以下の内容はhttps://yaruo18book.com/blog-entry-10661.htmlより取得しました。


剣と魔法と邪道プレイ 第142話

目次

73◆iWAc./ZK.62015/02/23(月) 02:24:18 ID:dbsXD6BA
   __i,,,,__i,,;;;;;`,____i,,,,__i,,___,.i;.. __i,,,,__i,,___,_i,,,,__i,,____i,,,,_゙l__i,,,,__i,,
   ,,,,__i,,____i,,,,__i,,___i,_.「フ. .l _i,,,,__i,,__, 、,_i,,,,__i,,____i,,,,_゙l__i,,,,__i,,
  ... ,,__i,,,___i__i,,,___i_ ` . ,.| __i,,,,__i,,___,_i,,,,__i,,____i,,,,___i,,,__
   __i,,,,__i,,___.,,__i,,____ .l_ . ノ」: _i,,,,__i,,__人_i,,,,__i,,____i,,,,_゙l__i,,,,__i,
   ,,__i,,,___i_,/::::`、,_./   `ヽ,__i,,___,_i,,,__i,,____i,,,,_:._i,,,___ ,,,
   __i,,,,__i,,____i,,,,__i./       lア─- 、.,,,__i,,__.:.:.:.:.:. ゙l__i,,,,__i,,__
   ,,__i,,,___i_  . <从     、_〃: : : : : : :ヽ、_i,,____i,,,,_ ゙l,,__i,,,___
   コニiニニiニニiニニi. < __,イてゞ〈斗': : j! : : /: : ヾ ̄`ヽ.ニiニニiニニiニニiニニiニ
         __/イ〃⌒ー':: :i: :ハ: : !: : : : ト、  i
      ∠斗七フ⌒//: :_/ i: ! : //`ヽ∨: : : : :i :ハ /    ....'~'~`    `"'~
         //: ://.:〃 Y: :|: :i/心ミ、/: : : : 〃 : Y    Wiiw
     ,,::::,,:/ ,イ: ://.:∧ゞ〉!: l: 从辷ンj!: : ,イ: : : : :i.、          ,.、,.、
   "゙゙~  /: : / l 〈/: : : :|  l: :|: : :i ヽ  ヽ/ |人: : : ',
    ゙~. /: : /  ヽ : : : /:〉 ヾj : : l      ,心゛ハ\: :ヽ、_ノ  ......~`"''~
      i: :〃  │: : /: ト、\ 〉: ;イ      マイ: : : l  ̄ ̄
      ヽ!    人: :l: :/彡:、/X リ,、    ノ: |: : i/     全く。
        i!     X::<´ ̄ヽ\ヽr-‐< : : : i: : l!      今の私にできることは、せいぜい
       ヾ、__, /  `\  |三>!_  `ヽ 人: : ヽ     街一つに振りかかる火の粉を払うくらいが限界でしょう。
   ( ( (   l          |>⌒Y`ヽ  )'   ̄`ヽ
          ゞ___    l|〉<て⌒) ´      ソ    地方全てから魔の手を払うには
   ∠二ニ=≠K二_ ヽ._/::辷/7ゞ┤ト、           瞬間的戦力も継戦能力も足りません。
         イ/     ヾ/.:::::::::ゝ、ー /_ムY
┌────────────────────────────────────────┐
│そもそも私……、いや私たちは表立って動けるほどの冒険者ではない。               │
│たしかに今得た知識からは、放っておけばあの魔動天使が地方全土を巻き込んだ         │
│大わらわな展開を広げることは予測がつくが、しかし私一人でなんとかなるものでもないだろう。  |
└────────────────────────────────────────┘



74◆iWAc./ZK.62015/02/23(月) 02:24:31 ID:dbsXD6BA

                .....;::|. `  .  .   :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.   |l|i.
                ..::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.....:.:.:::    |l|i....
                .....;/|   `;   ` ;   .|   i              |l|i.
           _  _.......:l i.     .,  ;.. . ._|   |  ノ     ` 、   |l|i: .:. : :.: ..
          /  /: : : : ヽr― 、.; '  _,,..-ー.'"_..|::::___..レ'        ヽ  |i;.....
         人 ' : : : : : : : :〉{  ;.,..-‐T__,,..l-ー '"_l.|       .: .: .: .: . :.:. : \l|;; : . . :.:. :. :. :_
       r===彡:/: : : |: : : : |: 乂 _ノ|..-‐._...-ー
       r=彡ノ:.|: : : |: : : : {: : :Y_≧=彡⌒´..ー  ……サファイアバジリスク程度なら  .
       _ {:.|:.|: : :人: : : :\: : `<⌒..l.,,..-ー.  想定してましたが、レベルカンスト級も出たんですか。
      {乂ハ人|: : : : :\: : : : : : : : : >._,,,/_  そこまで行くと単に15レベルなだけでは倒せない魔物ですよ。
       Yニ〕ノ{Vヘ从V´ ̄ `ー、¨´ __. __,,
        }}/  {:i:i:i:i:(:i:{ 、    /<=´..../_____ノ  / |_____/_          ::: ::::::::
      _人_厶:i:i:i:\:、\_,/ <//{ト _. .|  `Y,_/  / __l  ヽ__    ヽ__`___-
      </ノ〕ノ〕 ヽ\:i:ヽ  | `⌒ヽ{{_{ { {> .,,__...  /_ __ ̄/ ___  \  \/ ̄\  ヽ \
        Uヽ_ノ   }-=ミハ  |      }V/- _人_)- '≦ヽ<´
         --==ミ〈:i:i:i:i:i:i:i廴_)     し'    `⌒¨¨´
            /:i:i:i:i:i:i:/ ̄ \==ミ、
         __/:i:i:i:i:i:i:/ _  >~ァ
     _ <:i:i:i:i>~~~´⌒ー彡-<
┌────────────────────────────────────┐
│たとえば最強格の幻獣、最長老の龍エルダードラゴンなんざ一人で倒せる気がしない。 |
│約30年前に現れたという魔物には、それくらいのレベルも含まれていたそうな。     │
│それを退けたという方も中々すごい話だが……                         │
└────────────────────────────────────┘

