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ダラス・バイヤーズクラブ

今年のアカデミー賞マシュー・マコノヒー(以下、マコノヘイと表記する)が主演男優賞、ジャレッド・レト助演男優賞を獲得した映画である。

ワタシとしては今回ばかりはレオナルド・ディカプリオに獲ってほしかったのだが、確かにマコノヘイが迫真の演技でエイズ患者を演じていた。彼がこんな演技派の俳優に成長するとは、『コンタクト』や『評決のとき』(この映画は観ていて呆れ返った)の頃には正直思わなかったな。

テキサスというマッチョイズムが強いイメージがある州においてテキサス男のカウボーイな主人公が、当時「ホモの病気」、もっといえば「ホモへの天罰」とすらとされていたエイズを発症していると診断され、最初それを受け入れることができないが、死にそうになりながらアメリカにおいて未承認の薬を国外からかきあつめて、それを商売にし、やがては製薬会社と馴れ合う FDA(食品医薬品局)と対決する映画である。

本作の背景に、エイズという病気が上のように認知されていたこと、そして当時のレーガン政権がエイズに対する消極的な対応があることを分かってたほうがいいだろう。前者が本作の主人公の変化に陰影を与えるし(主人公がかつての仲間に、無理やりでもジャレッド・レト演じる性転換者レイヨンと握手をさせる場面はよかったね)、後者を知っておくと、本作を一種のピカレスクロマンとして楽しめる……という表現はおかしいかな。

ふと本作を観終わって気付いたのだが、今年のアカデミー賞『それでも夜は明ける』をはじめとして、『アメリカン・ハッスル』ウルフ・オブ・ウォールストリート』、『キャプテン・フィリップス』、そして本作と実話をベースにした作品が多かった印象がある(次に観に行く予定の映画も確か実話ベースだったはず)。

これはハリウッドがオリジナルの「物語」を作る力が弱まっていることのあらわれかもしれないが、本作も実話並びにそのメッセージ性の正当性に寄りかかっている部分がある。それは時代考証が杜撰なところにあらわれていると思うが(だって同時代そのものな渋谷が映し出されたら、びっくりするよ)、一方でそれから逸脱しようとするところもある。レイヨンの描き方がその代表だが、正直よく分からない描写もあって、主人公が部屋に入ると蝶に包まれる場面、あれはなんだったのだろう。

いずれにしてもアメリカ人の自助努力精神の強さを見せつけられる映画であった。




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