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SFが未来を方向づけるのか? 当代の人気SF作家が答える

nautil.us

これは面白いインタビュー記事だ!

冒頭で、今どきのテック大富豪はたいていティーンエージャーの頃に SF を読んで影響を受けているとして、ビル・ゲイツセルゲイ・ブリンジェフ・ベゾス、そしてイーロン・マスクの名前を挙げているのだが、このあたりについては『天才読書 世界一の富を築いたマスク、ベゾス、ゲイツが選ぶ100冊』()などを読んでも分かりますね。

そして、けどあいつら本当に SF 読めてるのかね、とイーロン・マスクの投稿をちょっと皮肉っているのだが、この記事では以下の6人の人気 SF 作家にズバリ「SFが未来を方向づけるのか?」という疑問をぶつけている。

結局のところ、SF が我々が築く未来の青写真になるんですかね? という最初の問いに、N・K・ジェミシンが、そんなわけない。他の文学ジャンルと変わらん。ちょっとしたことを一つ正しく言い当てて、他はすべてハズレなのが「先見の明がある」ヴィジョンと言えるか? と答えていて受けた。

コリイ・ドクトロウは、実際にものを作る人の多くが SF にインスピレーションを受けているのは否定できないと認めながらも、物語の寓意をそのまま受け取りすぎるのは、「プラトンの洞窟」を本当に探すようなものと語っている。

チャールズ・ストロスは、彼が「魔法の杖テクノロジー」と呼ぶ、物理法則を無視するものを取り除いてしまったらほとんど残らんし、むしろ SF は目指すべき目的地でなく警告の役割を果たすことが多く、『スノウ・クラッシュ』(、)や『侍女の物語』()みたいな未来は実現できるけど、あれはディストピアであって絶対目指すべきものじゃないからね、という答えもそうですねぇ。

SF が実際に未来のトレンドの触媒の役割を果たすことはあるんですかね? という次の問いに対して、デイヴィッド・ブリンは、確かに SF はコンピュータや携帯電話や医学などで前向きな技術トレンドに影響を与えてきたが、本当に世界を変えたとすれば、それは人間の間違いを回避できたときだと語り、偶発的な戦争を防ぐのに役立った作品として『博士の異常な愛情』()、『未知への飛行』()、『渚にて』()、『ウォー・ゲーム』()を挙げている。

一方でアンディ・ウィアーは、フィクションが現実世界を導くツールと考えるべきでないと思ってて、自分はただ楽しむためだけに書いているんだ、と彼らしいコメント。

そして、SF が文字通り受け取られすぎと感じることあります? という問いに対して、チャールズ・ストロスが、今の AI バブルがまさにそれ、AI というアイデア全体が世俗的な終末論の宗教と化してしまったと吐き捨てていて、これには笑ってしまった。そうそう、彼はまさにテック富裕層の SF 的妄想をクソミソに批判してたんだよね。

アンディ・ウィアーは、SF が『ブラック・ミラー』式の「人間が悪だからテクノロジーも悪」な、暗く陰惨なテクノフォビアに乗っ取られている気がする。それは正しくなくて、利益よりも害の多いテクノロジーを挙げるのは難しいよ。人間性って、人が思うよりも良いもんだよ、とこれまた実に彼らしいコメント。

……と紹介していたらきりがないので、詳しくは原文にあたってくだされ。チャールズ・ストロスがロシア宇宙主義()に触れていて、おっとなったり、コリイ・ドクトロウジェフ・ベゾス『ワンダとダイヤと優しい奴ら』()のケヴィン・クラインにたとえていて笑ったり(つまり、お前読んだ本のこと何も分かってないだろ、という嫌味)。

ネタ元は Pluralistic




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