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狼たちの午後

以前からこれは観なければと思っていたシドニー・ルメットの代表作をようやく観れた。ルメット×アル・パチーノな映画では、あと『セルピコ』も観なきゃいかんな。

1972年のうだるような暑い夏の午後に起きた銀行強盗事件に材を採っていて(そうした意味で本作の邦題は、単なる誤訳かもしれないが雰囲気はよく出てるよね)、足並みの揃わない犯人グループ、人質側のストックホルム症候群、事件現場にたかる群集の心理など今同じ題材で映画を作るならもっと騒々しく血の気の多いものになるのだろうが、そんなものに頼らなくても面白いサスペンスが作れるよというお手本のような映画。

やはり主役のアル・パチーノの演技が迫力満点で、彼が最初に銀行の外に出てきて巡査部長とやり合いながら野次馬を味方につけていく場面には白熱した。彼が「アッティカアッティカ!」と叫ぶだけで野次馬たちのボルテージが上がるのだが、その前年に起きたアッティカ刑務所暴動のことを指しており、それだけ一般大衆にリアリティがある事件だったのだろうな。

で、本作が単なる銀行強盗の顛末と一味違うのは、現場にやってくる主人公の「妻」の存在にある。この登場の驚きがその前の場面から周到に演出されており、だからこれから本作を観る人は、あまり事前にストーリーを読まずに観たほうがいいだろう。

本作のラストは鮮やかな解決にして逆側からみれば必然的な敗北とも言えるけど、そこでそのまま映画を終わらせているのはこれがアメリカンニューシネマ期の作品だからか。




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