75◆iWAc./ZK.62015/02/23(月) 02:25:24 ID:dbsXD6BA

┌───────────────┐
│でも、倒せないわけではないと思う。 │
│今のままでは無理だけど。      .│
└───────────────┘

                                            -─   <;;;;∧_/ヽ
     f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ヽ                    /  (    <;;;;;;∧;;;;;>
     | ええ、今は無理です。  .|                      / ;;;;;;;;;>   <;;∨;;;;;;>
     | 一人では絶対に、      |                  .(/ヽ;;/   /\ ∨∨\\_
     | 手数も火力も足りない。 |          |\   / ̄ヽ/ (ヽ-";;i⌒i;;`-")  ヽ-ヽ\   iヽ
     乂__________ノ            .| ;;;ヽ |/三ノ  __ ̄);;;;|_o_|;;( ̄__   |三\|  /). )
                                 (( ヽ ;;ヽヽ-i::::::ヽ /ノヽ| .|i>-<i| |::/ヽ\ノ:::::|-". // /
                                      ヽ ;ヽ ヽ::ノ;;ヽ,.ノ「」ヽ|_д_|ノ「」ヽヽ丿::ノ  // /  ))
       f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ヽ      \ ;;\ ` --(;;;;;|/.ヽ二/ \|;;;;ヽ- ".  // /
       | ってあら、内部にアンデッドが。 |         .ヽ/二ヽ-";ノ;;;;;;;;;;;;;|;;|;;;;;;;;;;;ヽ;;/ヽ-二\/
       | 始めての来客と言った割に   .|         .] (三/:::ノ /;;__==___==__;ヽ(:::::ヽ三)[
       | 非生物にはザル警備じゃない。 .|          .\_/" ///; | |"-"| |;;;\ヽ)"-\/
       乂_____________ノ              _..- /ヽ;;i;!| | |;;| | |;;ノ;;;)、
                                            (;;;;;;(  < ; | | |;;| | |;;;;(__)
                                            """i___|- \___/-/::::::::)
                                              |::::::::::|      )::::::<_∧_  ガシャン
                                 ジャリ…    ._∧-ノ:::::::::<      <___/
                                          ヽ_____ノ
                             【アンデッドジェネラルLv14】
                             太古の魔法王が創りだした、或いは強大な人間であった屍の戦士。
                             その強さから屍の将軍と言われ、非常に強力な物理攻撃能力を有するが
                             でも頭はお馬鹿さんの脳筋なので、しばしばハメ殺しされる。

.

76◆iWAc./ZK.62015/02/23(月) 02:26:02 ID:dbsXD6BA

                    //
               〈::〈 _ __  /´ ̄ `ヽ
             . -‐‐' ´: : : : : : :` 、    .
.      /´  ̄ `Y´. : : : : : : : : : : : : :\: \     }
      l     /. : : : : :{ : : : : : : : : : : :.\: \__ノ
      |   /. : : : : : :/:!: : : \: : : : _: : : :.\. \≦≠ ニ二フ
       ゝ.__/: /: /: :.ィ.升ト: : : : ヽ:´\: : : : : :)>:\ \ \
       ノ: ノ!: l: : :|:l:|:.|:ノ\: : : .!: ,ィ≦k: : : \: :}: :\ \/
       ///l: :!: : :!:l:|人  )\: :}´ i以リハ \ )メ、}ノ:.ヽ
     く/〈./人:j: :从八x==彡 )ノ """.|:i: : : : \:\:ノ: :〉
         /:\: :.Ⅵハ""  '     リ:i: :\: : :.\ :ヌ´
.         /: : : /)ハY入   / }  /く: : : :l\: : : )    残念ですね、キルヒア様の聖印が手元にあれば
        /: :/:.//: :.:i:|: l }≧= i |<.┐ :): : :ノ ハイ     早速 『習得』したばかりの神聖魔法を試し打ち、
          レ〈:.∧!: : :リ人!:F干| .j´ニ.|イ⊥く ⌒\     なんて出来たのですけど。
            )/\:.(`Y r┤厂 ∨:::::::://       ヽ
          /   ヽ) | j::ハ厂   |}`ヽ:j/        i       ……成仏させられる魔法はまだ使えませんが
         /       Ⅵ::::{〈し'⌒ リ }:〉/         .ト、
       i         /::::::入\___メ.メ∧ 「j_     ノ 〉
       人      {:::::::::::::::fー‐1::/><  `ヽ  /
.         \ jメ≦ヘ ::::::::::/〉__!< <> /〉  i ∨、
┌─────────────────────────────────────────────────┐
│人類の限界である15レベルを、少し超えた程度の小神が20レベル前後だが、                          .│
│それよりも更に上回るのが地方全体で信仰される大神、約25レベル相当。                            │
│それ以上のレベルは古代神や神話の世界の住人だけで、この世界に直接 姿を現わすことは難しいとかなんとか言う。│
└─────────────────────────────────────────────────┘

77◆iWAc./ZK.62015/02/23(月) 02:26:39 ID:dbsXD6BA

   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
   | 引いて焼き討ちするのは時間がかかりますね、   .|
   | さっさとスフィンクス同様 切り倒した方が早いか。  .|
   \_____________________/
                'i、                              ,ィ.
                   lヽ                             ,i'}′.
                 lヽ  ザシュ ...-─   <;;;;∧_/ヽ       ,i'./.
                     ゙Lヽ   ../  (    <;;;;;;∧;;;;;>  ザシュ / ./.
                     l ヽ. / ;;;;;;;;;>   <;;∨;;;;;;>   .../ /.
                    〟 .l. ..ヽ./ヽ;;/   /\ ∨∨\\_.../ . / ,〟.:;. ;. .: :`:: ∵:゛
               |\.゙ぐ、|. .ヽ. / (..l.-";;i⌒i;;`-"./    /   レ'./. ;`: :゛;:`´..;.∴;.`:':
               | ;;; ヽ   .ヽ.  __..l.l.;;;;|_o_|;;(. 〃   /    ./ :: :゛;. :∵゛ ;. :'-、
               ヽ ;;ヽ.ヽ    ヽ...ノ...!.l.|i>-<i| |;.i!,!   ./    ./..;.゛;.: ::゛;.゛;.
                ヽ ;ヽ..゙i、   .ヽ. 「..!..l,._д_.;./ .!  /    . /.;.″:: :゛;∵゛ ;
                 \ ;;\.`-、  ヽ.. | . l.二.../ .,! /    /.`;  :; `,  ・
                   ヽ/二. ゙'-、 ゙'│..、 /  |./  /.. \/
                   ] (三/:::...`'-  ../l ./     ./..::ヽ三)[
                    \_/" // '|,../ .'"    ,ゞ. )"-\/
                      _..- /ヽ;/      ./...)、
                      (;;;;;;(.  /     ., 'i /.....ヽ_)
                      """i_./     /  !′.  .ヽ.
                        ,/   ./.  ....\   ヽ. _
                     _∧-./   ,/.      <..\  ヽ
                    ヽ..../ . /.._ノ           .\ ヽ
                        ,r゙,/゛.              `'-,ヽ,
┌───────────────────────────────────────────┐
│で、レベルカンストとは、その神の領域に踏み入らない直前、                           │
│この世界で力を振る舞えるギリギリである25レベルの魔物たちのことを指している。             │
│このレベルに並ぶものは、先程も言った神紀文明時代から生きているとされる“老竜(エルダードラゴン)”に、│
│封印された大神相当の邪神、神話時代から眠り続けていた第二の剣に産み落とされた幻獣など、    .│
│いずれも文字通り『神話』にしか記されてないような連中だけである。                       │
└───────────────────────────────────────────┘

