した金が返って来ない場合は、社員と話し、バイト代を差し押さえるつもりでしたが、
それをせねばならなくなる事は一度もありませんでした。

皆、ちゃんと義理は果たす野郎共ばかりだったのですね。

当時はまだまだ、ちゃんとやればパチスロで勝つなど誰でも出来る時代でした。

やらない夫は勝つ方法が分からない様な馬鹿ではありません、頭の良い男です。

でも、それをせず、ただただパチスロを打ちたい・・・そうなっている事こそ、ギャンブル依存症だったと言う事なのかもしれませんね


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ――
　　　　　　　　　　　　　　　　  ／　 　 　 　 　 ＼

　　　　　　　　　　　　　　　  ｌ　　　　　　　　　　　l
　　　　　　　　　　　　　　　  |　　　━━　　 ━‐ |
　　　　　　　　　　　　　　　  | 　 　 ﾓ::ﾃ　　 ﾓ::ﾃ |
　　　　　　　　　　　　 ― 　 |　　　　　　　　　　　l
　　　＿　－　￣　　　　　　 l　　　　　　　　　　　　丶
－　　　　　　　 　　　　　　　　　　　 (　　ﾉ､　ﾉ　　　　＼　　　　　　　　　　　　　　  彼に唯一、欠点が有るとすれば、
　　　　　　　　　　　　　　　　  ＼　　　　　　 　 /　　 　 　 －
　　　　　　  ＿＿　 　 　 　 　 　 ＼　　　　　 /　　　　　　　　　＼　　　　　　　　　 それは異常にヒキが弱かった事でしょうか
　　　　　　　　　　 ￣　－　＿ 　 　 　 ―‐ "　　 ＿　― -　　　　V
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　-　　　　－ ￣　 　 　 　 　 　 　 ∨　　　　　　　 とんでもなく運の弱いやらない夫。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　∨
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ∨　　　　　  代打ちでも、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 丶 　 /　　　　 　 　 　 ヽ　　　　　 　 V　　　　　 彼に任せたらクソハマりしている記憶ばかりです
　　　　 ／　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 |　 　 　 　 　 ∨
　　　　l　　　　　　　　　　　　　　 　 |　l 　 　 　 　 　 　 　 ｌ　　　　　　　　∨
　　　　|　　　　　　　　　　　 　 　 　 ｌ　|　　　　　　　　 　 ∧　　　　　　　　 V
　　　　|　＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 //∧　　　　　 　 　 V
　　　　|　　 丶　　　　　　　　　　／　　 ＼　　　　 　 ／　 /∧
　　　　l　　　　　 ￣￣￣￣￣　　　　　　　 ￣￣￣┃　 　 /∧





そんなやらない夫も、大学卒業を迎え、パチンコ屋のバイトも卒業。

膨れ上がった借金は債務整理やら何やらで精算し、インテリアや服を商う職に就いて、イギリスへと渡りました。

その後、浮気したかつての彼女と復縁し結婚、仕事でイギリスと日本を往復する日々。
彼女側は英語が喋れなかった為、イギリスで友人を作るのも容易ではなく、初めはかなり苦労したそうな。

現在は転職し、夫婦とも日本に帰って来て暮らしております。

優秀な人間の頭さえも曇らせる・・・げに恐ろしきは依存症と言う事かもしれません

当時のバイト仲間は、未だに毎年の様に集まって呑んでいますが、それの音頭を取り、仕切ってくれるのもやらない夫です。

その席で、当時どんな気持ちでパチスロを打っていたのか？そう聞かれたやらない夫はこう答えています。

　　　　　　　　　　　／￣￣＼
　　　　　　　　　 ／　　 _ノ　　＼
　 ｒ―--　、　　|　　　 （ ＝）（＝）
　 |　　　　　｀　-|　　　　 （__人__）--.ゝ--一　 ー- ､
　 |　　 ＼ ｀　　 |　　　　　　 ⌒ﾉ　　　　　　　　 　 /
. 　! 　u　　ヽｰｰ |　　　　　　 　 }－ ､＿_／　　　 /
. 　 ',. 　 　　`､　. ヽ　　　　　 　 }　 　 ／　 U 　 /
　　  '､　 ヽ 　 V　 ヽ　　　　　ノ　　_/　　/　　 /
　　　  `､ 　　　　｀Y|u｀　` ｰ ｒ'__／´′　 ′ / 　　　　　　　　　勝ちたいとかそんな不純な動機じゃないだろ！
　　　　  `､　　　　　　　ヽ 　 ′／　 　 　/ /
　　　　　  ヽ　＼　　` ー 　 　 ′　　 　 ' /  　　　　　　　　　　ただただ打ちたかった！パチスロを打っていたかった！
.　　 　　　　＼　　　　　　　　　,　　　　　{ 　　　　　　　　　　　　コイツ(パチスロ台)と同じ時を過ごしていたかった！
　　　　　　　　  i　　　　￣｀　 ′　　　　　!
　　　　　　　　  ',　　　　　　　,　 　　　　　i  　　　　　　　　　　　ただそれだけだろ！
　　　　　　　　　  ヽ　　u 　　 } 　　 　　　 ﾊ.
　　　　　　　　　　  ＼　　 　 ′`　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　  ＼　　　　 ､　　U　　′ `ー-　、
　　　　　　　　　　　　　　 ヽ､　　　!　　　　　　　　　　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　　　ヽ　　 　 　 　 　 　 ',.


