調べものをしていて、『ゲット・アウト』、『アス』、そして『NOPE/ノープ』といったホラー映画で知られるジョーダン・ピールが編集を手がける短篇集『どこかで叫びが』が来月出るのを知った。
ジョーダン・ピールが手がけるのだから黒人作家によるホラー短編集で、これ、絶対面白いヤツやろ!
彼の序文からの抜粋も彼らしい格調を感じる。
私はホラーを、エンターテイメントを通じた浄化だと考えている。それは自らの深奥にある痛みや恐怖と付き合うための方法なのだ――だが黒人にとってそれはおいそれとできることではないし、過去数十年遡っても、不可能だった。そもそも、物語が語られること自体がなかったからだ。
どこかで叫びが | 動く出版社 フィルムアート社
この小説集には19人の才気溢れる黒人作家たちが集い、それぞれの「沈んだ地」と秘密地下牢を披露してくれている。この作家たちの隣に名を連ねることはこの上なく光栄であり、誇りでもある。物語の形はさまざまだ──悪魔との舞踏に、もうひとつの現実をめぐるファンタジー、本物の、そして架空の怪物たち。それらは我々の心の内奥にある恐怖と欲望を生々しく映し出す想像の産物だ。そしてそれらは、忘れ去られることはない。
「エンターテイメントを通じた浄化カタルシス」としてのホラー、もちろんジョーダン・ピールの作品もそうなのだろう。
そろそろ彼の新作映画の話も聞きたいところだが。