78◆iWAc./ZK.62015/02/23(月) 02:26:51 ID:dbsXD6BA

   f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ヽ
   | ふう。ところで、           .|
   | さっきから何をぶつぶつと? .|
   乂____________ノ

              .... ..;;:::,,  :::::: i. ; ;;|  |.::.:::,||:::
           ::::: ::::;':::..:::: ::.'';:::.:.::::;; |  |.::.:::,||:
          i.  ::;':::::::::::::: ヽ.:.:.::.:: |  |.::.:::,||:
        :  . : /. : . :   \ ; |  |.::.:::,||:
      。   .::/.          \|  |.::.:::,||:::
 ;     I,,  .::::/            |:\.|:.::::;;||           ドサッ
  :      .::::/             .|.. :: |::::::::::|...
       ...:::/              ......`\|::::::::::|:: ~゙''-..
     ...:::::/                  `'――\::  ~"-、
    ....::::::/ .             ,,   .     \::    "-
   ::::::::/ ,,                     ,  \
    ;:; ;: ; ;; ;,';:;: ;: : ;: ;;; ';、;: :. .:. :;:;:. :.: .:. . . :.';、;: :. .:. :. :.::;:; .:. . . :.';、;: :. .:. :. :.:
   ';、;: :. ';、;: :. .:. :. :.: .:. . ';、;: :. .:. :. :.: .:. . . :.. :.::;:;. :. :.: .:. . . :.、;: :. .:. :;:;:. :.: .:. . .
   ''';、;: :. .:. :. :.: .:. , 、;: :.  .:. :;:;:.  :.: .:. . . :: . : .:. . . :.';、;:  .';、;: :. .:. :. :.: .:.
┌─────────────────────────────────────────────┐
│所詮はデータの塊だからと、封殺出来たりすることもあるが                                │
│基本的にレベル15になって少しした私でも、攻撃をかすらせることがやっとだろう。                    │
│そして当たれば倒せるという話でもなく、巨人以上に超巨大な身体の足一本を傷つけた程度に留まるだろう。 |
└─────────────────────────────────────────────┘

79◆iWAc./ZK.62015/02/23(月) 02:27:03 ID:dbsXD6BA
┌───────────────────────────────────────────┐
│戦闘の基礎は、迅速に相手へ立て直せないダメージを与え、返す手番でのこちらの被害を抑えること。...│
│攻撃は最大の防御というように、攻撃回数を減らすことが重要なのであり、                      │
│高レベルになると小人数では攻撃回数が足りず、相手に致命傷を与えることが出来ない。         │
└───────────────────────────────────────────┘
.        /   ,' . :ー:-〈〈:_:_: : :〃 ∠ 'イi/                f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ヽ
       i  l/ . : : : : :ヘ∨: : :|l    |   /\             | 仲間なんて。                        |
       | / . . : : : : : {燕}、: |l/     | /   `ヽ            .| プレイヤーキャラクターとして成長する私に . |
       |  . . . : ; : : : : : .\」l    /__   /   ヒョイ       | 付き合え、 同じ速度で強くなる冒険者なんて|
       | i . . : : j!: : : : : : : : .|   /_,ゝ、ヽ/  ) )            .| 他にこの世にいませんよ。            |
       | |. : : : : : : : : : : : :|_< rく \ ヽ 〉                乂__________________ノ
       | |. : : : : : : : : : : : : l/ ∨    /
       | | : : : : : : : : : : : : :〈  /〉ー<〉
        ′| : : : : : : : : : : : : :∧//  /     あ、レアの戦利品取れた。
       .'   | : : : : : : : : : : : : :! 〈/  ̄/
.      /   |: : : : : : : : : : : :人__/〉       8000ガメルか……安くないけど、
     /    厂 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ∧、<       SSランクには届くほどでは無いですね。
.    /    〈______, イ :|iヘ.:、\
   /   / 八       ノ |: :|| V.:、 ヽ
┌────────────────────────────────────────┐
│まあ、今後もしエルダードラゴンを相手にすることがあるならば                        │
│最低でも今の私と並ぶ、15レベルの仲間が3人くらい いないと無理だ。                │
│あのレベルには魔法で抵抗を抜くことはまず無理なので、36分の1の幸運に賭けねばならない。│
└────────────────────────────────────────┘

80◆iWAc./ZK.62015/02/23(月) 02:29:36 ID:dbsXD6BA

┌───────────────────────────┐
│企めば、無理やり狙えないことも無いけれど                │
│実戦で試すのはまず難しい。事前準備が難しい、            .│
│というか それでも何にせよまず人手が足りないのは決定事実。  │
└───────────────────────────┘


             _,∠ ̄`ヽ
      / ̄`ヾY´:: ::、:: :: ::\j
.     {     }} : ト、::`:: 、_::_:;>
      ゝ、 _,. シ:: ::| -` ー一イTト. 、
     /⌒>ヘ:: :: :| ,才矛  ゞ'|「ヽ:ヽ、
        /i::ト、::ヽ: 从r'ーク 丶.从)ハ;:ノ    しかしあのスフィンクス、杜撰な管理ですね。
         >::):イヽ_`¨´__r-z'^ー‐'′    「汝が初めてだ」といいながら、魔物は普通にいるじゃない。
        / :/:: :: :ノ r─ 、L∠´}
.       ∨(/⌒/r‐'′  {-L),ノ        このレベルならまだ経験点になるから
      ,. -┴==ァミx_,. クーく,>       少しだけ嬉しいけど……
     / ‐  <∠,..、| 》´::;::/、`ヽ      ところで結局、話は何を言いたいのです?
..   / ´     /-/>ミ/::ァ'^:::\ l }
┌─────────────────────────────┐
│なので、いずれ頃合いを見計らって仲間を募らねばならないでしょう。..│
│そうでないとこれ以上 上の段階には登れない。                  │
└─────────────────────────────┘


   / ̄ヾス-―‐-、r' ⌒ヽ
  {   ,/´:::::::::::::::::::`ヽ、 l
  ヾ_ィr'::::/::::,:iヽ/i::::,::::::、:ス
    //::::l::l::,ハl  l/l/i l .|
  /∧::::|::レ -‐‐  ‐- l .ハ/
  〈/l::::トi::::{.   r┐  }/\>    それは無理でしたってば。
   ∨iイヘ|ゝ、__ _.,イレ
       /`,:`ir‐':.`ヽ、       試しに育ててみるのにも挑戦しましたが、
     〈ヘ/ 〉/::@:::)、〉      .メイも成長する様子が見えないし、
      辷|〉}::{|:::_ム__|      育成するのも私には無理ですよ。
     ムミ|/辷::::::::::.} |ゝ
┌──────────────────────────┐
│ま、確かにそうでしょうね。                      │
│PCがNPCを育てられるなんてルール、少なくとも            │
│プレイヤーが自由に使える範囲にはありませんでしたからね。 │
└──────────────────────────┘