　.　　　 　 　 　 　 / 　 |　　｛'/'/'/'/'｝､
　　　　　　　　　　 {　　: ＼_i⌒:'/.' ' ´￣¨¨　　　、
　　　　　 、＿＿＿＼＿_／> ´　/　　 　 　 　 　 ＼
　　　　　 _.二二二＞　　 r'― ､/　　　/ ／　,:　　|　＼
　.　　 　 ＼＿＿＿＿ ノr＼＼;| 　 　 |/_j　/|ィ　 !　＼}
　.　　　　 　 　 ＜＿＿ノﾄ　 ＼|　　　/　 ﾚ＼_|　 |　 　 ヽ
　　　　　　　　　　　　　 ハ 　 _! 　 . i≠＝z　 |_ノ∀＼ 　:.
　　　　　　　　　　　　  /　　Y　| 　 | |｀　じ　　　 ,zz､ j ＼j　　　  やらない夫のこの言葉。
　　　　　　　　　　　　 /　 　 l:　| 　 | lｰ----―-､ij　f::｜
　.　　　　　　　 　 　 /　　// ｀ | 　 | :､　　　　　 〉―!::: |　　　　  そして、今まで、数多く見て来た
　　　　　　　　　　  / 　 //　　 | 　 l＼〉　 r― ､ 　 ﾉ::| |　　　　  毎日パチンコ、麻雀、競馬などで負けながらも楽しそうなおっさん達
　　　　　　　　　　 / 　 //　　 ム　 |＼　 　 ￣　／|::/ .|
　.　　　　　 　 　 / ＿＿ｭ--｛::I:::V :､__｀_ｧ .　／}　,ﾚ　/　　　　　 それらが私に刺さりました
　　　　　　　　　/　|＞ .､＼¨)_＞､＼＼|;;;;;;7　 /　|　/
　.　　　 　 　 ／ /　　 　 ＼＼て＿) ＼〉-ク―L._| /　　　　　　  「そうだ、本当にギャンブルが好きで、楽しんでいるのは彼らでは？」
　　　　　　／ 　.′　　　 　 |　|　 ｛￣｀¨¨>-､ノ＿j.'　　　　　　　 「私は、ギャンブルが好きだ、と彼等に胸を張って言えるだろうか？」
　.　　 　 / 　 ..::i　　　 　 　 |　 ¨二〉 ―｛{ 　 ） 　 ｝i　　　　　　　 「私は本質的にギャンブルが好きではない──？」
　　　　 /　 ..::::::|　　　　　　 「 「;i;i｛＿＿／Π＼　j｜
　.　　 /　..:::┌┴―　、　　 |　|;ｉ;ｉ;i;i;i;i;i;i;i|　| |　|;i〈　 ,
　　　/　.:::::::::|＿＿　　＼'／,.ｲ;ｉ;i;ｉ;ｉ;i;i;i;i;i|Ｖ| |V|;ｉ;iヽ⊥ _
　.　/　 .::::::::::};i;i;i;i;i;i;i;＼/　/;ｉ;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i∨､ Ｖi;i;i;i;i;.,＿|
　　{　　::::::::/￣￣　＼｛　/;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;ヽヽi;i;i;i;j ;i;|

.

