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930 : 本棚のやる夫さん : 2009/08/13(木) 17:53:08 ID:YJQ1q7ZY客の男が果物屋の店先で主人と話し込んでいた。
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| ( ⌒)(⌒) ____
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ヽ ノ mm \ `ー' /
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そこに通りかかったのが,薄汚いボロを来た小さな男の子。
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,ィTl'ヽ\ `ー´ ;;#;:: /`ヽー;、
kヒヒど, {⌒Yィ 、 ソ
`´ ̄ヽ;;#;:: ハヽ `^ー′
ヽ ` / '}
> /ごノ
__,∠ ;;#;:: /
〈、 / キュムッ
\、__ノ
- 931 : 本棚のやる夫さん : 2009/08/13(木) 17:53:28 ID:YJQ1q7ZY
- _.. ‐'''''''''''' ‐ 、
,r' \
/ ⌒ ヽ,
( ●) `― ..i おや?あそこを歩いているガキは
i. ( ●) | とんでもない間抜けでしてね。
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\`ー'´ __/
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| ( ●)(●
| (__人__) はあ。
. | ノ
| ∩ ノ ⊃
/ ./ _ノ
(. \ / ./_ノ │
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/ ⌒ ⌒ \
/ (⌒) (⌒) \ 話の種にちょっと実験してみるから
| 、__',_, | 見ててくださいな。
\ `‐'´ ,/
- 932 : 本棚のやる夫さん : 2009/08/13(木) 17:54:03 ID:YJQ1q7ZY
- ____
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/ (●) (●) \ おおい、やる夫!
| ´ | こっちです。こっちに来なさい!
\ ⌒ /
/ ̄ ̄ヽ \
(「 `rノ \
ヽ ノ \
| | 「\ \
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/ノ \ u. \ !?
/ (●) (●) \
| (__人__) u. |
\ u.` ⌒´ /
ノ \
/´ ヽ
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. ./ \!?
/ u ノ \
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| (__人__)|
\ u .` ⌒/
ノ \
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| :::::::::::::: ヽ
l u ( ●)::::::::::( ●) な、なんですかお。で、できる夫さん。
` 、 (__人_) /
`ー,、_ /
/ `''ー─‐─''"´\ タッタッタ!
- 933 : 本棚のやる夫さん : 2009/08/13(木) 17:54:31 ID:YJQ1q7ZY
- 果物屋は,釣り銭の中から汚い25セント貨と、
キラキラ光る10セント貨を選ぶと、地面にポンと投げた。
_.. ‐'''''''''''' ‐ 、
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/ ⌒ ヽ,
( ●) `― ..i
i. ( ●) | やる夫。あなたの好きな方をあげますよ。
\ _´___ /
\`ー'´ __/
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/ \
/ ─ ─ \
/ (●) (●) \
| (__人__) | ………。
\ ` ⌒´ ,/
/ ー‐ \
やる夫はしゃがみこんで,じっと二枚の貨幣を見比べていたが
手に取ったのは,キラキラ光る10セント貨の方だった。
- 934 : 本棚のやる夫さん : 2009/08/13(木) 17:55:03 ID:YJQ1q7ZY
- 1時間後。
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●
| (__人__) あ、あの子だ。
. | ノ お~い!やる夫君!
| ∩ ノ ⊃
/ ./ _ノ
(. \ / ./_ノ │
\ “ /___| |
. \/ ___ /
____
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/─ ─ \
/ (●) (●) \
あ、さっきのお客さん。 | (__人__) |
どうしたんですかお? \ ⊂ ヽ∩ <
| | '、_ \ / )
| |__\ “ /
\ ___\_/
- 935 : 本棚のやる夫さん : 2009/08/13(木) 17:55:29 ID:YJQ1q7ZY
(⊃ ̄ ̄\
(⊃ _ノ \
(⊃ ( ●)(●)
| (__人__) さっきのことなんだが
| ` ⌒´ノ 25セント貨を選ぶべきだったんじゃないか?
| } \
/ヽ } \
/ ヽ、____ノ )
/ . | _/
| / ̄ ̄(_)
\ \ /| JJJ (
\ / /⊂_)
(ヽ三/) ))
__ ( i)))
/⌒ ⌒\ \
/( ●) (●)\ )
./:::::: ⌒(__人__)⌒::::\
| (⌒)|r┬-| | ああ、そのことですかお。
,┌、-、!.~〈`ー´/ _/
| | | | __ヽ、 /
レレ'、ノ‐´  ̄〉 |
`ー---‐一' ̄
- 936 : 本棚のやる夫さん : 2009/08/13(木) 17:55:51 ID:YJQ1q7ZY
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/ ⌒ ⌒ \
| /// (__人__) /// | だって、もし25セント貨を選んだら
. (⌒) (⌒) それでもうお仕舞いだお?
./ i\ /i ヽ
元ネタ
842 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/30(土) 06:43:26 ID:m5owkXRm0
客の男が果物屋の店先で主人と話し込んでいた。
そこに通りかかったのが,薄汚いボロを来た小さな男の子。
「おや?あそこを歩いているガキは,とんでもない間抜けでしてね」果物屋はくつくつと笑った。
「話の種にちょっと実験してみるから,見ててくださいな」
「おおい。トミー」果物屋は大声を張り上げた。「こっちだ。こっちに来い!」
トミーは,ぼんやりした顔つきでキョロキョロすると,やっと果物屋に気づいた様子で,のこのこと近づいてきた。
「な・・・なんですか。ウ・・・ウィリアムさん」
果物屋は,釣り銭の中から汚い25セント貨と,キラキラ光る10セント貨を選ぶと,地面にポンと投げた。
「おい。トミー。お前の好きな方をやるぞ」
トミーはしゃがみこんで,じっと二枚の貨幣を見比べていたが,手に取ったのは,キラキラ光る10セント貨の方だった。
1時間後。
客の男は,通りでトミーを呼び止めて,25セント貨を選ぶべきだったんじゃないかとアドバイスした。
トミーは,男の目をまっすぐに見つめると小さく微笑んだ。
「だって,おじさん。もし25セント貨を選んだら,それでもうお仕舞いでしょう?」
- 937 : 本棚のやる夫さん : 2009/08/13(木) 18:00:38 ID:lJQtGJmI
- 乙。間抜けは見つかったようだなw
- 938 : 本棚のやる夫さん : 2009/08/13(木) 18:08:57 ID:MibB2k7s
- できる夫ざまぁw
- 939 : 本棚のやる夫さん : 2009/08/13(木) 22:13:27 ID:a1paT5.Y
- でも、
考えてみたらできる夫が二度目をやるとは限らないよな気がするんだがww
- 940 : 本棚のやる夫さん : 2009/08/13(木) 22:17:04 ID:.wxUQbUU
- 「話の種に実験してみるから」って言ってるし、既に何回か10セントもらった後なんだろう
一体いくら巻き上げられてる事やらw