81◆iWAc./ZK.62015/02/23(月) 02:32:54 ID:dbsXD6BA

┌─────────────────────────┐
│でも全く、手が無いわけではないでしょう?             │
│プレイヤーで出来る範囲で思いつくことは幾つかあるはず。 │
│例えば、私のようにヨーウィを用いての……              │
└─────────────────────────┘

                /   `ヽ
               /       lア─- 、
               <从     、_〃: : : : : : :ヽ、
            < __,イてゞ〈斗': : j! : : /: : ヾ ̄`ヽ
         __/イ〃⌒ー':: :i: :ハ: : !: : : : ト、  i
      ∠斗七フ⌒//: :_/ i: ! : //`ヽ∨: : : : :i :ハ /
         //: ://.:〃 Y: :|: :i/心ミ、/: : : : 〃 : Y
        / ,イ: ://.:∧ゞ〉!: l: 从辷ンj!: : ,イ: : : : :i
       /: : / l 〈/: : : :|  l: :|: : :i ヽ  ヽ/ |人: : : ',
.      /: : /  ヽ : : : /:〉 ヾj : : l      ,心゛ハ\: :ヽ、_ノ
      i: :〃  │: : /: ト、\ 〉: ;イ      マイ: : : l  ̄ ̄
      ヽ!    人: :l: :/彡:、/X リ,、    ノ: |: : i/     それは考えましたけど、実際どうなんですか。
        i!     X::<´ ̄ヽ\ヽr-‐< : : : i: : l!
       ヾ、__, /  `\  |三>!_  `ヽ 人: : ヽ     私は違和感を感じませんでしたけど、
          l          |>⌒Y`ヽ  )'   ̄`ヽ   実際は貴方が代わりに受け皿になってたようですし。
          ゞ___    l|〉<て⌒) ´      ソ
   ∠二ニ=≠K二_ ヽ._/::辷/7ゞ┤ト、
         イ/     ヾ/.:::::::::ゝ、ー /_ムY        獣か蛮族の思考に毒されたりとか、
.        ///    / ∨:::__;ィ千r'/丁          危険な影響があるんじゃないですか、一般人には。

┌────────────────────────────────┐
│……はい、その通りと思います。                            │
│なので例として上げてみただけです。まあ、私が言いたいのは            |
|<魔神の種>を植え付けてデーモンルーラーにするとか、手段を選ばなければ .│
│色々と取れる手立てはあると思うんですよ。                       │
└────────────────────────────────┘

82◆iWAc./ZK.62015/02/23(月) 02:35:02 ID:dbsXD6BA

                    //
               〈::〈 _ __  /´ ̄ `ヽ
             . -‐‐' ´: : : : : : :` 、    .
.      /´  ̄ `Y´. : : : : : : : : : : : : :\: \     }
      l     /. : : : : :{ : : : : : : : : : : :.\: \__ノ
      |   /. : : : : : :/:!: : : \: : : : _: : : :.\. \≦≠ ニ二フ
       ゝ.__/: /: /: :.ィ.升ト: : : : ヽ:´\: : : : : :)>:\ \ \
       ノ: ノ!: l: : :|:l:|:.|:ノ\: : : .!: ,ィ≦k: : : \: :}: :\ \/
       ///l: :!: : :!:l:|人  )\: :}´ i以リハ \ )メ、}ノ:.ヽ
     く/〈./人:j: :从八x==彡 )ノ    |:i: : : : \:\:ノ: :〉
         /:\: :.Ⅵハ    '     リ:i: :\: : :.\ :ヌ´
.         /: : : /)ハY入   / }  /く: : : :l\: : : )     <魔神の種>は違法。今でも人族を殺すことは
        /: :/:.//: :.:i:|: l }≧= i |<.┐ :): : :ノ ハイ      .手間にならない範疇で控えてるのに、
          レ〈:.∧!: : :リ人!:F干| .j´ニ.|イ⊥く ⌒\      わずか1レベル取得させるためだけに
            )/\:.(`Y r┤厂 ∨:::::::://       ヽ       法を犯し、人を犯すのは好ましくない。
          /   ヽ) | j::ハ厂   |}`ヽ:j/        i
         /       Ⅵ::::{〈し'⌒ リ }:〉/         .ト、    それに、自分ならともかく、
       i         /::::::入\___メ.メ∧ 「j_     ノ 〉   他人を実験台にするのは絶対に取りませんから!
┌───────────────────────────────┐
│だから、例えで出しただけですって。                         │
│そういう即効性が高いのはいずれも無茶ばかりで実用には移せませんが、│
│代案として長期的な準備が必要ながらも使えそうな作戦を二つ。        │
└───────────────────────────────┘

83◆iWAc./ZK.62015/02/23(月) 02:36:13 ID:dbsXD6BA
   ';:;'; ; '::::,':,: :  . : ::::||:;:;';';:::.:. . . :;::;';':';'.';':';':;';:.:.:. . . :;:'::'.:. . . :;::;';':';';:;';:;';';::.:.:. .
   ';:;'; ; '::::,':,: :  . : ::::||;:;';';:::.:.     . . :;::;';':';'.';':';':;'     .`':.:.:. . . :;::;';':';';:;';:
   ';:;'; ; '::::,':,: :  . : ::::|lト――、      . :;::;';::  ,----、. . . :;:'::':::. . . :;::;';':';';
   ;'; ; '::::,':,:.:: ::. .::::;:;'';|l|::   |  .:.':;:;';:;';:;';:;.:: :.  |i::::  i|.:.::';';';':':';':':: : .:.:.:;';';
   ;';'; ; '::::,':,:::. . .:.::::::';|l|';':':: |     . :';:.':'.';';  :ヽ;;;;;ノ ;';:';':' :.: : . ∧ ;';';';:
   ';:;'; ; '::::,':,: :  . : ::::|l|;';';:::.:.|    . . :;::;';':';'.';':';':;';:.:.:. . . :;:'::':.:.:. . . 〈::|:〉:;';:;';';';
   '; '::::,':, : .:. :. :.:. :. :::|l|:::... ...l '.: .: .: .:.:';.;';:;';':';';';';';:;::'::  {iⅩi}  . :;::) (、.::.;';:.'
   ';:;'; ; ':::: :,:    .:.:.|l|:::: :,: l|  . :;. : ';:;';:;';';:;';:;';:;';';':';'  {i ̄`i}   l;l`ーz_:;
   ;'; ; '::::,':,::.. .   . :|l|:,::.. . l|:   . . :;.:':';:;';:;';.;';';';':';';' 7ijlilililiT  ::||  ';';';
   ';:;'; ; '::::,':,:.: : : : : :.;|l|:,::.. . l|    '... '::::,':,:.: :;:;: ;::';':  ,〉!i!i!i〈   || ';.;';';'
   ';:;'; ; '::::,':,::::.:. . .:.:;';|lト、:,::..:;|.    .:.: : : : ;';';::';':';';';': [li,j,j,j、]   |""""""|
   ';:;::'; ; '::::,':,':,':,':,;/二 .\::l|         :ニニニニニ   l|::::....:ニニ|:.:.:.:.:.:.:::;|
   '; .';'::::,':,':,':,':,;/三三三 Υ          三三三⊆⊇::::::::...三三
   ':::::,':,':,':,':,;/二二二二二/二        二二二l二二二i;二二二i二
   .;':,:',:;',::/二二二/二二二二/二二  !二二二i;二二二l二二二l二二
   ':::,::'/-―/――-――/―--/-―――-――ヽ―-―――-
   .;/-―――-/-―-―/-―――-l-―――――-ヽ
┌──────────────────────────────────┐
│一つは未知数で危険性が高く、失敗すると後が辛い。                      │
│もう一つは前者の手段と同様ですが、あるものが手に入るかどうかの運次第…… │
│しかし、その分 危険を占める要因を1、2個取り除くことが出来ます。           .│
└──────────────────────────────────┘