　　　　　 　 ＿＿＿_
　　　　　 ／_,r'　 ' !､＼
　　　　／（≡） 　 （≡）＼　　　　　　　 勝利も、自らの持ち金も、明日も、全てを投じ、
　 ｎ／ ::::⌒（__人__）⌒::::::＼　　　　　  脳内世界地図が、自宅と、
　ｙ |　　　　　|r┬-|　　　　　|⌒)　　　 パチ屋雀荘競馬場などで完結している、末期のギャンブルキチ
　ｌ　＼＿　　　`ー'ｫ 　　 　／/
　 ＼ 　 　 　・　　　　・ ￣ ／　　　　　 今の生活を続ければ、
　　　 ＼　　　　　　　　　/　　　　　　　 次に脳内世界地図から消えるのは自宅となるでしょう
　　　　　＞　　　　　　<
　　　 〃　　　(::)っ　　 ヽ
　　　 ヽ　　<　　`‐'　>　　）
　　　　 と＿_）　　　(＿＿)




　　　　 ／　 /　l　　　 　 　 /　　　 / 　 / 　 |　 　 　 　 　 |　　│ 　 　 ｀､
.　　　 　 　 ｛　l 　 　 　 　 /　　　 /　　　　　:|: 　 　 　 　 /|　　│　　|　　｀
.　　　 　 ／,ﾊｌ　　　　　　/　　　 /　　 :|　 　 |　 　 　 　 //|　　│　　|　│ ;
.　　　 ／／/l　　　 　 　 　 　 ＼　　／|: 　 /|: 　 　 　 ///|　　│　　|　│ |
. 　 　 ／// l　　　 　 　 |　 　 /　><,　 |　 / :|　 　 　 /// :|　　／　　|　│ |
.　　　　//　l　　　 　 　 :|: 　 /／　　＼|: /　 |: 　 　 ///　 | ／　　　│ │ |
　　  ／´　 l　　 　 　 　 |　 /斤ﾃ＝=‐-ミ'ｰ-|-‐'ﾉ ///_..､イ／| 　 　 |　│ |
　　　　　　 |　　 　 　 　 |: /八| {:｛::::(_　　　　|: 　 /／云==ミメ| ＼　 |　│ |　  しかし、そんな彼らこそが、
　　　　　　 |　　 　 　 　 |//　　 乂^ソ　　 　 |　 /　　{｛::(_,　ﾉ八＼＼|　│ |　  最もギャンブルを愛しているのでは？
　　　　　　 |　　　　 　 　 ｌ　　　 　 ｀`'　　　　|／　 　 Vン　 　 /＼＼＼ |　|
.　　　　　 /|　 　 　 ＼　　l　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　 ＼＼ | /　　そう思うと、かつての私は
.　　　　／ :|　 　 　 　 ＼　l　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 / 　 　 　 / ノ'^　　 ギャンブルそのものを愛していただろうか？
　　　　　　 |　　　　　　 | ＼l　　　　　　　　　　　　ノ 　 　 /　　　 　 /
　　　　　  /ｌ　　　　　　 ｌ 　 `､　　 　 　 　 ＿＿ 　 　 　 /　　　 　 /
. 　 　 ＿/__ｌ　　　　　　 ｌ　　　＼　　　　　　　　　　　_ イ　　　 　 /
. 　 　 (＿＿ｌ　　　　　　 l ＼　　　　　　 　 　 　 ,.　'´　 |　 　 　 /
　　　  ＼　　l　　　　　　 l 　 ＼/＼　 ｀''‐--‐''´)　　　│　　　/



今日、かつて良く打ちに行った街を通りました。

街並みは変わり、あの頃ともに居た連中は居なくなり、それでも私に吹く風はあの頃と変わらず──

そうして、いくつもの季節を超えた今なら。麻雀もパチスロも競馬も、あの狂騒の日々も。

愛していると言えます──それが果たして成長なのかは分かりませんが


良く考えれば、ギャンブルが好きなのではなく、好きになった物にギャンブル色があっただけかもしれません(ロリコン構文)

