お久しぶりです。カタール生活がおよそ3週間経ったのでざっくり総評。トビタテの同期の人達がブログを上げてるのを見かけるし、自分も折角なので上げる。
主にやってたことは、生活に順応すること、受け入れ先を変更したこと、そして剣道。
生活に順応することが大変なのは言うまでもない。宗教、食事から風習まで何かしら違う訳だ。世俗国家で育った甘ちゃんがイスラム教国家で生活することは生易しくない。
敷居を上げてみたがそこまで大変というわけでもない。食事の明確な違いは、豚肉が食べれないこと、お酒が飲めないこと*1。制限はあるが食事は美味しい。昔オーストリアに住んでたが、オーストリアの食事の100倍は美味しいと思う。自分はカタール大学の男子寮に住んでおり、三食提供されるがどれも美味しい。3週間住んでいて日本食が恋しくならないぐらいには美味しい。寮の食事の一番良いところは、ほぼ毎日米を選べることだ。この国にインド系の出稼ぎ、学生が多いからであろうか?スパイスで炊いた米とか、ビリヤニとか結構いろんな米が出てくる。日本健男児たるもの、米無しでエネルギーが湧き出ない。次外国に住むのなら間違いなく炊飯器を持っていって毎日米を炊く。それか米料理を提供する寮に住む。
因みに日本食レストランもあり、ラーメンを一度食べてみたが何かが違かった *2。スープに豚が入ってないせいか、パンチが足りない。友人に鶏白湯のスープを貰ったが、もっと煮込んで濃厚にして良いと思う。麺も細くて軟らかすぎる。ただ不思議と繁盛していた。こういう味が現地の人の好みなのかな。
やはり自分が考えた最強のおーせんてぃっくじゃぱにーずらーめんを自作するしかないのだろうか。ただ寮の食事が充分に美味しいのと、あまり寮で自炊することが勧められてないためラーメンを作れなさそう。誰かの家に上がらせてもらって、ラーメンを作る機会を虎視眈々と狙っている。
食事以外もムスリムに最適化された社会で、お祈りの時間に謎のサイレンが鳴るし、体感寮の人間95パー以上がムスリムだし、皆がムスリムを勧めてきたりする。一度観光がてらイスラムカルチャーセンター*3に行ってみたところ、めちゃくちゃムスリムの良さをエチオピア人の受付のおじさんに力説された。何なら改宗をせがまれた。そこで超高画質のムスリム歴史紹介のVR動画を見せられたり、宗教関連本を無料でめちゃくちゃ貰ったり。やる気が違いすぎる。因みにVR動画の画質とサウンドのクオリティが高すぎてたまげる。メッカに行ったことないけど、マジで自分がメッカにいると錯覚した。そして謎の360度サウンド。
他の風習として、婚前交渉がNGとか、外で男女がイチャイチャできないとか色々イスラムのルールもあるけど、まあ本音と建前みたいなのはどこの国にもあるみたい。。あまり波風立てないのが良いのは言うまでもない。大学では女性の日と男性の日で分かれていて最初は少し戸惑った。授業も男女のセクションが明確に分かれているみたい。
後は何と言っても格差がエグい。カタール人は皆バブリーだ。ベンツを乗り回してショッピングしてるイメージ。中には趣味で6台近くガレージに高級車を持っている人も。逆に南アジアやアフリカの移民の生活はキツそうだ。例えばシャトルバスのドライバーの話を聞くに月4万も貰えないとか。それでも税金がかからないからこっちで働く方がマシなのだと。完全に足下を見られている。
まあ以上がざっくりとした生活の所感。
次に過去3週間の一番のイベント、受入先を変更したことだ。元々某企業で働いていたのだが、1週間働いてジョブオファーと実際の仕事内容が全く乖離していることに気づいた。オファーにはソフトウェアエンジニアリングができると書かれていたが、15年前のソフトウェアで社の誰も見ないような資料を作成させられていた。上司に聞いたところ会社にソフトウェアエンジニアもデータアナリストも居ないと言われた。ひええ、話が全く違う。。。良い点を挙げると職場は超ホワイト*4で8:00-14:00の労働で済んだが、流石に窓際社員をやるためにカタールに来たわけではない!ということで、利用したインターンシップ団体に受入先変更の相談した*5。
その結果、代わりにカタール大学でのリサーチのインターンシップをさせて貰えることになった。当初の留学計画が回り回って実現したため非常に嬉しかった。テーマ決めに関しても、自身が過去に執筆した国際会議の論文を元にカタール大学の教授がテーマを斡旋してくれた。過去に頑張った研究が役に立つとは。。。人生何があるか分からないものだ。
ということで、無事窓際社員を卒業して何とか研究活動に取り組めるようになった。昔よりこういう交渉が得意になった気がする。というか前より取り乱さなくなった。人間の成長というものか。
次に剣道について。ドーハの剣道クラブで週2で稽古をさせてもらっている。ヨーロッパ出身の方とエジプトの方が多い。インターナショナルな雰囲気で居心地が良い。六段の先生が普段稽古を付けているが、ある日彼が来れなくて代わりに自分が皆の稽古を見るようになった。英語で剣道のアドバイスをするのは難しいが、何とか乗り切れた。自信を持ってゆっくり説明すれば何とかなるものだ。最近ポルトガル人の方と地稽古をするのが楽しい。実力が伯仲している。
こっちに来て歩かない生活*6をし過ぎて体力が落ちた*7。体力維持のため、最近は夜に散歩するよう心掛けている。昼間は灼熱でとても外を歩けないが、夜だと気温35℃ぐらいで日光もないので何とか歩けている。何も心配することなく散歩できる環境って幸せだったんだな。。。
まあこんな感じで何とかカタールで生き延びている。インターンは10月末までなのでもう1/3のが終わった、早すぎ。
ところで外国あるあるなのか、生き残ることに集中するこの感じ結構好き。日本に居るとき、自分の思い通りになることが多いため無理をしたり、ギリギリで頑張ろうとし過ぎてしまう。こっちだと生き残ることに焦点を当ててるから良い感じにストッパーがかかる。自然と生活のバランスが良くなる。それもあって社交性が上がる。日本語という言語のせいか自分の性格からか言葉の裏を読み過ぎたり、変に気遣いしてしまう。一方でそこまでの英語力が自分に無いこともあり、あまりまどろっこしく考えないで結果的にノリがよくなってる。
*1:ライセンスが必要。もしくは専用のバーに行くと飲める。ただ高い。happy hour等のディスカウントが無いと一杯(500ml)2000円超えるのでは?
*2:自分が行ったのはninja ramenという店
*3:Abdullah Bin Zaid Al Mahmoud Islamic Cultural Center (Fanar Masjid) مركز الشيخ عبد الله بن زيد ال محمود الثقافي الإسلاميというところ
*4:そもそも自分の仕事が期待されていない
*5:この選択を取る上で大学のアラビア語の先生にめちゃくちゃお世話になった。この場を借りてお礼申し上げます
*6:外が暑すぎる。昼間は40℃超え。そしてこの国では基本的に人類は歩かない。道路も歩くように整備されてない場所が多い。
*7:稽古中マジですぐに呼吸が辛くなる