84◆iWAc./ZK.62015/02/23(月) 02:36:51 ID:dbsXD6BA



                                          |='――----......,,_
                                          !:::::::::::::::::::::::::::::::::::::>:、
    ┌=ニニ二_ ̄_ ̄_二ニニ=┐                     ;;:::::::;;_:::::::::::,.ィ:::::::::::::::、:\
    l》γ⌒))≪〔!_i〕≫((⌒ヽ'《!                     、    ~~/-:-::、::::::::::::::ヽ:ヽ
    └‐--´-======-`---┘                     ヽ=;、 i':::::::::::::::::ヽ:::::::::::::ヽ::ヽ
<操りの腕輪>                                    ヾi_l!:::/:::::`;:::::::i:;;;_:::::::::::i!::゙:、
直接攻撃や武器を持たせることは使えないが、            :::(r':::::::/:::::ノ´ `!:::::::::::i::::|
魔法の発動体などを使わせられる透明な腕を得る腕輪。      ./:::;/` '''''"    ゙:;:::::::::l:::|
                                      〉-^.ー::へ;;シ^            i:::::::::!::|   <アンカーサーバント>
                                  (::::::  (^; ;ヾ           |:::::::l::|   .碇(船を岸に停留させるための重り)だが、
                                      ゞ:::::  `";:' l!           |:::::;!:i!    .船に危険が迫るとゴーレムに変化し、
                                         \::::: ::::ノ            ,!::::;!:;'    守るために戦闘を行ってくれる。
                      _________        .` '''''"          ,.ィ":::://
                  ,'.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ                       ;:::::::://
                    {.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.;;;;;;:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:}                  ;:::::://
                   ∨:.:.:.:.:.:.:..;;;;;;;;;;;;;;;;;:.:.:.:.:.:.::.:/                  ;::://
                       ∨:.:.:.:.:.:.:.:.:.;;;;;;:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/                  レ'"
                     ∨:.:.:.:.:.:.:..;;;;;;.:.:.:.:.:.:.::.:/
                   ∨:.:.:.:.:.:.;;;;;;:.:.:.:.:.:.:.:/
                         ∨:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/
                       ∨:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:/  “賢者の石”
                      ∨:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/
                      ∨:.:.:.:.:.:.:.:/
                         `ー――´
┌─────────────────────────┐
│ただ今すぐ試すには危険……というより、時期が悪いので  │
│安全な「時期」を見計らわなきゃいけませんけど。       .│
│                                      │
│あ、でも丁度見つけましたね。後者に必要なのはそれです。 │
└─────────────────────────┘

85◆iWAc./ZK.62015/02/23(月) 02:40:39 ID:dbsXD6BA
   ::. ::.. .:'::;::|::::::::;,:|:. ::.. .|l_,_,_,_,_,_,_,_,_,_,_,_,_,_,_,l|. ::.. .:':. ::.. .:'::;.: : ::.. .:': : : :;.: : ::.. .
   ::.:'::;.'. ., .:|:,:::::::::|.. .:':. ::.. .:'::;.: : ::.. .:': : :.. .:':. ::.. .:,r 、-ー─-、.. .:':. ::.. .:'::;.: : ::..
   ::. ::.. .:'::;::|::::,::::;:|;_;;_;_;;;;;_;;;;_;;_;,_:;:;;;_::;;:;;_;;_;_;;;;;_;;l'  |= ′  |;;_;;_;_;;;;;_;;;;_;;_;,_:;:
   ::. ::.. .:'::;::|::::::::;,:|              ○::○)ノ_,,;,;,;;,;;ノ:::::....
   ::.:'::;:. ::.. :|:,:::::::;:|________________________________________________________________________
   ::. ::.. .:'::;::|:::.:./ ., .     , ., ., ., .          __, ., .,, ., .,
   :::.:.:.'. :; :::|/_____________________________________________________________________________
   ::. ::.. .:'::;::||'_';.._,,..,,_ ,,,.. --- ...,,_.';_;:_:'_::_:'_;';_';_';::_:;_;._;';_';_';::_:;:_:';';_:;':_':_;'::_;::_'
   ::.. . !'´.::::||, '´    `ヾ      `'  、.;';'.;';_';_';::_:; ;.;';';';';:;';';':';';;.;';';';';:;';';':;
   :.: : : : : :.;|.{    r/]/        \- 、.;.;';';';';:;';;.;';';';';:;';';':';';;.;';';';';:;';';;
   ::::.:. . .:.:;';rゝ-='" ̄, '  ./´   ハ    ヽハ.―- 、;:;';;:';';::';';':'';';;.;';';';';:;';';':';';
   ';:;::,::.::;:;'く/    |/   /_」- /|  |    ∨、._,ノ|三三三三三三三三三
   ';:;'; ; ;:;./'/     .;'  ./fてl!`ヽ |  / |    |/. .  .|ニiニニニiニニニiニニニiニニニ
   '; .'; ;...,|/   r|  {弋_リ   |/ト./  |  ハ\.  | 二i二二ニ二i二二二i
   ';';';'./ ,    .八  |x`     ァr'|  ,ハ /l」ヽ/ ''′二i二二i二二二i二二
   .;'./  ;'    ,   \|       , lリハ!/|イ、
   '::.{ /|   ./|  ./| l    _   x/ 八、 \    ああ、これは……久々に見つけましたね。
    ∨ソ 、/ 人 ,ハ レ |\     ノイ  )\ ハ
        }/こ ヽ|/-、 / >=ァl斤/ | イ  リレ'   前に拾った時は、何にでも変化する石だと聞いて喜べたのですが。
       /─- 、r }-r‐|7〒ア´/::/7´ ̄`ヽイ     .
      ./  ‐-、ソJ:::rん)ヽrイ:::::://      \     強い魔物を出し、暴れさせておきながら、人族がそれらと
     .r' -、 ,イ:::::::{ゝ_ンノ:::::::::::::|{         .}    張り合えるようにというマッチポンプで計画されたものと知った後だと……
    /\--//:::::::::::::l/:::::::::::::::::::::|ト、   、__」_/    手のひらの上で踊らされてた気分です。
   ./ ─ヽム{::::::::::::::::l::::::::::::::::::::::::八∨、rヘ_/|/
┌─────────────────────────┐
│まあ、気分は悪いですが、実際 使える人には有用ですし、  .|
│それに利用されるだけの物に罪はありませんし。          │
└─────────────────────────┘

