以下の内容はhttps://yamdas.hatenablog.com/entry/20250521/empire-of-aiより取得しました。


OpenAIとサム・アルトマンに焦点を当てた対照的な内容のノンフィクション本2冊が同日に刊行された

www.nytimes.com

このブログでも、昨年からイーロン・マスクによる Twitter 買収にフォーカスしたノンフィクション本の刊行が続いていることを取り上げているが、今年はなんといってもサム・アルトマン並びに OpenAI が格好のネタなのは容易に想像がつく。

ワタシは Slashdot 経由で知ったが、カーレン・ハオ(Karen Hao)が幹部を含む90人以上の OpenAI の(元)従業員に取材して書いた Empire of AI がちょうど発売された。

やはりこの本が特に扱っているのは、一昨年のサム・アルトマンの解雇騒動だ。Slashdot のスレッドのタイトルは「利他的な OpenAI は消え失せたのか?」だが、サム・アルトマン並びに彼が率いる OpenAI の変節に批判的な書きぶりの模様。

そのあたりは、『AI帝国:サム・アルトマンのOpenAIの夢と悪夢』という書名、そして、この本に推薦の言葉を寄せているジョイ・ブオラムウィーニロジャー・マクナミーショシャナ・ズボフといった人たちの並びを見るだけで想像できる。

と思ったら、上でリンクしたティム・ウー先生の記事を見て驚いた。

これと同じ日に、やはり OpenAI に取材したキーチ・ヘイギー(Keach Hagey)の The Optimist という本が出ているのだ。こちらは『楽観主義者:サム・アルトマン、OpenAI、そして未来を発明する競争』という書名から分かるが、サム・アルトマンについて肯定的な内容らしい(ティム・ウー先生によると、サム・アルトマンがいかにイーロン・マスクを徹底的に出し抜いたかも書かれているようなので、それだけではないようだが)。

やはり、この本もサム・アルトマンの解雇騒動がクライマックスだが、カーレン・ハオの本のほうが明らかにダークな書きぶりとのこと。

それでティム・ウー先生の文章のタイトルが、「ねぇ、ChatGPTさんよ、この2冊のどっちがサム・アルトマンの正体だい?」になるわけである。

果たしてどちらが売れるか気になるところだが、キーチ・ヘイギーの本は10月に邦訳が出るようだ。

仕事が早い! こうなるとカーレン・ハオ『AI帝国』の邦訳も出てほしいねぇ。




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