結局、人生の中でギャンブルを楽しんで来た私が、ギャンブルの中で人生を送る彼らに、純粋さでは叶わないのか？

そして、自ら楽しむギャンブルを振り返って──「まだ続けるのかい？」と問われれば


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｰ= ≠ テ⌒マY.://∨}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｰ=::イ.:: :(人.:: ::::{〈/彡 ﾘ=ミ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　..ィ.:: '/:::/　i:ﾄ、:: ::::≠彳.: :: :ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 〈.::::/.::/⌒从::＼.:: :ｌ|:::i:: :: ::::ハ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .ﾑ〈.::i{-r=ﾃﾐ!:: :: :,'::ﾘ::: :: :: :: :::ﾊ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 〉　 ヽﾘ "¨´ ﾘ.::.::/.:/.:::ﾘ.:: :: :: :: :i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ‘r‐っ　　　／.::::, '.:/.::::/.:: :: :: : ::::i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　  l　　 ｰ=彡.::／.: /.:::, '.:: :: ::i:: : :从
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 i __　ｰ=彡 '.:::, ::'.:／.:::从:.::{.:: :':.:ハ　　　 ──無論。死ぬまで。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｀Y´.:: :::ｰ=彡'.: :: :ﾊ:人:ﾊ: ::::'ﾙ'
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_＿　　　　 ∠/.:: : :イ.::／.:／.::i:: ::.:ﾉ.:.イ　　　　  さあ、可能性を導き出そう！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　／´ ≠｀　ヽrf∠≠!: :／::j:/.:::, '.::.::从::イ::人{
　　　　　　　　　　　　　　　　　く くく/⌒マ´¨¨""　`jイ　 从: 〈.:: :::'.::人八{
　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼/.::::::::::ﾏ　　　　　　｀ ー=≠ヽ.:::〈　 ＼_ノ
　　　　. -=≠=- .　　　　　　　 . -/.:::::::::::::::ﾏ　　　　　 　 　 　 　 ヽハ
　 ／.　　　　　　　＼　　　　 /´ /-==＝=ミﾊ　　　　　　　　　　 　 　 }
／()/　 　 　 　 　 　 ＼　　 i/　!.-== ＝=ミ.ﾊ7≠ ｧ .__　　　　　　 . ｲ}
　　.　　 　 　 　 　 　 　 ＼　!　/}.::::::::::::::::::::'.::}　　/　　　￣ ７テて.:: ﾘ⌒ヽ.
　　i　　　　　 　 :i.　　　　　＼　 ﾚ'´ ￣￣｀ ﾏ　. ' 　 　 　 ／　　ム=/　　　 ＼
.(.) |　　　　　　 .ﾉ　　　　　　　｀マミ、　　　/　/　　　　 . '　　 ∠.::::/　 　 　 　 ＼
　　!　　　 　 　 !　　　　　　　　　 ﾏ　ヽ　 /　/　　　　. '　　／　⌒ {　　　　　　 　 ＼
(_) |　　　 　 　 |　　　　 　 　 　 　 ﾏ　/./　/ ¨ ー..∠ __／　　 　 ﾘ　　.ｲﾄ、
　　!　　　 　 　 !＼　　　　　　 　 　 ∨/ , '　　　　　 . イ　　　 　 〈　 . ｲjﾉ∧
　　! 　 　 　 　 |.　 ＼　　　　　　　　 / /⌒ ー-=　._{ ﾘ　 　 　 　 ／　j'　' ∧
　　!　　　　　　 !　　 /＼　　　　　　/ /　　　　 /　 ∧ﾄ、　　__ ／　|　　　 ' ∧
( _)i　　 　 　 　 !　　'　　 `r ｧ-==彳 /∧　　 /∧　'　L. =≠.:: ::: ￣::￣ ｀ヾ'　 :.
　/}　　 _　__　　i　/　　　//}　　　'　 〉／　　 ∨/／.:: :: ::__::__::_:: :: :: :: :: :: ::..ヽ　_／
７.::|￣　　　　 ｀ﾚ'　　　 ///　　　　/∧ 　 　 /／∠´　　＼＼　｀ヾ.:: :: :: :: : :ハ



こう答えるでしょう。

それは彼らと同じ答えでしょうか？
ならば私もまた──

依存症と言うものは、知らぬ間に陥っているものかもしれませんね。

ですが、どんなギャンブルも──いえ、ギャンブルに限らず、どんなシステムも、遊戯も競技も。
全てはそのままの在り方で、惑い、右往左往し、破滅する──そう変わるのは人間だけなのです。
だから、上手く付き合って行きましょう、この世全ての物事に。

では皆様、良きギャンブルライフを──人生の選択全てギャンブルの様なもの、熟考したら、後は気楽に賭けて行きましょう。

私が見て来たギャンブル依存症患者を紹介すると言いつつ、
私自身が依存症患者の姿を見せ続けて来たのでは？と疑問を抱きつつ終わり。

以上になります、お付き合い頂き感謝を

>>3330
両方だと思うかな。
ギャンブルの勝利に全く関係無い、パチンコパチスロの歴史や、かつての名馬達の逸話とかも調べまくるし
競馬は興味持ってから一年くらい馬券も買わずに、過去の名馬や名レース観てたしね

「たのしいぱちすろ」～エンジョイ勢、或いは依存症患者の姿～入れ忘れエピソード追加

後輩に彼女を寝取られ、失意のやらない夫と共に、パチスロを打ちに来たある日の事。


　　　　　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　　　　　 ／　 ヽ､_　　＼
　　　　　　　　　 （●）（● ）　　　|
　　　　　　　　　 （__人__）　　　　 |
　　　　　　　　　 （　　　　　 　 　 |
　　　　　　　　　　 {　　　 　 　 　 |　　　 おっ、天井近い打ち頃の鬼浜が空いてんじゃねーか
　　　　　　　　　 ⊂ ヽ∩　　 　 く
　　　 ⊂てヽ　 　,,_ '､＿ ＼　／　 )　　 確保、確保っと
　　{三＿ ｨ　`´ 　／|_＼　 “　.／|
　　　　　  .＼__／ 　 |　　＼_／　 |