86◆iWAc./ZK.62015/02/23(月) 02:42:37 ID:dbsXD6BA


                 .  -―: .  .
              , -‐くス´ . . . .: .: .: .: .: .`: .、
           /     Y〉.:.:.:.:/.:.:.:.:.:._;.:.:.:.:.:.:.ヽ
           _|    /〉.:.:.:./. :.:.:/.'.:.:.:.:.:.:.:.:.:'.
.           〈入_rくソ.:.:.:./\>' //.:.:.:l、.:.:.:.:ト、
           く/// ハ_〉_:_;':/`ヽ |:l:.:.:.:.ハ/|.:.:| l
        ,く// /.:/|ハ/ \、  Wlル'‐〈/l.:.i| |
.         /.:/.:〈_/.:人|.:l:i^ー′    __∧;'.:.|レ′
         ̄///.:.:.:.:.:.|.:|:|'''     〈__/ノ.://.:廴,〉    利用されるだけの物だからこそ、
.          ´ /.:/.:.:.:.:.|.:|:|      ' ,,, /.://.:/lヽ>   法もクソもなければ身勝手に砕いちゃってもいいんですけど。
          '/7.:r,=|.:N\__´’  イ.://.:/l |
         , -‐くr‐|l.:ヘ:|/,三三]__,⊥!//.:/八|      で、これをどう仲間にすると言うのか、
                                  念のためお聞きしても?
┌──────────────────────────────────┐
│ええ。                                               │
│ルーンフォークも含め、人族はアイテムではないから その石では作れませんけど. │
│唯一 アイテムとして作れそうな種族がいましたからね。                  │
└──────────────────────────────────┘

                   ,.-―……‐- 、rr~ー- 、
              ,  ´ ̄         \     、
         ,√`Y^Y¬/ / /         `く)
          厶ィ个介トくヽ , '                 `く)  }
       /       レ'/  /  ,'   /   `ヽ    Vン∧
        ,′      ∧l   ′ /   ,イ     `Y久  ∨ノ
        〈      }/ /   y勹ーァ′}i      | ∨ハ.  i ̄`7
      ∧    ,.イー' |  i {  `7   {トl    !T什ト }l i l:::::〈
      `く二二ズ{ノ l !!  八l  厶-‐'"´ V  |,ィ圷ミY l ! ト、::::}
      _,ノ::`T´:::::} l !! !ノ{{ ,レ'N ,.二.._  V}ノ トJ| }} l ! | V
        `7:::::〃::::/  !¦  i  | ff'T祈!      ゞ┘ jjノ ノ
      /::::::仆-イ   l !! ! 从  レ代ktノ    、 " 仏イ    “魔動天使”、ですよね。
      \/ /::::::} ! 川 ト、 ハ N辷ケ""   。  /l lノ
         `⌒´}i Vjハl小 ハ弋苡癶、 ..___,..イ   | l     うーん……、でも、魔動天使だろうと
           从i {    V小. ト::::::::::::::::::::::::::|  jy'l/    ルーンフォークと似たようなものですから、
             }人   jノ l V:::::::(⌒) ノ)::::::l  /      やはり私ほど急激に成長することはないのでは。
  f''.二二フ⌒气ニヱ  ヽ     l::::::::::弋Yノノ::::::l/}
  { {__:::::::::::::::::::::::/    ヽ__ノi:::::::::::::::::::::::::::::/ '\
┌──────────────────────────────────┐
│魔動天使は、<エンジェルスフィア>という球体に休眠状態で入れられて登場します。. |
│だからそのアイテムを出せば、自動的に魔動天使もついてくるでしょうが、       .│
│やはり成長性の問題は変わりませんよね。……そこで「貴方」の出番ですよ。    │
└──────────────────────────────────┘

87◆iWAc./ZK.62015/02/23(月) 02:44:13 ID:dbsXD6BA

┌──────────────────────────────────┐
│スフィアから出したばかりの魔動天使は、生まれたてのまっさらな初期状態です。...│
│だからこそ、意志を持ってない赤子同然であるからにして―――              │
└──────────────────────────────────┘



           _  _
          /  /: : : : ヽr― 、
         人 ' : : : : : : : :〉{  ;
       r===彡:/: : : |: : : : |: 乂 _ノ   _
       r=彡ノ:.|: : : |: : : : {: : :Y_≧=彡⌒´    ……あー、なるほど。
       _ {:.|:.|: : :人: : : :\: : `<⌒       そういうことですか、却下。
      {乂ハ人|: : : : :\: : : : : : : : : >
       Yニ〕ノ{Vヘ从V´ ̄ `ー、¨´ __   「貴方」が自分で言ったように未知数過ぎ、また時期が悪い。
        }}/  {:i:i:i:i:(:i:{ 、    /<=´   折角の何でも出せるこのアイテムを温存するのも、
      _人_厶:i:i:i:\:、\_,/ <//{ト _  この先 どうなるか分からない以上、今は即効で使えるものにしましょう。
┌───────────────────────────────┐
│言いたいことを全文説明せず、途中で理解して頂けたようで何より。    .│
│取り下げられるのも仕方ないと思いますが、ではそれ以外を出すとなると. │
│一体 この「石」を何にするおつもりでしょうか?                      │
└───────────────────────────────┘



