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ノーカントリー

現役で好きな映画監督を聞かれたら、ワタシの場合リストの中に必ずコーエン兄弟を入れるだろう。しかし、実は『オー・ブラザー!』(asin:B000064817)を最後に彼らの新作を観なくなっていた。

ずっとコンスタントに映画を撮っていて偉いなと思うが、最近はあんまり評判にもならなくなってきた印象があった。本作はアカデミー賞4部門受賞とのことで観てみたのだが、考えてみれば映画館で彼らの映画を観るのははじめてだった(つまり、ワタシは大した映画ファンではない)。

噂には聞いていたが、謎の殺し屋シガーを演じるハビエル・バルデムが怖い、怖い。次に何をやらかすか読めない怖さ。そしてその恐怖の脇に転がる死体の数々……

酸素ボンベみたいな屠畜用の打額銃で殺しをやる場面ももちろん怖いが(しかもコイツまったく瞬きしないんだな)、ホテルでいつのまにかウディ・ハレルソンの後ろにつける場面も怖かったな。

本作は人間の生の頼りのなさとその先の変わることなき死の表現、と書いてしまったら話が終わっちゃうのだが、それを形而上的に象徴しながらもあっけないエンディングまで緊張感が途切れなかった。西テキサスが舞台ということで、コーエン兄弟のこれまでの映画でこれまであったようでなかったような雰囲気だが、あからさまなユーモアは抑制されているが、それでもやはり彼ららしい可笑しさを感じることができた。

しかしなぁ、本作はアカデミー賞作品賞取る映画なんだろうか。映画としては本作のような高レベルの恐怖はないものの、白いノワール『ファーゴ』(asin:B000W6H2IK)のほうが上だと思う。それなら『ファーゴ』がオスカーを取るにふさわしい映画かと言われてもよく分からないが。

それにしても『グーニーズ』で少年だったジョシュ・ブローリンがカウボーイハットと口ひげが似合う渋かっこいいオッサンになり、『トレインスポッティング』で鮮烈な印象を残したケリー・マクドナルドスコットランド訛りを克服してそのさえない奥さんを演じていて人に歴史ありというべきか。




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