　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |il|il|il|il|il|:::|i Ⅳ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |il|il|il|il|il|:::|i /
　　　　　　　　　　　　　　　ｰ=ﾐY|il|il|il|il|il|:::|il|
　　　　　　　　　　　　　　　　　ミ1三≧ il|:::|ilト.
　　　　　　　　　　　　　　　　彡/　｀ヾ::::ゞ=彡∧
　　　　　　　　　　　　　　　 彡ｿ　　　 ＼:::::／　|
　　　　　　　　　　　　　　　彡::}__,,r:::::::::::ｪ::::::::::y、
　　　　　　　　　　　　　　 彡::｢t￣`ｰ='7⌒ｰ=''〈}
　　　　　　　　　　　　　  彡::人_,　l　 ノニﾆ　 /ﾉ
　　　　　　　_＿ ..　-=彡.:::::::/　|　|　{-─-{{　|　　　　　　　　　　　　　　　　 おう、俺の方が先に取ったよな？
　　／´　　　　　　　 `ｰ=彡''　　＼` 弋三ﾖj ∧ｰ── - -　．.
　〃　　　 　 ￣￣￣＼　 　 ＼ 　 ＼_＿＿/ ∧＼　　　　　　　　 ｀ヽ　　　 どけや
//　 _＿＿＿　 　 　 　 `ｰr　 -=ミｰ-　_＿彡'' }::.. }´￣｀ヽ.　　 ノ　ノ
{{ ／/　　　　　｀ヾ　_＿＿人＿＿/∧ｰ一 ” 　弋从　　 　 }_＿彡"ヽ
　`ｰ{　　　　　　　　 _才　　｜:::::::::::::||　　　　. 　 Ⅵ:::`ｰ=彡　　　　　}
　　　|　　　　　 _才"　 　 　 | |::::::::::::||　 　 　 :　　Ⅵ:::::::::∧_＿＿__ 人
　　 人＿__才"　　　　 　 　 | |::::::::::::||　　　　 i　　 Ⅵ:::::::::::i　　　　　　|

↑実際はこんな気合い入った格好ではない、子ヤンキーみたいなヤツ



互いにほぼ同時に、台の下皿にライターなどを入れて、カチ合ってしまいました。
割と良くあるトラブルですね。

彼女連れの子ヤンキーみたいなのが、彼女を寝取られたばかりのやらない夫に圧を掛けて来たのです。


※鬼浜・・・鬼浜爆走愚連隊と言う、暴走族をモチーフにしたアビリットの4号機。甘めの良台だった。

初めは、落ち着いて柔らかく応対していたやらない夫。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _,,..-‐‐-..,,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　ヽ　　　 ヽ　　　　　　　　　　　 　 __,,..∠
-..,,_　　　　　　　　　　　　　　　　/　(－)　　 ‐‐ .l　　　　　　　　 ,,..-''"~´
　　｀ヽ、　　　　　 　 　 　 　 　 /　''''　　　(－) /　　　　　 　 _／　　　　　 　 /
　　　　 ' , ＿＿_.　　　　 　 　 /　（⌒　　　'''' /. 　 　_,,..-‐''"/　　　　　　　 /
　　　　　 ヽ　 　 ｀ヽ、.　 　 　 ',　　￣ヽ__）　/　　.／..　　　/　　　　　　　／
　　　　　　 ヽ　　　　 ',-‐''´~/. ゝ..＿＿,,..／ |,,__/.　 　 　 /　　　　　　／
＼_　　　　 　.l、_,,..-‐"￣゛''‐..,,　|　|　/__..,,.-┴┴ 、　　 /　　　　,,-''"　 　 ,,-''´
　　￣ヽ二二ﾚ´　　　　　　　　｀.y'~´　　　　　　　　 ヽ／　,,-‐''"/_,,..-‐''"´　　　　  ええ～、いや、今のは俺の方が早かっただろ～？
　　　　ゝ,,__/　　　　　　　　　ヽ/　　　　　　　　　　　　',／ 　 ,,イ　　/　　 　 ／
　　　　ヽ、{　　　　　　　 　 ＿/´　　　 　 　 　 　 　 　 } -イ´　.| 　 l　_,,..-''"　　　 流石に、ここは俺に譲ってくれよ～
"'''-..,,__ 　.l　　　　　　　　 ＿,'-　　　　　　　　　　　　 /　 /　　 |　 /´
　　　 　 ~l.',　　　　　　　　　∧　　　　 　 　 　　 　 　/　./ 　 　.|／
　　　　 　ヽ＼　 　 　 _,.-'"/　 ヽ、　　　　　　 　 　,〈 ／ l 　　./
　　　　　　.'y' ｀''‐‐'"　　　{　　　 .｀''‐..,,＿＿__.,,-´　.}　　| 　 /
　　　　　　.l　　　　_,,..-‐‐,-‐..,,_　　　　　　　)　 　_,,イ 　 .|　/
　　　　 　 .|　　　 /　　　/　　　ヽ　　　　　./　 /　　 |　　 ./