                          ト.、
          _  _,,.. --──- 、,_ノ }
       ., '´   `Y´           `' 、_
      .,.'       |‐ァ   /       \}- 、
        .|      ,ハ_} //     |      ヽ  ';
      ,ゝ、.,_,,. イ ┘ ' ‐|-    /|   | ';   '; |
   r‐''"´/, イ__r'  |  /  ,ム、_./ ;   ,ハ |   レ'}
     ̄く/Y   _|  |! ,イhノ 「lヽ / / /ト |   |/
       /    { r |  lレ' ゝ--'  |/ ァlト、 ,ハ   ;|
     ./     /ヽ._| 八           {h! }/ | /;|
     ;    /   レ' | ヽ、       ' `´ .|/レ' ∧    それは、そうですね……
     | /  '    、|   ;     _     ,ム、く/\]    武器はある、防具もある。
     /  '   、  ;'  /、     ,、 , イ ハ
    /  _,.イ   /\/ /、 > 、.,,/ ,ハ/)/ ノ       最高ではありませんけど、
    {r'"| ,、   |>ー<\::::\.   / /、/、/)ハ        無くても十分使えぬほどでもありませんし。
      ∨  /     `' \::::`r/ ´ -く/' ;
        /        \ }:::/ ̄` 、//  {、
        | /      \`∨ ̄`ヽ / {   ヽ}
         '/          `'|\  イアゝ、__';
       ;           |  ヽ |/´り}{:::::::::::_|

88◆iWAc./ZK.62015/02/23(月) 02:44:55 ID:dbsXD6BA
┌─────────────┐
│やはり、決め倦ねますか?  ..│
└─────────────┘
                          ト.、
          _  _,,.. --──- 、,_ノ }
       ., '´   `Y´           `' 、_
      .,.'       |‐ァ   /       \}- 、
        .|      ,ハ_} //     |      ヽ  ';
      ,ゝ、.,_,,. イ ┘ ' ‐|-    /|   | ';   '; |
   r‐''"´/, イ__r'  |  /  ,ム、_./ ;   ,ハ |   レ'}
     ̄く/Y   _|  |! ,イ ___ ヽ / / /ト |   |/
       /    { r |  lレ  ---  |/ _.L_、 ,ハ   ;|
     ./     /ヽ._| 八           __ }/ | /;|    はい。……いえ、
     ;    /   レ' | ヽ、       '  ̄ .|/レ' ∧    ほしいものは既に決まってるのですが。
     | /  '    、|   ;     _     ,ム、く/\]
     /  '   、  ;'  /、     ,、 , イ ハ
    /  _,.イ   /\/ /、 > 、.,,/ ,ハ/)/ ノ       手にしてしまうと、少々
    {r'"| ,、   |>ー<\::::\.   / /、/、/)ハ        厄介事を招きそうなものなので。
      ∨  /     `' \::::`r/ ´ -く/' ;
        /        \ }:::/ ̄` 、//  {、
        | /      \`∨ ̄`ヽ / {   ヽ}
         '/          `'|\  イアゝ、__';
       ;           |  ヽ |/´り}{:::::::::::_|
┌─────────────────────────┐
│そうですね。「貴方」の心の声は「私」にも聞こえてくるので、...│
│何が欲しいかは分かってますけど……まあ、          │
│非常に目立つものでなければ大丈夫だと思いますよ。   ...│
└─────────────────────────┘

89◆iWAc./ZK.62015/02/23(月) 02:45:08 ID:dbsXD6BA

                       : :  . : ::::||:;:;';';:::.:. . . :;::;';':';'.';':';':;';:.:.:. . . :;:'::'.:. . . :;::;';':';';:;';:;';';::.:.:. .
                       : :  . : ::::||;:;';';:::.:.     . . :;::;';':';'.';':';':;'     .`':.:.:. . . :;::;';':';';:;';:
                       : :  . : ::::|lト――、      . :;::;';::  ,----、. . . :;:'::':::. . . :;::;';':';';
                       : ::. .::::;:;'';|l|::   |  .:.':;:;';:;';:;';:;.:: :.  |i::::  i|.:.::';';';':':';':':: : .:.:.:;';';
                       ::. . .:.::::::';|l|';':':: |     . :';:.':'.';';  :ヽ;;;;;ノ ;';:';':' :.: : . ∧ ;';';';:
                       : :  . : ::::|l|;';';:::.:.|    . . :;::;';':';'.';':';':;';:.:.:. . . :;:'::':.:.:. . . 〈::|:〉:;';:;';';';
                        . :. :.:. :. :::|l|:::... ...l '.: .: .: .:.:';.;';:;';':';';';';';:;::'::  {iⅩi}  . :;::) (、.::.;';:.'
       ,'          !: : : : :ヾ: : : :ヘィ  ̄ ヽ  . :;. : ';:;';:;';';:;';:;';:;';';':';'  {i ̄`i}   l;l`ーz_:;
        i             ム: : : : : : :',: : : : :ヽ     丶. . . :;.:':';:;';:;';.;';';';':';';' 7ijlilililiT  ::||  ';';';
     _ム        /〉 : : : : : : : l: : : : : :ト、      }  '... '::::,':,:.: :;:;: ;::';':  ,〉!i!i!i〈   || ';.;';';'
      ヽ人      ィ 、∧: : i: : : : : :|: : : : : :|: ',   /  .:.: : : : ;';';::';':';';';': [li,j,j,j、]   |""""""|
     ィ辷リ斗イ厂てイ :/ ':,: :|: : : : :∧: : : : : |: :l  ム       .:ニニニニニ   l|::::....:ニニ|:.:.:.:.:.:.:::;|
   ///: : ': : : : l: : : : :/丶 ヽ|: : : : :|: !: : : : : |: :|" rx′          三三三⊆⊇::::::::...三三
  /ミ//: : :/: /: : :リ: : :/ _ ヽ、j|: : : : :|: |: : : : : |: :ト<│!ヽ         二二二l二二二i;二二二i二
/三/イ: : :イ 7 : /: :,イてアト、 ヽ : : : :|∧: : : : :∨: :|//}!|.二二  !二二二i;二二二l二二二l二二
ヾ⌒  !: /: lト|<ニイ |!:::::::::::::∧ \: : :| ヽ: : : : :\匕ィ/.--/-―――-――ヽ―-―――-
    !/: :从ゝ: : : :リ代辷>´ j!`  \j _⌒` ┬─<
   /: : :/: : : 〉.: : : :| ゛ー      ィ:て>r、/∧: : : : \   / }
 /: : :/: : : イ : : : : |        , 辷´ "//: : : 、: : : : :\/  ノ  そうですよね。
/: : : ://: :/: :|: : : : /            ゙ /´\:_:.\:_/⌒/
: : : : :リ: /: : : 人: : : l 丶  <⌒,    人: : : : :\  ̄_/へ /       貴方もそう言うのなら、
: : : : :ヾ{三三辷\: ト、 \ ___ <:\ \: : : : :Y   ゝ、へ>七フ あの<祭器>にしましょう。
: : : : : :∧三三三≧、 \//>'弋辷⌒ヽ  \: :/ ヽ/  ) 〈  /

