昨年から観たかった映画だが、年が明けてからレイトショーでやってくれたおかげで観ることができた。
作品の舞台はニューヨークだが、登場人物はすべて動物であり(ということは「登場動物」と呼ばなくてはならない)、その登場動物は主人公をはじめ、ほぼ擬人化された存在だが台詞は一切ない。
主人公の犬(名前も「DOG」)が友達ロボットを購入し、そのロボットと友情をはぐくむが、ある事情によりその蜜月の日々が終わってしまう。果たして主人公とロボットはどうなるという話だが、それらの関係は友情というより愛情に近いように見えた。
そうした意味で、登場動物(そしてロボット)のジェンダーを基本的に明らかにしていないところは意図的に違いない。
本作におけるロボットは、パワフルではあるがロボットとしてはむしろ原始的な作りに見える。しかし、ロボットが意識を持ち、嫉妬などの感情も持っていると規定されている。そしてロボットの妄想(夢?)を当然のように描いているが、これってロボット SF としてダメなんじゃないか? と思ったりした。が、ワタシ自身は特に SF に見識があるわけではないので、この点について深追いはしない。
主人公とロボットが離れ離れになり、果たしてこれからどうやって再会がありうるんだろうと心配になってきたところで、ロボットがステカセキングになり、ターボメンをかなり追い詰めるところまで行くとは、まったく予想外の展開だった。
……あれ? キン肉マンの話が混じってしまったが、そこで EW&F の "September" がクライマックスになるんですね。幼い頃に初めて聴いて「こんな素晴らしい曲があるのか」と驚き、「ワタシに魔法をかけた洋楽100曲リスト」に入れるくらいこの曲が好きなワタシは、やはり泣いてしまった。