しかし、その子ヤンキーが、やらない夫の柔らかい態度を見てか、図に乗って舐めた口をきいて来た事。

やらない夫は数十分前に、打っているパチスロ台で、寝取られた彼女と同じ名前のキャラが呼ばれた時に
「誰が○○じゃボケェ！」と、台に向かってキレ出す精神状態だった事。

そんなやらない夫に彼女連れのヤツが絡んで来た事。

以上により、やらない夫は我慢するのをヤメつつありました。

　　　　　　 ,,､,､､,,,';i;'i,}､,､
　　　　　　 ヾ､'i,';||i !｝ 'i, ﾞ〃
　　　　　　　　 ﾞ､';|i,!　　'i i"i,
　　　　　　　　 ` ､||i　|i　i　l|,
　　　　　　　　　 ',||i　}i |　;,〃
　　　　　　　　　 .}.||||　| ! l-'~ ､
　　　　　　　　　 , }||| il／,‐'　 　ヽ
　　　　　　　　 /ﾞ'､}|||/／ 　 　 　 ヽ
　　　　　　　　/　 -─‐- .u 　 　 　ヽ
　　　　　　　　|　 ,-‐Ll　‐-､　　　　 l
　　 　 　 ／ヽ iil||||||liill||||||||li!＝　 /
　　　　 /' 　 （　.u. / 　ヽ　　　 ）)）ゝ
　　　　,ﾞ　 ／ )ヽ ﾉ(､__,ノヽ /　i_/ﾊ
　　 　 |／_／　 　i -＝‐ >ﾉ / 　V:::::ヽ
　　　 /／ 二二二7─-─´.u'　_/:::::::/｀ヽ　　　　  いや、まあ、別にそんな・・・
　　　/'´r　-―一ｧ‐ﾞＴ´　'"´ ／::::／-‐ 　＼
　　 / // 　 广¨´ 　/'　　 ／:::::／´￣｀ヽ ⌒ヽ
　　ﾉ ' /　 ノ:::::`ー-､___／:::::／/ 　 　 　 ヽ　　}
_／｀丶　/::::::::::::::::::::::::::￣`ー-{:::...　　　 　　　ｲ


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 -‐―‐‐--
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／:／:: ／:::::::-‐‐ ＼__
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／:／:: ／:::::／:::::::／￣/:::＼
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /::::/::/:::: ／ :::: ／::::::::／::/ :::: |:::::∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　 /::::/::/:::::/ :::: ／:::::::::::/:::::/::::::::/:::/:/|
　　　　　　　　　　　　　　　　　  |:::/::/:::::/:::::::/::::::::::::::/:::::/::::::::/:::/:/: |
　　　　　　　　　　　　　　　　　  |: r< :: /:::::::/::::::::::::::/:::::/::::::::/:::::::/:::::|
　　　　　　　　　　　　　　　　　  |: |｜￣　 　‐-　　/:::::/::::::::/:::::::/::::::::|
　　　　　　　　　　　　　　　　　  |/|｜　‘,: : : : : : : : : :　‐- 　 ..,,__::::::::/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 人|　　‘,: :__,,..　 -‐'^ﾞ´: : : : :/∧￣
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 「「￣.‘,: : : : : : : : : : : : : ://,ノ　　　　　　　　　　　おう、分かった分かった。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l |　　 ‘,∧ﾊ∧ﾊ∧ﾊ∧//
　　　　　　　　　　　　　　　　　　  ∧ﾍ　　 斗----------｛__  　　　　　　　　　　　　ほな、表出て決めようや
　　　　　　　　　　　　　　　　　　  /∧.}　--=ﾆ^´￣￣￣￣￣≧x
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／廴廴廴廴廴廴廴廴j廴j廴j＼ 　　　　　　　　表ぇ出ろ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／廴廴廴廴廴廴廴廴廴廴廴廴廴〕iト
　　　　　　　　　　　　　　　　 ／__,,..　 --――　　　 　￣￣￣￣￣￣廴廴≧=-
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　｜廴廴廴廴廴廴廴廴廴廴廴廴廴廴廴廴i廴 j廴 |廴廴廴廴廴廴廴廴廴廴
　｜廴廴廴廴廴廴廴廴廴廴廴廴廴廴廴j廴j廴j廴 | 廴廴廴廴廴廴廴廴廴廴