90◆iWAc./ZK.62015/02/23(月) 02:45:21 ID:dbsXD6BA
┌──────────────────────────────────────┐
│<祭器>……大神以上の神の手を借りねば、人族の手では作れない強力な魔法の道具。   │
│魔剣では“始まりの剣”の系譜に繋がる、第三世代(※)のものを主に指す。            │
│神の手が関わったアイテムであるからにして、宗教関係者や神を崇める者の目に留まれば..│
│善神だろうと邪神だろうと騒ぎになるのは間違いない、レアな逸品である。            │
└──────────────────────────────────────┘
(※)全ての魔剣は、始まりの剣の形状や力の一部を模した、あるいは借りることで作られたとされる。
 そうやって模した剣を更に模して作られることで、力は徐々に世代ごとに劣化し弱くなるが
 その分 御しやすくなり、“始まりの剣”を模したものを模した、三番目……第三世代の魔剣から
 ようやく、神でない、人族が使えるレベルの魔剣や魔法の道具――<祭器>が現れる。

 ちなみに人族には使えず神にしか使えない魔剣や魔法の道具は<神器>と呼ばれ、
 始まりの剣を直接模した第二世代は間違いなく全て<神器>である。



   .....;::|. `  .  .   :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.   |l|i.
   ..::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.....:.:.:::    |l|i....
   .....;/|   `;   ` ;   .|   i              |l|i.       f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ヽ
   .....:l i.     .,  ;.. . ._|   |  ノ     ` 、   |l|i: .:. : :.: ..   .| そこまで言うなら、安心できますね。
   .....;:lノ. ; '  _,,..-ー.'"_..|::::___..レ'        ヽ  |i;.....      .| では、出でよ…… でいいんだったか
   .....;::| _, ,..-‐T__,,..l-ー '"_l.|       .: .: .: .: . :.:. : \l|;; : . . :.:. :. :. :_..ヽ________________乂_
   .....;::|"__,|..-‐'"|_..-ー'l"_ -┤.       .:.:.      . :. :. :. :
   .....;::|__,l,..-‐T"_,,.トー '"|_..-` .       ::::        .:.:::  .                    ゴポッ ゴポポ
   .....;::|__,,..-ー'"l.,,..-ー '"::::::::::::       :.:.:.       :..:.::..:.:.:.
   .....;::|__,l..-ー'"_,,,/__ ___         .          ` 、
   '"    _ ___ __,,/  |__ _____ノ,   .            ヽ
   ______/______...../_____ノ  / |_____/_          ::: ::::::::
    :.: ./ ̄ /   |  `Y,_/  / __l  ヽ__    ヽ__`___-
    /_____,/______/__/  /____l, ̄/ ___  \  \/ ̄\  ヽ \

┌─────────────────────────────────────────┐
│まあ、欲しいのが魔剣でなければ、他人の目から簡単に鑑定することは出来ないでしょうし。      │
│それにその<祭器>は、今は伝えられていない名の神によって作られた物ですから、           .│
│どこかの神殿が我が神の聖遺物だなどと、主張され取り上げようとするのも難しいと思いますね。. │
└─────────────────────────────────────────┘

91◆iWAc./ZK.62015/02/23(月) 02:45:32 ID:dbsXD6BA

            /: :/ ̄`ヽ\ヽ: : : : : : : r‐,.ニ>ヘ/7l7丶、: :
          /: : 〃:_:_:_:_:_:_:ヽYl|: : _;:=-‐込、: : : : :\ |′  \: : :\
       /: :r=仆、:_: : : : : : l:l|_爪: : : / oヽ: : : : : ヽ    ヽ: : : ヽ
.      /: :/|: :|l: : : :`:丶:、::|:l|_ハヽ: :{ O  />、: : : : : :ヽ     \:
.       /: :,' l|\|__: : : : : : : |:l|  ヽヽ:>‐彡'´ | ヽ、: : : : l     ヽ: :|
      l : :|レ|\!Xト、: : : : : |:l|   `T¨´    ¦  l|: : : : |      l :|
       | : :|ll| | : :|__jヽ_`o―|:l|   |     ¦  l|: : : : |      |: j   <金と紫の編み紐で結ばれた、皮製の巾着袋>
       | : :|ll| |: r巾} : : :`¨ |:l|   ¦    ¦  l| : : : : |      | |   馬鹿にはランドセルに見える祭器。
       | : :|ll| |:::|l l「: : : : : : |:l|   ¦     l   l| : : : :|      /l/   その効果は、条件さえ満たせば
       | : :|ll| |/`Yヘ. : : : : :|:l|   ¦    ,'    l| : : : l      /:,'    まさに万能の道具と言っても良いだろう……。
       | : :|ll|/ / l ヽ: : : :l l|   ¦    /     l| : : : ,'    /:/
       | : :|l/ ,'  l|  l : : | l|   !    /     l| : : :/   /:/
       ヽ j′       } : : | l|     ヽ   /    ,.イ: o:/_,ィ: /
       / ,′  |   !: : | l|      } { ,..:<: /: : /_:_:_〈/
.      /  l   l  | : :| l|     >'´ `¬≠ :/=='´
     く _j     冂 |ヽ、| l|  ,.:<      /: /
        `ヽ、 |_」 |  Vヘ<:_:o:`ヽ、_/>'´
            `丶ノ       `ヾニ>=ニ彡′
┌─────────────────────────┐
│ともかく、これで後はひたすら稼いで、強化するだけですね。.│
└─────────────────────────┘

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
━━━━━━━━━━━━━━━
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
━━━━━━━━
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄

92◆iWAc./ZK.62015/02/23(月) 02:47:23 ID:dbsXD6BA
はい今夜ここまで
買えないものが欲しい?逆に考えるんだ、買えたらいいんだと。

正直サカロスあたりが作った祭器と思ってたんですが、説明文見るとそうでもなさそうですね。

93小さな名無しさん@この板は300レスまで2015/02/23(月) 02:50:05 ID:BmcVFEXg


華扇ちゃん、ついに一人でも語り合う相手ができて寂しくなくなったね

94小さな名無しさん@この板は300レスまで2015/02/23(月) 02:57:47 ID:YHzE7pn.
乙ぱい

このアイテムはなぁ
正直なんで大神から消えたのかさっぱりわからんぐらい
強力やと思う

95小さな名無しさん@この板は300レスまで2015/02/23(月) 08:57:27 ID:P80P0VSI
独り言で誰かと会話してるなんてそっとめそらしするしかない
おつー

98小さな名無しさん@この板は300レスまで2015/02/23(月) 15:26:40 ID:skLDQjkY
乙です
会話風景がメッタメタになってるw

CONTAMINATION 快堕王女の人格・肉体・国家蹂躙RPG

935円

関連記事
[ 2021/12/05 18:33 ] エター・dat落ち 剣と魔法と邪道プレイ | TB(-) | CM(0)



以上の内容はhttps://yaruo18book.com/blog-entry-10661.htmlより取得しました。
このページはhttp://font.textar.tv/のウェブフォントを使用してます

不具合報告/要望等はこちらへお願いします。
モバイルやる夫Viewer Ver0.14