今年の Open Source Security Summit で、『サンドワーム ロシア最恐のハッカー部隊』の邦訳があり、クリプト+犯罪がテーマの本を書いている WIRED のアンディ・グリーンバーグを講演を行っている。
その内容は、完全な匿名性を約束するデジタル通貨というビットコインの約束はもはや正しくはなく、もはやビットコインは犯罪者にとって最大の悪夢となったというものだ。
2014年頃から法執行機関は、ビットコインのブロックチェーンは追跡可能な記録となっており、「ブロックチェーンフォレンジック」で従来の金融システムよりも資金の流れを追跡できるようになったという。
グリーンバーグによると、「米国司法省史上最大規模の第1位、第2位、第3位の、総額数十億ドルに及ぶ資金押収」は暗号資産の資金差し押さえだという。
それでも中国の犯罪組織トップにはまだ手が届かないなどの問題はあるとのことだが、ブロックチェーンの分析は法執行機関に力を与える一方で、他のすべての利用者にとって深刻なプライバシーの懸念を引き起こす。つまり、犯罪者を捕まえるのと同じ技術が、善良な市民を追跡する可能性があるわけですね。
ネタ元は Hacker News。
そうそう、先月「シリコンバレーの技術解決主義を斬る『フィンテック・ディストピア』」を書いたが、クリプト界隈から怒られが発生しないかというのが少し心配だった。で、どうだったかというと、そういうのはまったくなかった。理由は単純で、単に読まれてないだけだろう。そんなものだ。
そうそう(二度目)、ビットコインと言えば、『マスタリング・ビットコイン』の第三版がやはり今年末に出るよ。