　普段、温厚で喧嘩などわざわざしないやらない夫が、彼女連れの相手に限界を迎えていたのです

肚の座ったやらない夫にビビり始めた相手を見つつ、私は間に入ります


　　　　　　　　　　 /｛ 八　　＿｜　 _厶=┴
　　　　　　　　　　 | 　＼_Y:::::::::::ﾚ'´　　　　　　 　`丶、
　　　　　　　　　 人　　 人:::／　　　　　　　　　　　 　＼
　　　　　　　　　　　 ＼_(⌒/　　　　　　　　 　 　 `、　 　`、
　　　　　　　 ＿＿　／　`/l　　　　　　　　 　 　 　 `、　　 `、
. 　 　 ､＿＿_,,＞''　　　　) `、 :|　　　　　｜　　　｜|＼　　 `、　　　　　　　　　　　 　 　 ｒ　　　 _
.　　　　＼　　　　　　 　 ｛`、＼|　　　|: 　 |　 ,|　　|｜　＼　　`、　　　　　　　 　 　 　 　 | |: 　 / 〉〉
　　　　　  ` 　――‐=彡ｲ `、 :|　　　|　 /|: /:|　　|/／⌒ ＼　 ＼　　　　　　　　　 　 　 l｜　/ //
　　　　　　　　　　　　  ／l`、＼|　　　|: / :|/　| 　 '　　　　/ | ￣　　　　　　　　　　 　 　 　l_ / //　／)
　　　　　　　　　　　　 }　l　ヽ　|　　　|/／⌒' |　/ 　 ｘ= ,　 |　　　　　　　　　　　　　　　/ / 〉　(／／
.　　　　　　　 　 　 　 /‐┤　へ|　　　|　　　__ ∨　 　､､､|　 |　　　　　　　　　　　　　　 　 ' /、　／
　　　　　　　　　　 ／ ＼l　人^|　　　|　 〃⌒　　 　, 　 从｜　　　　　 　 　 　 　 　 　 {　　 }　 |
　　　　　　　　　 ／ 　 　 |　　 `| 　 　|　ヽヽヽ　　　　　ｲ 　 |　　　　　　　　　　 　 　 　 | 　 ﾉ　/
　　　　　　　  ／　　　　/l　 　 ∧ 　 :ト　 .,_　　＜ノ／' |　 /　　　　　　　 　 　 　 　 　 ,|　　　ｲヽ
　　　　　　 ／ 　 　 ／/ 　 　 / ∧　 |―┐ ≧ト-へ/　|: /　　　　　　　 　 　 　 　 　 /:|　　／::/　　  はいはい、そこまでそこまで
　　　　　　　　　　 /　.′ 　 ＿___∧ :|: :.八 ￣￣/: :|―|/ -‐=ｧ　　　　　　　　　　 　 |斗:::::::::::/
　　　　　　　　　 /__/＿＿|＞､＼ ∧|＝ﾆニ二二二〉　 (　//-ﾐ　　　　　　　　　　　 |:::::::::::::::′　　  やらない夫、落ち着いて
.　　　/　　　　　/^ヽ ＼　 　 　 ＼ヽ　 ＼＿__|――=ｧノ__〈〈　　 ＼　　 　 　 　 　 　 |:::::::＿_|
　　　′　　　　　 　 |　 }　　 　 　 |::|　　 　,斗-=ミ　∠　　｛_＼　　　ヽ _　　　　 　 　 |￣ 　 ,′　　　 君も彼女連れでトラブルはやめときなよ
. 　 人　 　 　 　 　 ﾉ　/　　　　　｜|______〈　　 　( (:::::::) 　├　／ 　 　 ／　＼　　／:l 　　 /|　　　　  もし、こっちの矛先が
.　　　　≧=-　　＜ ／‐- 、　＼ └――‐}＿彡个┬く＿__｝ /　　 　 /　　／:／｀{　｜ 　　 |　　　　  彼女に向いたらどうするの？
　　　　　　　 /　　　 /　　　＼　　／／:::::::::::::::::::::l　i|V　 ＼Y=ｰ--　/ 　 /::::/　 八　　　　　|
. 　 　 　 　 /　　　 /　　　　/ }／／::::::::::::::::::: ＼:|　i|:∨ 　/:::､　　　ヽ　⊥_/　　　　　　　　/　　　　  どうしても引かないと言うなら
　　　　　  /　　　 /　　 　 　 /／::l ::::::::::::::::::::::::::::∨i|　＼/:::::::::.　　　　　　　　≧=‐‐----　　　　　　 こちらは遠慮無く2対1で行くよ？
. 　 　 　 /　　　 /　　　　/　/::、:::l ::::::::::::::::::::::::::::::∨',　|:::::::::::::::::
　　　　 /　　　 /　　　　/　｜:::＼ ::::::::::::::::::::::::::::::: l::::l　|::::::::::::::: }
. 　 　 /　　／/　　　　/　　:|:::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::| ∧::::::::::::人
　　  /　／　/　　　　/　　　|:::::::::::＞::::::::::::::::::::::::/::::://:::__:::: イ
. 　 /／　　/　　　　/ 　 　 ∧:::::::::::::::::::＞:::::::::_/::／ｲ::/



まあ、正直言って、一対一でも子ヤンキーくんは勝てないでしょうが、取り敢えず宥めて。

無駄なトラブル回避の為に、ジャンケンで決めると言う事で話を纏めました。

なお、おそらく先に台に物を入れたのは、やらない夫と思われます。
それもあって、彼女連れのヤツになど負けられないと、気合い一閃、やらない夫はジャンケンに挑みました。

数秒後、そこには台の前から去るやらない夫の姿が──！


　　　　　　　　　　　  ,. -‐- ､
　　　　　　　　　　  / 　 　 　 ヽ
　　　　　　　　　　 {　　　　 ,、　',
　　　　　　　　　　 ヽ ﾉ `フノ-‐ｭ',
　　　　　　　　　　　〈ﾞy'´ ´ '´,≠-,
　　　　　　　　　　　  i 　　　　,r ´i ｀ ｰ‐‐‐- ､ ＿
　　　　　　　　　　　/　　 　ノ _ノ　 　 ; _,-‐x'ﾆ=､ ｀丶.
　　　　　　　,. -‐ァ′　 /´ｰ=、_r‐‐='´ ゝ、　　　ヽ　 ﾊ
　　　　　  /　 ／　 /　.,'　　 　 '.　　　　　　ヽ　　　 :　　ﾞi-､　　　　　　 バカな・・・
　　　　　 ,iゝ'´　 , ' 　 /　　　　 ;　　　　　　 ｀ヽ.　　ﾑ、.ム　ヽ
　　　　 〃　/ ／　　 /　　　　　} 　 　 　 　 　 ,ﾊ爪⌒:´　　　 ',　　　　 天はどうしてこんな酷い仕打ちを俺に・・・
　　　　 !　, '´{　　　 /　ｏ 　 　 ﾉヽ_　　　ｏ　 ﾉ　ﾊ　　 ヽ　 ﾉヽ ',
　　　　 Ｙ´　　　　,/ ﾞゝ--‐= ´ ﾞi!　 ｀￢==.´　 ,ノ ＼　　ｖ　⌒ヽ!　　　 おかしいだろ・・・
　　　　　ゝ-､___ノ.　　,ﾉ　{,. -‐￢!￣｀ ￢ﾔ　∨　　　`ｰ/　 　 / }
　　　　　　　　　　 ゝ. i　 i　 　 　 ;　 ____.ﾑ 　 i 　 　 　 ,'　　 , '　ﾘ
　　　　　　　　　　　  ﾞ} ├ '´￣ ; :´　　　 i.ﾉ　!　 　 　 {,.　 ' 　 /
　　　　　　　　　　　  i　ﾊ,...　...ノ,.ヽ.__.. '´i　　 !　　　, '　　 　 /
　　　　　　　　　　　  {　 {　　　　¨　　 　 ﾘ､　 |_　　/ 　 　 ／
　　　　　　　　　　　　ゝ. ﾍ　　　　　　　/:,.-‐‐'　｀¨　　 ／
　　　　　　　　　　　  人.＼ヽ　　　　　ι／,.-　　 　 ィ
　　　　　　　　　　　/ 　 ｀ヽ＞ ､.... -‐ ι',／> ,.､-- '




ジャンケンに完敗し、台を明け渡して去る我々。

どこまでも勝負運の無い男、
彼女を寝取られたばかりで、彼女連れの男の引き立て役となってしまった悲しきピエロ。

それが我が敬愛するやらない夫と言う漢なのでした。

約束した勝負事の結果を、反故にする様な男ではありませんからね。

彼が負債を精算し、新たな歩みを始めるには、まだ暫くの時が掛かる──そんな日の一幕でした。

以上になります、お付き合い頂き感謝ッ！

本当にツキの無い男なのだ彼は。
何故私が確保したAタイプの高設定で、いつもいつも千ハマりを喰らうのか